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戦略記事

Daily Deck -今日のデッキ-

Pox(レガシー)

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Pox(レガシー)

Melissa DeTora

2015年12月10日


 本日の「Daily Deck」では、レガシーで使えるものの嫌われやすい戦略をひとつ見ていきます。このデッキは《小悪疫》を中心に組まれたもので、対戦相手の手札を取り去り土地を破壊し、何もできない状態に追いやってゲームから締め出すことを狙っています。今回このデッキを選んだ理由は、このデッキが私に黎明期のマジックを思い起こさせてくれたからです。(「小」ではない)《悪疫》(Pox)は、エクステンデッドやType1.5(現在のレガシー)といったかつてのフォーマットにて人気を集めたカードでした。当時は1ターン目に《暗黒の儀式》から《悪疫》を撃ち込むのがお決まりの動きで、それだけで相手を機能不全に陥らせることがよくありました。

 《虚空の杯》は、現在のレガシーにおいて非常に強力なカードです。これは《渦まく知識》や《思案》、《師範の占い独楽》といった1マナ呪文への優れた対策となるため、このフォーマットでじわじわと人気を集めてきています。そういった1マナ呪文が環境にある限り、《虚空の杯》もまた強力であり続けることでしょう。

 このデッキは《虚空の杯》以外にも、対戦相手を様々な手段で縛りつけます。《不毛の大地》と《世界のるつぼ》の組み合わせは相手の土地を破壊し尽くし、呪文を唱えさせません。たとえ基本土地を置いてきても、《Nether Void》が呪文の解決を許さないでしょう。そして《魂の裏切りの夜》や《罠の橋》が、クリーチャーによる戦略も防いでくれます。

 もうひとつ取り挙げたいカードは、《Chains of Mephistopheles》です。このカードは多くの対戦相手に悪夢を見せることでしょう。なぜなら、誰もこのカードのことを正確に把握していないからです。客観的に見て、このカードは《謙虚》に続く最も複雑なカードだと思われます。カード・テキストを読んでも理解するのが難しいほどです。このカードは、《渦まく知識》などの1マナのドロー呪文を用いるデッキに対して途方もない力を発揮します。もし《Chains of Mephistopheles》が戦場にある状態で《渦まく知識》を唱えると、カードを引く前に手札を捨てなくてはなりません。手札にカードが残っていなければライブラリーの一番上のカードを墓地へ送ることになり、カードを引く効果も得られなくなるのです。何を言っているかわからないですよね! とにかく、《渦まく知識》を使っている方にとって《Chains of Mephistopheles》の登場は悪い知らせだ、ということだけ言っておきましょう。

 さて、このデッキはどうやって勝つのでしょう? フラストレーションの溜まった対戦相手が投了を宣言するのでなければ、方法はふたつあります――どちらもゆっくりと、傷めつけていく方法です。ひとつは、《ミシュラの工廠》や《冥界のスピリット》で毎ターン2点のダメージを与えていくこと。それがうまくいかないなら、《呪われた巻物》で2点ずつ与えていきます。《小悪疫》や《ヴェールのリリアナ》を駆使する中でこちらの手札も少なくなるため、《呪われた巻物》を勝ち手段とするプランが噛み合っているわけですね。

Jason Deiss - 「Pox」
レガシー[MO] [ARENA]
3 《
1 《
2 《Bayou
4 《新緑の地下墓地
2 《湿地の干潟
1 《陰謀団のピット
2 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ
4 《ミシュラの工廠
4 《不毛の大地
1 《古えの墳墓

-土地(24)-

1 《冥界のスピリット

-クリーチャー(1)-
2 《モックス・ダイアモンド
4 《思考囲い
3 《暗黒の儀式
2 《呪われた巻物
4 《突然の衰微
4 《小悪疫
3 《虚空の杯
3 《Hymn to Tourach
1 《Chains of Mephistopheles
2 《世界のるつぼ
1 《Grim Tutor
1 《Nether Void
1 《魂の裏切りの夜
4 《ヴェールのリリアナ

-呪文(35)-
2 《外科的摘出
3 《真髄の針
2 《虚無の呪文爆弾
1 《虚空の杯
2 《窒息
2 《三なる宝球
1 《罠の橋
1 《Nether Void
1 《黒の太陽の頂点

-サイドボード(15)-
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