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『マジック:ザ・ギャザリング | スター・トレック』のメカニズム
2026年10月20日
スター・トレックは60年にわたり、視聴者をその自由奔放な未来像で魅了し、その心を、不思議に満ちた見知らぬ新世界(ストレンジ・ニュー・ワールド)への冒険と、驚異のテクノロジー、そして艦長とクルーの理想像とで満たしてきました。わたしたちは、数十年にわたるエピソードや映画の数々、そしてたくさんのイースター・エッグを『マジック:ザ・ギャザリング | スター・トレック』に詰め込みました。このセットで遭遇する、新規および再録メカニズムを見てみたいですか?では、"そうしたまえ"!
ビーム転送
目的地へ上陸班を送り出す便利な手段、あるいは"今週の倫理的ジレンマ”(トゥーヴィックス、あのときは悪かった)のきっかけとして、転送機は最初からスター・トレックに欠かせない要素でした。ビーム転送は新登場のキーワード能力です。これによりあなたは、自分の墓地にあるインスタントやソーサリーであるその呪文を、自分がコントロールしているクリーチャーをビーム転送……じゃなくて、オーナーの手札に戻し、その能力に記載されたコストを支払うことで唱えることができるのです。
クリーチャーをそのオーナーの手札に戻すのは、その呪文を唱えるコストの一部です。したがって、ひとたびあなたがビーム転送を持つ呪文を墓地から唱えると宣言したなら、たとえ誰かが対応して、あなたが手札に戻そうとするクリーチャーを除去しようとしても手遅れなのです。代替コストを支払って唱えるすべての呪文と同じように、その呪文のマナ総量を知る必要がある場合は、常にそのマナ・コストを使用します。《率直な交流》を例に挙げると、あなたがこれをビーム転送を使用して唱えたとしても、そのマナ総量は常に1です。
ビーム転送を使用して唱えられた呪文は、直後に必ず追放されます。それが解決されたとしても、打ち消されたとしても、対象が不適正であったために解決されなかったとしても、あるいはその他の事情があったとしても、例外はありません。ビーム転送を持つカードは依然として、そのカード・タイプによって、いつ唱えられるかが決まります。ビーム転送を持つインスタント・呪文は窮地からクルーを素早く助け出すのに最適ですが、ソーサリー・呪文はあなたのメインフェイズ中かつスタックが空のときにしか唱えられないことには変わりません。
ビーム転送を持つカードは、つぎつぎとチャンスをもたらしてくれます。あなたの墓地からもう一度この呪文を唱えることで、ビーム転送された人員は、戦場に出たときに誘発する能力をもう一度使用する、望まないオーラを振り払う、などができるのです。"物質転送"ですね!
ジレンマに直面する
連邦はすべての市民を保護し、その生活を向上させる責任を負っています。とはいえ、時に平和が脅かされることもあります。そうなったとき、果たして我々はいかに対応すべきでしょう?本セットの物語の根幹にあるのはまさにこうしたジレンマであり、新登場のルール用語「ジレンマに直面する」は、あなたに困難な選択を迫ります。
本セットには、上記の《セブン・オブ・ナイン》のように、プレイヤーが「ジレンマに直面する」ことを参照するカードがあります。あなたがモードを持つ呪文や能力のモードを1つ以上選ぶ際、あなたはジレンマに直面することになります。おそらくあなたは、その時には気付かなかったかも知れませんが、モードを持つ数多くの呪文や能力に遭遇してきたのでしょう。モードを持つ呪文や能力においては、「以下から1つを選ぶ」などと書かれた後に、箇条書きの選択肢リストが示されています。《司令官の決断》を例に見てみましょう。
「ジレンマに直面する」ために必要なのは、1つ以上のモードを選択することです。その後、呪文や能力がどうなるかは関係ありません。《ベンジャミン・シスコ大佐》は、このターン中、これまであなたが解決したモードを持つ呪文や能力について、それが打ち消されたものも、対象が不適正であったために解決されなかったものも、あなたがそれらにおいて1つ以上のモードを選んでいるかぎりは算入されます。
あなたが複数のモードを選択する場合も、複数回選ぶことが可能な場合に呪文や能力の同一モードを複数回選ぶことも含めて、すべて1つのジレンマとして算入されます。場合によっては、モードを持つ誘発型能力が誘発したものの、適正に選択できるモードがひとつもないことがあります。こうした事態は、それぞれのモードが対象を要求しているにもかかわらず適正な対象が存在しなかったり、どのモードを選択するかについて何らかの制限が課されていると生じ得ます。その場合は、あなたはモードを選択していなかったことになるので、「ジレンマに直面」していません。
連邦
惑星連邦は、数十あるいは数百(あれ、数十だったか?でも最近はまた数百に戻っていたような……)の惑星から成り立っています。スター・トレックのタイムラインはかなり長く、様々なことが起こっています。何が言いたいのかというと、惑星連邦というのは、よりよい未来に向けて叡智や資源を投じる数多くの種族から力を得ているということです。あなたのクリーチャーも、新登場の連邦能力を通じて、よりよい未来に向けて貢献することができます。
連邦は、あなたがコントロールしていてボーグでないクリーチャーの中のクリーチャー・タイプの種類数を考慮するという能力に焦点を当てた能力語です。(セブンよ、すまない。)連邦能力ごとに用いられる数値は様々なので、それぞれ注意深く読むようにしましょう。たとえば、あなたが前段のセクションから引き続き《宇宙言語学者、ホシ・サトウ》と《ベンジャミン・シスコ大佐》をコントロールしていたなら、あなたがコントロールしていてボーグでないクリーチャーの中のクリーチャー・タイプの種類数は、人間、科学者、士官の3種類です。あなたがボーグ・クリーチャーをコントロールしていたなら、それが持つ上記以外のクリーチャー・タイプは連邦能力に一切算入されません。ただし、上記のクリーチャー・タイプが、あなたがコントロールしていてボーグでないクリーチャーにあるなら、算入される可能性があります。
ストレンジ・ニュー・ワールド
Qはかつてこの銀河を、「気高い夢も、くだらぬ野望も、すべてを満たす宝が眠っている。臆病者には手の届かぬ世界だ。」と言い表しました。あなたは探査ミッションによって不思議に満ちた見知らぬ新世界へと赴き、新たな生命や新たなマナ資源を探し求めます。そして「ストレンジ・ニュー・ワールド」能力によって、あなたの冒険者精神はよりいっそう報われるのです。
「ストレンジ・ニュー・ワールド」は、あなたがコントロールしていて互いに異なる名前を持つ土地の数を考慮する能力に焦点を当てた能力語です。あなたが同じ名前を持つ土地をいくつコントロールしていようとも、個々の名前1つにつき1回算入されます。よって、あなたが3つの《森》と1つの《島》と《繁殖池》をコントロールしていたなら、《トラベラー》のパワーは3です。ストレンジ・ニュー・ワールド能力を持つ異なるカードは、数値の用い方もカードによって異なります。たとえば《深宇宙の走査》は、呪文の解決時に効果の影響の大きさを決定するために数値を用います。
宇宙船と配備
見知らぬ星であろうとなかろうと、宇宙船を欠いては新世界に旅立つこともままなりません。ゆえに、宇宙船や配備といった能力が本セットで再録を果たしたのは必然と言えるでしょう。初期シーズンの連邦を象徴するおなじみの宇宙船から、ザ・バーン(大火)以降の、時代を牽引する驚異の最新鋭機まで、お気に入りの艦隊が勢ぞろいしてあなたを待っています。
宇宙船はアーティファクトのサブタイプです。いずれの宇宙船も最初はただのアーティファクトですが、あなたの勇敢なクルーの助力によって、その多くがアーティファクト・クリーチャーになることができます。その多くが2つに分かれた文章欄を持ち、少ないですが3つに分かれているものもあります。すべての能力がまず最初に上部の能力から始まりますが、クリーチャーになるまではスペースドックで身動きがとれないような状態です。そこで登場するのが「配備」。
「配備」はソーサリーとしてのみ起動できる起動型能力なので、あなたのメインフェイズ中でスタックが空のときにのみ起動できます。配備能力を起動するには、宇宙船自身(それがクリーチャーである場合)を除いて、あなたがコントロールしていてアンタップ状態であるクリーチャー1体をタップします。あなたがタップするクリーチャーは、宇宙船自身を除いてあなたがコントロールしていてアンタップ状態であるクリーチャーであれば、このターンにあなたのコントロール下に置かれたクリーチャーであっても構いません。配備能力を解決すると、タップしたクリーチャーのパワーに等しい個数の蓄積カウンターを宇宙船の上に置きます。
その宇宙船の上に置かれている蓄積カウンターが、文章欄の左側の円に示されている個数以上になると、右側にあるパワーとタフネスを持つアーティファクト・クリーチャーになります。それは、その部分に記載されている能力も得ます。たとえば、《ギャラクシー級、U.S.S. エンタープライズD》の上に7個以上の蓄積カウンターが置かれた後では、それ自身の誘発型能力や配備能力を保持しながら、飛行と警戒を持つ4/5のアーティファクト・クリーチャーになります。
示されている蓄積カウンターの個数に到達したからといって、すべての宇宙船がクリーチャーになるわけではありません。パワーやタフネスの表示がなければ、その宇宙船は文章欄のその部分の能力を持つことを意味するにすぎず、アーティファクト・クリーチャーになることはありません。
同化
ところで、あなたは生物的にも技術的にも際立った特徴をお持ちのようですね。すばらしいことです。
ボーグは集合意識というものを共有しています。彼らはひとつの心で動き、ひとつの目標しか見えていない存在。自身の"集合体"を他の種族に同化させることで、完璧へと近づくのです。同化は、対戦相手のクリーチャーのうち1体をこちら側に持ってくる、新登場のキーワード処理です。"抵抗は無意味だ。"
同化するカードの大半は、戦場にないカードを同化するように指示します。これを実行するには、それをあなたのコントロール下で+1/+1カウンター1個が置かれた状態で戦場に出します。それはボーグ・アーティファクト・クリーチャーであり、他にクリーチャー・タイプがあればそれらをすべて失います。そのカードがクリーチャー・タイプ以外の何らかの特殊タイプ、カード・タイプ、サブタイプを持っていれば、それらは保持します。
すでに戦場にあるクリーチャーを同化するよう指示された場合、あなたはまずそれのコントロールを得て、その後、それの上に+1/+1カウンター1個を置きます。それはボーグ・アーティファクト・クリーチャーになり、他のすべてのクリーチャー・タイプを失います。こちらも同様に、何らかの特殊タイプ、カード・タイプ、クリーチャー・タイプ以外のサブタイプを持っていれば、それらは保持します。
バトルフロント(コマンダーのみ)
コマンダーは、戦いのスリルに飢えたクリンゴン人にうってつけの環境です。なにせ、攻撃を向ける敵が大勢いますからね!もちろん勝利の暁には勝鬨の歌が鳴り響くことでしょう。歌どころか、オペラをまるごと演じるかもしれませんね!バトルフロント能力は、生まれながらの性にしたがい行動したことに対する見返りを与えます。それはすなわち、同一ターンに複数の対戦相手を攻撃するということです!クァッ・プラッ!
バトルフロントは、このターンにあなたが攻撃した対戦相手の人数を考慮する能力に焦点を当てるために用いられる能力語です。この数値はバトルフロントの具体的な能力に応じて、さまざまな形で用いられます。対戦相手を攻撃するとは、1体以上のクリーチャーをその対戦相手を攻撃するものとして宣言する、という意味です。攻撃している状態で戦場に出るクリーチャーはこれに算入されません。たとえば、あなたが無尽を持つクリーチャー1体で対戦相手1人を攻撃する場合、トークンのコピーが展開されて他の対戦相手を次々と攻撃したとしても、そのターンにあなたが攻撃した対戦相手の人数は1人です。
1ターン内に戦闘が複数生じた場合、バトルフロント能力はあなたがすでに攻撃した相手を記憶することになります。たとえば、対戦相手が3人いるゲームで、1つの戦闘フェイズであなたが対戦相手1人を《不服従の司令官、ウォーフ》で攻撃したとします。《不服従の司令官、ウォーフ》の能力は誘発し、あなたはカード1枚を追放します。そのターンにもうひとつ戦闘フェイズがあり、その戦闘フェイズであなたが他の2人の対戦相手を攻撃した場合、《不服従の司令官、ウォーフ》の能力は再び誘発し、今回はカード3枚を追放します。
そうではなく、その追加の戦闘で、あなたが1つ目の戦闘で攻撃したのと同じ対戦相手と、1人の新しい対戦相手を攻撃した場合、《不服従の司令官、ウォーフ》の能力によってカード2枚を追放することになります。1ターン内に1人の対戦相手を2回攻撃しても、バトルフロント能力においては1回しか算入されないことに気を付けてください。
探し求める(コマンダーのみ)
スター・トレックは、新しい生命を探し求めるだけでなく、私たち自身の最高の姿を追い求めるべきだと教えてくれます。とはいえ、マジックのゲームではただ単にカードを探し求め、それを使って面白いことをしたくなるものですよね。
「探し求める」は、あなたが各ターン内のあなたの2枚目のカードを引くたびに誘発する誘発型能力に焦点を当てた、新しい能力語です。この能力を持つパーマネントが、あなたが1枚目のカードを引いた時点であなたのコントロール下になくとも誘発します。つまり、あなたが《名艦長、ジャン=リュック・ピカード》を引いて唱え、その後、そのターン内に2枚目のカードを引いた場合、彼の「探し求める」の能力は誘発します。どうにかして対戦相手のターン内でカード2枚を引けば、能力は再び誘発します。慌てふためく対戦相手を前に、あなたは豊富な手札と恐ろしい脅威をずらりと並べた盤面をそろえ、1杯のアールグレイを片手に悠々とプレイするのです。
リリースに向けた次の目的地は?
センサーがすでに検知している内容は次のとおり:『マジック:ザ・ギャザリング | スター・トレック』のプレビューはこちら。公式発売日は2026年11月13日です。プレリリースイベントは11月6日より順次開始します。現在、お近くのゲーム店やAmazon、楽天ブックス、その他マジックを取り扱う場所で予約受付中です。
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