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『ストリクスヘイヴン:魔法学院』をコレクションする
2021年3月25日
昔を振り返ると、大学で大きな講堂にいたことが思い出される。私は授業中に座ってノートに猛烈な勢いで落書きをしていた。授業を聞いていたかって? いいや! 私は自分の新しいマジックのデッキを練り上げていた。自分の家に帰ってカードのコレクションを確かめて新作を試すのが待ちきれなかった。私はシナジーを考えて発見するのが大好きで、見落としていた組み合わせを発見することはもっと好きだった。
母は私が大学でマジックを専攻していると言っていた。あれ以外のどんな方法でも経験できなかったことだ。マジックで新しいカード、新しいキャラクター、新しい世界を探求することは常に我々の注意と好意を引き付ける。『ストリクスヘイヴン:魔法学院』が今週と来週に渡って公開されていくにあたり、その新しいカードと新しい加工がこのセットに関わる仕事をしたすべての人を興奮させたのと同じく君を興奮させてくれることを私は願っている。
私はマイク・チュリアン、マジックの主任製品デザイナーで『ストリクスヘイヴン:魔法学院』のリード設計者だ。これから、ボーダーレス版のカード、拡張アート版のカード、ミスティカルアーカイブのカードとその日本画版、MTGアリーナでの特別版仕様のカードなどを紹介していこう!
ストリクスヘイヴンの学院とミスティカルアーカイブ
ストリクスヘイヴンはすべての熱心な若い魔道士たちが通うことを夢見る学校だ。このセットのリード・アートディレクターのタイラー・イングバーソン/Taylor Ingvarssonはこう語っている。「クリエイティブ的に、『ストリクスヘイヴン』はチームで取り組んでいてものすごく楽しい課題でした。我々は広大でエキサイティングな世界と、畏敬の念を感じさせるストリクスヘイヴンの大学を求めていました。不思議と神秘に満ちていて、探求を求めてやってくる学生に無限の可能性を与えてくれます」
名門大学の重要な要素と言えば図書館だ。『ストリクスヘイヴン』では、図書館は大図書棟と呼ばれ、マジックで唱えられた呪文が記録されていることから多元宇宙の知識を所蔵しているといわれており、しばしばその呪文が初めて唱えられた時の様子が描かれている。大図書棟の禁止区域はミスティカルアーカイブと呼ばれていて、マジックの最も象徴的な呪文の写本が収められている。以下はその一例だ。
ワオ! ミスティカルアーカイブのカードはすべてマジックの歴史全体から選ばれたインスタントやソーサリーだ。これらはとてもエキサイティングなカードなので、すべての『ストリクスヘイヴン』のセット・ブースターとドラフト・ブースターに最低1枚は入っているようにした。コレクター・ブースターには最低3枚のミスティカルアーカイブのカードが入っている。
ミスティカルアーカイブのカードには18枚のアンコモン、30枚のレア、15枚の神話レアが存在する。『ストリクスヘイヴン』のミスティカルアーカイブに収録されていることによってカードが使用可能なフォーマットが変わることはない。例えば《強迫》は『基本セット2021』に収録されているため現在スタンダードで使用可能だが、《強迫》がミスティカルアーカイブに収録されているからといって、今年の後半に『イニストラード:真夜中の狩り』が発売されたことによるスタンダードのローテーション後にも《強迫》がスタンダードで使えるというわけではない。
ミスティカルアーカイブにはグローバル・バージョン(簡体字中国語、繁体字中国語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語)と、特別な枠を持ち日本語版のみが印刷される日本画・バージョンが存在する。
上席グラフィック・デザイナーのジェームス・アーノルド/James Arnoldは、ミスティカルアーカイブの枠を作り出したときのインスピレーションについてこう語っている。「『ストリクスヘイヴン』に取り組んでいたとき、我々はこの枠と結合させる物語の要素を把握したいと考え、そのシンプルだが答えるのが難しい質問に立ち返り続けました。なぜかって? そう、これは驚異的に強力な呪文のコレクションですが、これはなぜ、何のために存在するのでしょうか?」
「『ストリクスヘイヴン』の大図書館は、何か月も前に初めてコンセプトアートが壁に掲げられたときからずっと畏敬の念を抱かせるようなイメージであり続けていました。大昔の文章が書かれた金箔貼りのページ、我々の集団的創意の中で固定され様式化されたイメージのすごさ、熟練の魔法学者がそのような方法で作業するというのは理にかなっていました。これは多元宇宙で最も偉大な書庫のために心を込めて調査と呪文の記録をした人の手によって書かれた《剣を鍬に》になりました」
主任アート・ディレクターで、ミスティカルアーカイブの両バージョンのリード・アート・ディレクターでもあるトム・ジェンコット/Tom Jenkotは彼の気に入ったものについてこう語っている。「その呪文が初めて唱えられた瞬間を描くというアイデアだ。私は暗くてめったに使われない図書室の隅でこれを書いた書き手を想像した。だが才能のある書き手だ! もしくは少なくとも優れたアーティストを数多く知っている書き手だ」
「日本画ミスティカルアーカイブでは、我々はグローバル・バージョンと同じようにいくつかの図形的要素で古典的なスタイルに寄せていくようにした。そのアーティストはすべて工画堂スタジオという100年続く日本のアート・エージェンシーから採用したんだ! その結果はグローバル・バージョンと同じく素晴らしいものになった。これの日本的な枠はそのアートを輝かせた(特に縦書きのカード名欄が)」
どちらの枠もアートを引き立て、ミスティカルアーカイブのカードに装飾された写本のような雰囲気を驚くべき方法でもたらした。
ブースターの中のミスティカルアーカイブ
ではこれらの素晴らしいカードがブースターにどのように入っているのかを見ていこう。日本語のブースターについても話をするが、今はその他の全言語のブースターから始めていこう。
ミスティカルアーカイブのカードはセット・ブースター、ドラフト・ブースター、コレクター・ブースターに入っている。セット・ブースターにはアンコモンやレアや神話レアのミスティカルアーカイブのカードが入っている専用スロットがある。セット・ブースターのフォイル確定スロットは通常フォイル版のミスティカルアーカイブのカード(アンコモンやレアや神話レア)が入っている可能性がある。
ドラフト・ブースターにもアンコモン(67%)かレア(26.4%)か神話レア(6.6%)のミスティカルアーカイブのカードが入っている専用スロットがある。専用スロットのものに加え、ブースター中のコモンが1枚が差し替わって、通常フォイル版でもう1枚ミスティカルアーカイブのカードが手に入る可能性がある。
コレクター・ブースターには2枚のエッチング・フォイル版のカードを含む、最低3枚のミスティカルアーカイブのカードが入っている。 これら2枚のエッチング・フォイル版のミスティカルアーカイブのカードは、1枚は常にアンコモン、もう1枚は常にレアや神話レアだ。そしてその2枚のうち1枚は常にグローバル・バージョン、もう1枚は常に日本画・バージョンになっている。例えば、コレクター・ブースターからエッチング・フォイル版の日本画・バージョンのミスティカルアーカイブのアンコモンが出た場合、もう一方のフォイル・エッチング仕様のミスティカルアーカイブのカードはグローバル・バージョンのレアや神話レアということになる。
コレクター・ブースターの3枚目のミスティカルアーカイブのカードは、通常フォイル版のアンコモンのミスティカルアーカイブのカードだ。この通常フォイル版のカードは、グローバル・バージョンと日本画・バージョンがそれぞれ50%の割合で出てくる。
コレクター・ブースターでは約48%の確率で、通常フォイル版のレアや神話レアのミスィカルアーカイブのカードが出てくる。なのでコレクター・ブースターのうちこの48%は15枚中4枚ミスティカルアーカイブのカードが入っていることになる! ここでも、この通常フォイル版のレアや神話レアのミスティカルアーカイブのカードは、グローバル・バージョンと日本画・バージョンの割合が50%ずつになっている。
上記の解説はすべての言語のコレクター・ブースターに当てはまるが、セット・ブースターとドラフト・ブースターでは日本語版だけ話が変わってくる。日本語版のセット・ブースターとドラフト・ブースターでは、ミスティカルアーカイブのカードは(日本語で印刷されている)グローバル・バージョンか、日本画・バージョンのいずれかがそれぞれ50%の割合で出てくる(これは日本語版限定の仕様だ)。
ボーダーレス枠のプレインズウォーカーとエルダー・ドラゴン
『ストリクスヘイヴン:魔法学院』でもセットに入っている各プレインズウォーカー・カードにボーダーレス・プレインズウォーカー枠で特別版アートのカードがあるという伝統は続いている。ローアンとウィル、ルーカ、オニキス教授、カズミナはそれぞれ通常バージョンとボーダーレス枠バージョンがある。ではオニキス教授を見てみよう。
ストリクスヘイヴンの学生はリリアナが教授に変装しているのに気づかないかもしれないが、タイプ行は彼女の正体を明かしている。またオニキス教授は『ストリクスヘイヴン』の新メカニズムの1つである魔技を扱っている。魔技はインスタントやソーサリーを唱えたりコピーしたりするたびにボーナスをくれるので、オニキス教授が戦場にいる間はインスタントやソーサリーを唱えたりコピーしたりするたびに各対戦相手から2点のライフを吸い取る。
4枚のプレインズウォーカーだけが『ストリクスヘイヴン』のブースターで手に入るボーダーレス枠のカードではない。『ストリクスヘイヴン』の大学の創始ドラゴン5体にもそれぞれ特別版アートのボーダーレス枠カードが存在する。主任ゲーム・デザイナーで『ストリクスヘイヴン』のクリエイティブ・リードのダグ・ベイヤー/Doug Beyerはこれらのドラゴンの設定をいくつか語ってくれた。「敵対色の(エルダー)ドラゴンを5つの大学の創始者として収録するというアイデアは初期に思いついた。ドラゴンは強力な呪文の使い手になり得る魔法生物であり、たくさんのキャンバスの建物の壁に自分の名前を書いて主張するようなナルシストでもある」
ではシルバークイルの創始者、シャドリクス・シルバークイルを見てみよう。
これらのプレインズウォーカーとエルダー・ドラゴンのカードは通常バージョンとボーダーレス枠バージョンがセット・ブースター、ドラフト・ブースター、コレクター・ブースターに入っている。これらのボーダーレス枠のプレインズウォーカーやエルダー・ドラゴンの情報を含むコレクター・ブースターの完全な内訳は下の方に書いてある。セット・ブースターとドラフト・ブースターでは、3枚に1枚の割合で非フォイル版の通常枠がボーダーレス枠に置き換わっている。
アート・カードとシグネチャー・アート・カード
アート・カードとシグネチャー・アート・カードは『ゼンディカーの夜明け』での導入以来セット・ブースターにだけ封入されてきた。『ストリクスヘイヴン』のセット・ブースター(簡体字中国語、英語、フランス語、ドイツ語、日本語版が存在する)では、日本画版ミスティカルアーカイブから選ばれたものも含む81種類の素晴らしいアート・カード(5%の確率でシグネチャー・アート・カード)が各セット・ブースターに入っている。以下はその一例だ。
拡張アート版のレアや神話レアのカード
『ストリクスヘイヴン:魔法学院』は素晴らしいアートに満ちている。拡張アート版カードは、セットのすべてのレアや神話レアに追加のクールなコレクション用仕様が存在するようにする方法だ。『ストリクスヘイヴン』には、拡張アート版レアが69枚、神話レアが12枚とたくさん存在し、フォイル版と非フォイル版がある。さらに『統率者 (2021年版)』の5つのデッキについて、我々はその新規のレアや神話レアにも拡張アート版があるようにしたかったので、『統率者(2021年版)』の70枚のレアと10枚の神話レアにも全て拡張アート版が存在する(非フォイル版のみ)。
まとめると、『ストリクスヘイヴン』のセット本体には5体のエルダー・ドラゴンとプレインズウォーカーを除くすべてのレアや神話レアに拡張アート版のカードが存在する。このセットにあるモードを持つ両面カードも拡張アート版で入手可能だ。拡張アート版カードはコレクター・ブースターにのみ入っている。
『統率者(2021年版)』のレアや神話レアには、コレクター・ブースターに(上記のスロットに加えて)専用スロットが1つ存在する。このスロットからは常に『統率者(2021年版)』のデッキに収録されている新規のレアや神話レアのうち1枚の、非フォイル版拡張アート版カードが出てくる。これら『統率者(2021年版)』の拡張アート版カードは非フォイル版のみ存在する。『統率者(2021年版)』に再録されているレアや神話レアは『ストリクスヘイヴン』のコレクター・ブースターには入っていない。それでは『統率者(2021年版)』の拡張アート版カードを見てみよう。
コレクター・ブースター限定の拡張アート版カードに加えて、『ストリクスヘイヴン』にはボックス購入特典プロモとして入手できる、特別版アートが描かれた拡張アート・通常フォイル版の《龍護りの精鋭》が存在する。(店舗ごとに数に限りあり)このバージョンの《龍護りの精鋭》はコレクター・ブースターには入っていない。
コレクター・ブースターの内容
(コレクター・ブースターは英語版、フランス語版、ドイツ語版、イタリア語版、日本語版、スペイン語で入手可能だ)
エッチング・フォイル版のミスティカルアーカイブの、レアや神話レア1枚。エッチング・フォイル版のミスティカルアーカイブのカードが手に入るのはコレクター・ブースターだけだ。このスロットにはミスティカルアーカイブのうち30種類のレアや15種類の神話レアのうち1枚が、フォイル・エッチング仕様で、グローバル・バージョンか日本画・バージョンのどちらかのバージョンで入っている。グローバル・バージョンと日本画・バージョンの出現率はそれぞれ50%ずつだ。
エッチング・フォイル版のミスティカルアーカイブのアンコモン1枚。このスロットには、ミスティカルアーカイブの18種類のアンコモンのうち1枚が、エッチング・フォイル版で、グローバル・バージョンか日本画・バージョンのどちらかのバージョンで入っている。グローバル・バージョンと日本画・バージョンの出現率はそれぞれ50%ずつだ。このスロットからグローバル・バージョンが出た場合、エッチング・フォイル版のレアおよび神話レアの出るスロットからは日本画バージョンが出る(逆もまた然りだ)。このスロットとフォイル・エッチング仕様のレアや神話レアが出るスロットとの間では、常に片方はグローバル・バージョン、もう片方が日本画・バージョンになっている。
ミスティカルアーカイブのレアや神話レアか、もしくはボーダーレス枠の神話レアか、もしくは拡張アート版のレアや神話レアの、通常フォイル版のカード1枚。このスロットはあらゆる種類のいいものでいっぱいだ! 基本的にコレクター・ブースターの一番最後に入っているマジックのカードとして、このスロットではすごいカードを手に入れるチャンスがある! このスロットには、通常フォイル版のミスティカルアーカイブのグローバル・バージョン(45種類)、通常フォイル版のミスティカルアーカイブの日本画・バージョン(45種類)、フォイル拡張アート版の『ストリクスヘイヴン:魔法学院』のセット本体のレアや神話レア(81種類、講義やモードを持つ両面カードを含む)、ボーダーレス枠の神話レア(9種類、モードを持つ両面カードを含む)のいずれか1枚が入っている。ワオ!
通常フォイル版の、ミスティカルアーカイブのアンコモン1枚。ミスティカルアーカイブには18種類のアンコモンがあり、このスロットにはそれらのうち1枚が通常フォイル版で入っている。半分の割合で、このスロットのカードはグローバル・バージョンのミスティカルアーカイブのカードで、もう半分は日本画・バージョンのミスティカルアーカイブのカードだ。
拡張アート版のレアや神話レア、もしくはボーダーレス枠の神話レア1枚。このスロットは、『ストリクスヘイヴン:魔法学院』のセット本体に収録されているレアや神話レアの拡張アート版カードか、ボーダーレス枠のプレインズウォーカーかボーダーレス枠の神話レアのエルダー・ドラゴンが入っている(合計90種類)。ボーダーレス枠のカードは、特別版アートとボーダーレス枠が特徴だ。拡張アート版カードもボーダーレス枠カードもセット本体のカードと同じく片面カードと両面カードが存在する。『統率者(2021年版)』のレアや神話レアは、次に紹介するスロットに確定で入っているためこのスロットからは出現しない。
拡張アート版の『統率者(2021年版)』のレアか神話レア1枚。上の拡張アートのところで書いた通り、このスロットでは『統率者(2021年版)』の新規レアか新規神話レアが確定で出てくる。(全80種類)
通常フォイル版の講義カード1枚。『ストリクスヘイヴン』の講義カード全20種のうち1枚がこのスロットから出てくる。平均すると、コレクター・ブースターを6パック開けた場合、5枚のコモンもしくはアンコモンの講義カードと、1枚のレアや神話レアの講義カードが出てくることになる。
講義カードに関して、新しい履修メカニズムを持った呪文を唱えたときに気づきやすいよう、カードの左上に特別なアイコンがついているのがわかるだろう。ユーザー体験デザイナーでありこの講義カードの枠のメカニズム的枠とアイコンの責任者であるダニエル・ホルト/Daniel Holtに話を聞いた。
「湧き上がり続けた大きな疑問」は、ダニエルいわく、「普通のカードのように講義をデッキに入れられるのか?でした。その答えは『入れられる』なので、これらのカードにどんな特別なことをするとしても、それと同時に、デッキに入れることができて普通にプレイしたい場合はそうできるのだと見てわかるようにしなければならない、ということがすぐにわかりました」
「通常、両面カードのアイコンがある左上の角には制限がなく、講義アイコンを置く場所としてもうまく機能しました。チームではノートを取ったり新しい呪文を学ぶことを表現するために羽ペンと巻物をアイコンにすることでまとまりました! うまくいけば、このアイコンはプレイヤーが講義カードをメインデッキに入れるかサイドボードに入れて後で履修するかを適切に判断する助けになります」
通常フォイル版のレアや神話レアのカード1枚。『ストリクスヘイヴン:魔法学院』のセット本体にあるレアと神話レアのほとんどはここから出てくる可能性がある――両面カードを含むが講義は含まれない84種類だ。レアと神話レアの講義カードは上記の講義専用スロットから出てくる。
通常フォイル版のアンコモン2枚。ここから出てくるアンコモンは『ストリクスヘイヴン』のセット本体に収録されているものから5枚の講義カードを除いたカードだ(75種類)。ここから出てこない5枚のアンコモンの講義カードは上記の講義専用スロットから出てくる。
通常フォイル版のコモン5枚。ここから出てくるコモンは『ストリクスヘイヴン』のセット本体のコモンと、コモンの基本でない土地だ(合計96種類)。コモンの講義カードは上記の講義専用スロットから出てくるのでここからは出てこない。『ストリクスヘイヴン:魔法学院』の基本土地もここには含まれない。『ストリクスヘイヴン』の基本土地が欲しいなら、セット・ブースターやBundleで入手可能だ。
通常フォイル版のトークン(両面仕様)1枚。このコレクター・ブースターには、セット本体の呪文により生成される7種類のトークンと、2種類の紋章がある。各トークンと紋章はこの両面フォイル版トークンの片面に印刷されている。通常フォイル版のトークンや紋章をコレクションしたいなら、『ストリクスヘイヴン』でそれが入手できるのはコレクター・ブースターだけだ。
各大学にはそれぞれの呪文により生成されるトークンがある。たとえばロアホールドは3/2のスピリット・クリーチャーを生成し、そしてコレクター・ブースターではそれをフォイル版で入手できる。そのトークンの見た目はこんな感じだ。
(画像は英語版です)
MTGアリーナで『ストリクスヘイヴン』をコレクションする
これらの素晴らしい仕様のカードをオンラインでコレクションしたいMTGアリーナ・ファンも心配はいらない。以下は『ストリクスヘイヴン:魔法学院』のすごいカードとカード・スタイルをコレクションする方法だ。
ミスティカルアーカイブのカード――グローバル・バージョンのミスティカルアーカイブのカードはリミテッド(ドラフトかシールド)をプレイするか、MTGアリーナのストアでデッキを購入するか、対応したレアリティのワイルドカードを使用することで入手可能だ。日本画・バージョンのミスティカルアーカイブのカードは、パックから出したり作成したりするグローバル・バージョンのカードのカード・スタイルとなる。日本画・バージョンのカード・スタイルのセレクションはMTGアリーナのストアで入手可能(色別)で、加えてヒストリックで禁止されているミスティカルアーカイブのカードのカード・スタイルは今後のイベント(College Cup)で入手できる。
ボーダーレス枠のカード・スタイル――ボーダーレス枠プレインズウォーカーのカード・スタイルはMTGアリーナのストアで入手できる。同じように、エルダー・ドラゴンもストアでカード・スタイルが入手できる。
ボックス購入特典プロモの《龍護りの精鋭》――MTGアリーナで『ストリクスヘイヴン:魔法学院』の45パックセットを購入したプレイヤーは、通常の《龍護りの精鋭》のカード1枚と特別版カード・スタイルが手に入る。90パックセットの場合は《龍護りの精鋭》のカード2枚と特別版カード・スタイルが手に入る。
ペット――『ストリクスヘイヴン』ではMTGアリーナに7体のペットが追加される。もし君が私と同じなら、私はペットをずっとクリックするのが大好きだ。ペットはデジタルであり弱ることはないが(ただし私のマウスはクリックで弱っているようだ)、デッキに合ったペットを飼うのは常にいいことだ。ストリクスヘイヴンの5大学にはそれぞれペットの本があり(例:シルバークイルの本)、それらはセット・マスタリーを通じて入手できる。それら5つのペットに加えて、騒々しい写本、コーディは『ストリクスヘイヴン』の予約特典として、そして狡猾な相棒、ミラはセットの一部として入手できる。
この記事の終わりを告げるチャイムが鳴る前に、ここで言っておきたいのは『ストリクスヘイヴン:魔法学院』の製品に関するより詳しい情報はアリ・ツィルルニク/Ari Zirulnikが製品紹介を書いているのでそちらをチェックするようお勧めするということだ! 我々が『ストリクスヘイヴン:魔法学院』で作り上げたエキサイティングな新カードや仕様の紹介に時間を割いてくれてどうもありがとう。この記事でもっと知りたいことや質問、もしくは意見があれば私のTwitter@mturianに(英語で)送ってほしい。
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