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『カルドハイム』をコレクションする

Mike Turian
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2021年1月7日

 

(編注:この記事は、2021年1月7日に新規公開された内容を含めて更新いたしました。)

 我々が『カルドハイム』を作ったときの主な方針の1つは、大きくするということだった! ありとあらゆるもの――場所は増え、クリーチャーはその壮大さを増し、そしてプレインズウォーカーは4人に増えた! 私はマイク・チュリアン、マジックの主任製品デザイナーで『カルドハイム』のリード設計者だ。今日は皆に初公開の『カルドハイム』の最高にクールなカードを何枚か用意したので、さっそく見て行こう!

 この記事では『カルドハイム』のすべての素敵なブースター・ファンのカードを初公開し、それがどこで手に入るのかを紹介する――さらなる詳細は1月7日(PT)、本日から公開となる。「MTGアリーナ」ファンの皆には、これらの仕様に関する情報とそれがMTGアリーナでどうやって手に入るかを紹介する。

ショーケース版バイキングのレジェンド

 カルドハイムは北欧の伝説と神話をモチーフとした世界だ。マジックの各セットにおいて、我々は構築した世界の本質を掴んで形作り、メインのセットのバージョンと特別アートのショーケース枠の両方のカードでそれを表現しようとする。『カルドハイム』においては、我々はそれがモードを持つ両面の神々を含むこのセットの伝説のカードを、メタルにインスパイアされたバイキング・ショーケース仕様によって強調することだと分かっていた。私はこのバイキング・ショーケース枠のレジェンドたちを初めて見た瞬間から、これらを公開することにワクワクしていた。さあご覧あれ!

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 ワオ! このショーケース枠はこのセットの伝説のカード全てに存在する。さらに詳細を知るために、私はマジックの主任グラフィックデザイナーでこのショーケース枠を制作したジェームス・アーノルド/James Arnoldに話を聞いた。彼はこの枠を作った時に得たインスピレーションについて語ってくれた。

「私はインスピレーションを得るために国立北欧博物館に行き、恐ろしく古いバイキングのアーティファクトを見ることに時間を費やした。何世紀も昔に作られたバイキングの船の側面に沿って手を滑らせて、その木目が生涯に渡る冒険で滑らかにすり減っていったことを感じたのを覚えている。これが私がこの枠で把握し表現したかった感覚だ。

 荒々しく力強い感じの枠があれば、アートもそれに続くのは必然だ。トム・ジェンコット/Tom Jenkotはこれらのイラストに生命(と非生命)を吹き込むために本当に素晴らしいアーティストの才能を確保した」

 もちろん、このことにより私は主任アートディレクターであり『カルドハイム』のショーケース・カードのリード・アートディレクターと話をすることになった。トムは言った。

「我々はまず枠に取り組んだ。ジェームス・アーノルドのおかげで完璧に合わさった。この枠にピッタリだと思った枠埋めのアートが何枚かあって、私はそれを描いたアーティストのゴッドマシーン/GodMachineに我々のために何枚か作品を作ってくれるようにお願いしたんだ!

 ゴッドマシーンがすべてのイラストを手掛けることは不可能だったため、私はこの基本的に白黒のスタイルを何色かで描くことができる他の人を見つけなければならなくなった。手を貸してもらうのに最適な人が何人か見つかり、そして彼らは大々的に現れた。特に、私はイアン・ミラー/Ian Millerに手を貸してもらえたことがうれしかった。彼ははるか昔からマジックのアートを描いていて、そして彼はデスメタルが流行る前からデスメタルのスタイルを描いていたんだ!」

 バイキング・ショーケース枠は12枚のアンコモン、14枚のレア、8枚の神話レアが存在する。ショーケース枠の伝説のカードはドラフト・ブースター、セット・ブースター、コレクター・ブースターと、それらが含まれている製品で入手可能だ。加えて、ショーケース枠のアンコモンのうち選ばれたものはTheme Boosterで入手可能だ(編訳注:Theme Boosterは日本国内では販売されません)。

ボーダーレス版プレインズウォーカー

 『カルドハイム』では新登場の2人を含む4人の神話レアのプレインズウォーカーが登場する! 各セットごとに、これらのプレインズウォーカーには別アートのボーダーレス版カードが存在する。これにより我々は素晴らしいキャラクターをさらに披露する機会を得られているわけだ。

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 ボーダーレス版プレインズウォーカーはドラフト・ブースター、セット・ブースター、コレクター・ブースターの3種と、これらのブースターが含まれる製品で入手可能だ。

ボーダーレス版小道と予顕神話レア

 お待ちかねの土地がついに登場だ! 残されていた4枚のレアの「小道」が『カルドハイム』に収録される。これら4枚の「小道」はかなり衝撃的で、『カルドハイム』の新しい世界を表現している。

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 ボーダーレス版の小道とプレインズウォーカーに加えて、新アートとボーダーレス版加工を施された、このセットの5枚サイクルの神話レア予顕サイクルを紹介したいと思う。私は『カルドハイム』の新メカニズムの中で、マジックのゲーム中に神託をするという予顕のアイデアが気に入っている。私はカードを予顕するたびに、スリーブの上に秘密のサプライズがあるということにいつも目がクラクラする! また我々はゲームプレイ時に補助するために使ってもよい予顕マーカーも作成した。これらの神話レア予顕カードを紹介する準備はまだできていないのだが、それは予言されていると思ってもらっていい!

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 ユーザー体験デザイナー、そして予顕マーカーのデザイナーのダニエル・ホルト/Daniel Holtと話をしたとき彼はこう言った。「オーディンをモデルにしたアールンドを表すためにカラスを下地にし、そのシルエットにシュタルンハイムの光の輪郭(ダイヤモンド)を入れました」

 このカラスのデザインの完成版は『カルドハイム』のメインのセットにある予顕メカニズムを持つカードと、予顕マーカーで見ることができる。

 ボーダーレス版小道と予顕の神話レアのカードはドラフト・ブースター、セット・ブースター、コレクター・ブースターと、『カルドハイム』バンドルセットなどこれらのブースターが含まれる製品で入手可能だ。さらに、『Secret Lair: Ultimate Edition 2』には10種の小道全てが4枚の『ゼンディカーの夜明け』と6枚の『カルドハイム』の背景を描いた新アートで収録される。『Secret Lair: Ultimate Edition 2』に関する情報はこちらで見ることができる。

拡張アート

 拡張アートはメインのセットの、英雄譚ではない、レアと神話レアのうち、上で紹介した加工が存在しないカードに施される。これにより我々は『カルドハイム』の世界全体を表す機会を得た。『カルドハイム』には表現するべき10の領界があり、我々はその美しさを表せるようにしたいと考えた。ではいくつかその例を見てみよう。

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 拡張アート・カードはコレクター・ブースターからのみ入手可能だ。『カルドハイム』では、36枚のレアと4枚の神話レアに拡張アート版が存在する。『カルドハイム』のボックス購入特典はフォイル版拡張アートで特別アートの《領界渡り》だ。ドラフト・ブースター、セット・ブースター、コレクター・ブースターいずれかを1ボックス購入すると認定店舗でこの仕様のカードをもらうことができる(なくなり次第終了)。

英雄譚

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 マジックの上席アートディレクターで『カルドハイム』のリード・アートディレクターのシンシア・シェパード/Cynthia Sheppardとの会話の中で、英雄譚についての話があった。「私たちはその次元の住人の視点から見た世界の中の物語という、マジックの英雄譚の伝統を継続しました。全てが『カルドハイム』の歴史上特別な瞬間を描いた高級なタペストリーです。特に、2人のアーティストは北欧の木彫に影響を受けた道具と技法を使って『本物の木』から英雄譚を彫ることを選びました!」

 英雄譚はすでに、拡張アートにできない専用の縦向きの枠とアートを持っている。『カルドハイム』の英雄譚はすべて、ドラフト・ブースター、セット・ブースター、コレクター・ブースターから入手できる。コレクター・ブースターには非フォイルのカードが出てくる専用のスロットがあり、メインのセットの英雄譚1枚か、ドラフト・ブースターからは出てこない『カルドハイム』のテーマを表した5枚のレアのうち1枚か、『カルドハイム』統率者デッキのレアか神話レアのうち1枚のいずれかが入っている。これはつまり『カルドハイム』のコレクター・ブースターに入っているレアと神話レアの合計は5枚であり、合計4枚の『ゼンディカーの夜明け』のコレクター・ブースターに比べてレアか神話レアが1枚多いということになる。

コレクター・ブースターの中身

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 『カルドハイム』のコレクター・ブースターには11枚の伝統的なフォイル版カード(それと両面のフォイル版トークンが1枚)と、5枚の特殊な枠のカードが入っていて、その中にレアと神話レアが合計で5枚含まれている。ではフォイルのコモンかコモンの氷雪2色土地5枚とフォイルのアンコモン2枚より先のコレクター・ブースターのカード・スロットの内訳を見ていこう。

レアの英雄譚1枚ドラフト・ブースターから出てこない『カルドハイム』のレア、『カルドハイム』統率者デッキのレアもしくは神話レア、これらの中からどれか。このスロットの詳細は上にある英雄譚の項目を参照してほしい。

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 フォイル版氷雪基本土地1枚 ― 各コレクター・ブースターにはフォイル版の氷雪基本土地が入っている。ここから出てくるのは全部で10種類(平地2、島2、沼2、山2、森2)でダニエル・ホルトは新しい氷雪枠についてこう説明している。

「氷雪を取り扱うセット、特にバイキング風世界を作ると決まった時、氷雪に焦点を当てるのはもっともなことでした。マジックの歴史上、氷雪はこれまでに何度か登場しています。我々はアーティファクト・クリーチャーやクリーチャー・エンチャントを判別するのと同じ方法で氷雪パーマネントを探して数えることができればゲームプレイがもっと良くなると判断しました。私は色の特徴を維持しながらフレーバー豊かな『氷雪』を作ることに集中しました」

拡張アート版カード1枚 ― 36枚の拡張アート版レアか、4枚の拡張アート版神話レアの中から1枚入っている。レアは神話レアの2倍の割合で出てくる。

 レアか神話レアの、フォイル版カード1枚 ― このスロットから出てくるのは『カルドハイム』のメインのセットに収録されている64枚のレアか20枚の神話レアのうち1枚だ。(なのでここからは統率者デッキのレアや神話レア、テーマを表した『カルドハイム』のレアは出てこない)

非フォイル版ショーケース枠のアンコモン1枚と、フォイル版ショーケース枠のアンコモン1枚 ― ここからは12枚の伝説のカードから異なる2枚が、バイキング・ショーケース枠で出てくる。

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別アートの描かれた、レアか神話レアのショーケース枠カード1枚、もしくはレアか神話レアのボーダーレス版カード1枚 ― クールで新しい枠に加えて、ショーケース枠とボーダーレス版のカードには『カルドハイム』の世界を表し、ショーケース枠ボーダーレス仕様と組み合わせるためにデザインされた別アートが描かれている。このスロットには18枚のレアと16枚の神話レアがあり、『カルドハイム』の神話レアのうち2枚にはショーケース枠と第2のブースター・ファンの特別な枠の両方のバージョンが存在する。これらのカードの2つの仕様を合わせるとこのセットの他の神話レアと同じ出現頻度になる。

フォイル版で、ショーケース枠かボーダーレス版か拡張アート版の、レアか神話レアのカード1枚 ― コレクター・ブースター体験を締めくくる最高の方法はべスト中のベストで締めくくることだ。このスロットでは『カルドハイム』のすごさを全て捉えたブースター・ファン仕様のカードが伝統的なフォイル版で出てくる! このスロットには54枚のレアと20枚の神話レアが存在し、うち1枚はラインナップを完成させるショーケース枠のカードだ。

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 また、この特別仕様のカードは、来たる「アリーナ・オープン」イベントに参加することで入手できるようになる予定だ。

MTGアリーナでのブースター・ファン

(編訳注:この節のカード画像は英語版の開発中のものです。)

 MTGアリーナにもこれらの仕様のうち多くが実装される。以下はMTGアリーナでどの仕様が入手できるかについての概要だ。

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 ボーダーレス版プレインズウォーカー、ボーダーレス版小道、ボーダーレス版神話レアの予顕カード ― これらはそれぞれ「MTGアリーナ」のストアに独自の見た目を備えたセットがある。

 ボックス購入特典カードと《領界渡り》のスタイル ― 45パックセットを購入すると、《領界渡り》のカードとカードスタイルが手に入る。90パックセットを購入するとスタイルと2枚の《領界渡り》が手に入る。

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 ショーケース・バイキング・スタイルはさまざまな方法で入手可能になる。MTGアリーナでは『カルドハイム』フェスティバルが開催され、何枚かのスタイルが入手できるようになる。他のスタイルもMTGアリーナのストアのセットで入手可能になる。

 まだお披露目されていない仕様がもうひとつある。その仕様は、来たる「アリーナ・オープン」イベントにエントリーすることで手に入れることができるようになる。

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 そして何より、1月28日にMTGアリーナで『カルドハイム』がリリースされた後、このセットの氷雪基本土地と通常の基本土地が手に入る。

領界渡り》 アート:Zack Stella

 『カルドハイム』の仕様とアート、そしてそれらの入手方法についての続報は楽しんでもらえただろうか。もし『カルドハイム』の製品に関する情報をもっと知りたいなら、アリ・ツィルルニク/Ari Zirulnikが『カルドハイム』で発売される各製品の紹介を今後の製品やカードの詳細とともに書いている。私のTwitterは@mturianだ(英語)。良い新年を迎えて、『カルドハイム』のもたらすすべての物事を体験して、素晴らしい時間を過ごしてほしい!

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