READING

コラム

企画記事

八十岡翔太の「青黒ドラゴンコントロール」構築録

八十岡翔太の「青黒ドラゴンコントロール」構築録

By 八十岡 翔太

decktech_yasooka.jpg

 みなさんこんにちは、八十岡翔太です。先日行われたプロツアー『タルキール龍紀伝』で準優勝したら、なんか「記事書いてくださいよー」と依頼が来たので、ちょっとデッキ構築について書かせていただきます。みなさま最後までよろしくお願いします。


デッキ構築概論

 新しくデッキの作り方にはいくつかの方法があると思いますが、僕のアプローチは大きく2つです。

 まず1つは、「使いたいカードを見つけてそれを最大限に使えるデッキを構築する」という手法で、一般的にデッキを作る人の多くは、このパターンでデッキを作っていることが多いと思います。

 もう1つはここ数年使用している考え方で、「マジック開発部の意図を探る」という方法です。

 マジックはかなり長い開発期間に加え、元々プロプレイヤーだったような人たちで開発されているわけで、きちんと環境に変化を与えるカードを作ってきていると思います。ですので、「何を使わせようとしているのか?」「どのようなデッキができるのを想定してこのカードを作ったのか?」などを考えれば、おのずと作るべきデッキが見えてきます。もちろん開発部が全てを把握しているわけでもないと思いますし、こちらもすぐにそのメッセージ全てを受け取れるわけではありませんが、いくつかの簡単な答えは用意されていると思っています。

 では今回どのように考え、なぜ「青黒ドラゴンコントロール」を使ったのかをお話ししていきます。

出発前 『タルキール龍紀伝』全カード発表~

 今回のプロツアーのフォーマットはスタンダード&ドラフトでしたので、とりあえず『タルキール龍紀伝』が発売されるまでは特にすることがなく、たまにスタンダードの大会の結果を暇つぶしに見ている程度でした。この時点での『スタンダード』環境は「緑白信心」が頭1つ抜けて強く、次に「アブザン・コントロール」「アブザン・アグロ」などアブザン系、その下に「青黒コントロール」や「ジェスカイ・トークン」などの他のデッキがいるといった印象でした。とはいえ『タルキール龍紀伝』は大型セット。大型セットが1つ増えると環境は大きく変化することが多いので、「参考に頭に入れておく」程度ではありますが。

 そして、プロツアーの約1ヶ月前。大型セットである『タルキール龍紀伝』のカードが全て公開され、新しいデッキを考える前にまずはリストとにらめっこする作業がスタートです。今回は「ドラゴン」がテーマなので派手なカードがとても多く、それらを使用したいろいろなデッキが新しく出てくるのではないかという印象を受けました。

 その中で僕自身が「使いたいなー」と感じたカードが、《龍王アタルカ》、《龍王シルムガル》、《龍王オジュタイ》、《龍王ドロモカ》、《死霧の猛禽》、《雷破の執政》、《氷瀑の執政》、《狩猟の統率者、スーラク》、《オジュタイの命令》、そして現代の《対抗呪文》こと《シルムガルの嘲笑》です。

 やはりドラゴンセットということで「ドラゴンが推されている」と感じたので、何かしらのドラゴンは使おうとはこの時点でほぼ決めていました。他にも《鐘突きのズルゴ》など「強そうだ」と思ったカードは数枚ありましたが、まぁ僕が使うことはないですね。

 この時点で既に「青黒」は強そうだと思っていたので最後の手段として後回しにして、とりあえず使いたいカードが一番多く使えそうな「ジェスカイ」や、《爆発的植生》から《龍王アタルカ》や《龍王ドロモカ》を出す「ターボアタルカ」、ぱっと思いついた「緑白ビート」などを組んでみました(脳内で)。また、脳内でのデッキ構築と平行して、現実では他の人が組んできたデッキを回していました。

 そんなこんなで1週間ぐらい様々なデッキを考えてみた結果、《死霧の猛禽》を使ったデッキはどうもうまくまとまらず、この短い期間で強いデッキに仕上げられる自信がなかったのでさっさと諦め、ターボアタルカのようなデッキも青黒のようなコントロールに勝てる気がしなかったのでお蔵入りとなりました。

 ということで、消去法で残ったジェスカイを残り1週間で調整しようと決め、いろいろな形のジェスカイを考えました。実際どんなデッキを作ったかといと、《オジュタイの語り部》、《シルムガルの嘲笑》を入れたドラゴン多めのコントロールや、プロツアー『タルキール龍紀伝』で流行っていた《カマキリの乗り手》入りの「ジェスカイ・ウインズ」、《ジェスカイの隆盛》を使った「ジェスカイ・トークン」、《卓絶のナーセット》と《龍王オジュタイ》をメインとした「ジェスカイ・コントロール」など、考えられるようなものはだいたい作って回してみました。

 その結果わかったのは、この環境は殴らないデッキは厳しいということです。今のスタンダードは軽いクリーチャーのスペックが高い上、重いカードの1枚での制圧力が高く、1枚のカードでも対処できないとそのまま負けに直結してしまうためです。無理に「コントロールしきろう」と考えるのは駄目だと感じ、ジェスカイを使用するなら「ジェスカイ・ウインズ」のような殴るデッキにしようと決めたのです。

......決めたところで、もう出発の日になってしまいましたのでとりあえずそれっぽいデッキを作って、向こうに行ってから最終調整することに。一通りのカードを持って日本を旅立ちました。

プロツアー前日


プロツアー会場

 木曜の朝にブリュッセルに到着。その前日から来ていた和田(寛也)君や覚前(輝也)君と合流し、ホテルで軽くスタンダードのデッキを回し、近くにカードショップがあるというのでランチがてら見に行き、またホテルに戻ってスタンダードを回して、みたいなことをしていたら、とんでもないことに気がつきました。

 このデッキ、強くない!

 そう、持ってきたジェスカイが、あまり強くなかったことに気がついたのです。もちろん弱いというほどではありませんが、赤い除去を使用する特性上、相手の展開次第では対処できないこともありますし、かなりシビアなダメージレースになることが多く、何かミスをするとそのまま負けるといった展開が多かったのです。さらに《包囲サイ》を連打されるとどうしようもなく負けるということに気がつき、このデッキではスタンダードラウンド全10回戦を9-1できないと感じました。

 なぜ9-1しなければいけないかというと、僕はこの環境のドラフトがあまり得意ではなく、ドラフト全6回戦の結果は良くて4-2だろうと考えていたからです。スタンダードでかなり勝たないとトップ8に残るライン(12-3-1)の成績を残せません。このジェスカイをもう少し調整したとしてもスタンダードの成績は6-4か7-3ぐらいな気がしたので、ここでジェスカイを捨てる決心をしました。この時すでに夕方になっており、ちょうどプロツアーのレジスト(参加登録)が始まる時間になったのでみんなで会場に向かうことに。

 会場に着くと他のホテルの日本人たちもすでに来ており、もらったパックでドラフトしようということになりドラフト開始。プロツアーでは受付時にドラフト用の3パックが配られるので、毎回この流れで1回はドラフトをやるのが定番です。初手は《荒野の確保》で、そこから白黒に一直戦でかなり強いデッキができたのですが、最後負けて2-1でした。その後は適当にいろんな人にあいさつして、皆で晩御飯を食べてホテルに。この時すでに22時ぐらい、みんなは既に就寝準備に入っていますが、私は「明日のために早く寝よう」とか言っている場合ではありません。そう、手元にデッキがないのですから。

 と、いうことで結局いつも通りのプロツアー前夜デッキ構築劇場、始まります。

プロツアー前夜

 デッキ構築とは言っても、もう残されているデッキは1つしかありません。そう青黒です。やはり困った時は青黒に限ります。まず手始めにちゃちゃっと10分ぐらいでデッキを組んでみました。それがこの形です。

初期型[MO]
7 《
4 《
4 《汚染された三角州
4 《陰鬱な僻地
4 《欺瞞の神殿
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ
1 《精霊龍の安息地

-土地(25)-

4 《氷瀑の執政
3 《龍王シルムガル

-クリーチャー(7)-
2 《思考囲い
4 《シルムガルの嘲笑
2 《胆汁病
2 《究極の価格
3 《英雄の破滅
2 《解消
2 《忌呪の発動
4 《命運の核心
2 《ジェイスの創意
1 《残忍な切断
3 《時を越えた探索
1 《精霊龍、ウギン

-呪文(28)-

 毎回のことですが、まず適当にデッキを組んで、後は一人回しを延々として少しずつカード枚数を調整していきます。そして1~2時間一人回しをした結果、こうなりました。

調整版[MO]
6 《
3 《
4 《汚染された三角州
4 《欺瞞の神殿
4 《陰鬱な僻地
2 《華やかな宮殿
2 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ
1 《精霊龍の安息地

-土地(26)-

3 《氷瀑の執政
2 《龍王シルムガル
1 《漂う死、シルムガル

-クリーチャー(6)-
2 《思考囲い
4 《シルムガルの嘲笑
2 《胆汁病
2 《究極の価格
3 《英雄の破滅
2 《解消
2 《忌呪の発動
3 《命運の核心
3 《ジェイスの創意
1 《残忍な切断
3 《時を越えた探索
1 《精霊龍、ウギン

-呪文(28)-

 なぜこのリストになったか、などの細かい理由はあまりありません。かなりの割合で経験とフィーリングです。とはいえいくつかはきちんとした理由もありますので、簡単に説明したいと思います。

龍王シルムガル》3枚→《龍王シルムガル》2枚、《漂う死、シルムガル》1枚

 これは単純に手札に複数枚来た時に弱かったのと、コントロール相手には《漂う死、シルムガル》の方が強いと感じたためです。

命運の核心》4枚→3枚

 このデッキでこのカードを2回打ったらほぼ勝っているので、4枚は必要ないということで3枚に。2枚でもいいかと思ったのですが、《氷瀑の執政》を出してからの《命運の核心》はこのデッキの勝ちパターンなので、1枚は引きたいと思い3枚に。

氷瀑の執政》4枚→3枚

 なんか手札に余るような気がしたので3枚に。実際6ターン目以降は2種類のシルムガルの方が強いので、1枚引けばいいですし。

ジェイスの創意》2枚→3枚

 これが最後まで悩んだ1枚で、実際なんでもよかったのですが、土地を26枚に増やしたので出来ればドローソースの方がいいかなと思い増量。ここは除去の追加やドラゴンの追加でもいいとは思います。もし次にこのデッキで出るとしたら、変える余地がありそうなのはこの1枚ですね。

土地いろいろ

 まず回して思ったのが、土地は25枚では少ないということでした。これだけ5マナ以上のカードが入っていればまぁそうなりますよね。ということで26枚にし、それでも色マナがきついと思ったので《華やかな宮殿》を2枚追加。さらに{U}{U}と{B}{B}が必要なデッキなので、《》2枚からスタートしても3ターン目に《英雄の破滅》や《胆汁病》が打てるように《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》を2枚採用しました。正直事故らなければそうそう負けないとは思ったので、かなり色マナには余裕を持たせた構成になっています。

 そんなこんなでメインデッキが決まりましたが、問題はサイドボードです。正直僕はデッキ構築においては、メインデッキよりサイドボードを考える方が大変だと思っています。なにせサイドボードは明確に何に対して使うカードかを考え、メタゲームやこのデッキは何に弱いのかを理解していなければ完璧には作れないからです。

 僕がサイドボードを考えるときは、とりあえず入れたいものを全部出して並べてみます。今回ですとこんな感じになりました。

1 《胆汁病
1 《究極の価格
1 《龍王の大権
4 《強迫
4 《層雲の踊り手
4 《自傷疵
2 《否認
3 《軽蔑的な一撃
4 《悲哀まみれ
2 《悪性の疫病
4 《ジョルベイの闇潜み
2 《悪夢の織り手、アショク

 モダンだとだいたいこれが60枚以上になるんですが、そこはやはりスタンダードといった感じで、たったの32枚で済みました。あとはここから15枚に絞る作業です。サイドボードを作るときにはある程度の方針が無いとなかなか絞り切れないので、まず対ビートダウンデッキ用と対コントロールデッキ用のカード、どちらを多めに取るかを考えます。環境にビートダウンが多いと思ったらビートダウン用のカードを多めに、コントロールが多いと思ったらコントロール用のカードを多めにします。俗にいうメタゲームを読むということかもしれません。今回のスタンダードはどちらかというとコントロール寄りのデッキが多いと思ったので、少しコントロール対策のカードを多めに取ろうと思いました。

 まず、これだけは絶対に入れたいというカードを決めます。今回ですと、以下がそれにあたります。

3 《強迫
2 《軽蔑的な一撃
3 《悲哀まみれ

 《強迫》はコントロールに、《軽蔑的な一撃》は中速以上のデッキに、《悲哀まみれ》は早いビートダウンデッキにとても効果的なカードなので、最低でもこの枚数は取ろうと考えました。

 次に入れようと思ったのが《層雲の踊り手》で、これは青黒コントロール同系で一番強いカードだと考えたからです。このカードが入っているか入ってないかで勝負が決まると思ったので、3枚入れることに。

 これでもう11枚です。まだ入れたいカードがたくさんあるのに4枚しか入れることができないのです。こうなると、複数枚取ることで価値のあるカードを除外していきます。今回ですと《自傷疵》と《ジョルベイの闇潜み》がこれにあたります。前者は「アブザン・アグロ」に、後者は赤単にとても強いカードですが、枚数を積まなければあまり効果的ではないのと、効く相手が少なすぎるので泣く泣く諦めました。

 そして、最初に決めた3種類のカードの増量もここで諦めます。なぜなら青黒、というかコントロールデッキは、常に相手のデッキと自分のデッキ「全体」との勝負になるためです。サイドボード後はできる限り無駄カードを抜き、少しでも効果的なカードにしたいため、1つのデッキに効くカードより幅広く対策できるよう色々なサイドボードを用意した方が全体的の勝率が上がると僕は考えているからです。ですので、僕がコントロールデッキを使うときは、なるべくいろいろな種類のカードを少しずつ用意します。もちろんメタゲームが偏っていて絶対に多いとわかっているデッキがある場合は話が変わりますが。今回のような環境初期では、できる限り色々なデッキに対応できた方がいいと思っています。

 ということでサイドボード候補はこんな感じになりました。

1《胆汁病
1《究極の価格
1《龍王の大権
3《強迫
3《層雲の踊り手
1《否認
2《軽蔑的な一撃
3《悲哀まみれ
1《悪性の疫病
2《悪夢の織り手、アショク

 あれ? まだ18枚ある......。

 そうなんです。毎回この辺から何も抜けなくて困ってくるのです。そして大抵このあたりで眠くなってくるので、後は起きてから考えようという思考になります。ということで、寝て起きたらなんかまた閃くだろうと思いながらベッドの中に......。(ちなみに、プロツアーではほぼいつも同じようなことが行われています。)

プロツアー当日・朝

 朝起きたら、まずはデッキの一人回しから始まります。ぼーっと30分ぐらい回した後、サイドボードをどうするか考えだします。その結果、今回は《悪夢の織り手、アショク》は必要ないと決断し、残り1枚のところまでたどり着きました。抜く候補は《悪性の疫病》、《層雲の踊り手》のどちらかで、トークンデッキなんてほとんどいないから《悪性の疫病》を抜きたいと考えながらも、相性の悪いトークンデッキに1枚でなんとかなるカードだから入れておきたい、という考えもまた頭の中で渦巻いていました。結局会場に着くまで何にするか決まらなかったのですが、なんとなく会場でトークンがいそうな感じを受信したので、結局《悪性の疫病》を入れデッキの完成です。

八十岡 翔太
プロツアー『タルキール龍紀伝』 / スタンダード[MO]
6 《
3 《
4 《汚染された三角州
4 《陰鬱な僻地
4 《欺瞞の神殿
2 《華やかな宮殿
1 《精霊龍の安息地
2 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ

-土地(26)-

3 《氷瀑の執政
2 《龍王シルムガル
1 《漂う死、シルムガル

-クリーチャー(6)-
2 《思考囲い
4 《シルムガルの嘲笑
2 《胆汁病
2 《究極の価格
3 《英雄の破滅
2 《解消
2 《忌呪の発動
3 《命運の核心
3 《ジェイスの創意
1 《残忍な切断
3 《時を越えた探索
1 《精霊龍、ウギン

-呪文(28)-
2 《層雲の踊り手
3 《強迫
2 《軽蔑的な一撃
1 《胆汁病
1 《否認
1 《究極の価格
3 《悲哀まみれ
1 《悪性の疫病
1 《龍王の大権

-サイドボード(15)-

 と、まぁいつも通りなかなか参考にしにくいデッキ構築でした。ただ、今回は他の色々なデッキを回せたのが大きかったとは思います。昔からですが、僕の場合自分のデッキを回すよりも相手のデッキ、つまり仮想敵を回している方が自分のデッキが強くなる傾向があるので、最終的にこのようなデッキ構築の方法になっています。「彼(てき)を知り、己を知れば、百戦危うからず」という言葉があるように、やはり自分のデッキのことばかり考えていてもダメなので、想定出来る対戦相手のデッキも回せるなら回した方がデッキを作る上で役に立つと僕は考えています。デッキの作り方、考え方はまだ色々あると思いますので、皆さんも自分に合ったデッキ構築方法を見つけてみてください。

プロツアー『タルキール龍紀伝』レポート

1stドラフト

 初手《ラクシャーサの墓呼び》からスタートし、呪文無し青黒へ。

  • 第1回戦 ○ 2-0
  • 第2回戦 ○ 2-0
  • 第3回戦 ○ 2-1
スタンダード
  • 第4回戦 ○ 青黒白 2-0
  • 第5回戦 ○ 緑白信心 2-0
  • 第6回戦 ○ シディシウィップ 2-1(Ivan Floch)
  • 第7回戦 ○ 青黒 2-0(Adrian Sullivan)
  • 第8回戦 △ 青黒白 1-1-1

第5回戦
2ndドラフト

 初手《仇滅の執政》から赤緑。

  • 第9回戦 ○ 2-1
  • 第10回戦 × 0-2(Adrian Sullivan)
  • 第11回戦 ○ 2-0

第9回戦にて
スタンダード
  • 第12回戦 × 赤単タッチ《アタルカの命令》 0-2(決勝の相手、Martin Dang)
  • 第13回戦 × アブザンコントロール 1-2(Andrea Mengucci)
  • 第14回戦 ○ 緑白信心 2-1
  • 第15回戦 ○ 青黒 2-1
  • 第16回戦 ○ アタルカ・アブザン 2-0(Seth Manfield)

トップ8集合写真(中央)
決勝ラウンド

準決勝にて


決勝にて

プロツアー感想&反省

 結果から言えば、今回のプロツアーは全体的にコントロールデッキが多く、それに強い青黒というデッキ選択はかなりよかったと思いました。特に上位の方に行けば行くほどコントロールが増えていったので、サイドボードに対コントロールカードを多くしたのは正解でした。逆に赤単を切った形にしたため、同じ相手に2回当って2回負けて、結果優勝を逃しているので、それはよかったのかどうか怪しい感じではありますが。

 ただメインデッキに関してはかなり完成度が高く、ほぼ文句ない形でした。次に使うことがあってもほとんど変更はないレベルです。サイドボードに関しては結局メタゲームによるのでなんとも言えませんが、今回のプロツアーに関して言えば悪くなかったと思います。強いていえば《悪性の疫病》を諦めて、《層雲の踊り手》をもう1枚入れておいてもよかったかな?といったところです。プロツアーの最初のうちはデッキ大丈夫かなーと多少不安ではありましたが、途中で環境にデッキが噛み合っている手応えを感じました。

 今回のプロツアーの反省点としては、初日最終戦引き分けたことが挙げられます。僕は基本的に時間内に3ゲーム終わらせるように心がけてプレイしているのですが、たまに仕方がない引き分けが起きることもあります。しかし今回に関しては、1ゲーム目は絶望的に不利でほぼ勝負が決まっているのに投了せず、無駄に1~2ターン続けてしまった結果、最終的に20秒ほど足りず勝てるゲームを引き分けるという、まさに無駄な引き分けをしてしまったので、これからは気をつけていきたいと思います。


 いろんな方に聞かれはするのですが、今回の準優勝は自分にとってもちろん嬉しくはありますが、結果としては負けての準優勝なので悔しい気持ちも強く、嬉しさは「そこそこ」といったところです。正直いつかは入れるだろうとは思っていたので、とうとう入れたかといった感じです。ただ、トップ8に入った時、チーム「MTG Mint Card」の人たちや他の海外のプレイヤー、特にカバレッジライターの人たちが祝福してくれたことはとても嬉しかったですね。

 目標にしていたプロツアートップ8に入れたので、とりあえず次は世界選手権出場と、前回取り損ねたトロフィーを手に入れるのを目標にして頑張っていきたいと思います。

 それではまた、どこかでお会いしましょう。

  • この記事をシェアする

RANKING

NEWEST

CATEGORY

BACK NUMBER