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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

とことん!スタンダー道!まだまだ知らない隠れたカードたちでヴェール・アグロ!(スタンダード)

岩SHOW

出会いの春がキタァ!

 これを書いているのは3月下旬。昨年ならもう桜も咲いていた頃だが、今年はゆっくりだな。なんか毎日雨だしなぁ。これが公開される頃には、新年度が始まって入学・新学期・入社……新しい日常がスタートした人も多いはず。あるいは学校だったら、クラス替えの時期だったりするのかな……まだあるよねクラス替えの風習?子どもが減っているからクラス自体めっちゃ少なくなったとは聞くけど……あれドキドキするんだよな。学校着いてから掲示板かなんかで自分が何組か知るんだったかな。仲が良いアイツは同じ組だろうか、最近遊ぶようになったあの子と同じクラスだったら良いな、色々な感情を胸に教室に入ったもんだなぁ。それまで接点がなかった意外な人とめっちゃ仲良くなったりするんだよな。

 というわけでスタンダードをとことん追求するこのコラム。今回は……今まで使ったことがない人が多そうなカードを主役としたデッキを紹介しよう!マジでこれを構築フォーマットで使ったことある人の方が、圧倒的に少ないんじゃないかな?

同化してるぜ!

 いつものようにネットに掲載されているデッキリストをザーーーーッと眺めていて、その中の一つに書かれたカード名でまったくピンと来なくてビックリ。その1枚とは

 《同化のヴェール》……いつもMTGアリーナのデッキ構築画面で通り過ぎている……それぐらいの印象しかない。改めてまじまじと見ると、イラスト怖いなぁ。目も耳も口も塞がれているように見えるが、フレイバーテキストでアトラクサは「聴け見よ語れ」と……無茶言わないでくれぇい。カードとしてはこれか他のアーティファクトが戦場に出ると、クリーチャー1体にターン終了時まで+1/+1修整、そして警戒を与えるという。今まで使ったことなかったなぁ、そんな能力していたのか。つまりアーティファクトでガチガチに固めたデッキだと結構なサイズまでクリーチャーを育てられるということだ。これまで意識したことはなかったが、なかなかに爆発力を秘めている1枚なのかもしれない。

 では、このヴェールを4枚フル投入したリストを……

Risendragon - 「ジェスカイ・アーティファクト」
スタンダード (2024年3月24日)[MO] [ARENA]
1《アダーカー荒原
2《シヴの浅瀬
1《戦場の鍛冶場
1《金属海の沿岸
1《さびれた浜
2《嵐削りの海岸
1《日没の道
1《不穏な投錨地
1《轟音の滝
1《皇国の地、永岩城
1《天上都市、大田原
1《反逆のるつぼ、霜剣山
2《平地
3《
4《
-土地(23)-

3《ジンジャーブルート
3《遠眼鏡のセイレーン
4《大顎の大司法官
4《コズミュームの略奪者、風雲船長
4《煌く機械ドレイク
4《熱心なメカ乗り
3《樫材のセイレーン
3《魅力的な悪漢
2《鋼の熾天使
-クリーチャー(30)-
4《同化のヴェール
3《謎めいた外套
-呪文(7)-
1《集団失踪
2《太陽降下
2《家の焼き払い
2《失せろ
3《邪悪を打ち砕く
2《中略
1《かき消し
2《迷路での迷子
-サイドボード(15)-
AetherHub より引用)

 

 白青赤、ジェスカイと呼ばれるカラーリング。爽やかで良いね。《同化のヴェール》を活かすためにデッキにはアーティファクトがてんこ盛り、クリーチャーも実に30枚と、前のめりなアグロデッキに仕上げられている。コンセプトがわかりやすいリストで素晴らしい。

 さて、ヴェールと共にアーティファクトが戦場に出ることを打点に変換するカードがもう1種。《大顎の大司法官》!名前がスゴイが見た目もスゴイ。2マナの絆魂持ち、タフネスは1と低めだが、ヴェールと同じくアーティファクトが戦場に出て修整を受けるので、それらを並べて攻撃を仕掛けていきたいデザインだ。実はこれはリリースされた当初に使ったことがある。ビジュアル面でもなんか強そうに見えたんだよな。使ってみた感想はやっぱり素のタフネス1がしょっぱい時がある、でも攻撃出来れば気持ち良い、というところ。なるほど、ヴェールと併用して《鋼の熾天使》とか展開すればモリモリと強化してやれたのか、当時気付かなかったなぁ。

 アーティファクトを得意とする色は青と赤だ。なので、白とこれらの色を組み合わせてアーティファクトでビートダウンするように構成されている。《遠眼鏡のセイレーン》《煌く機械ドレイク》《謎めいた外套》などなど、実力は折り紙付きのカードが勢揃い。それらアーティファクトが主体になるので《熱心なメカ乗り》でコストを下げて回転力を上げようとしているのは好感度高いね。メカ乗りでコストが0になった《ジンジャーブルート》を走らせるとか最高だな。これらの連打で大司法官とヴェールを誘発させて、強引にいけぇい!

 このリストの中でも一際目立っているのが《コズミュームの略奪者、風雲船長》だ。アーティファクトが戦場に出れば海賊が強化される、しかもカウンターという形なので永続的だ。さりげなく《遠眼鏡のセイレーン》など海賊の頭数は十分で、飛行を持つセイレーンらを強化できれば大きな戦力になる。

 特に注目はこれまた構築フォーマットで目にするのは珍しい《樫材のセイレーン》。地味ながら2マナで飛行と警戒を併せ持っているので、船長の力で足りないサイズだけどうにかしてやれば意外にやりよるか?マナ能力でアーティファクトの展開も助けるなど、メカ乗りと同じような役割も果たす。こういったカードを使って対戦相手を驚かせつつ勝てたら……それ、最高のマジック体験だよな。海賊は次期セットで微妙に強化されそうな情報も出ていたなぁ。とりあえず宝物を生成できてデッキのテーマとも噛み合う《熱心な略奪者、ブリーチェス》も採用してみたいね!

マナ事情、改善!
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 このコラムを仕上げているタイミングで、ちょうど『サンダー・ジャンクションの無法者』の情報が公開された!そこには新たな2色土地として、コントロールしている土地の枚数が少なければアンタップ状態で戦場に出せる”ファストランド”と呼ばれるサイクルが!

 現在スタンダードには《金属海の沿岸》友好色のものが5種存在しており、そこに敵対色の5種が再録されて加わって……10種が共存するなかなかすごい環境に。これらの土地は多色でしかもアグロなどでこそ強く使えるもの。1~3ターン目という序盤にアンタップで出せてダメージなどはない仕様で、序盤に重きを置くアグロにはうってつけだ。このリストもかなりの種類の土地を採用し、3色のアグロをなんとか成立させようとしている。ここにファストランドが2種類追加できるようになれば、安定感が向上すること間違いなし。スタンダードで攻めの多色デッキ、ガンガン作っていこうぜ!

 新情報に目移りしがちだが、《同化のヴェール》のように「あれ?気付かなったけど意外と魅力的じゃないか」と思えるようなカードがスタンダードにはまだまだ潜んでいる。さあ、スタンダードという学校のカード全員と友達になるべく、今日も元気にマジックだ!とことんスタンダード、やってこうぜ。

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