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お知らせ

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MTGアリーナ・リリースノート――『エルドレインの森』

Megan O'Malley
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2023年8月31日

 

(編訳注:文中の日付・時刻は特記のない限り、太平洋夏時間(日本時間より16時間遅れ)基準です。)

 絵本のような出来事カードに、おとぎ話カード、そして美しくも奇妙な基本土地アート。『エルドレインの森』では、魅惑的なエルドレイン次元の物語が再び開かれ、ちょっと変わったおとぎ話をお楽しみいただけます。登場キャラクターに「役割」を持たせ、「協約」で優位に立ち、この素晴らしく刺激的なセットのページをめくりながら「祝祭」に明け暮れましょう。

 収録カードの一覧は、『エルドレインの森』カードイメージギャラリーをご覧ください!

MTGアリーナ『エルドレインの森』をコレクションする

デッキに魔法をかける

 MTGアリーナでは、あなたのデッキのブックカバーに最適な魅力的な装飾アイテムが登場します。絵本のようなフルアート版基本土地から……

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 人気のキャラクターやプレインズウォーカーの特別なボーダーレス版まで……

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 『エルドレインの森』は「忌まわしき眠り」よりも早くMTGアリーナを覆うでしょう。そしてデジタルでの物語を伝えるには、絵本スタイルの出来事なくして語れません。

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 これらにふさわしい物語を結末を目指しましょう!

おとぎ話カード(3文字略号WOTのカード)

 「おとぎ話」カードは、人気のエンチャント63種を絵本をテーマにしたフレームやアート、フレイバー・テキストで飾って再録するボーナスシートです。こちらももちろん、MTGアリーナに実装されます!おとぎ話カードはMTGアリーナ『エルドレインの森』から出現しますが、それらは独自のエキスパンション・シンボルと3文字略号(WOT)を持ち、もともとスタンダードで使用可能なものを除き、スタンダードでは使用できません。

  • シールドで引いた分は、そのままイベントで使用できます!
  • 同様に、ドラフトでピックした分もイベントで使用できます!
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 『機械兵団の進軍』でもご紹介したように、ボーナスシートのカードはパックを開封した時点でその美しく魅力的な仕様が表示されます。

ヒストリックにおけるおとぎ話カード

 おとぎ話カードはヒストリックでも使用できますが、いくつか例外があります。おとぎ話カードが人気である理由の1つは、そのカードパワーでしょう。そのため以下の6枚については、60枚構築のヒストリック(BO1とBO3ともに)において禁止とします。禁止されるのは《ネクロポーテンス》、《血染めの月》、《土地税》、《広がりゆく海》、《騙し討ち》、《侵入警報》の6枚です。

 ヒストリック・ブロールではこの6枚も使用できます。

『エルドレインの森』のメカニズム

 エルドレインといえば「出来事」や「英雄譚」といった物語に関連するメカニズムが取り挙げられますが、お馴染みの物語にも新たなひねりが加えられ、フェイたちもルールには従わなければなりません。今回の新規メカニズムがMTGアリーナでどのような挙動になるのか見ていきましょう!

 各メカニズムの詳細は、「『エルドレインの森』のメカニズム」記事をご確認ください。

役割

 英雄となるか、悪となるか。あるいは王族となるか、怪物となるか。物語を紡ぐのはあなたです。演じられる役割はたくさんありますよ!「役割」は6種類の定義済みトークンであり、いずれもエンチャント(クリーチャー)を持つオーラです。

  • 呪われし者――エンチャントしているクリーチャーは基本のパワーとタフネスが1/1になる。
  • 怪物――エンチャントしているクリーチャーは+1/+1の修整を受けトランプルを持つ。
  • 王族――エンチャントしているクリーチャーは+1/+1の修整を受け護法 {1}を持つ。
  • 魔術師――エンチャントしているクリーチャーは+1/+1の修整を受け「このクリーチャーが攻撃するたび、占術1を行う。」を持つ。
  • ひねくれ者――エンチャントしているクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。このオーラが戦場から墓地に置かれたとき、各対戦相手はそれぞれ1点のライフを失う。
  • 若き英雄――エンチャントしているクリーチャーは、「このクリーチャーが攻撃するたび、これのタフネスが3以下である場合、これの上に+1/+1カウンター1個を置く。」を持つ。

 クリーチャー1体に同一のプレイヤーがコントロールしている役割が2つ以上つけられる場合は、そのクリーチャーには最新の役割がつけられ、同一のプレイヤーがコントロールしている他の役割は墓地に置かれます(そして役割はトークンであるため、存在しなくなります)。

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 MTGアリーナでクリーチャーに役割が与えられる場合、そのカードの下に対応するオーラ・トークンが表示されます。そしてエンチャントされているクリーチャーには、その役割のボーナスが(「呪われし者」の場合はその呪いが)反映されます。

協約

 「協約」は、呪文を唱えるための追加コストとしてアーティファクトやエンチャントやトークンを生け贄に捧げることができる、新たな能力です。

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 MTGアリーナでは、協約を持つカードを唱える際に追加コストの選択肢が表示され、協約を行うかどうか選べます。協約するためのコストはどれも同じですが、効果はさまざまです。協約を行う際は、しっかり効果を読んでおきましょう!

祝祭

 覇王ケンリスは崩御し、数えきれないほどの住民が「忌まわしき眠り」にとらわれていますが、ファイレクシアンは去りました!祝うべきことでしょう!

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 「祝祭」は、1ターンの間に土地でない2つ以上のパーマネントがあなたのコントロール下で戦場に出た場合の能力を表す、新たな能力語です。土地でない2つのパーマネントが同時に戦場に出る必要はありません。また、それらが戦場に出た後にどうなっても問題ありません。戦場からいなくなっても機能しますし、コントロールが他のプレイヤーに渡っても機能します。何かしらの方法で土地になっても機能します。戦場に出るときに土地でないパーマネントであり、あなたのコントロール下であり、少なくとも2つ目であれば、祝祭能力は喜んで効果を発揮するのです。

高度な検索機能のアップデート

 今回は『エルドレインの森』の到来だけでなく、他にもお祝いしたいことがあります!スタンダードのローテーション間隔が変更されたことと、増え続けるマジックのセットやフォーマットを鑑みて、私たちは今こそ高度な検索機能がさらなる成長を遂げ、プレイヤーの皆さんにとってより直感的で機能的なものになるときであると思いました。

 デッキ構築画面で高度な検索機能を使うと、フォーマット選択がより目立つようになり、フォーマットを選択するとそのフォーマットで使用できるセットがフィルターされます。例えばスタンダードに設定すると、「使用可」の項目にスタンダードで使用できるセットが一覧で表示されるようになります。

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 フォーマットをエクスプローラーに設定すると、「使用可」のリストがエクスプローラーで使用できるセットと「エクスプローラー・アンソロジー」まで拡大されます。アルケミーに設定すれば、アルケミーで使用できるセットのみ「使用可」のリストに表示されます。他のフォーマットについても同様です。

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 さらに、今後レイアウトや機能の改善(例えば所持/未所持のフィルターをもう少し重視するなど)も検討していますので、MTGアリーナマジックを長くサポートできるような微調整や改善にご期待ください。

被り回避機能の変更

 手短に:『エルドレインの森』以降、レアや神話レアの「再録」(すでにMTGアリーナに存在するカードが新しいセットで再び登場する場合)に、アートが異なるものにも被り回避機能が適用されるようになります。あなたが4枚所持しているカードは、再録された他のバージョンも被りが防止されます。 

 もっと詳しく:これまで、再録カードに被り回避機能が適用されるかどうかはそれが「完全な再録」かどうかで判断されていました。「完全な再録」とされるのは同一の名前でありかつ同一のアートのカードのみで、その場合に限り、すでに4枚所持している場合はそのセットに収録された対応するレアリティの他のカードをすべて所持するまで出現しない、という設定でした(構築フォーマットでカードが禁止された場合と同様の措置です)。しかしながら、そのカードが異なるアートだったりショーケース仕様だったりすると、別のカードとして扱われていたのです(そのためそのバージョンを4枚所持するまで被り回避機能は適用されませんでした)。

重要事項

  • リミテッドのイベント(ドラフトやシールド)でカード14枚入りのパックを開封した時点では、被り回避機能は適用されません――すでに4枚所持しているものを含め、出現したすべてのレアや神話レアを確認したりピックしたりできます。これは今まで通り変わりません。
  • 再録版のカードも引き続きパックに封入されますが、あなたがそのセットに収録された対応するレアリティの他のカードをすべて所持するまで、あなたが受け取ることはないでしょう。

 私たちが被り回避機能における再録カードに関するポリシーを導入してから長い年月が経ち、プレイヤーの皆さんがMTGアリーナでカードを集める手段や集められるカードの種類も変わりました(ボーナスシートやアンソロジー、ショーケース版、ゴールデン・パックなど)。それにともない、被り回避機能のポリシーを変更してほしいというご意見も目にしてきました。私たちもそれに賛成です!

パックを開けよう!

 パック開封といえば……

 またパックを開けなければいけませんね。科学の発展とかそういうことのためにも。こちらの変更はいたってシンプルです。私たちはみなパックを開けるのが好きですが、ときには多くのパックを一気に開封したくなることもあるでしょう。そして一気に開封したら、そのことを感じたいですよね。開封して手に入れたカードをすべて見たいですよね。そういうことです。それが変更点です。パック開封をより楽しく、より多くの情報を得られる体験にするための、QOL部分の変更になります。

ローテーションとリニューアル

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 いよいよやってきます!毎年恒例のローテーションに大きな変化が訪れます。最大の変化は、…今年はスタンダードのローテーションが行われないことでしょう!

 初めて知ったという方は、まずは「スタンダードに再び活気を」記事をご覧ください。続けて、2023年のリニューアル・ガイドも読んでください。スタンダードはローテーションしませんが、アルケミーはするのです!そしてアルケミーがローテーションし、スタンダードも間隔が3年になっただけで今後もローテーションはするので、皆さんが新たなコレクションを始める助けになるよう、リニューアル報酬の配布は続けます。今回のリニューアル報酬には、『エルドレインの森』のパックや個別カード、セット・マスタリーへのアショクのカード・スリーブ追加などが含まれています。もちろん無料でお贈りしますよ!

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 リニューアル報酬を受け取れるよう、『エルドレインの森』がリリースされる前にMTGアリーナにログインしてください!

いざ僻境

 『エルドレインの森』は9月5日にMTGアリーナへやってきます!さまざまな物語が織りなす冒険に備えましょう。一番大事なことは、夢中になって楽しむことですよ!

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