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お知らせ
MTGアリーナ:ゲーム更新情報――『ニューカペナの街角』
2022年4月21日
(編訳注:文中の日付・時刻は特記のない限り、太平洋夏時間(日本時間より16時間遅れ)基準です。また画像は英語版の開発中のものです。)
『ニューカペナの街角』
一家の務めを果たすことが肝要な『ニューカペナの街角』へようこそ。もう新たなカードを見て、物語も読みましたね。4月28日(PT)からいよいよ、MTGアリーナに美麗で華麗なものがすべて集まり、あなたも分け前にありつけます。
メカニズム
良き仲間とともにあれば何でもできることは、皆さんご存知でしょう。ちょうど、良いコネクションを持った人物を知っているんです。街の噂によれば、5つの一家の本当の姿を知りたいならマット・タバック/Matt Tabakに聞けとのこと。ですがMTGアリーナでの挙動をもう少し詳しく知りたい方は、ここに来て正解でしたね。
成功のためには、知識だけでなく実際に目にすることが大切です。ニューカペナのような一筋縄ではいかない街では、5つの一家それぞれの能力を少し工夫して活かしたいところです。例えば「斡旋屋」一家の盾・カウンターを付与するカードを唱えれば、あなたがどの一家を相手に仕事をしているのかわかるでしょう。
秘匿
MTGアリーナでは初めてとなる再録メカニズム「秘匿」では、ライブラリーのカードを見たり探したりする他の能力と同様に、確認用のウィンドウを使用します。秘匿したカードは追放され、秘匿を誘発したカードの下に「重ねて表示」されます。
「しきい値」を数えるアイコン
ニューカペナを1人で生き抜ける者はいないので、背中を守ってくれる者を把握しておくのが賢明でしょう。そこで私たちは「しきい値」アイコンを追加し、他のカードの枚数を参照するカードが記録を取りやすいようにしました。例えば、《下水クロコダイル》があなたの墓地にあるカードの中に5種類以上のマナ総量があるかどうかを知りたがっている場合……墓地をチェックするから待っててとは言えないでしょう。なので情報をわかりやすく表示するようにしました。このアイコンには現在の値としきい値が表示され、現在の値に応じてふちの部分が点灯していきます。しきい値を超えると、ふちがすべて点灯するわけです。
私たちは、このアイコンを《下水クロコダイル》やその仲間たちだけでなく、同じくしきい値を持つ古いカードにも適用するつもりです。例として思いついたものを挙げると、「信心」や「パーティー」の数を参照するカードですね。
オートタップ機能の相互作用
もう1つお知らせしておきたいのは、オートタップ機能の宝物・トークンとの作用についてです。原則として、オートタップは追加の利益がある場合に、能力のコストを支払うために宝物・トークンを生け贄に捧げます。例えば、《近代性の模範》の起動型能力を見てみましょう。宝物・トークンを生け贄に捧げればちょうど3色でコストを支払える場合(それにより《近代性の模範》がターン終了時まで+1/+1の修整を受けるのではなく+1/+1カウンターを得られる場合)、オートタップは宝物・トークンを生け贄に捧げてコストを支払います。
オートタップの提案が望ましくない場合は、これまで通り手動で土地をタップしてください。+1/+1カウンターを得るよりも宝物・トークンを温存したい場合は、そうしましょう。
パック購入の方法を追加
『ニューカペナの街角』では、ストアでパックを購入する方法を拡大します。これまで通りのジェムでの購入に加えて、『ニューカペナの街角』のパックと神話パックをゴールドで購入できるようになります。
この機能は近日中にすべてのセットに広げる予定です!
『ニューカペナの街角』ストア購入パック
- 1パック:200ジェムまたは1,000ゴールド
- 3パック:600ジェムまたは3,000ゴールド
- 6パック:1,200ジェムまたは6,000ゴールド
- 15パック:3,000ジェムまたは15,000ゴールド
- 45パック:9,000ジェムまたは45,000ゴールド
- 90パック:18,000ジェムまたは90,000ゴールド
『ニューカペナの街角』神話パック
- 神話パック 1パック:260ジェムまたは1,300ゴールド
- 神話パック 10パック:2,600ジェムまたは13,000ゴールド
……他にもいろいろあります!
『ニューカペナの街角』のリリースはもちろん、カードやメカニズムの実装だけではありません。それらを使える場所も全部あります!シールドにドラフト、そして「ジャンプイン!」では新たに、各一家をテーマにした3色のテーマパックが登場します。今回も、スタンダードのセットがリリースされる際に実装されるお馴染みのものがすべてやってきます。そこへさらに、ストアで購入できるミシック・ブースターなど、新しい要素が加わる形ですね。
新しい要素と言えば……新しいフォーマットが追加されることはもう言いましたっけ?
「エクスプローラー」の導入
重要事項
- 「エクスプローラー」はローテーションなしで、パイオニアで使用できるカードのうちMTGアリーナに実装されているものをすべて使用できる「テーブルトップ準拠」の構築フォーマットです。パイオニアについての詳細は、フォーマット情報のページをご確認ください。
- スタンダードと同様に構築戦のプレイモードやイベントが用意されます。
- 禁止カードリストはパイオニアと同じものから始めますが、分けて管理する必要があるかもしれません(詳しくは後段にて)。
- 4月21日付のMTGアリーナの更新にて、デッキ構築機能がエクスプローラーに対応します。
パイオニアへと続く道を拓く
これは公式発表です!『ニューカペナの街角』より、新たなローテーションなしの「テーブルトップ準拠」のフォーマット、現在私たちが「エクスプローラー」と呼ぶものがMTGアリーナに導入されます。最近ミッドウィーク・マジックで行われた「印刷物/What Was Written」イベントをプレイした方は、この「エクスプローラー」にも見覚えがあるはずです。つまりテーブルトップのフォーマットである「パイオニア」で使用できるカードの中でMTGアリーナに実装されているものをすべて使用できる、ローテーションなしの構築フォーマットということです。このフォーマット導入は、私たちのパイオニア実装への旅の第一段階とお考えください。エクスプローラーはいつかフォーマットとして「退役」し、そして……「パイオニア」と呼ばれるようになるのです(Magic Onlineで「Classic」がヴィンテージになったのと同じように)。
エクスプローラーはBO1/BO3ともにランク戦も「プレイ」モードも、構築イベントもご用意し、また「メタゲーム・チャレンジ:エクスプローラー」のような特別なイベントにも採用されます。
ちょうどスタンダードと同じように扱われると考えて差し支えないでしょう! 私たちは、エクスプローラーを他のフォーマットと同様にサポートするつもりです。つまりエクスプローラーのランク戦でも構築ランクに寄与しますし、エクスプローラーの常設イベントでもプレイイン・ポイントを獲得できます。また、今後のトーナメントのフォーマットにエクスプローラーが採用されることもあります。まだご覧になっていない方は、MTGアリーナにおけるプレミア・プレイについての発表を読み、MTGアリーナにおけるプレミア・プレイ制度をご確認ください!
そして、このフォーマットのデッキをどこに保管しようか心配している方にも朗報があります! エクスプローラーの導入とともに、デッキの最大作成数を100個に増設します。
さて、では私たちはエクスプローラーをどのようにパイオニアへ移行しようと計画しているのでしょうか?
私たちの目標は「パイオニアで使われるすべてのカードに対応する」ことであり、いつの日かMTGアリーナでも「パイオニア」と呼ばれるようになったときには、皆さんが使いたいデッキをすべて使えるようになっているはずです。カードの追加については、まず今夏にリリース予定の『ヒストリック・アンソロジー6』でヒストリックとエクスプローラーで使用できるカードを追加し、そこから段階的に行っていく予定です。
MTGアリーナでパイオニアのサポートを実現するには、何年もかかることだけはお伝えしておきたいと思います。また「パイオニアで使われるすべてのカードに対応する」とは、パイオニアのデッキで通常使われるカードをすべて実装することに取り組むという意味です。Magic Onlineにおけるヴィンテージがちょうど同じ方法で対応しており、範囲内の2マナ2/2を何もかも実装するといったことはしていませんが、テーブルトップのヴィンテージを体験するために必要なカードはすべて実装しているのです。
パイオニアで使用可能なセットのカードもまた膨大な数にのぼり、中にはリミテッドや多人数戦向けで1対1の構築戦には関係しないものや、上位互換が登場して使われなくなったものも多く存在します。そういったカードや、開発コストが高いのにパイオニアで使われていないカードについては、優先度を下げています。それらの実装が絶対にないとは言いませんが、カード実装の優先順位はパイオニアのメタゲームを見ながら決められる予定です。
次は禁止リストについてです。私たちはパイオニアの禁止リストを遵守する予定ですが、エクスプローラーではカード・プールが異なることで問題を起こすカードが現れるかもしれません。そのときはカードの再調整や一時停止措置は行わず、禁止措置で対応します。
カードの再調整や一時停止は、ヒストリックやアルケミーのようなデジタル重視のフォーマットにおいて使われる措置です。エクスプローラーはテーブルトップのフォーマットを正確に反映するため、カードは使用できるか禁止されるかのどちらかしかありません。エクスプローラーでカードが禁止される場合、私たちはスタンダードやヒストリック、アルケミーなど他のフォーマットのカードを禁止する場合と同じポリシーに則って対応します。プレイヤーの皆さんは、禁止されたカードの所持枚数に応じてワイルドカードを受け取ります。(別のフォーマットで禁止され、すでにワイルドカードを受け取っている場合は受け取れません。)
最終的にエクスプローラーがパイオニアに近づいた段階で、私たちは禁止リストをテーブルトップに合わせるために調整を行い、エクスプローラー限定の禁止カードは禁止解除されると思われます。それでも、これはワイルドカードの補償ポリシーには影響しません。なおエクスプローラーのローンチ時点で禁止カードを追加する計画はありません。
ふう、以上です。重要な部分はお伝えできたかと思いますが、他に知りたかったことがありましたら、ぜひ「Weekly MTG」(英語配信)での発表とQ&Aセッションをご覧ください。
MTGアリーナにおけるプレミア・プレイ
まだご覧になっていない方のためにお知らせしますが、私たちは先日、MTGアリーナにおける競技の舞台の刷新計画を発表しました。新たなイベントの登場や、報酬体系の見直しなどもお伝えしています。発表には心が奮い立つ内容がたくさんありましたが、中でも特筆しておきたいのは、「予選プレイイン」イベントの追加です。
ランク戦を駆け上がる挑戦を楽しんでいる皆さんにはその方法を残しつつ、誰でも参加可能な1日開催のイベントで腕前を見せれば予選ウィークエンドに参加できるという方法を増やしました。ミシック・ランクに到達し、上位を維持できるほどの時間を捧げられるプレイヤーばかりではありません。そういう方々にも、マジックのプレミア・プレイという最高レベルの舞台に立つチャンスをご用意したいと私たちは考えたのです。
「予選プレイイン」イベントについての詳細や、1年に3回開催される賞金総額200,000ドルの「アリーナ・チャンピオンシップ」について、そしてデジタル・プレイからプロツアーへ参加するための方法などは、発表記事の全文をご確認ください。
イベント報酬の更新
『ニューカペナの街角』のリリースより、常設の構築イベントおよびマッチ・ドラフトのイベント報酬を調整します。
構築イベント報酬の更新
まずは常設の構築イベント、つまりゲーム内で常に開催されておりいつでも参加できる構築フォーマットのイベント(スタンダード、アルケミー、ヒストリック、そして間もなくエクスプローラーも加わります)についてです。これらは、シングルトンやパウパーなど定期的に入れ替わるイベントや、参加費が必要なく通常のプレイ報酬(クエストやデイリー/週間勝利報酬)以外に追加の報酬も手に入らない「プレイ」モードとは分かたれています。
これら常設の構築イベントについては参加費を上げますが、報酬も豪華になり、従来のゴールドや個別カードの報酬ではなくジェムやパックを獲得できるようになります。また、この変更により、プレイヤーの皆さんは構築フォーマットのプレイを通してより早く、確実にコレクションを築けるようになるでしょう。常設の構築イベントでは「プレイイン・ポイント」も獲得できるようになり、マジックのプレミア・プレイへの新たな入り口となるでしょう。
なおこの変更による影響として、進行中の構築イベントは『ニューカペナの街角』実装時の更新をもって終了しますので、メンテナンスが始まる4月28日までに参加中のイベントを完了してください! 以下に、新たな報酬体系を掲載します。
BO1(「アルケミー・イベント」など)
参加費:2,500ゴールドまたは375ジェム
イベント継続:7勝するか3敗するまで
- 0勝:25ジェム
- 1勝:50ジェム
- 2勝:75ジェム&1パック
- 3勝:200ジェム&1パック
- 4勝:300ジェム&1パック
- 5勝:400ジェム&2パック
- 6勝:450ジェム&2パック
- 7勝:500ジェム&3パック&プレイイン・ポイント1点
BO3(「マッチ戦アルケミー」イベントなど)
参加費:5,000ゴールドまたは750ジェム
イベント継続:5マッチ
- 0勝:50ジェム&1パック
- 1勝:100ジェム&1パック
- 2勝:150ジェム&2パック
- 3勝:600ジェム&2パック
- 4勝:800ジェム&2パック
- 5勝:1,000ジェム&3パック&プレイイン・ポイント4点
- アルケミーのイベントで獲得できるパックは、最新のアルケミー・セットのものです。
- ヒストリックのイベントで獲得できるパックは、ローテーションでスタンダードを去ったセットのものです。
- スタンダードのイベントで獲得できるパックは、最新のスタンダード・セットのものです。
マッチ・ドラフト
こちらの変更はいたってシンプルです。報酬の好成績への偏りを緩和し、プレイイン・ポイントも組み込んだのです。新たな報酬体系は以下の通りです。
参加費:10,000ゴールドまたは1500ジェム(変更なし)
イベント継続:3マッチ(変更なし)
- 0勝:100ジェム&1パック(以前は0ジェム&1パック)
- 1勝:250ジェム&1パック(以前は0ジェム&1パック)
- 2勝:1,000ジェム&3パック(以前は1,000ジェム&4パック)
- 3勝:2,500ジェム&6パック&プレイイン・ポイント2点(以前は3,000ジェム&6パック)
快適さの向上
デッキのデコレーション
デッキごとに装飾アイテムを設定できる機能を実装したことを受け、「デッキ詳細」のページを改善し、画面をスクロールしなくてもデッキの分析情報を見やすいようにしました。また、華やかに輝く『ニューカペナの街角』だけでなく、以前販売したアバターもストアで購入できるようになっています。より「オールドスクール」な雰囲気を楽しみたい方はぜひご覧ください。
10まで数えて
1パックか10パック単位しか開封できない退屈な日々に別れを告げるときです。『ニューカペナの街角』より、パックを1~10の間の好きな個数で開封できるようになり、さらに「すべて開封」もできるようになります。もう1パックずつ開けたり、10パック貯まるまで待たなくて良いのです。
宝箱の進行度
間の数字といえば、宝箱の進行度についても、常にパーセンテージが表示されるようになります。ワイルドカードの枚数と一緒に現在の進行度も表示されますので、ご確認ください。
すばらしい新次元
輝く摩天楼にきらびやかな街並みは、多くの影を生みながらもチャンスに満ちています。『ニューカペナの街角』は、4月28日(PT)にMTGアリーナにて華やかなデビューを飾ります。4月26日には「アーリーアクセス」イベントも行われますので、お気に入りの配信者が一足先に競い合うのをご覧ください。いつものように@MTG_Arenaの英語Twitterアカウントで最新情報やメンテナンス情報をご確認ください。この街中で寝てしまうわけにはいきませんからね……
それではまた、ゲームでお会いしましょう!
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