2021年11月4日

 

（編訳注：文中の日付・時刻は特記のない限り、(現地表記)11月7日までは太平洋夏時間(日本時間より16時間遅れ)、11月8日以降は太平洋冬時間(日本時間より17時間遅れ)基準です。また、画像は英語版の開発中のものです。）

　どうかご予定をご確認ください！ 史上最も豪華絢爛な吸血鬼の結婚式にご列席賜りたく存じます。2021年のこの時代、もちろん祝宴はデジタルで行われます！

　11月11日より始まるパーティーは、皆さんにたっぷりお楽しみいただけるものになるとお約束します。お返事をいただく前に、この血に塗れた饗宴がMTGアリーナにどのように実装されるのか、概要をお伝えします。

『イニストラード：真紅の契り』のメカニズム

　『イニストラード：真夜中の狩り』より「日暮/夜明」や「降霊」が再録されるほか、『イニストラード：真紅の契り』ではマジックに新たに導入されるメカニズムとMTGアリーナに初めて実装されるメカニズムが登場します。すでに全メカニズムの解説記事が公開済みですが、ここでも余すところなくお伝えしましょう。

訓練

　イニストラードの吸血鬼たちがパーティーの準備を整えていますから、温かい血が流れる私たちとしてはトレーニングを欠かしたくないところです。友人も誘って一緒にやりましょう！ 新規メカニズム「訓練」は、攻撃時にクリーチャーを強化する能力です。訓練を持つクリーチャーがそれより大きなパワーを持つクリーチャーと攻撃するたび、その訓練を持つクリーチャーの上に＋１/＋１カウンター１個を置きます。

　受付の際は「＋１」にチェックを付けるのをお忘れなく。

切除

　テキスト欄に並ぶ言葉を大切にしたい方も切除したい方も、この能力で文字通り実現できるでしょう。新規キーワード能力「切除」は、カードを唱える際に代替コストを支払えば、ルール・テキスト内の角括弧に囲まれた特定の言葉やフレーズを取り除くことができます。［そのターンの終了ステップの開始時に、あなたはゲームに敗北する。］といった、楽しい気分にまさに水を差す文言を削除できるのです。

　MTGアリーナでは、この能力を使用する際にゲームが自動的に編集作業を行ってくれます。切除コストでカードを唱えたら、角括弧内の記述が自動的に削除されます。

血・トークン

　今回の結婚式が血に塗れた素敵なものになるであろうことは、想像に難くないでしょう！ そのことを思わせるトークンも登場し、それを生け贄に捧げれば代わりに何かが手に入ります。このアイデアはホスト側の趣向だと思いますので、血を生け贄に捧げても怒られはしないでしょう。この新たな「血・トークン」は無色でアーティファクトの定義済みトークンであり、あなたの手札に新たな命を吹き込みます――もちろん代償はありますが。

濫用

　「濫用」自体は新規メカニズムではありませんが、MTGアリーナでの登場は初めてになります。そこでこの誘発型能力について簡単におさらいしましょう。濫用を持つクリーチャーが戦場に出たとき、あなたはクリーチャー１体を生け贄に捧げることができます。そうした場合に起きることは、カードによって異なります。

　画像にある通り、《腐浪のガルガンチュア》が戦場に出たときに濫用することを選択すると、各対戦相手にもクリーチャー１体を生け贄に捧げることを強要できるのです。

『イニストラード：真紅の契り』のシールドとドラフトのイベント

　開催予定のイベントについては毎週の「MTGアリーナニュース」記事をご覧いただくのがおすすめですが、新しいカードセットの実装ということでお問い合わせが多くなりますので、ここでも事前にお伝えしておきます。

• シールド：11月11日～12月3日
• プレミア・ドラフト：11月11日～2月10日
• マッチ・ドラフト：11月11日～2月10日
• クイック・ドラフト：11月26日～12月10日

『イニストラード：真紅の契り』の対人ドラフトにおける特筆事項

　ドラフトといえば、お知らせしておきたいことがあります。『イニストラード：真紅の契り』の対人ドラフト（マッチ・ドラフトおよびプレミア・ドラフト）では、同卓した対戦相手のプレイヤー名が表示されません。これはバグではなく、意図的なものです。その理由は……

アリーナ・オープン（ドラフト）開催

　まずはいつもの重要事項を。

• このイベントの参加者は満18歳以上でなければなりません。
• 地域によっては参加が制限される場合があります。禁止されている地域では無効です。
• 賞金の受け取りには、ウィザーズ・アカウントおよびDCI番号、i-Payoutアカウントが必要です。（i-Payoutアカウントは事前に作成できません。）
• 詳細については、正式な利用規約（英語）をご確認ください。（後日公開予定）

　アリーナ・オープンがリミテッドで行われるのは久しぶりになってしまいましたが、その理由は実にシンプルです。シールドのアリーナ・オープンを楽しんでもらえたのは間違いないものの、皆さんが本当に求めていたものはドラフトのアリーナ・オープンだったからです。そこで我らが開発チームは、ウェディング・プランナーのように水面下での仕事を進めて技術的なハードルを越えるべく取り組み、12月の『イニストラード：真紅の契り』のパーティーに間に合うよう、スケジュール上の課題も解決しました。

　詳細については後日改めて正式な告知記事をお送りしますが、もうカレンダーを手に取った方のために日程をお伝えしておきましょう。イベントは12月4～5日に開催予定です。初日はBO1およびBO3のドラフト、２日目は改めてBO3のドラフトを行います。

『イニストラード：真紅の契り』へ「ジャンプイン！」

　式が始まる前に退席する者がいる？ まさか「ジャンプイン！」のことじゃありませんよね！ プレイヤーの皆さんに好評を博したこのイベントは継続となり、寛大なるオリヴィア様はこのイベントも祝宴に招待してくださいました。もちろん、税血をきちんと納めることが前提でしたが。私たちは税血として『イニストラード：真紅の契り』をテーマにした10個のテーマパックを追加しました。つまり、『イニストラード：真紅の契り』のリリースをもって「ジャンプイン！」イベントの延長と更新を行うということです。私たちは今後も、このイベントが長引きすぎていないかどうか観察を続けていきます。

ミッドウィーク・マジックの鮮烈な変化

　私たちは『イニストラード：真夜中の狩り』シーズンの閉幕にともない、ミッドウィーク・マジックにおける店舗配布のプロモコードを終了することにしました。店舗での公認イベントが続々と再開されていますので、安全を確認した上でお近くのゲーム店へのご支援をお願いします。

　ミッドウィーク・マジックへのサポートは今後も当面の間は継続を予定しています。プロモコードの配布を終了する代わりに、報酬を見直して３勝までもらえるようにし、レアの個別カード報酬に加えて装飾アイテムもゲーム内で受け取れるようになります。イニストラード次元では恐ろしいことがたくさん起こりますが、毎週恒例の参加費無料イベントであるミッドウィーク・マジックがなくなるということはありません。

　そう、今あなたが見たものは嘘じゃありませんよ！ 11月16日のミッドウィーク・マジックでは、特別に「クイック・ドラフト：『イニストラード：真紅の契り』（ファントム）」で行われます。参加費無料でクイック・ドラフトをお試しください！

ザ・ギャザリング

　ご紹介が最後になりましたが、結婚式のシーズンからホリデー・シーズンへ向かうときにも、私たちは盛り上がりを維持しさらなる楽しさをご提供します。11月24～28日は、スタンダードの全カード使用可能シングルトン・イベントをお楽しみください。未所持のカードも使ってデッキを構築し、対戦できます。参加費も無料で、さらに大切な人との時間を大事にすることを思い出させてくれる特別な報酬もご用意しました。

招待状

　さあ、杯を掲げましょう。最新セットの美と力に、エキサイティングなイベントに、そしてもちろん、素晴らしき吸血鬼の花嫁に。2021年11月11日に、バグ修正やその他の改善に加えて『イニストラード：真紅の契り』がMTGアリーナに実装されます。オリヴィアのパック・セットおよびソリンのプレイ・セットのプレオーダー受付はチャペルの扉が閉まるまで（定期メンテナンス開始まで）となりますので、ご注意ください。

　最後までお読みいただきありがとうございました。それではゲームでお会いしましょう！