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2021年7月21日 禁止制限告知

Wizards of the Coast
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2021年7月21日

 

告知日:2021年7月21日

ヒストリック

MTGアリーナ発効日:2021年7月22日


 6月にあったヒストリックの禁止制限告知の中で、我々は赤青デッキ、具体的には《渦まく知識》の高い使用率と認知された優位性を注視していると述べました。

 観察の結果、興味深いパターンが見られました。「イゼット・フェニックス」や「ジェスカイ・コントロール」のようなデッキのメタゲームにおける割合はいつもであれば支配的な強さのデッキが出す数字を示していましたが、その勝率は大体フェアで健全なものでした。例えば、「イゼット・フェニックス」は7月の『ストリクスヘイヴン』リーグ・ウィークエンドのメタゲームにおいて約30%を占めていました。これは1つのデッキが占める割合としては極めて高い数字です。しかしこのデッキの勝率は51.5%しかなく、支配的とか環境を脅かしているというレベルには遠く及びません。これは我々の内部データと一致しており、高レベルのBO3のプレイでの「イゼット・フェニックス」の勝率は52%よりもわずかに上、ジェスカイ・コントロールは51%よりもわずかに上をずっと示していました。

 「イゼット・フェニックス」と「ジェスカイ・コントロール」の低めの勝率と、両方に有利な他の複数のアーキタイプが環境に存在することを踏まえると、これらのデッキのメタゲーム上の割合は時間とともに減っていくと想定されました。BO3ラダーにおける高レベルプレイヤー間のメタゲーム上の割合は6月中旬の17%から現在は14%と着実に減少しましたが、この2つのデッキは最もプレイされているデッキとして残っていて、大抵は他に大きく差をつけています。

 フォーマットを査定するとき、我々の目的は基本的にバランスが取れて、楽しく、多様なメタゲームを作ることです。「イゼット・フェニックス」や「ジェスカイ・コントロール」のようなデッキはバランスを脅かすような勝率を見せてはいませんが、その確固たるメタゲーム上の割合は確かにデッキの多様性を損なっていて、その結果このフォーマットの楽しさを減少させています。これを修正しようとする動きが見られますが、その変化の割合はフォーマットの不均衡に素早く対処するには緩やかすぎます。このフォーマットの多様性を改善するため、《渦まく知識》はヒストリックで一時停止されます。

 直近でヒストリックで禁止された《時間のねじれ》と《タッサの神託者》には、これらのカードに問題があるという明確で信頼性の高いデータがありました。今回の場合、データは明確ではなく、我々がまさに一時停止を活用したほうがよいと考えたケースです。我々はヒストリックのメタゲームに《渦まく知識》を再導入しても安全なのか、もしくは完全な禁止に移行するべきなのかを注意深く観察し続けます。

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