2021年4月7日

　MTGアリーナには常に多種多様なものが実装され、新たなセットが導入されるたびに複雑で面白いカードの波が押し寄せます。MTGアリーナのカードセット・デザイナーであるジェレミー・バウアー/Jeremy Bowerより、4月16日にMTGアリーナに実装される『ストリクスヘイヴン：魔法学院』のメカニズムやカードについて、プレイする際に知っておくべきことを詳しくお伝えします！

メカニズム

履修と講義

　あなたが「履修を行う」場合、あなたはサイドボードから「講義・カード」１枚をあなたの手札に加えるか、またはカード１枚を捨てて１枚引くことができる。無論、先生の言うことを聞かずどちらも行わないことも可能である。履修を行うかどうかは任意だ。

• あなたのサイドボードに講義・カードが含まれており、かつあなたの手札に捨てられるカードがある場合、履修を行うに際しMTGアリーナ上にはサイドボードと手札の両方が表示される。講義・カードを手札に加えたい場合はサイドボードから手札に加えたい講義・カードを選択し、カードを引きたい場合は画面表示を手札に切り替えて捨てるカードを選択すること。
• ブースタードラフトにおいては、ピックしてデッキに入れていない講義・カードはすべて履修を行うことで手札に加えることができる。シールドにおいては、パックから出現してデッキに入れていない講義・カードはすべて履修を行うことで手札に加えることができる。BO1（１本先取）の構築フォーマットにおいては、サイドボードの上から７枚のみ、履修を行うことで手札に加えることができる。８枚目以降は履修を行っても手札に加えることができない。

魔技

　ストリクスヘイヴンの学生や教員は「魔技」能力を持つ。魔技はあなたがインスタントやソーサリーである呪文を唱えるかコピーするたびに誘発する。

護法

　対戦相手のクリーチャーが「護法」を持つ場合、それを対象とするあなたの呪文や能力は護法コストを支払わない限り打ち消される。

• 呪禁やプロテクションと同様に、護法を持つパーマネントにはそれが守られていることを示す独自の模様が表示される。
• 護法を持つパーマネントを対象に取る際に、その護法コストを支払うつもりがあるかどうかを確認するメッセージが表示される。

カード別注釈

《成し遂げた錬金術師》および《死に至る大釜》

• これら２枚のウィザーブルームのカードは、このターンにあなたが得たライフの点数が記録されるアイコンを持つ。

《チャネル》（ミスティカルアーカイブ・カード）

• 《チャネル》を唱えた後に画面左側に表示される《チャネル》のエフェクトをクリックすることで、マナを手動で加えられる。痛みを伴うため、マナを加える際は気をつけること。
• 《チャネル》を唱えた後に、《チャネル》の効果を使用しなければ唱えられない呪文にオート・タップ機能を用いる場合、「自動支払」をクリックすればあとはオート・タップ機能が適切にマナの支払いを行う。

フラクタル（《うねる曲線》など）

• フラクタル・トークンを生成するカードはそのほとんどが、トークンに置かれる＋１/＋１カウンターの数を示すフラクタル・アイコンを持つ。アイコンには、例えば《力線の発動》の場合はあなたがコントロールしている土地の枚数が反映され、《うねる曲線》の数字にはもとの値に１を加えた値が反映される。
• 《創発的配列》のフラクタル・アイコンには、それを唱えるまでの間にあなたがこのターンに戦場に出した土地の枚数が示される。その数字は、この呪文が解決されたときに変わり得る。
• 《顕現の賢者》のフラクタル・アイコンには、現時点でのあなたの手札にあるカードの枚数が示される。その数字は、それを手札から唱えた時点で減少する。
• 《フラクタル召喚学》および《謎の賢者、カズミナ》はＸを含むコストを持つため、スタック上のＸの値がフラクタル・アイコンの代わりとなる。
• 《生物数学者》は、あなたがコントロールしている各フラクタルの上に＋１/＋１カウンター１個を置くのみなので、フラクタル・アイコンを持たない。クアンドリクスの数学なみにわかりやすい。

「熟達」サイクル（《悪意の熟達》など）

• 代替コスト（軽い方のコスト）を支払う場合は、この呪文を唱える際に表示される選択肢のうち右側の「代替コストで唱える」を選択すること。
• スタック上にて「生徒コスト支払い済み」と表示される場合、対戦相手が代替コストを支払ったことを意味する。表示されない場合は通常のマナ・コストを支払っている。

ストーム（ミスティカルアーカイブ・カードの《精神の願望》など）

• 《精神の願望》などの「ストーム」を持つ呪文は、あなたの手札にある間ストームの数を示すアイコンを持つため、あなたは現在の「ストーム・カウント」を把握できる。スタック上にあるストームの誘発にも現在のストームの数が表示されるため、それに対応したい場合は、どちらのプレイヤーもコピーされる回数を知ることができる。

「交錯」サイクル（《怒静の交錯》など）

• ２色土地「交錯」サイクルがプレイできることを示すハイライト表示は、それが戦場に出るに際し公開できる他の土地を持っているときは通常の青色の表示になる。公開できる適切な土地を持っていないときは黄色の警戒色表示になり、そのままプレイするとタップ状態で戦場に出る。

《テゼレットの計略》（ミスティカルアーカイブ・カード）

• 《テゼレットの計略》を唱えるに際し、青のファイレクシア・マナをどのように支払うか選択する画面が表示される。２点のライフで支払いたい場合は、ファイレクシア・シンボルに切り替えること。

《完全の学部長、ユヴィルダ》

• 追放されたカードに置かれている洗練カウンターの数は画面左側に記録されており、すぐに確認できる。

《締めくくりの声明》

• あなたの終了ステップにあなたがこの呪文を唱えることができ、適切な対象もある場合、終了ステップでゲームの進行が自動的に停止する。
• あなたの終了ステップにこの呪文を唱えるつもりがない場合は、あらかじめ「ターンを渡す」ボタンを押しておけばゲームの進行が停止しない。