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お知らせ

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eスポーツ更新情報:2020-2021シーズン マジック・プロリーグにおける変更点

Ben Drago, Bear Watson

2020年8月27日

 

 リーグに所属するプレイヤーや、「チャレンジャー」からのフィードバックをもとに、2020-2021シーズンのマジック・プロリーグにいくつかの変更を加え、また2020-2021シーズンのeスポーツイベントに新たな招待条件を加えることとなりました。

 上記2つの記事に関しましては、本記事でお知らせする変更点やプログラムの詳細を反映する形で修正を加えています。いずれの記事も、引き続き皆さまにとって今後1年間のeスポーツイベント情報を把握するために最適な場として活用いただけます。

 本記事でお伝えする情報は以下の通りです。

  • 『ゼンディカーの夜明け』予選ウィークエンドの日程
  • 「リーグ・ウィークエンド」の概要とマジック・プロリーグ(MPL)、マジック・ライバルズ・リーグ(ライバルズ・リーグ)に所属するプレイヤーが各スプリットのチャンピオンシップでの活躍に応じて獲得可能な、それぞれの所属リーグにおける順位に影響するポイントについて
  • 次シーズンでのリーグへの招待を懸けて上位の「チャレンジャー」のみが挑むことのできる「チャレンジャー・ガントレット」について
  • 来年のマジック・プロツアー殿堂再訪に向けて

 本記事ではお伝えしなければいけないことがたくさんありますので、早速紹介を始めましょう。

2020-2021シーズンのeスポーツイベントに備えよう

『ゼンディカーの夜明け』チャンピオンシップ

Zendikar-Rising-Championship-Logo.png

 『ゼンディカーの夜明け』チャンピオンシップはMTGアリーナにて年内に開催をする予定です。『ゼンディカーの夜明け』スプリットの締めくくりとなる本イベントは、総額250,000ドルの賞金を懸け、予選ウィークエンド、パートナーが開催するイベント、2020年「移行シーズン」に開催されたイベントのいずれかにおいて上位の成績を収めたプレイヤー、およびMPL、ライバルズ・リーグに所属するプレイヤーが参加します。

 (新規) MPLまたはライバルズ・リーグに所属するプレイヤーは「リーグ・ウィークエンド」に加え、所属リーグでの順位に影響するポイントを各スプリットのチャンピオンシップにおける結果に応じて獲得可能となります。

  • 9勝することで所属リーグでの順位に影響するポイントを1点獲得します(「リーグ・ウィークエンド」での1勝に等しいポイントです)。
  • 10勝することで所属リーグでの順位に影響するポイントを2点獲得します。
  • 11勝することで所属リーグでの順位に影響するポイントを3点獲得します。
  • チャンピオンシップのトップ8に入賞することで所属リーグでの順位に影響するポイントを4点獲得します。

 (変更) 追加として、各スプリットのチャンピオンシップにおいて、チャレンジャーの中で上位8名の成績を収めたプレイヤー(または11勝4敗以上の成績を収めたプレイヤー、いずれかのより良い成績を参照)はポストシーズンに行われる「チャレンジャー・ガントレット」に招待されます。

 私たちは、『ゼンディカーの夜明け』チャンピオンシップよりすべての参加者を対象に新たに追加される報酬獲得の機会に期待を寄せています。

2020-2021シーズンのマジック・プロリーグについて

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  • MPL、またはライバルズ・リーグに所属するプレイヤーは「リーグ・ウィークエンド(League Weekend)」にて自身が所属するリーグの他のプレイヤーたちとで対戦します。このトーナメントでは1マッチ勝利するごとに所属リーグ内での順位に影響するポイントを1点獲得可能です。
  • (変更) 「リーグ・ウィークエンド」は最初の4回を総当たり戦で行い、残りの3回は各ポッドに分かれ、「第27回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権」への出場権、または残りの「リーグ・ウィークエンド」からの敗退を懸けて争います。
  • (新規) 『ゼンディカーの夜明け』チャンピオンシップより、各チャンピオンシップでの成績に応じて所属リーグでの順位に影響するポイントが獲得可能となります。(所属リーグでの順位に影響するポイントのうち大半は「リーグ・ウィークエンド」を通して獲得可能です。)
  • 7回の「リーグ・ウィークエンド」を経てシーズンの最終的な順位が決定します。その結果に応じてポストシーズンに行われる「MPLガントレット」「ライバルズ・ガントレット」への招待選手が決定し、これらのトーナメントの結果により次シーズンのMPL招待プレイヤーおよびライバルズ・リーグ招待プレイヤーが決まります。
  • (変更) 各チャンピオンシップにおいて、チャレンジャーのうち上位の成績を収めたプレイヤーは、MPLもしくはライバルズ・リーグへの招待や「第27回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権」への出場権を懸けて争う(新規) 「チャレンジャー・ガントレット」への参加資格を得ます。

(変更) 2020-2021シーズン「リーグ・ウィークエンド」

  2020-2021シーズンにおいて、生放送での中継がある最初の大きなイベントとなる『ゼンディカーの夜明け』リーグ・ウィークエンドの日程をお伝えします。

Zendikar-Rising-League-Weekend-Logo.png

 10月の『ゼンディカーの夜明け』スプリット期間中に始動し、ほぼ毎月2日間にわたって行われる「リーグ・ウィークエンド」では、各リーグに所属するプレイヤーが「第27回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権」への出場権、次シーズンでのリーグへの招待、そしてポストシーズンに行われる各「ガントレット」への組み分けが決まるポイントを懸けて対戦します。

 2020-2021シーズンには3つのスプリットが存在します。

  • 『ゼンディカーの夜明け』スプリットでは10月と11月に1回づつ、計2回「リーグ・ウィークエンド」を開催予定です。
    • 10月24~25日
    • 11月7~8日
  • 『Equestrian』スプリットでは2回「リーグ・ウィークエンド」を開催予定です。
  • 『Fencing』スプリットでは3回「リーグ・ウィークエンド」を開催予定です。

 最初の2回のスプリットでは、いずれのリーグにおいても同一リーグに所属する他のすべてのプレイヤーと対戦することとなる(MPL所属プレイヤーはMPL所属プレイヤーと、ライバルズ・リーグ所属プレイヤーはライバルズ・リーグ所属プレイヤーと対戦)総当たり戦を行います。

  • MPL所属プレイヤーは総当たり戦を2回、合計46マッチ行います。
  • ライバルズ・リーグ所属プレイヤーは総当たり戦を1回、合計47マッチ行います。

 2020-2021シーズン最後の3回となる『Fencing』スプリット「リーグ・ウィークエンド」も2日間かけての開催となりますが、総当たり戦ではなくリーグ内の順位をもとに8人、または10人のポッドに分かれて(各ポッドに同数のプレイヤーを割り振ります)同一リーグ内のプレイヤーと対戦を行います。

  • 各「リーグ・ウィークエンド」は1日ごとに異なるフォーマットを用い、計2つのフォーマットで開催します。
  • 各日スイス式トーナメント6回戦を行います。
  • 3回戦ごとに、更新されたリーグ内の順位をもとにポッドを組みなおします。
  • 各ラウンドで成績の近いプレイヤーとペアリングされ、同じ日にすでに対戦のあるプレイヤーと対戦することはありません。
  • 1マッチ勝利するごとに、所属リーグ内の順位に影響するポイントを1点獲得します。

 『Fencing』スプリット「リーグ・ウィークエンド」では、各「リーグ・ウィークエンド」ごとにシーズン終了時に得られる報酬などが確定するため、毎回徐々に参加プレイヤーが減っていきます。各ウィークエンドの結果により以下が確定します。

  • MPL、ライバルズ・リーグ各リーグ内の順位が1位のプレイヤーは「第27回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権」へと招待されます。
  • MPL内下位3名のプレイヤー、およびライバルズ・リーグ内下位7名のプレイヤーは次の「リーグ・ウィークエンド」から除外となります。

 リーグ内の最終順位やポストシーズンに行われる各「ガントレット」への組み分けが「リーグ・ウィークエンド」の結果によって決定するように、『Fencing』チャンピオンシップは最後の「リーグ・ウィークエンド」よりも前に開催する予定です。

 「リーグ・ウィークエンド」では参加プレイヤーに対する報酬があります。また、初の試みとしてMPL、ライバルズ・リーグに所属する72名すべてのプレイヤーが対戦の模様を生放送にてお届けする予定です。

 2日間にわたり、72のチャンネルで繰り広げられる最高峰の戦い、これは最高のプレイヤーたちによるハイレベルな対戦の模様をできる限り多く皆さまにお届けするための、大胆かつ挑戦しがいのある試みです。「リーグ・ウィークエンド」のより詳細な情報や報酬に関しましては、近々生放送にてお知らせする予定です。

リーグに参加するには:2020-2021マジックeスポーツ・ポストシーズン

 2020-2021シーズンの結果をもって、ポストシーズンのトーナメントである「MPLガントレット」、「ライバルズ・ガントレット」および(新規) 「チャレンジャー・ガントレット」が開催されます。各リーグに所属しているプレイヤーと上位の成績を収めたチャレンジャーが2020-2021シーズンの成績に応じていずれかの「ガントレット」へと組み分けられます。

 MPL所属プレイヤーは、リーグ内の最終順位によって以下ように進退が決定します。

  • MPL内上位4名のプレイヤーは2021-2022シーズンのMPLに招待され、「第27回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権」への出場権を獲得します。
  • MPL内5位から12位までのプレイヤーは「MPLガントレット」に出場します。この結果により次シーズンのMPLに残留をするか、ライバルズ・リーグに降格となるかが決定します。
  • (新規) MPL内13位から16位までのプレイヤーは「ライバルズ・ガントレット」に出場します。この結果により次シーズンのMPLに残留をするか、ライバルズ・リーグに降格となるかが決定します。
  • (変更) MPL内17位から24位までのプレイヤーはライバルズ・リーグ降格となります。

 ライバルズ・リーグにおいてもMPLと似た仕組みとなり、リーグ内の最終順位から以下のように進退が決定します。

  • ライバルズ・リーグ内上位4名のプレイヤーは2020-2021シーズンのMPLに招待され、「第27回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権」への出場権を獲得します。
  • ライバルズ・リーグ内5位から20位までのプレイヤーは次シーズンのMPL入りを懸けて「MPLガントレット」に挑みます。また、当該プレイヤーはライバルズ・リーグから降格することはありません。
  • ライバルズ・リーグ内21位から32位までのプレイヤーはMPL入りを懸けた最後のチャンスである「ライバルズ・ガントレット」に挑みます。また、当該プレイヤーはライバルズ・リーグから降格することはありません。
  • ライバルズ・リーグ内33位から36位までのプレイヤーは2020-2021シーズンのライバルズ・リーグに残留する権利を獲得します。
  • ライバルズ・リーグ内37位から48位までのプレイヤーは降格となり、次シーズンからは「チャレンジャー」となります。

 (新規) 最後に、各スプリットのチャンピオンシップの成績に応じて、上位に入賞したチャレンジャーはポストシーズンの「チャレンジャー・ガントレット」に招待されます。「チャレンジャー・ガントレット」についての詳細は次項に記しますが、MPLおよびライバルズ・リーグへの直接の招待や、「ライバルズ・ガントレット」への参加資格を通じてさらなる機会が得られます。

(新規) 「チャレンジャー・ガントレット」

Challenger_Gauntlet

 「チャレンジャー・ガントレット」では、各スプリットのチャンピオンシップにおいて上位の成績を収めた「チャレンジャー」が次シーズンのMPL、またはライバルズ・リーグへの招待を懸けて戦います。

 「チャレンジャー・ガントレット」への参加者は2020-2021シーズンに行われる各チャンピオンシップにおける成績によって決定します。

  • そのイベントに参加している「チャレンジャー」の中で上位8名となる成績、または
  • そのイベントにおいて11勝4敗以上の成績を収めたプレイヤー(2つの条件のどちらを参照するかは、条件を満たしたチャレンジャーが多い方とします)

 「チャレンジャー・ガントレット」に関するより詳細な情報は改めてご紹介する予定です。「チャレンジャー・ガントレット」において「チャレンジャー」が獲得可能な権利は以下の通りです。

  • 上位4名のプレイヤーは2020-2021シーズンのMPLに招待され、「第27回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権」への出場権を獲得します。
  • 5位から12位までのプレイヤーは「ライバルズ・ガントレット」へと招待されます。
  • 上記のいずれにも該当しないすべての「チャレンジャー」は2021-2022シーズンに開催されるいずれかのイベントへの招待を得ます。

「ライバルズ・ガントレット」

Rivals_Gauntlet

 「ライバルズ・ガントレット」では、「チャレンジャー・ガントレット」で出場権を獲得した「チャレンジャー」が次シーズンのMPL、またはライバルズ・リーグへの招待を懸けてMPL所属プレイヤー、およびライバルズ・リーグ所属プレイヤーと戦います。

 「ライバルズ・ガントレット」へ出場する24名のプレイヤーは以下のように構成されます。

  • (新規) MPLのシーズン最終成績で13位から16位までに入ったプレイヤー
  • ライバルズ・リーグのシーズン最終成績で21位から32位までに入ったプレイヤー
  • (変更) 「チャレンジャー・ガントレット」において5位から12位までに入ったプレイヤー

 「ライバルズ・ガントレット」の詳細については改めてご紹介をする予定です。本イベントでの結果によって決まる項目は以下の通りです。

  • (変更) 優勝したプレイヤーは「第27回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権」への出場権を獲得します。
  • 上位4名のプレイヤーは次シーズンのMPLに招待されます。
  • 上記のいずれにも該当しないすべてのプレイヤーは次シーズンのライバルズ・リーグに招待されます。

「MPLガントレット」

MPL_Gauntlet.jpg

 「MPLガントレット」では、ライバルズ・リーグ所属プレイヤーとMPL所属プレイヤーが次シーズンのMPLへの招待を懸けて争います。これに出場するすべてのプレイヤーは、本イベントの結果により次のシーズンでMPL、ライバルズ・リーグいずれかの招待を獲得します。

 「MPLガントレット」へ出場する24名のプレイヤーは以下のように構成されます。

  • MPLのシーズン最終成績で5位から12位までに入ったプレイヤー
  • ライバルズ・リーグのシーズン最終成績で5位から20位までに入ったプレイヤー

 「MPLガントレット」のより詳細な情報については改めてご紹介をする予定です。本イベントでの結果によって決まる項目は以下の通りです。

  • (変更) 「MPLガントレット」優勝および準優勝のプレイヤーは「第27回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権」への出場権を獲得します。(※)
  • (変更) 上位8名のプレイヤーは次シーズンのMPLへの招待を獲得します。
  • 上記のいずれにも該当しないすべてのプレイヤーは次シーズンのライバルズ・リーグに招待されます。

(※「マジック:ザ・ギャザリング世界選手権2019」優勝者がMPLでの最終順位上位4名に入る成績を残していた場合、「MPLガントレット」において3位のプレイヤーも「第27回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権」への出場権を獲得します。)

「第27回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権」

Magic_World_Championship_XXVII_2021

 「第27回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権」は、現在MPLに所属しているプレイヤーやポストシーズンで新たにMPL加わるプレイヤーたちの中から特に好成績を収めた以下の16名を招待し、開催します。

  • 「マジック:ザ・ギャザリング世界選手権2019」優勝者
  • MPLのシーズン最終成績で上位4名に入賞したプレイヤー(※)
  • ライバルズ・リーグのシーズン最終成績で上位4名に入賞したプレイヤー
  • (変更) 「MPLガントレット」優勝者および準優勝者
  • (変更) 「ライバルズ・ガントレット」優勝者
  • (変更) 「チャレンジャー・ガントレット」上位4名のチャレンジャー

(※「マジック:ザ・ギャザリング世界選手権2019」優勝者がMPLでの最終順位上位4名に入る成績を残していた場合、「MPLガントレット」において3位のプレイヤーも「第27回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権」への出場権を獲得します。)

 世界選手権へ出場するということは、すべての競技プレイヤーにとって素晴らしい旅路となるはずです。私たちはこの功績を、その年で最高のイベントを開くことで称えたいと考えています。そしてそれは、見事出場権を獲得した素晴らしいプレイヤーたちを会場に招待し、彼らに焦点を当てた特別なイベントとして実現させるつもりです。

 「第27回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権」はマジックeスポーツの頂点となるイベントとして、実際の会場を使って2021年の夏に開催を予定しています。しかしながら、会場にプレイヤーを集めてイベントを開催することに懸念がある現状を考えますと、今シーズンの終わりにこのような形でのイベントの開催が可能であるかどうかをしっかり精査し、内容を調整する必要が出てくることも考えられます。

2021-2022シーズンの開始

 2021-2022シーズンのMPLおよびライバルズ・リーグは、2020-2021と同様のプレイヤー数となる、MPL24名、ライバルズ・リーグ48名のプレイヤーで開幕します。

2021-2022シーズンのMPL
  • 2020-2021シーズンのMPLでの最終成績上位4名のプレイヤー
  • 2020-2021シーズンのライバルズ・リーグでの最終成績上位4名のプレイヤー
  • (変更) 「MPLガントレット」上位8名のプレイヤー
  • 「ライバルズ・ガントレット」上位4名のプレイヤー
  • (変更) 「チャレンジャー・ガントレット」上位4名のプレイヤー
2021-2022シーズンのライバルズ・リーグ
  • (変更) 2020-2021シーズンのMPLでの最終成績が17位から24位までのプレイヤー
  • 2020-2021シーズンのライバルズ・リーグでの最終成績が33位が36位までで、「ライバルズ・ガントレット」に出場せず、チャレンジャーへの降格も回避した4名のプレイヤー
  • 「MPLガントレット」に出場したプレイヤーのうち、2021-2022シーズンのMPLへの招待を獲得していない16名のプレイヤー
  • (変更) 「ライバルズ・ガントレット」に出場したプレイヤーのうち、2021-2022シーズンのMPLへの招待を獲得していない20名のプレイヤー

2021年に向けて:新たなマジック殿堂制度

 例年通りであれば、ちょうど今ごろ、今年の殿堂顕彰候補者のうちいずれかに票を投じていたことでしょう。しかしながら、今年は普通の年ではありませんでした。日々直面する困難に加え、マジックeスポーツの構造は大きく変わり、以前のシステムと同様の方法で比較をすることができなくなりました。プロツアーでのトップ8入賞、ミシックチャンピオンシップでのトップ16入賞、2017年のチーム・グランプリでのトップ4入賞のうちどれがより優れた功績であるかを精査したい者はいないのです。

MTG_Hall_of_Fame_Under_Construction.jpg

 新たなマジック殿堂制度では競技プレイヤーだけではなく、マジックに革新や貢献をもたらした方、あるいは長期にわたりコミュニティをサポートしている方を候補に含むことを予定していましたが、今年の導入を見送ることとしました。毎年の殿堂顕彰者選考同様、新たな制度についてさまざまな意見があるかと思います。来年2021年には導入予定ですので、続報をお待ちください。

マジックeスポーツ今後の歩み

 さらなる検討を重ねた結果、2020-2021シーズンはプレイヤーの皆さまにより参加しやすく、より良い経験をしていただけるものとなりました。

  • もともと計画していた仕組みでは、チャンピオンシップ出場に対する動機が「チャレンジャー」やリーグに所属するプレイヤーにとって不釣り合いなものとなっていました。しかし、新たに「チャレンジャー・ガントレット」を創設したことにより「チャレンジャー」はMPLやライバルズ・リーグへの招待を獲得する新たな機会を得ましたし、チャンピオンシップの成績に応じてポイントが獲得可能になったことにより、リーグに所属するプレイヤーにとってもより有意義なイベントとなりました。
  • リーグに所属するプレイヤーは同一リーグに所属する他のすべてのプレイヤーとの対戦が確約されました。また、シーズン後半で行う「リーグ・ウィークエンド」においては、より成績の近いプレイヤー同士での対戦が行われるようになります。
  • 「第27回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権」への出場権を「MPLガントレット」ではなく「ライバルズ・ガントレット」に2枠与えるのは間違いであったと判断し、変更しました。
  • 「チャレンジャー」がリーグ参加に挑戦するための機会を増加してほしいとのフィードバックを受け、「チャレンジャー・ガントレット」を新たに創設しました。

 本記事にてご紹介した内容はすでに発表した内容と重なる部分も多いですが、新たな情報も非常に多かったことを理解しています。今後も私たちは必要に応じて適宜変更を加えていきますし、以下の3点のような、マジックeスポーツに参戦するプレイヤーの皆さまをサポートするための手段を紹介していく予定です。

  • Magic.ggに記事のカテゴリーや検索、フィルター機能を追加します。(英語)
  • イベント情報や専用のヘルプデスクがある「マジックeスポーツ・ヘルプセンター」を始動します。
  • MTGアリーナの「ランク戦シーズン」で使用されたデッキを共有するハブサイトを作ります。

 引き続きご意見をいただきありがとうございます。2020-2021シーズンをより良いシーズンとして築いていくことを楽しみにしています。

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