2019年11月11日

　キューブ・ドラフト。カオス・ドラフト。ワッキー・ドラフト。そのへんに出しっぱなしのカードの束でやるドラフト。

　私たちマジック・プレイヤーはときどき、ちょっと変わった面白いドラフトを楽しみます。他にない体験を得られて真剣に遊べて、そして何よりプレイしていて最高に楽しいドラフトを。何でも起こり得るドラフトは、マジックで味わえる体験の中でも特に素晴らしいものです。

　そこで『Mystery Booster』の登場です。

　『Mystery Booster』は、カオス・ドラフトやキューブ・ドラフト、その他特にルールのないドラフトなどから着想を得たブースターパック製品です。簡潔に説明すると「ちょっとひねりを加えたカオス・ドラフトをパックに詰めた製品」と言えるでしょう。

　皆さんの中には、マジックフェスト・リッチモンドでこの一風変わった素晴らしいドラフト用製品の記念イベントを目にした方がいるかもしれませんね。この製品はこれまでにない大胆な新作なので、きっといろいろと聞きたいことがあるでしょう。ここでいくつかのご質問にお答えします。

　マジックフェスト・リッチモンドに行けなかった？ 今週木曜日の午後２時(PST)に Twitch.tv/magic にてお届けする「Weekly MTG」配信では、ウィザーズ・オブ・ザ・コーストのお馴染みのメンバーで『Mystery Booster』ドラフトを行う予定です！ ぜひ私たちのドラフトの様子を見ながら、チャット欄でご質問ください。（編訳注：配信は英語です。）

　『Mystery Booster』には、マジックの歴代セットから1,694種類の再録カード（収録カードリストは記事末尾をご覧ください）と、121種類の「サプライズ」が収録されます。８人でドラフトしても、同じカードが出てくることはまずないでしょう。

　さらに、「ミステリー」の名を冠する製品らしく、『Mystery Booster』には２つのバージョンがあります。今後開催予定のマジックフェストや、12月6～8日(PST)にアメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィアにて開催予定の「PAX Unplugged」（リンク先は英語）などのイベントで使用できる「Convention Edition」と、2020年3月13日から発売される「WPN version」の２つです。

　「Convention Edition」には15枚のカードが封入されており、そのうち14枚は大量の再録カードのどれかで、残る１枚は「サプライズ」です。私たちはそれらを「R&D Playtest cards（開発部プレイテストカード）」と呼んでいます。サプライズを味わいたい方のために詳しい内容は秘密にしておきますが、「R&D Playtest cards」の全カードを見たい方は、 『Mystery Booster』リリースノート（英語）をご確認ください。サプライズを楽しみたい方は、カード名とアーティストの一覧だけをこちら（英語）でご覧いただけます。

　「WPN version」にも15枚のカードが封入され、そのうち14枚は再録カードのどれかで、残る「サプライズ」枠は121種類のフォイル仕様カードです。フォイル仕様のカードは通常の収録カードとは別のものであり（つまりこちらも、1694種以上のカードが収録されることになります）、繰り返し楽しめるドラフト体験をさらに強化します。その上、フォイル枠には超エキサイティングなカードも含まれていると聞きました。シーッ。今のは内緒ですよ。（フォイル枠に収録されうるカードの一覧は、3月13日の発売が近づきましたら発表します。）

　『Mystery Booster』には、他にない体験を楽しめる秘密があります。1694種のカードから選ばれる14枚の枠には、それぞれ121種類ずつ独立したシートが割り振られているのです。だからドラフト全体を通して同じカードが２枚出現することはありません！ 14枚の詳しい内訳については、後日、開発者ガヴィン・ヴァーヘイ/Gavin Verheyより記事をお届けしますので、お楽しみに。

　また、『Mystery Booster』の収録カードは元のセットのシンボルやコレクター番号で出現します。違いはそれだけ？ それから、カードの左下隅には、こんな風にプレインズウォーカー・シンボルが小さく印刷されています。

　『Mystery Booster』はこれまでにない製品であり、皆さんに楽しく、刺激的で、そしてちょっとミステリアスな体験をお届けできれば幸いです。このミステリアスな新セットについては、後日、開発者ガヴィン・ヴァーヘイより制作秘話と詳しい内容をお届けします。

　『Mystery Booster』を体験できるマジックフェストやイベントの予定は、後日改めて発表します！

（注：以下のカード一覧のリンク先では、『Mystery Booster』版のものが表示されるとは限りません。）