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MTGアリーナ:ベータテスト更新情報(2019年8月)

Wizards of the Coast
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2019年8月29日

 

(編訳注:記事中に記載の時刻は、特記がない限り日本時間です。)

 9月27日の『エルドレインの王権』実装とともに、年に1度のローテーションが訪れ、スタンダードは新たなスタートを切ります。今こそ、「MTGアリーナ」を始める(あるいは復帰する)絶好のチャンスです。スタンダード環境の刷新リニューアル報酬と9月を通して行われる特別なイベント、そして「Historic」……見逃せない出来事が目白押しです。


 

ローテーション

 間もなく実装される『エルドレインの王権』の登場とともに、スタンダードはローテーションを迎えます。ローテーションは年に1度行われるスタンダードの刷新であり、環境は激変し刺激的なものになります――毎年、秋のセットの登場とともに古いセットが4つスタンダードから去るのです。

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 つまり、間もなくスタンダードは『イクサラン』、『イクサランの相克』、『ドミナリア』、『基本セット2019』との別れのときを迎え、同時に『エルドレインの王権』をMTGアリーナ・ファミリーに迎え入れるときがやって来ます。

 『エルドレインの王権』をご存じない方にご説明しますと、このセットでは「アーサー王伝説」と童話をもとに、マジックならではのひねりを加えた新たな世界が舞台となります。MTGアリーナに実装され次第、スタンダードは激変を迎えることでしょう。

 0.18.00.00(9月5日)の更新では、今後の出来事をゲーム内で体験できるような要素を追加します。私たちは、皆さんがこれから来るエキサイティングな時間にしっかり備えられるよう、お手伝いしたいのです。

大きな疑問のおさらい!

  • スタンダード2020:MTGアリーナにおけるスタンダードのローテーションは、『エルドレインの王権』が実装される9月27日に行われます。
  • コレクションのリセットはありません:あなたのコレクションはリセットされず、ワイプされず、カードが削除されることもありません。ローテーションしたセットのカードも引き続き、スタンダード以外のフォーマットで使用できます!
  • Historic:スタンダードを去るからといって、それらのカードが使えなくなるわけではありません! デジタル・ゲームであるMTGアリーナと広がり続けるマジックのカード・プールを活かした、経験豊富なプレイヤー向けの奥深いフォーマット「Historic」は、11月に実装予定です。
  • Historicに関しては、初期の発表から多くの変更が加えられていますので、ぜひこのまま読み進めてください!

 

リニューアル報酬と特別なイベント

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 新たな次元が舞台となる新たなセットの登場とスタンダード環境の刷新が起きる今こそ、私たちは皆さんを温かく『エルドレインの王権』の世界へ迎え入れたいと思っています。そこでこの最新セットのMTGアリーナへの実装に先駆けて、特別なイベントと報酬をご用意します。それらで前夜祭を盛り上げ、9月27日の実装後さらなる報酬を皆さんにお届けします。

イベント

 9月10日より、皆さんが新たなスタンダード環境に備える助けとなる特別なイベント、「スタンダード2020」を開催します。このイベントでは、『ラヴニカのギルド』以降のカードだけでデッキを構築して対戦します。『エルドレインの王権』のプレビューが始まったら、9月27日の実装後に加えたい新カードを確認しつつデッキを試す絶好の場になるでしょう。

 このイベントは参加費無料で、「プレイ」および「ランク戦」に対応予定です。2連勝するごとに200XP獲得でき、お好きなだけプレイできます。『基本セット2020』セット・マスタリーの遅れを取り戻したい方や完遂まで数レベル足りない方に朗報です――「お好きなだけ、プレイできます」よ。

 ついでに、皆さんにリマインダーをお届けしておきましょう。『基本セット2020』セット・マスタリーは9月26日午後8時に終了しますので、お気をつけください!

報酬

 9月27日以前にMTGアリーナへログインしたプレイヤーの皆さんには、特別な「リニューアル・ギフト」もお贈りします。中には、ローテーション後に使用できるセット(『エルドレインの王権』も含む)のレア以上のカードが10枚入っています。そして新セットの実装は新たなセット・マスタリーの始まりでもありますが、リニューアル・ギフトはその報酬をさらに拡張します。リニューアル・ギフトを受け取った方は全員、セット・マスタリーの25レベルまでの報酬にアンコモンのカード報酬とブースターパックの報酬が追加されます――マスタリー・パスの購入は必要ありません!

 繰り返しになりますが、リニューアル・ギフトは9月27日以前にログインした方限定のギフトです。これが新たなスタンダードのカードを集める第一歩となれば幸いです。冗談抜きで、今こそMTGアリーナの始めどきですよ!


 

Historicについて

 以前初めてローテーションやリニューアルについてお話ししたとき、私たちはマジック:ザ・ギャザリング アリーナにおけるローテーションなしのフォーマット、「Historic」の計画をご紹介しました。そのときは、Historicは「プレイ」のみの対応となり、追加のイベントやさらに古いセットの実装、そしてランク戦への対応計画はないとお話ししましたね。

 ……そう、今日は、そのほとんどが変わったことをお伝えしに来たのです!

Historicの再設計

 私たちはプレイヤーの皆さんから寄せられたフィードバックを精査し、ローテーションなしのフォーマットであるHistoricに再び最初から取り組みました。そして、その核となる理念を決めました。

  • 他の構築フォーマット(つまりスタンダード)とは異なるプレイ体験を得られること
  • 競技的な側面も持ちあわせること(例えばランク戦)
  • 長期的に見てMTGアリーナのためになるバランスを見つけること

 ですが理念が大きくなれば、複雑さも増す(あるいは……付随するものが多くなる)ものです。既存のプレイヤーが持つコレクションを活かしつつ、Historicを始めやすいフォーマットにするためには、どのようにバランスを取れば良いでしょう? 古いセットのカードを追加するために必要な開発時間を確保しつつ、スタンダードとは異なるプレイ体験をもたらすには、どうすれば良いでしょう? 新しいフォーマットに新規プレイヤー用のモードを追加する場合、(マッチングにかかる時間を含め)マッチメイキングの質はどうなるでしょう?

 私たちはこれらの疑問について熟慮を重ね、Historicに変更を加えてきました。こうして皆さんに発表できる日を迎えられて嬉しく思います。

新しいカードを加える

 先ほど箇条書きにした理念の1番目からお話ししましょう――Historicが「オールド・スタンダード」のようなものではなく楽しく独特なデジタル・マジック体験を皆さんにお届けするには、どうすれば良いでしょう? 私たちの答えは「Historicにカードを加える」というものでした。月並みな手段かもしれませんが、デジタル・ゲームであるMTGアリーナと広がり続けるマジックのカード・プールを活かした素晴らしい方法にたどり着けたと思います。

 11月より、マジックの過去のカードをMTGアリーナへ追加し、Historicで使えるようにする予定です。追加するカードについては、収録セットやカード・タイプ、レアリティなどに制限は設けません。11月は15~20枚ほど追加し、今後も定期的に追加していく予定です。目標としては、四半期ごとにカードを追加していきたいと考えています。追加されたカードの大半は、スタンダードのセットとは独立した扱いになります(詳しくはのちほどお伝えします)。

 過去のカードをすべてMTGアリーナに実装してほしいという方のお気持ちもわかりますが、率直に言って、膨大な量のカードを追加するには相応の開発時間が必要であり、それに対してHistoricへの良い影響はごくわずかです。そのため、そこまでの労力はかけられないというのが正直なところです。いつかスタンダード以外のセットがすべて実装される日が来るかもしれませんが、今はHistoricを楽しみにしている現役プレイヤーの皆さんにとって嬉しいカードを追加することに注力します。

 私たちはマジックの開発部とともにHistoricを楽しいフォーマットにするための追加カード選定に取り組んでいますが、もちろん皆さんがMTGアリーナで使いたい大好きなカードについてのご意見もお待ちしています。後日、どのカードを優先的に追加するか皆さんにお聞きしたいと思っているので、どうかお見逃しなく!

歴史に名を残す者

 続いて2番目の理念、「競技的な側面も持ちあわせること」を実現するためにはどうすれば良いでしょう? 「ランク戦を追加する」と答えた方、正解です。

 私たちはHistoricへのカードの追加に加えて、皆さんがHistoricをプレイできる場を広げるつもりです。まずは12月に、Historicの「マッチ・ランク戦」を実装します。構築ランクはスタンダードと共有されますが、HistoricのデッキはHistoricのデッキとしかマッチングしません。なお、はじめは期間限定(およそ4週間)でHistoricのランク戦を開放する計画です。

 Historicに競技的な側面を持たせる際には、導入を進める前にフォーマットの健全さとマッチメイキングの質を正確に測れるよう、細心の注意を払って行うつもりです。Historicの感触を確かめたら、それに合わせてランク戦を開放する頻度を調整し、ランクをスタンダードと分けるべきか判断します。現時点では、Historicのランク戦開放期間は1つのセットのシーズンが終わる前の4週間を計画しています。期間の長さは、各セットの実装間隔によって変わる予定です。

 私たちは他にもHistoricをプレイできる場を広げようと考えており、11月からは月に1回以上はHistoricのイベントを開催しようと計画しています。イベントの内容はHistoric版のシングルトンやコモン構築からまったく新しいものまで、幅広くご用意する予定です。それから、先述した追加カードを手に入れられるイベントも開催予定です。現時点では、11月に開催予定のイベントでは参加費を設ける計画ですが、参加した時点で追加カードを得られる仕組みにします。詳細につきましてはまた後日、11月の更新前にお知らせします。

 それまでは、以前お伝えした通り1本先取の「プレイ」モードでローテーションしたカードを使用できます。「プレイ」は1つしかありませんが、デッキにスタンダードで使用できないカードが含まれている場合は同様のデッキとだけマッチングします。

Historicのコレクション

 上記に挙げた理念の中でも、おそらく3番目の実現が一番難しいものと思われます。私たちは、マジック初心者の皆さんには主にスタンダードやドラフトでゲームのことを学びながらコレクションを増やしていただき、Historicはマジックが持つ豊かな歴史を探検したい経験豊富なプレイヤーの皆さんにお楽しみいただきたいと思っています。ですが同時に、私たちはHistoricをローテーションなしのフォーマットとして正しくサポートしていくために、HistoricがMTGアリーナ全体に与える影響を長期的に見る必要があります。

 難しい問題ですが、そのために私たちはHistoricのカードにおけるワイルドカードの扱いを変更するつもりです。11月の更新以降、Historicのカードを作成するにはそのレアリティのワイルドカードが1枚ではなく2枚必要になります。Historicのカードがスタンダードのセットにも収録されている場合は、スタンダード版の該当カードはワイルドカード1枚で作成できますが、過去のバージョンを作成するには2枚必要になります。例えば、《光明の縛め》の『イクサランの相克』版または『ラヴニカのギルド』版のいずれかを持っていればHistoricでプレイできますが、11月以降、『イクサランの相克』版を作成するためにはコモンのワイルドカードが2枚必要になり、一方で『ラヴニカのギルド』版はコモンのワイルドカード1枚で作成できます。いずれの版も、Historicとスタンダードの両方で使用できます。

 移行期間としての猶予を持たせるために、この変更は11月まで適用されません。それまでは、Historicのカードもすべてワイルドカード1枚で1枚作成できます。

 またHistoricのセットも引き続きストアで購入できますが、それらは今後、45パック・セットのみの販売になる予定です。これまでのところ一番人気のあるパック・セットを残すというわけです。この変更は9月27日から適用されます。

 また、Historicのコレクションを増やせるドラフトをプレイしたい方のために、Historicのリミテッド・イベントもときどき開催する予定です。Historicドラフトの参加費などの詳しい情報は、後日改めて発表します。なおHistoricのカードやブースターパックについても、スタンダードのセットと同様に被り回避の機能や宝箱の進行などに対応予定です。

『エルドレインの王権』プレオーダー

 おっと、『エルドレインの王権』プレオーダー・セットの販売が9月5日から始まることをお伝えしていませんでしたね。これまでのプレオーダー・セットと同様に、今回も期間限定販売となり、50ドルで『エルドレインの王権』ブースターパックを50個購入できます。それから*検閲済み*のカード1枚とそのカード・スタイルに加えて、購入した時点でカード・スリーブが手に入ります。

Historicの今後の計画まとめ

 Historicについてはお知らせすることが多くあり、これからたくさんのことが起こります。要約すると、9月27日以降はスタンダードのデッキでもスタンダードでないデッキでも「プレイ」モードをお楽しみいただけます。そして「Historic」がフォーマットとして正式に実装されるのは、11月中ということになります。現在の私たちの計画について、以下に重要な日程と行われる変更をまとめて掲載します。

2019年9月27日
  • ローテーションにより、『イクサラン』、『イクサランの相克』、『ドミナリア』、『基本セット2019』がスタンダードから去ります。
  • その後も引き続き、「プレイ」モードと「指名対戦」モードでローテーションしたカードを使用できます。
  • これまで通り、ワイルドカード1枚で同じレアリティのカードをどれでも1枚作成できます。
  • ローテーションしたセットも引き続き、ストアでボックス購入特典プロモ付きの45パック・セットを購入できます。その他の購入オプションは削除されます。
2019年11月
  • Historicが正式に導入されます。
  • マジックの過去のカードを15~20枚ほどMTGアリーナに追加し、Historicで使えるようにします。
  • 追加されたカードに注目した特別なHistoricのイベントを開催します。
  • Historicのカードを作成するために必要なワイルドカードの数が増加します(ワイルドカード2枚で1枚作成可能)
2019年12月
  • Historicのランク戦が始まり、マッチ・ランク戦にも対応します。Historicのランク戦で勝利すると、そのシーズンの構築ランクが上昇します(この時点ではHistoricとスタンダードのランクは分かれていません)。
四半期ごと(2019年11月以降)
  • Historicにカードが追加されます。
  • 追加されたカードに注目した特別なHistoricのイベントを開催します。
  • Historicのランク戦を開放します。
毎月(2019年11月以降)
  • Historicのイベント(コモン構築やシングルトンなど)を開催します。

クリンナップ・ステップ

 間もなくリニューアル・シーズンが始まり、セットのローテーションが起こります。Historicも鋭意整備中です。今回ご紹介した更新は9月5日に行われるので、メンテナンス時間などの情報はステータス・ページ(リンク先は英語)をご確認ください。また、@MTG_ArenaのTwitterアカウントでも最新の更新情報をお届けしますので、フォローよろしくお願いします。

※訳注:日本語では@MTGArenaJPから情報を発信いたします。

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