2019年5月16日

（編訳注：画像は英語版の開発中のものです。）

　2019年5月の「ベータテスト更新情報」へようこそ！ 今回の更新はデジタル・プロダクト・マネージャーのリー・シャープ/Lee Sharpeとともに取り組み、来週皆さんにお届けする新しい素敵なイベント（と報酬）について意見を交わしました。

「『灯争大戦』クロニクル」イベント開催

　『灯争大戦』は、マジック：ザ・ギャザリング史上最も意欲的なセットのひとつです。このセットではプレインズウォーカーが大量に登場し、長年の物語がひとつの終幕を迎えるのです（あるエルダー・ドラゴンの何千年にもわたる物語に終止符が打たれます）。そこで私たちは、「MTGアリーナ」プレイヤーの皆さんにもプレイを通してこの物語を体験していただき、「ラヴニカ次元」やそれを守る「プレインズウォーカー」たちについてもっと知ってもらいたいと考えました。そのことを目標に取り組んだ５月の更新では、これまでにない物語中心のイベント・シリーズ、「『灯争大戦』クロニクル」を開催します。このイベントでは、週替わりでプレイを楽しみながら『灯争大戦』の物語における重要な場面を味わうことができ、さらに報酬としてステンドグラス版プレインズウォーカーのカード・スタイルが手に入ります。

　このイベントでは他にも新たな要素として、「報酬トラック」が採用されます。「MTGアリーナ」のイベントはそのほとんどが特定の回数勝利するか敗北するまでプレイできますが、「『灯争大戦』クロニクル」では……制限なくプレイし続けられるのです！ 勝利数に応じて報酬がもらえ、さらにそれらを達成するまで何ゲームプレイしても問題ありません。構築フォーマットの週は、イベントをやり直さなくてもデッキに変更を加えられます。そしてこのイベントでのプレイはすべて、デイリー・クエストの達成やウィークリー勝利ボーナスを得る助けになります。ただし、イベント報酬がもらえるのは一度きりです。

　それから、「『灯争大戦』クロニクル」が参加費無料であることはもう言いましたっけ？ たしか言ったと思いますが、まあ念のためもう一度お伝えしておきましょう――このイベントをプレイするのにゴールドもジェムも必要ありません。そしてゲームに勝利するごとに、『灯争大戦』のトレーラー映像を彩った美しいステンドグラスのアートを用いたカード・スタイル獲得に近づくのです。イベントでは、毎週異なるカード・スタイルが手に入ります。加えて、ストアで購入できるスタイルもあります。さらに、各ステンドグラス版カード・スタイルには、このイベントにふさわしい特別なフレイバー・テキストもご用意しています。その多くは、グレッグ・ワイズマン/Greg Weisman著『War of the Spark: Ravnica』（英語）から引用された文章です。

　5月23日の更新とともに、早速「『灯争大戦』クロニクル」パートⅠが始まります。ラヴニカで大戦が勃発するのです。

ミシックチャンピオンシップ予選ウィークエンド

　『ラヴニカの献身』シーズン１またはシーズン２でリミテッドあるいは構築のミシック・ランキング1000位以内を達成したプレイヤーの皆さん、「ミシックチャンピオンシップ予選ウィークエンド」が間もなくやって来ます！ 最近ログインした方はゲーム内でお祝いのメッセージを受け取り、プロフィール画面には予選参加資格を示す新しいバッジが表示されていることでしょう。大事なことなので、この記事を流し読みしている方のためにも太字にしておきます――参加資格を得たはずなのにゲーム内のお知らせがなかった方や、プロフィール画面にバッジが表示されていない方は、すぐにMTGアリーナ カスタマーサポートまでご連絡ください。5月25日に、ゲーム内で「ミシックチャンピオンシップ予選ウィークエンド初日イベント」が行われます。それに参加するために、バッジが必要なのです！

その他の重要事項

• ５月の更新が実装されると、ゲーム内にミシックチャンピオンシップ予選イベントのプレビューが用意されます。そのイベントが予選初日に参加するものです！
• フォーマットは、任意で15枚のサイドボードを使用できる２本先取のスタンダードです。
• ミシックチャンピオンシップ予選イベントには、太平洋時間5月25日午前６時（日本時間午後10時）から参加できます。
• 予選イベントでプレイするためには、太平洋時間午前７時（日本時間午後11時）までに参加していなければなりません。
• 太平洋時間午後４時（日本時間翌26日午前８時）以降は、新たにマッチを始められません。その時点で進行中のマッチは最後までプレイできます。
• すべてのマッチを終えるために、イベントが始まったらできるだけ早くプレイを始めることを強くおすすめします。

　「ミシックチャンピオンシップ予選ウィークエンド」についての詳細は、Mythic Championship Qualifier Weekend: Day 1 Guide（リンク先は英語）をご確認ください。

２本先取のモードにおける持ち時間制

　「ミシックチャンピオンシップ予選ウィークエンド」といえば、２本先取のフォーマットにはターンの制限時間に加えて、マッチ中の持ち時間も実装予定です。両プレイヤーとも30分の持ち時間が与えられ、それはプレイヤーが優先権を得るたびに消費されます。つまり、１マッチ合計最大60分で決着をつけるというわけです（ただし、サイドボーディング中は持ち時間が減ることはありません）。マッチが終了する前に持ち時間をすべて消費してしまったプレイヤーは、その時点のゲームの勝敗に関わらずマッチの敗北となります。残り持ち時間は、タイマーをマウスオーバーすると確認できます。また、残り時間が少なくなると自動的に表示されるようになります。

　なぜ今ここで実装するのか？ 何度もお伝えした通り、「MTGアリーナ」は本格的なデジタル・マジック体験をご提供する計画のもとで作られており、これもその一環です。現在私たちは、ゲーム内の競技イベントで２本先取のフォーマットを採用することにしています。そこでテーブルトップの競技形式と比較したときに、「MTGアリーナ」で本格的な体験をご提供し続けるためには持ち時間制の追加が必要だと感じたのです。今回の更新では「ミシックチャンピオンシップ予選ウィークエンド」に限り持ち時間が実装されますが、今後、２本先取のイベントすべてに実装予定です。

　何はともあれ……様子を見ます！ まずは持ち時間制が２本先取のフォーマットにどのような影響を与えるか観察し、あわせてプレイヤーの皆さんからのフィードバックを精査し、それから他のイベントやプレイモードへの変更を検討します。私たちはまだ試行錯誤を繰り返している段階であり、今回の「持ち時間制」も皆さんに可能な限り最高の「MTGアリーナ」体験をお届けできるよう取り組み続けることのひとつなのです。

基本土地のフィルター機能

　最後に、５月の更新で長らく待ち望まれていた機能が実装されることをお伝えします――デッキ構築中に基本土地のイラストを選べるようになります。コレクション画面かデッキ構築画面で「基本土地」のフィルターを選択すると、「MTGアリーナ」内のすべての基本土地イラストをご覧いただけます。そしてもちろん、これはドラフトやシールドのイベントでも機能します！ また新たなフィルターは他のフィルターと組み合わせることもできるので、特定のセットと固有色で検索すればお求めのイラストが見つかりやすいでしょう。『灯争大戦』シールドのイベントなら『灯争大戦』の基本土地を使いたい？ どうぞ！

　ただし「高度なフィルター」で基本土地のフィルターを有効にしなければ基本土地が表示されませんので、ご注意ください。まず基本土地のフィルターを選択しないと、「島」や「沼」で検索しても結果は出ません。さらに、私たちが誇る法魔道士たちによると、基本土地は他の土地タイプを持つカードとは区別されて、レアリティのひとつとして扱われるようです（そのため、フィルター選択画面でもレアリティの欄に並んでいます）。もうひとつの「土地」フィルターは以前と同様に機能しますが、検索結果に表示されるのは基本でない土地と初期設定の基本土地５種類のみです。

クリンナップ・ステップ

　以上が５月の更新内容です！ 新たなイベント・シリーズに新たな見た目アイテム、初開催の「ミシックチャンピオンシップ予選ウィークエンド」、そして待望のデッキ構築機能が、来週５月23日に「MTGアリーナ」へやって来ます。メンテナンスの情報はステータス・ページ（リンク先は英語）をご確認ください。また公式Twitter（英語）をフォローしていただければ、最新ニュースや更新情報を随時お届けします。来月の更新は小さなものになると思われますが、６月末ごろ公開予定の次回の「ベータテスト更新情報」もお楽しみに。『基本セット2020』の導入などについてお伝えします。