2018年4月23日

 

　『ドミナリア』プレリリースが先週末に開催されて、皆さん歴史的で伝説的な雰囲気を味わっていただけたと思います！ 今回はイベント規定の更新をお知らせします。

　毎回の更新において、ほとんどの変更は小さなものです――文法の訂正、ルールの意図をより明確にするための言葉の変更、「保守する」更新（新しいセットの発表によって発売ごとに更新される項目）などです。しかしながら、時には大きな変更が行われることがあり、その変更を以下に記載します。

マジック：ザ・ギャザリング・イベント規定更新

　こちらはマジック：ザ・ギャザリング・イベント規定の最新の発表（こちらで英語版をご覧いただけます）に関してルールの項番順に記載したものです。詳細を確認したい場合は文書に実際に書かれている文章を参照してください。

全体：マジックの製品で行われたように、すべての文において「He or She」を性別を問わない「They」に変更します。（訳注：日本語ではすでに「そのプレイヤー」「自分」などとなっているので変更はありません。）

はじめに：更新スケジュールが明確化されました。この節の表ごとにイベント規定と違反処置指針が更新されます。追加の更新が行われる可能性があります。禁止制限カードを扱う追加の更新は少なくとも４週間前に告知されて行われます。その他の変更は常に行われる可能性があります。

1.11節（観客）：ルール適用度プロにおいて観客がジャッジに問題が起きている可能性を伝えている間に、観客は試合に干渉（プレイヤーに試合を止めるよう要請することなど）ができません。公式カバレージ・スタッフがジャッジに報告する前に試合を止めることができるように改定されました。

2.13節（ビデオ・カバレージ）、4.6節（ゲーム上の配置）：しばらく前に、ビデオ・カバレージ時のマッチにおける標準的なカードの配置に関するルールが導入されました。これらのルールはイベント規定の意思疎通の章の中にできた独自の節へと移されました。多くの要求により、ルール適用度競技とプロでの（ビデオ・カバレージだけでなく）全てのマッチにこのルールが適用されるようになりました。これに関するトビー・エリオット/Toby Elliottの詳細な説明がこちらでご覧いただけます（リンク先は英語）。

2.14節（総量の記録）：この節は１月のイベント規定の更新で再検討されたもので、すでに有効になっています！ これは4.1節（プレイヤーの意思疎通）に移動しました。

3.4節（代用カード）：ウィザーズがフォイル版以外を印刷したことがないカードについて、そのカードがデッキ内で区別が付く場合にのみジャッジによって代用カードが発行できるようになりました。

3.15節（サイドボード）：プレイヤーがサイドボーディングするときに１対１で入れ替えなくてもよいと明示されました。サイドボードの枚数が15枚ちょうどでなくても良いようにルールが変更されて以来これは真実でした。しかしながら、これに関する文をより明示的にするのに十分なほどの質問が寄せられていました。

4.1節（プレイヤーの意思疎通）：これが今回最大の変更です。ライフの総量に関するルールはここに移されました。加えて、第４のタイプの情報（「情況/Status」）が、ライフの総量やプレイヤーが得るカウンターを統合し、統治者と都市の承認メカニズムの問題を助けるために追加されました。（この変更に関する全ての説明をご覧になりたい方は、トビー・エリオットの解説をこちらからご覧ください。（リンク先は英語））

4.2（イベントでの手順省略）：プレイヤーからプレインズウォーカーへのダメージの移し変えに関するルールが変更されたので、それに関する手順の省略が削除されました。

6.3節（スタンダード・フォーマット・デッキ構築）：この節はエキスパンションの一部であるがそのエキスパンションのブースターからは出てこない新しいボックス購入特典の解説のために更新されました。

6.7節（ブロック構築フォーマット・デッキ構築）：マジックのセットからブロック構造が削除されたことに伴い、このフォーマットはサポートしなくなりこの節は削除されました。

8.2節（チームの構成と識別）：３人チームのうち１人がトーナメントからドロップしたか失格になった場合、チーム全体がドロップもしくは失格になるということを明確にするために文書を更新しました。実際には、ワールド・マジック・カップのチームはチームとしてプレイすることを選んだのではなく、そのイベントへの招待ポリシーによってチームになったため例外が定められています。

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　今回の更新は以上です！ マジックのイベント規定に関する疑問がある場合、以下の資料を見ることをおすすめします。

マジック：ザ・ギャザリング・イベント規定（最新の英語版はこちらでご覧いただけます）

　これはマジックの競技イベント・プレイを管理する主たるルール文書であり、以下のことを定義しています。

• イベントの基本
• 参加者の役割と責任
• イベントの機構
• イベント規定抵触行為
• さまざまなイベントのフォーマット
• 認定規定

違反処置指針（最新の英語版はこちらでご覧いただけます）

　この文書には、ルール違反に対して推奨される懲罰と処置の方法が書かれています。

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　私はトーナメント・レベルのマジックに興味がある人にこれらの文書を読むことをおすすめします。これらはトーナメントを進めるためのルールなので、これらの文書を熟知していることはより良いプレイヤーになる助けになります。いくつかの場合では、マジックイベント規定がマジックのゲームのルールよりも優先されることがあるので、これらのルールを知っておけば厄介な状況に陥ることをを避けることができます。またウィザーズ・オブ・ザ・コーストのゲームサポートにお問い合わせいただいても結構です。お問い合わせに関する情報はこちら（日本窓口）でご覧いただけます。

スコット・ララビー (@ScottLarabee)

（編訳より：日本公式ウェブサイト内の日本語版ルール文書は後日翻訳更新予定です。）