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Mファイル『基本セット2019』編・白青黒
2018年7月13日
「Mファイル」最新話へようこそ! 『基本セット2019』が発売されたことだし、今日は私たちの最重要機密たる社内データベース「ドレイク」(以前は「マルチバース」と呼ばれていた)に収められているデザイン・ファイルの、興味深い中身をじっくり味わってみよう。「ドレイク」は、マジック開発部が開発中のセットにフィードバックを与える、多くの手段のひとつだ。さまざまな意見をもとに製作が進められ、やがてブースターパックに封入されて君たちのもとへ届けられるわけだ。
いくつかのカードについては、すでにリード・デザイナーのイーサン・フライシャー/Ethan Fleischerが「#M19CardStories」というハッシュタグをつけてTwitterで話をしている。だから今回は、他のマジック開発部メンバーによるコメントだけでなく、イーサン直々のより詳しい話もあわせて紹介しよう。
今回のコメンテーターを知りたい? こちらをクリックしてくれ。
《返報》
EEF: 《神聖なる評決》再録→新カード〈報復/Retribution〉。《暗殺》のカラー・シフト版……いや、軽くなった《復讐》ですかね。
DEL: 《Retribution》はすでにカード名になっています。他の言葉にしてください。
EEF: 〈報復/Retribution〉→〈処罰/Punish〉。『ホームランド』に《Retribution》というカードがあることをなぜか失念していました。
SPS: 基本セットで大型クリーチャーを簡単に吹き飛ばせるのが良いことなのか疑問ですな。
EEF: 攻撃することが馬鹿らしくならない、新しいデザインです。
私たちは比較的シンプルな白の除去呪文を必要としていた。《神聖なる評決》の再録が検討されていたが、イーサンがより良いアイデアを見つけた。《神聖なる評決》は、しばしばゲームを気まずい状態にした。《神聖なる評決》を持つ側は毎ターン4マナを構え続け、攻撃する側は最強のクリーチャーでの攻撃を避けるんだ。その点、《返報》はすっきりしている。攻撃する側のクリーチャーは少なくとも1回は攻撃でき、奇妙な心理戦を繰り広げて多くのマナを無駄にすることがなくなるというわけだ。
As I mentioned in my thread on Herald of Faith, some new players have a hard time figuring out whether it's a good idea to attack or not. It was @jamessooy who pointed out to me what an explicit disincentive cards like Divine Verdict are. #MTGM19 #M19CardStories #WOTCstaff 1/4
— Ethan Fleischer (@EthanFleischer) July 8, 2018
《信仰の伝令》のときも言いましたが、新規プレイヤーの中には攻撃するべきか否かの判断に苦労する方がいます。「《神聖なる評決》のような明確に攻撃を阻害するカードは、一体どういうことなのか」と@jamessooyから指摘されました。 #MTGM19 #M19CardStories #WOTCstaff 1/4
What a slap in the face, right? You finally work up the courage to attack, and the game says, "What, did you actually try to do something? Your creature is dead." 2/4
— Ethan Fleischer (@EthanFleischer) July 8, 2018
「こんな屈辱的なことはないよ。せっかく勇気を出して攻撃したのに、『やっちゃったね。君のクリーチャーは死ぬよ』だなんて」 2/4
We were able to simply reprint Luminous Bonds as one of our pieces of common white removal, but we needed to design a new card for our second common white removal spell. 3/4
— Ethan Fleischer (@EthanFleischer) July 8, 2018
白のコモン除去としては《光明の縛め》を再録できましたが、私たちは新しい白のコモン除去をデザインする必要がありました。 3/4
Take Vengeance allows the opposing player to complete their attack, accomplishing something, and then kills the creature on the following turn. This is far less punishing to attacks than Divine Verdict and friends. 4/4 pic.twitter.com/qolzxlAmJZ
— Ethan Fleischer (@EthanFleischer) July 8, 2018
《返報》は対戦相手に攻撃を許し、クリーチャーは次のターンに除去される前に一定の仕事を果たせます。《神聖なる評決》系統のカードと比べて、攻撃を阻害することはずっと少なくなるでしょう。 4/4
《信頼できる荷役獣》
EEF: 白が弱すぎました。新しいカードを試してみましょう。
DEL: こういう新しいカードは、能力が任意なのか強制なのかを決める必要がありますね。
ALLI: デジタル版で好ましいのは強制の方で間違いない。今のままだと、墓地にアーティファクトがある限り、誘発するたびクリック回数が増える。アーティファクトが1枚だけの場合でも、任意だとクリックすることになる。
DEL: 強制に変更。
ああ、古き良き荷役獣よ、2018年のカード・デザインへようこそ。マジックはこれからも、紙のカード・ゲームであると同時にデジタル・ゲームとしても生き続ける。現代のマジック・デザイナーたる私たちは、デジタル版でも可能な限りスムーズに機能するようカードの製作に取り組んでいる。シンプルな新しいデザインのカードに関しては、可能な限りユーザーの手を煩わせないような文章にすることも大いにあり得るんだ。でも安心してくれ。クリックの数を理由にクールなデザインを諦めるようなことはしないから。
《牙の騎士》
EEF: {4}{W}{W}、3/6警戒。
EEF: 3/6→3/7。これで緑の6/6トランプルのコモンをブロックできます。
「緑の6/6トランプルのコモンを」とか、イーサン正気か?! これで《巨大な戦慄大口》がただのインターネットの流行りネタじゃないことがわかったね。『基本セット2019』のリミテッド・テスト中、恐竜たちとやり合うために《牙の騎士》のタフネスを強化するのが大流行していた。狩るべきドラゴンがいないときはね……
《疎外》
EEF: セットへの最近の追加。
ABRO: 開発部カフェへようこそ。お飲み物はいかがですか? 「じゃあアイソラテを」
DSJ: 何を言ってるんです。
ELI: そのジョーク超面白い! DSJに説明してやってくれないか?
アンドリュー・ブラウンのダジャレが炸裂だ。優れたデベロッパーが持つ最大の技術のひとつは、デザイン・チームから降りてきたカードに直感的なニックネームをつけられることだ。若きドナルドにとっては、今回のセットが栄光の初舞台だった。ゆえにアンドリューのダジャレ攻めに込められたユーモアが見えず、取り合わなかったようだね。
《浄化の輝き》
EEF: 何かおまけつきの5マナのラスが欲しいところですね。
AP: フューチャー・フューチャー・リーグでのミーティングを経て、「クリーチャーかエンチャントか、またはその両方をすべて破壊する」に変更。
MDT: 今はエンチャントによる除去が多くありますが、それらを用いるデッキこそ、このカードを欲しがると思います。クリーチャーとエンチャントの両方を破壊したい場面がそんなにあるとは思えません。
EEF: 「アーティファクトをすべて破壊する」も加えたら強すぎますかね? よりクールになると思うのですが。
SPS: たぶん強すぎですな。でも素敵なカードに見えるようになるのは大歓迎ですぞ。
ID: そうだな。ではアーティファクトも選択肢に入れて、モード呪文にするのはどうだろう?
DEL: 「以下から1つまたは両方を選ぶ。→以下から1つを選ぶ。」「エンチャント→アーティファクトとエンチャント」
私たちは、最近5マナの全体除去を多く作っている。《対立の終結》(これは少し弱すぎた)から《燻蒸》(これは良い塩梅だった)までさまざまだ。また、赤にも《破滅の刻》を与え、破壊不能を失わせることで『アモンケット』の神々への対処が可能になった。そしてイーサンは、『基本セット2019』でも新しいものを求めた。はじめはクリーチャーとエンチャントをすべて破壊する呪文だったが、最終的にまったく新しい素敵なモード付きラスに進化した。これを使う側が、特定のタイプのパーマネントに対処するため使っているエンチャントによる除去カードを、自ら破壊しなくても良いようになったんだ。
《前兆語り》
EEF: 『テーロス』からの再録です。
ELI: 占術は強いし、《前兆語り》という名前も「占術を行う」の意味を新規プレイヤーが感じられる豊かな響きを持っている。やったね!
ROSEJ: このセット唯一の占術持ちですね。
ELI: 今は3枚のうちのひとつだね。
DEL: 占術持ちが2枚になりました。
ABRO: これで決まり!
During #MTGM19 vision design, @dave_judgment made a great list of keywords and game concepts that new players have trouble with for one reason or another. #WOTCstaff #M19CardStories 1/5
— Ethan Fleischer (@EthanFleischer) July 5, 2018
#MTGM19の展望デザイン中、@dave_judgmentが新規プレイヤーが困るキーワードやゲーム内の概念をまとめて長大なリストを作成しました。#WOTCstaff #M19CardStories 1/5
We managed to avoid a lot of these in M19, but we needed to bite the bullet and just teach players a few of the hard ones. Scry was one of these. You have to scry every time you mulligan, so it's imperative that you understand it. 2/5
— Ethan Fleischer (@EthanFleischer) July 5, 2018
『基本セット2019』ではそのリストに挙げられたものの大半を避けましたが、それでもいくつかは難しくともプレイヤーに学んでもらう必要があり、心を鬼にして入れました。占術もそのひとつです。マリガンをするたびに行う占術は、知っておかなければいけません。 2/5
The problem with scry lies in the creative concept. The verb "to scry" (to foretell the future) simply isn't used in modern English. You need to have a strong background in fantasy literature or Renaissance magical practices to have encountered this word before. 3/5
— Ethan Fleischer (@EthanFleischer) July 5, 2018
占術が抱えている問題は、クリエイティブ上の概念にあります。そもそも、「to scry」(未来を予言する)という動詞は現代英語では使われていないのです。ファンタジー文学やルネッサンス期の魔術研究に造詣が深い人以外、この言葉に出会った経験がないでしょう。 3/5
A lot of the cards we've printed do nothing to help explain the concept. 4/5 pic.twitter.com/8iQ10Xc9Le
— Ethan Fleischer (@EthanFleischer) July 5, 2018
これまで印刷されてきたカードの多くは、占術の概念をうまく伝えられていません。 4/5
I found a great card to reprint in Omenspeaker, originally printed in Theros. This is a very resonant concept, an oracle, that ties directly into the concept of scrying. It comes in a scries once, so there aren't too many decisions to make with it. 5/5 pic.twitter.com/9yArWrqzsH
— Ethan Fleischer (@EthanFleischer) July 5, 2018
そこで見つけたのが、再録カードとして最適な『テーロス』の《前兆語り》でした。このカードで表現されている「神託者」のコンセプトは、占術のコンセプトと相性抜群だったのです。占術を行うのも戦場に出たときに一度だけなので、多くの決断を迫られることもありません。 5/5
イーサンのTwitterでの発言にあるように、「占術/scry」という能力の名前はファンタジー文学をかなり読んでいる人でないとピンとくるものじゃない。だからその機能と名前をフレイバーたっぷりにわかりやすく結びつけてくれるクリーチャーが見つかったとき、そのカードの収録は満場一致で決まった。おまけに、今回のセットでは占術の数字を2で統一した。それもまたわかりやすいね。
《旅立った甲板員》
EEF: 新カードです。わずかながら海賊デッキに新戦力を。
YS: ミニ・チームからのリミテッドに関わる穴埋め的な変更を追加。
PI: 海賊デッキで試すのが楽しみだ!
DEL: 起動型能力をひとつ持たせました。
GJ: このブロックされない能力をもっと多くのスピリットに持ってほしい!
EEF: 以前よりさらにスピリット感が増しましたね。
私たちは常に新しいことに挑戦しているが、今回はまったく新しい回避能力を持った面白いクリーチャー・タイプの組み合わせを試してみた。このカードは「トップダウン」デザインの権化だ。つまり、クリエイティブ面のフレイバーがカードの機能と直接結びついているんだ。私たちの仕事は、まさに「海賊の幽霊」をデザインすることだった。
《機械と共に》
AF: これらのアーティファクト関連のカードは、ただアーティファクトを持っているかどうかだけ見ていて、そのアーティファクトが何なのかや何をするのかが活かされていない。どう改善しようか?
EEF: 点数で見たマナ・コストを見るようにしました。
KEN: 《ドラコ》が愛しくなるね。
MDT: 点数で見たマナ・コストを参照するのは基本セットにふさわしいでしょうか?
SPS: レアなら大丈夫ですぞ。もっと良い言い回しがあればとは思いますが。
AP: おいケン、愛しくなるのは《金属製の巨像》だろ。
私たちは、あなたがコントロールするアーティファクトの数だけを参照するメカニズムをよく作っている。だが今回、大胆不敵のリーダーたるアーロン・フォーサイスは、アーティファクトの数だけを数えるのとは少し違ったものを求めた。そこでイーサンは、あなたがコントロールするアーティファクトで最も重く、最も大切な1枚を《機械と共に》の力を引き出す鍵とした。これには《ドラコ》とスタンダードの《金属製の巨像》の愛好家たちも大喜びだ。さらにここでは、メリッサが素晴らしい質問をしている。点数で見たマナ・コストは、呪文を唱える際に重要なことだ。戦場にあるカードの点数で見たマナ・コストをプレイヤーに意識させるものは、レアにすべきだろう。
《星学者》
EEF: 新カードです。
EEF: {3}{U}→{2}{U}。
EEF: 戦場に出たとき、あなたがアーティファクトをコントロールしている場合、カードを1枚引く→戦場に出たとき、墓地からアーティファクト・カードを1枚手札に戻す。
EEF: {2}{U}、2/2→{3}{U}、3/2。
EEF: 3/2、戦場に出たとき、墓地からアーティファクト・カード1枚を手札に戻す。→2/4、あなたがアーティファクトをコントロールしている場合、ブロックされない。
EEF: 2/4、アーティファクトがあるならブロックされない→3/2、戦場に出たとき、アーティファクトがあればカードを1枚引く。
EEF: 3/2→3/1。
EEF: 3/1→3/2。
ROSEJ: おかえりなさい。
真の学者は、旅の行き先ではなくそこへ至るまでの旅路こそが大事なんだと知っている。イーサンがひとりごとを続けているのはなんだか間抜けに見えるかもしれないが、これらの変更はリミテッドのプレイテストのたびに行われたものだ。《星学者》は常に変更されていた。リミテッドのバランス調整役を担い、青が他の色と渡り合えるよう支えていたんだ。他のカードの変更も十分に行われた結果、ついにこの学者は元の場所に戻ってきたのさ!
《鏡像》
ROSEJ: {2}{U}で「あなたがコントロールするクリーチャーを1体コピーする」にしたいです。
EEF: おおせのままに。
ROSEJ: 願いが簡単に叶った。他の願いはどうですか?
KEN: 新しい家がほしい。
EEF: / \
EEF: | |
EEF: ―――
ABRO: 大・成・功。
願いはときどき叶うものだ。
《骸骨射手》
ピン/Ping
【動】 クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とし、それに1点のダメージを与えること。通常は起動型能力で行われる。
EEF: {2}{B}、2/2→{3}{B}、3/3。
EEF: -1/-1の修整→ピン。より「射手」らしく。
JDR: これは黒と赤の境界線を曖昧にしているように見える。
EEF: フレイバーとゲームプレイ上の理由から色を曲げているのは事実です。
DEL: たしかに。私は弓を引く筋肉がある射手が好きです。
KEN: 射手だと言うなら、なんでフレイバーに全力を注いで到達も付けないの? フレイバーに全力を注いじゃダメなのか?
EEF: 答えが出ていますよ、ケン。
ROSEJ: すでにフレイバーに全力を注ぐところまで「到達」しているとも言えますね。
よく言った、ジェイムズ。このカードもトップダウン・デザインの例だ。クリーチャーに-1/-1の修整を与える方が黒のカラー・パイに沿っているというのは間違いない。これは、カードに込められた物語をより伝えやすくするために、黒という色にできることを押し広げたケースだ。クリーチャーを文字通り弱体化するのではなく小さなダメージを与える方が、より「射手」らしさを感じられる。そこで私たちは、黒が通常持つ能力の境界付近のデザインを進めたんだ。
《墓場からの復活》
EEF: 『異界月』からの再録です。
EEF: 「黒のゾンビ」というテキストが余分だとベン/Benが懸念を示しました。個人的にはとても好きなのですが、慎重に検討すべきでしょう。
ELI: 『基本セット2010』の目標は共感を最大限に高めることだったから、それが良かった。今回の目標は理解しやすさを最大限に高めることだから、良くないかもしれない。
MJG: 私も「黒のゾンビ」が大好きだ。共感は理解しやすさにつながるものだよ。
DEL: このカードに関してはMJGに賛成です。
『基本セット2019』の主な目標は、新規プレイヤーを迎え入れることだ。だからもちろん、クリーチャーに「黒のゾンビ」であることを追加するこのカードに、機能的なメリットは多くないだろう。だが闇の力を受けてゾンビとして蘇るというコンセプトは大衆文化で広く見受けられ、伝わりやすい。さまざまな習熟度のプレイヤーにカードのことを伝える際に、大きなメリットになるんだ。
《墓地の司令官》
EEF: 新カードです。
ABRO: 追放するクリーチャーは1体で頼む!
EEF: {2}{B}:2枚追放→{1}{B}、{T}:1枚追放。
ABRO: もっと強くしてほしい。
EEF: 能力の起動コストをもう1マナ減らしますか?
EEF: FFLミーティングを経て、{1}{B}、{T}→{2}{B}。
DEL: {1}{B}→{B}{B}。3/1→3/2。
これらのコメントを見ると、アンドリューがすごく墓地好きである(あるいは彼自身が司令官である)ように見えるかもしれない。しかし実は彼がやっていたのは、フューチャー・フューチャー・リーグ(社内のプレイテスト)で面白い動きを見せたカードを強化し、スタンダードの構築級カードになるまで繰り返すという仕事だった。多くのプレイテストを経て、アンドリューとイーサンはこのカードを誰もが満足する場所へ着地させたんだ。
《リリアナの契約》
EEF: ヨニからの新カード、ソーサリーの勝ち手段です。4点のライフを支払うことになるかもしれません。
MDT: おもしろいです!
YS: リミテッドで実現不可能な点は受け入れられる?
EEF: 条件はこれで良いと思います。
KEN: ルール104.3f「あるゲームにおいて、あるプレイヤーが勝利条件と敗北条件を同時に満たした場合」に関わるカード?
ELI:いや、手札が2枚で残りライフ2点、そしてデーモンを4体コントロールしている場合、状況起因処理で敗北する前に勝利する。
ABRO: 僕も勝利条件と敗北条件を同時に満たすことになると思った。プレイヤーには疑問に思ってほしくないところだね。
EEF: 私はタイミングが気になります。除去を握っておいて、このカードを唱えるところを狙うことができますよね。デーモンが戦場でなく墓地にいることがあるのでは?(笑)
ELI: (笑)。でもずいぶん強くなったね。ちょっと相互作用がなさ過ぎるかな?
MDT: 待ってください。エンチャントにして、戦場に出たとき4枚引いて4点失うようにすれば良いのでは?
EEF: それなら多くの問題を解決できますね。ソーサリー→エンチャント。
DEL: やりましたね。
ELI: 《秘儀での順応》とコンボだ!
EEF: 《秘儀での順応》のコンボがひとつ増えましたね。
EEF: さらに強化します。{4}{B}{B}→{3}{B}{B}。
またしてもメリッサが成功をもたらした! ヨニのデザインは素晴らしかったが、ソーサリーだと処理のタイミングに問題があった。そこで複数の誘発型能力を持つエンチャントにすることで、見事に機能するようになったんだ。
Having @mtgaaron on the #MTGM19 set design team was great for a lot of reasons, not the least of which was that he would periodically think of things that the set was missing and challenge us to make it better. #M19CardStories #WOTCstaff 1/7
— Ethan Fleischer (@EthanFleischer) July 3, 2018
#MTGM19のセット・デザイン・チームに@mtgaaronを迎えられたのは、多くの点で心強かったです。彼は特にセットに欠けているものについて定期的に考え、それを改善するための課題を提示してくれました。#M19CardStories #WOTCstaff 1/7
He noticed that the set was too self-contained; it wasn't implying that there was a wider world of Magic: the Gathering out there to explore. We were sorta getting there with our cycle of tribal lords, but we needed something louder and flashier. 2/7
— Ethan Fleischer (@EthanFleischer) July 3, 2018
彼はこのセットが小さくまとまり過ぎていることに気づきました。マジック:ザ・ギャザリングには探検しがいのある広い世界があることを、暗示できていなかったのです。部族ロードでいくらかは示していたものの、もっと大きく、派手に見せる必要がありました。 2/7
Yoni Skolnik came up with a sweet design for Liliana's Demonic Pact. 3/7
— Ethan Fleischer (@EthanFleischer) July 3, 2018
そのとき、ヨニ・スコルニクがリリアナの悪魔との契約をテーマにした素敵なデザインを持ってきました。 3/7
(We'd already made a really cool card in Magic Origins that shook out of You Make The Card 4 representing Liliana's Demonic Pact, but we wanted to look at the event from a new angle.) 4/7 pic.twitter.com/eL0CLYQRMu
— Ethan Fleischer (@EthanFleischer) July 3, 2018
(リリアナの悪魔との契約を表現したカードは、第4回「You Make The Card」で登場したアイデアをもとに『マジック・オリジン』で作りました。それでも私たちは、この出来事を新しい角度から見たかったのです。) 4/7
So yeah, Yoni's new card was very specific about Lili's pact being with four demons. 5/7 pic.twitter.com/yQjNw8yCKK
— Ethan Fleischer (@EthanFleischer) July 3, 2018
そしてヨニがデザインした新しいカードは、リリアナが4体の悪魔と契約したことを明白に表現したものでした。 5/7
But there is only ONE demon in M19! 6/7 pic.twitter.com/Mz9NZ5MzYP
— Ethan Fleischer (@EthanFleischer) July 3, 2018
ですが『基本セット2019』には、デーモンは「1体」しかいません! 6/7
A player who wants to win with Liliana's Contract is going to have to go looking for some more demons, thus finding the exciting world of more Magic sets! 7/7
— Ethan Fleischer (@EthanFleischer) July 3, 2018
《リリアナの契約》で勝ちたいと思ったプレイヤーは、他のデーモンを探すことになります。そして、さまざまなマジックのセットの魅力的な世界と出会うのです! 7/7
もう時間かい? しょうがないな。来週は赤、緑、多色、アーティファクト、土地を見ていこう!
それではまた。
ダン・マッサー (@daniis7)
(Tr. Tetsuya Yabuki / TSV Yusuke Yoshikawa)
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