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開発秘話

Making Magic -マジック開発秘話-

メカニズム的カラー・パイ 2021年版変更点

Mark Rosewater
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2021年10月18日

 

 以下は、メカニズム的カラー・パイ 2017年版からメカニズム的カラー・パイ 2021年版までのすべての変更の詳細な一覧である。各変更のあとに、何が変わったのかとその理由について青い枠の中で解説している。

 詳細の話を始める前に、5種類の変更について説明しておこう。

文章変更 ― 旧版と新版の間で、文章が変更になっている。旧文章と新文章を並べて解説しよう。旧文章には、何が消されたり変更されたりしたのかわかるように取り消し線を引き、新文章は新しい部分がわかるように緑で書いてある。

ラベル変更 ― 各分類の名前を変更している。旧ラベルと新ラベルを並べて書く。メカニズム的カラー・パイは英語のアルファベット順に並べているので、これによって配置順が変わっていることが多い。

状態変更 ― どの色が1種色、2種色、3種色かが変わっている。

分類削除 ― 分類全体やその一部を取り除いている。

分類追加 ― 分類全体やその一部を追加している。既存の分類に関係しない、新しい分類は最後に追加されている。

 各分類ごとに、変更の種類を記載し、新旧両版を太字で掲載する。その後、その変更の理由について説明する。

 色の協議会は、それらすべての変更についての会議を開いた。各色の担当者は追加や削除や必要だと思われる変更の一覧を作り、チーム全体でそれについて議論した。


ラベル変更:「Abyss」

「Abyss」(毎ターン、すべてのプレイヤー/対戦相手はクリーチャー1体を生け贄に捧げる。)

繰り返し、強制的にクリーチャーを生け贄に捧げさせる(毎ターン、すべてのプレイヤー/対戦相手はクリーチャー1体を生け贄に捧げる。)

もとのメカニズム的カラー・パイの記事では大量のスラングを使っていたので、スラングを排除できる場所を探していた。ほとんどの場合、長年印刷されていないカードを参照しているだけのスラングは排除している。例えば、《The Abyss》は1994年に発売された3つ目のセット、『レジェンド』のカードである。再録禁止リストに入っており、テーブルトップでは再販されていない。

分類追加:アーティファクトのクリーチャー化
アーティファクトのクリーチャー化(自軍のクリーチャーでない、対象の/すべてのアーティファクトはアーティファクト・クリーチャーになる。)
  • 1種色:青
  • 2種色:緑

青は、クリーチャーでないアーティファクトをアーティファクト・クリーチャーにすることが一番多い色である。緑は2番目に多い色である。

この変更のもう1つの目標は、過去に削除された、あるいは新しい能力を追加することであった。この場合、アーティファクトのクリーチャー化は『アルファ版』まで遡る。これは単にもとの記事から抜けていただけである。私は、パーマネントのクリーチャー化の記事を拡張することにした。2017年版には、土地のクリーチャー化しか書かれていなかった。

分類追加:エンチャントのクリーチャー化
エンチャントのクリーチャー化(自軍でオーラでない(すべての)エンチャントはクリーチャー・エンチャントになる。)
  • 1種色:白
  • 2種色:青

白は、他のエンチャントをクリーチャー化する色である。青には、特定の条件でクリーチャー化するエンチャントが存在する。

エンチャントのクリーチャー化はアーティファクトのクリーチャー化ほど古くはないが、長年マジックに存在している。2021年版で加筆した。

文章変更:土地のクリーチャー化

土地やクリーチャーにもっとも密接に関わる色である緑は、土地をクリーチャーにすることが最も多い色である。通例、土地でもあり続ける。そうする場合、我々はそのターンにプレイしたもの(召喚酔いになる)かどうか心配しなくていいように速攻を与えることが多い。土地について特別な例外緑がクリーチャーに速攻を与えることは少ないが、これは土地だけの特別な例外である。赤はこの能力を、攻撃することで1回限りのダメージを与えるカードのように使う。すべての色がこの分類に手を付けているが、それは頻繁ではないし、通例としてはその色の基本土地・タイプをクリーチャー化するだけであり、サイクルになっていることがほとんどである。

土地やクリーチャーにもっとも密接に関わる色である緑は、土地をクリーチャーにすることが最も多い色である。通例、土地でもあり続ける。そうする場合、我々はそのターンにプレイしたもの(召喚酔いになる)かどうか心配しなくていいように速攻を与えることが多い。赤はこの能力を、攻撃による単発型のダメージ・カードとしてこの能力を少量使っている。すべての色がこの分類に手を付けているが、それは頻繁ではないし、通例としてはその色の基本土地・タイプをクリーチャー化するだけであり、サイクルになっていることがほとんどである。

色の協議会では、土地のクリーチャー化は白、青、黒を3種色とするかどうかについて激論があったが、『神河謀叛』の源獣サイクルや『戦乱のゼンディカー』の覚醒メカニズム、各色に対応した自身をクリーチャー化できる数々の土地(ただし土地は有色ではないことは強調しておこう)を考えると、これは使えるようにしたいものであると感じられたので、3種色のままにした。しかし、通例、個別のカードデザインではなくもっと大きな、サイクルなどのセットのテーマでなされることが通例であると指摘しておいた。

文章変更:アーティファクト破壊

通例、赤と緑はコモンに1枚アーティファクト破壊カードがあるが、緑はアーティファクトでもエンチャントでも破壊できる呪文であることが通例である。(エンチャント破壊 参照)白のアーティファクト破壊は、通例、アンコモンである。

通例、赤と緑はコモンに1枚アーティファクト破壊カードがあるが、緑はアーティファクトでもエンチャントでも破壊できる呪文であることが通例である。(エンチャント破壊 参照)白はコモンにアーティファクト破壊が増えつつあり、通例エンチャントも破壊できる。

この変更は、白のアーティファクト破壊の開封比を高めているということを知らせるだけのものである。白と緑の両方に、アーティファクトやエンチャントを破壊できるコモンが存在できると判断したのだ。緑のほうが少しだけ得意であるべきである。

文章、状況変更:《放逐する僧侶

  • 1種色:白
  • 2種色:青、緑

これは特にリミテッドにおいて白の最も効率的な対策カードの1つである。多くはクリーチャーが持つ能力だが、他のパーマネントが持つこともある。この能力を持つのは必ずパーマネントで、多くはクリーチャーかエンチャントである。我々は青や緑でこの能力をクリーチャーを「食べる」というフレイバーで戦場に出たときの誘発型能力として使うことがある。

  • 1種色:白

これは特にリミテッドにおいて白の最も効率的な対策カードの1つである。多くはクリーチャーが持つ能力だが、他のパーマネントが持つこともある。この能力を持つのは必ずパーマネントで、クリーチャーかエンチャントであるのが通例である。

これは、もとのメカニズム的カラー・パイの記事の中で比較的賛否両論だった部分の1つである。緑でこの能力を使えるようにしたかった(実際、私は『エルドレインの王権』でこれを持つ〈大きくて悪い狼〉を作った)ので、楽観的に、あの記事に書き込んだのだ。それは全体として好評な考えではないとわかり、緑に追加されることはなかった。青にはこれをするカードがあった(《壮大な鯨》)が、会議で、これは青でするべきことではないと決めた。最終的に、この能力は白だけのものになったのだ。

文章、状況変更:基本土地計数

  • 1種色:赤
  • 2種色:青、黒、緑
  • 3種色:白

すべての色がこれを使えるが、黒、赤、緑に寄っていることが多い。

  • 1種色:赤
  • 2種色:黒、緑
  • 3種色:白、青

すべての色がこれを使えるが、赤が最も多く黒と緑がそれに続く。

これは、時間をかけてゆっくりと移行していったものの1つである。歴史的表現よりも現在の立ち位置を反映するように、私は色を動かしているのだ。

分類除去:追加のクリーチャーをブロックする

追加のクリーチャーをブロックする(各戦闘で、このクリーチャーは追加でN体のクリーチャーをブロックできる)

この能力はかつては白にだけ存在していたが、ゲームプレイ的な理由で緑に必要だと感じたので緑にも持たせることにした。緑でこの能力を使う数が増えれば、白の数を減らすことはありうるだろう。

さまざまな理由から、使われることがなくなった能力なので、この記事からも取り除いた。

ラベル、文章変更:「バウンス」

「バウンス」(対象のクリーチャー/パーマネントをオーナーの手札に戻す。)

  • 1種色:青
  • 2種色:白、緑

青はあらゆるタイプのパーマネントをバウンスできるが、最近は土地をバウンスする頻度が下がっている。入場効果で、クリーチャー1帯をバウンスすることが多い。(開発部はこれを最初にしたカードにちなんで《大クラゲ》効果と呼んでいる。)白は自分のパーマネントを守るためにだけ(そしてしばしばクールなコンボ的なもののために)バウンスできる。緑は、大型クリーチャーをプレイするコストとして多くはアップキープ・コストでクリーチャーをバウンスする。

手札に戻す(対象のクリーチャー/パーマネントをオーナーの手札に戻す。)

  • 1種色:青
  • 2種色:白
  • 3種色:緑

青はあらゆるタイプのパーマネントをバウンスできるが、最近は土地をバウンスする頻度が下がっている。入場効果で、クリーチャー1帯をバウンスすることが多い。(開発部はこれを最初にしたカードにちなんで《大クラゲ》効果と呼んでいる。)白は自分のパーマネントを守るためにだけ(そしてしばしばクールなコンボ的なもののために)バウンスできる。緑は、大型クリーチャーをプレイするコストとしてクリーチャーをバウンスする。

「バウンス」はスラングであり、単純な語で置き換えられるので、置き換えることにした。また、緑では最近使っていない能力なので、緑を2種色から3種色にした。

ラベル、文章、状況変更:ライブラリーへの「バウンス」

ライブラリーへの「バウンス」(クリーチャー/パーマネント1つをオーナーのライブラリーの一番上あるいはその数枚下に置く。)

  • 1種色:青
  • 2種色:白

 青はこれを超《送還》として行う。一方、白は遅延戦術というフレイバーで行うことが多い。

ライブラリーに戻す(クリーチャー/パーマネント1つをオーナーのライブラリーの一番上あるいはその数枚下に置く。)

  • 1種色:青

青はこれを、手札に戻す効果の強化版として使っている。青はカードをライブラリーの数枚目に置くことや、一番上の数枚に混ぜて切り直すことがある。白もこれをすることがあったが、今は白からは取り除かれている。

数年前、使う頻度が低く、超《送還》として感じさせるのが最適だと思われたので、この効果を白で使うことをやめた。ラベルの変更は、先の分類についてやったことと同じである。

文章、状況変更:攻撃されない
  • 1種色:白
  • 2種色:緑

これはあまりしない効果ではあるが、そのターン、あるいは特定のパーマネントが戦場にある間、あなたが攻撃されるのを防ぐ効果である。

  • 1種色:白

これはあまりしない効果ではあるが、そのターン、あるいは特定のパーマネントが戦場にある間、あなたが攻撃されるのを防ぐ効果である。

これはあまり使わない能力なので、2種色の必要はなかった。最初、緑が書かれていたのは、過去に緑でしたことがあったからであるが、今は緑ではやっていない。

文章、状況変更:ブロックできない

  • 1種色:黒
  • 2種色:赤

長い間、我々は黒は「ブロックできない」、赤は「攻撃しなければならない」と、クリーチャーの欠点を色ごとに分けていた。やがて、「ブロックできない」という欠点のほうが良いゲームプレイにつながることが多いとわかったので、赤にも時々この欠点を使い始めたのだ。

  • 1種色:黒、赤

長い間、我々は黒は「ブロックできない」、赤は「攻撃しなければならない」と、クリーチャーの欠点を色ごとに分けていた。やがて、「ブロックできない」という欠点のほうが良いゲームプレイにつながることが多いとわかったので、黒同様に赤もこの欠点を使い始めたのだ。

この変化は、ゲームプレイ上いいものに向かって変化しているという一例である。「攻撃強制」は非常に赤らしいが、それは「ブロックできない」よりもずっと弱かったので赤では「ブロックできない」を大きく増やし、赤を1種色にできるようにした。

文章変更:カードを引く

青はカードを引くことに関して最高である。数も多く、制約もない。黒でカードを引く場合、必ず何らかの追加のコストが伴う。ほとんどの場合はライフの支払いだが、パーマネントを生け贄に捧げることもある。緑でカードを引く場合、通例、クリーチャーに関わっているが、時折土地に関わっていることがある。白は(たとえばデッキに装備品を満載するなど)特定の戦略に集中したときにだけカードを引くことができる、非常に狭いものである。すべての色にキャントリップ(カード1枚を呪文で引くこと)はある。赤は、衝動的ドローとホイーリングの2つの例外を除き、カード・アドバンテージを得られない。衝動的ドローホイーリング 参照)

青はカードを引くことに関して最高である。数も多く、制約もない。黒でカードを引く場合、必ず何らかの追加のコストが伴う。ほとんどの場合はライフの支払いだが、パーマネントを生け贄に捧げることもある。緑でカードを引く場合、クリーチャーに関わっている。かつては土地に関わっていることもあったがその結果緑でカードを引くことと青でカードを引くことが近くなりすぎたのでやめた。すべての色にキャントリップ(カード1枚を呪文で引くこと)はある。最高のキャントリップ呪文があるのは青で、最高のキャントリップつき小型クリーチャーは白、最高のキャントリップつき大型クリーチャーは緑である。現在でも白はカードを引くことの3種色だが、白にカードを引く新しい能力を追加している。最大の制約は、白がカードを引く場合、一度に引くのではなく時間をかけて引く、つまりカードを引くのはターンに1枚というものである。(多人数戦では、白が対戦相手の数に関連して複数枚引ける場合がある。)キャントリップを除くと、赤がカードを引くのは以下の3種類の例外だけである。衝動的ドロー、「懲罰者」効果、ホイーリング。(衝動的ドロー「懲罰者」効果ホイーリング 参照。)

統率者戦プレイヤーが増えたことで、我々は各色がどうカードを引くかについてかなり再考する必要があった。(そのフォーマットではカードの流量の重要性が高いのだ。)青と黒はほぼそのままだった。緑でカードを引く能力を少し落とし(それでも2種色だが、緑のプレイスタイルを反映し、土地に関連せずクリーチャーだけに関連するようになった。)赤を少し強め(衝動的ドローの開封比が高くなっている)、白がカードを引く頻度を定義した。
状況変更:カード濾過

カード濾過(自分のライブラリーの一番上からN枚を見て、N枚を自分の手札に加え、残りを好きな順番でライブラリーの一番下に置く。)

  • 1種色:青
  • 2種色:緑

青は情報の色なので、これから引くカードが何なのかを選ぶ能力を持つことは喜ばしいことである。カード濾過は、何枚かのカードを引いて同じぐらい捨てるルーター効果と似ていることがある。緑がこれをする場合、パーマネントの一部だけを手札に入れれるのが通例である。

カード濾過(自分のライブラリーの一番上からN枚を見て、N枚を自分の手札に加え、残りを好きな順番でライブラリーの一番下に置く。)

  • 1種色:青、緑

青は情報の色なので、これから引くカードが何なのかを選ぶ能力を持つことは喜ばしいことである。カード濾過は、何枚かのカードを引いて同じぐらい捨てるルーター効果と似ていることがある。緑がこれをする場合、パーマネントの一部(通例クリーチャーや土地)だけを手札に入れられるのが通例である。

教示者の数を減らしているので、ライブラリーの一番上の数枚から探すことが増えていた。そのため、緑の土地やクリーチャの濾過の開封比が上がり、緑を青と並ぶ1種色にすることができた。

文章、状況変更:対象の起動型/誘発型能力の打ち消し

  • 1種色:青
  • 2種色:緑

しばらくの間、この効果は緑の効果だったが、今は青に寄せている。

  • 1種色:青
  • 3種色:緑

しばらくの間、この効果は緑の効果だったが、今は青に寄せている。近年の緑には通例アーティファクトの起動型能力を打ち消す効果がまれに存在している。

この能力は最初緑だったが、青が1種色になっている。この変更は、この能力が緑であまり使われなくなっていることを反映している。

文章、状況変更、小分類追加:単体クリーチャー破壊

対象のクリーチャーを破壊する

  • 1種色:黒

黒はクリーチャー破壊の王であり、どんなクリーチャーでも殺せる唯一の色である。

パワーが4以上の対象のクリーチャーを破壊する

小型クリーチャーの王者として、白は大型クリーチャーも破壊できる。

対象のクリーチャーを破壊する

  • 1種色:黒
  • 2種色:白

黒はクリーチャー破壊の王であり、どんなクリーチャーでも殺せる唯一の色である。白もクリーチャー単体を殺すことはできるが、通例、コストが高い。白も黒も、この種の呪文でクリーチャーを破壊でなく追放することがある。

黒は変わらずクリーチャー破壊の第1人者だが、白の開封比が上がり、この能力の2番手になったという事実を反映させようと考えた。

パワーが以上の対象のクリーチャーを破壊する

小型クリーチャーの王者として、白は大型クリーチャーも破壊できる。我々は、この効果の下限を、4から3に引き下げた。

常にパワー4以上であることが基準だったものを、3以上であればいいことを多くした。

対象のクリーチャーを破壊する。そのコントローラーは埋め合わせを得る。

  • 1種色:白

この効果は白と青に存在していた(青は変身のフレイバーだった)が、今は白だけの効果である。

この変更は大きい。青は、クリーチャーを破壊してそのコントローラーに変身を示すトークン・クリーチャーを加えるというように考えていた。プレイヤーからの多くの反響を受けて、我々は、青はクリーチャーを破壊できるとは思えない色であり、青でするのは間違いだと判断した。我々は青に、クリーチャーのスタッツを一時的に、あるいは後に取り除くオーラで、変更できるようにしている。埋め合わせつき除去(相手のクリーチャーを殺し、それと引き換えに相手が何かを得る)は今は白だけのものである。

文章変更:全体クリーチャー破壊

パワーが4以上の対象のクリーチャーを破壊する

  • 1種色:白

巨大クリーチャーを殺すのは白の仕事なのでそれとクリーチャー全体除去を組み合わせることができる。パワーのしきい値は4であることがほとんどだが、調整されて少し増えたり減ったりすることがありうる。

  • パワーが以上のすべてのクリーチャーを破壊する
  • 1種色:白

巨大クリーチャーを殺すのは白の仕事なのでそれとクリーチャー全体除去を組み合わせることができる。パワーのしきい値は3であることがほとんどだが、調整されることがありうる。白は他の条件による全体除去もすることがあるが、その条件を満たすすべてのクリーチャーを破壊することが多い。

単発型のクリーチャー除去と同様、白の基準が4以上からしばしば3以上に移った。

文章、状況変更、分類削除:クリーチャー修整

+N/+N(呪文)

  • 1種色:白、緑
  • 2種色:黒

これの最も一般的な使われ方は、緑の《巨大化》系効果で、通例は+3/+3だが、少し変動することはある。白の強化は通例+2/+2やそれ未満だが、同時に能力も与えることがほとんどである。白の唯一の例外は、ブロック・クリーチャーに限れば大きな修整を得られるということである。黒にも小規模な強化がある場合があり、能力も与えるのが通例である。この4色とも、コンバット・トリックなのでこの能力はインスタントなのが普通である。

+N/+N(オーラ)

  • 1種色:白、緑
  • 2種色:青、黒、赤

+N/+Nを与えるオーラはすべての色が使える。青は通例、+1/+1以上はあまり使わない。白、黒、赤は、+2/+2を上限とすることが多い。緑は、オーラで当たり前に+3/+3以上を与える唯一の色である。

+N/-N(オーラ)

  • 1種色:黒
  • 2種色:赤
  • 3種色:青

これらは「調子に乗らせる」というフレイバーになることが多く、クリーチャー除去としても用いられる。黒はタフネスが-3までありうるが、赤は-2までであることが多い。青は「自身をシェイプシフターにする」というフレイバーのオーラを時々使っている。

-N/+N(呪文)

  • 1種色:白

この種の呪文はほとんど作ってこなかったが、作るとしたら白になる。

-N/+N(オーラ)

  • 1種色:白

これもまた、ほとんどカード化されていない分類である。

-N/-0(クリーチャー)

  • 1種色:青

これを自軍のクリーチャーに使う理由はない。クリーチャーのパワーを下げられるようにするなら、タフネスは上げられるようにする。時折、対戦相手のクリーチャーを対象にしてこの起動ができるクリーチャーを作ることがある。これは、呪文で使われた場合、「縮小」のフレイバーを持つ。

+N/+N(呪文)

  • 1種色:白、緑
  • 2種色:黒、赤

これの最も一般的な使われ方は、緑の《巨大化》系効果で、通例は+3/+3だが、少し変動することはある。白の強化は通例+2/+2やそれ未満だが、同時に能力も与えることがほとんどである。白の例外が3つあり、自軍のクリーチャーの数を数える場合、自軍の平地の数を数える場合、そしてブロック・クリーチャーに限られている場合である。黒にも小規模な強化がある場合があり、能力も与えるのが通例である。赤にも強化があり、通例、パワーのほうがタフネスよりも大きい。この4色とも、コンバット・トリックなのでこの能力はインスタントなのが普通である。

この変更は2つのことを反映している。1つ目に、特定の状況では白で大きなクリーチャー強化ができるということ。2つ目が、赤の呪文でこの効果を持つものを認め始めているということである。

+N/+N(オーラ)

  • 1種色:白、緑
  • 2種色:青、黒、赤

+N/+Nを与えるオーラはすべての色が使える。白、青、黒、赤は、+2/+2を上限とすることが多い。緑は、オーラで当たり前に+3/+3以上を与える唯一の色である。

文章を書き換えたのは、当たり前に+3/+3以上の修整を与えるのは緑だけだが、他の色にもまれに存在しうるからである。

+N/-N(オーラ)

  • 1種色:黒
  • 2種色:赤

これらは「調子に乗らせる」というフレイバーになることが多く、クリーチャー除去としても用いられる。黒はタフネスが-3までありうるが、赤は-2までであることが多い。

これはもう青では扱っていない分類なので、3種色から取り除いた。

分類削除:クリーチャー修整(自軍全体、単発型)

+0/+N(自軍全体)

  • 1種色:白

この種の呪文はあまり使わなくなっているが、白である。

分類削除:クリーチャー修整(敵軍全体、単発型)

-0/-N(敵軍全体)

  • 1種色:黒

これはそう頻繁に扱う効果ではない。

分類削除:クリーチャー修整(自軍全体、連発型)

+0/+N(自軍全体)

  • 1種色:白

この種の効果は、盤面を膠着させることが多いのであまり扱わなくなっているが、使うなら白である。

分類削除:クリーチャー修整(敵軍全体、連発型)

-0/-N(敵軍全体)

  • 1種色:黒

これはそう頻繁に扱う効果ではない。

この4つの小分類は、もう使われなくなったものなので取り除いた。

文章、状態変更:「クリーチャーボール」

「クリーチャーボール」(このクリーチャーは+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。)

  • 1種色:緑

コストに含まれるXによって大きさが決まるクリーチャーである。

可変クリーチャー(このクリーチャーは+1/+1カウンターをN個置いた状態で戦場に出る。)

  • 1種色:緑
  • 3種色:黒、赤

コストに含まれるXによって大きさが決まるクリーチャーである。

この能力は楽しいものだと判断し、緑に加えて黒や赤でも使い始めている。また、誰も「クリーチャーボール」という語を使わなくなっているので、ラベルを改めた。

状況、文章変更:防衛

  • 1種色:白
  • 2種色:青、黒、赤、緑

基本的に、誰でも防衛を持つことはできるが、理念的に、最も防御的な色である白に多くなっている。

  • 1種色:白、青
  • 2種色:黒、赤、緑

基本的に、誰でも防衛を持つことはできるが、理念的に、最も防御的な色である白と青に多くなっている。

この変更は単純に、防衛を青で使う頻度が上がっていることを反映したものである。

文章変更:直接火力、単体対象

クリーチャー/プレイヤーにN点のダメージを与える

  • 1種色:赤
  • 2種色:黒

赤は直接ダメージの王であり、もっとも直截的なこれ以外にも多くの形が存在している。黒は直接ダメージをクリーチャーやプレイヤーに与え、その後ライフを得る。(《生命吸収》参照)黒は、罰としてプレイヤーにダメージを与えることもある。かつてはプレイヤーのライフを失わせることが多かったが、黒にプレインズウォーカー対策の手段を与えるため、ダメージを与えることを増やしている。

クリーチャー1体を生け贄に捧げ、クリーチャー/プレイヤー1つにその生け贄に捧げたクリーチャーのパワー/タフネスに等しい点数のダメージを与える

  • 1種色:赤
  • 2種色:黒

赤では、これはクリーチャーを投げつけるというフレイバーを持つ。黒では、儀式のための生け贄という扱いが強い。

自分の/相手の手札にあるカードの枚数に等しい点数のダメージをクリーチャー/プレイヤー1つに与える

  • 1種色:赤

これは、赤が呪文関係のテーマを持つセットで作られることが多い。

攻撃またはブロックしているクリーチャー1体にN点のダメージを与える

  • 1種色:白

白の直接ダメージは、戦闘中にだけ発生する。

  • クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーにN点のダメージを与える
  • 1種色:赤
  • 2種色:白、

赤は直接ダメージの王であり、もっとも直截的なこれ以外にも多くの形が存在している。白も、Nが自分のコントロールしているクリーチャーの数であればダメージを与えることがある。黒は直接ダメージをクリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーに与え、その後ライフを得る。(生命吸収参照)

この変更は、プレインズウォーカーを対象に加えたこと、ダメージを与えられるようになった(クリーチャーの数に等しい点数のダメージを与える)白を2種色にしたことである。それを赤から白に動かしたのは、赤には必要なかったことと、大量の小型クリーチャーを並べるという白の長所を扱う道具がもっと必要だったことからである。

クリーチャー1体を生け贄に捧げ、クリーチャー/プレインズウォーカー/プレイヤー1つにその生け贄に捧げたクリーチャーのパワー/タフネスに等しい点数のダメージを与える

  • 1種色:赤
  • 2種色:黒

赤では、これはクリーチャーを投げつけるというフレイバーを持つ。黒では、儀式のための生け贄という扱いが強い。

対象の中にプレインズウォーカーを加えた。

自分の/相手の手札にあるカードの枚数に等しい点数のダメージをクリーチャー/プレインズウォーカー/プレイヤー1つに与える

  • 1種色:赤

これは、赤が呪文関係のテーマを持つセットで作られることが多い。

対象の中にプレインズウォーカーを加えた。

攻撃またはブロックしている対象のクリーチャーにN点のダメージを与える

  • 1種色:白

クリーチャーの数に基づくダメージ以外では、白の直接ダメージは戦闘中にのみ見かけられる。

白の、クリーチャーの数に等しい点数のダメージを与える能力の話をしている。

文章変更:直接火力、複数対象

赤はすべてのクリーチャーあるいはその一部にダメージを与える。その量は少ないときも(1~2点で小型クリーチャーを殺す)、ほとんどのクリーチャーを殺せるほど多いときもある。この分類の赤のダメージは、味方も含む全てのクリーチャーに与えることがほとんどである。時折、白も、複数のクリーチャー、あるいはすべての攻撃クリーチャーやブロッククリーチャーにダメージを与えることがある。

赤はすべてのクリーチャーあるいはその一部にダメージを与える。その量は少ないときも(1~2点で小型クリーチャーを殺す)、ほとんどのクリーチャーを殺せるほど多いときもある。この分類の赤のダメージは、味方も含む全てのクリーチャーに与えることがほとんどである。時折、白も、攻撃クリーチャーやブロック・クリーチャーであれば、複数のクリーチャーにダメージを与えることがある。

白がすることをより正確に表現するため、文章を改めた。何も新しいことはない。

分類追加:コストとしての手札捨て

コストとしての手札捨て

  • 1種色:黒
  • 2種色:赤
  • 3種色:白、青、緑

すべての色でコストとしての手札捨ては存在するが、黒が最も多く、赤がそれに次ぐ。

色の協議会での議論を経て、さまざまな要素をリソースとして使うことの分類を加えることにした。

ラベル変更:手札破壊

手札破壊

効果としての手札捨

分類間の区別のため、ラベルを明確化しただけである。

文章、状態変更:エンチャント破壊

  • 1種色:白、緑

白や緑は、コモンにエンチャント破壊カードが1枚あるのが通例である。しかし緑はアーティファクトでもエンチャントでも破壊できる呪文であることが通例である。

  • 1種色:白、緑
  • 2種色:黒

白や緑は、コモンにエンチャント破壊カードが1枚あるのが通例である。緑のものはアーティファクトも破壊できるのが通例であり、白もできることがある。(アーティファクト破壊 参照)黒にもエンチャント除去ができるようにし始めた。パワー・レベル的には白や緑より明らかに低く、対戦相手にエンチャントを生け贄に捧げさせたり、追加のコストを支払う必要があったりする。

これは2017年からの大きな変更点の1つである。黒でエンチャントが破壊できるようにし始めたのだ。この能力では明らかに白と緑に次ぐ3番目で、通例として追加コストが必要である。対戦相手のエンチャントにしか作用しないことが多い。

文章、状態変更:「エンチャントレス」能力

  • 1種色:白
  • 2種色:

この効果は『アルファ版』の緑のカード、《新緑の女魔術師》に由来する。長年緑のままだったが、狭いデッキのテーマにおいて白でカードを引くという実験の一環として白に移行していった。この能力はまだ緑にもいくらか存在している。

  • 1種色:白、緑

この効果は『アルファ版』の緑のカード、《新緑の女魔術師》に由来する。この効果は緑と白の間を行ったり来たりしたが、今は両方が可能である。白では、白でカードを引く際の新しい制限である、ターンに1枚しか引けないという制限がかかっている。最高のものは、白緑に存在することになるだろう。

この能力は白と緑の間を行ったり来たりしていた。最終的に、どちらも使えることにして、それぞれの色がどう扱うかを分けるようになっている。
ラベル変更:一方的格闘

一方的格闘(クリーチャー1体に自身のパワーに等しいダメージを与える。)

「噛みつき」(クリーチャー1体に自身のパワーに等しいダメージを与える。)

ラベルをスラングに変更した、数少ない例の1つである。

文章、状態変更:瞬速

瞬速

  • 1種色:青
  • 2種色:緑
  • 3種色:白、黒、

瞬速はすべての色で存在する。青は、その反応型のプレイスタイルに関わるので、もっとも多い。緑はクリーチャー除去の一形態として瞬速を持つ。白、黒、赤は、対応して使うような戦場に出たときの能力など、カードの能力を使えるようにするために必要なときに瞬速を持つ。

瞬速

  • 1種色:青
  • 2種色:白、黒、
  • 3種色:赤

瞬速はすべての色で存在する。青は、その反応型のプレイスタイルに関わるので、もっとも多い。ここ数年、白と黒を2種色にし、緑は2種色のままにした。白は軽い小型クリーチャーや中堅の防御型クリーチャーが持つことが多く、黒は奇襲的でパワーのほうがタフネスより大きいクリーチャーが持つことがあり、緑では大型クリーチャーが持つ。赤は、効果を成立させるために機能上必要なとき、ほとんどの場合は反応型入場効果があるときに瞬速を持ちうる。

これも、2017年からの常盤木キーワードの変更点の1つである。瞬速の2種色に白と黒を加えた。緑から取り除くことも議論したが、これは古典的な捉え方で見るよりも便利な道具であり、色ごとに異なる種類のクリーチャー(や、時折は別のカード・タイプ)で使えると判断した。

文章、ラベル変更:「明滅」

  • 1種色:白、青
  • 3種色:黒

この能力は白と青に存在する。黒には、クリーチャーを追放するのではなく墓地に置くというこの能力のバリエーションがある。

  • 1種色:白、青

この効果は白と青の両方に存在するが、最近は白の方に少し多くなるようにしている。

黒はクリーチャーを生け贄に捧げて後でリアニメイトすることができる。(《死の国からの救出》がその一例)。それは明滅と同じように作用するが、別のものなのでここから取り除いた。

文章、ラベル変更:ブロック強制

ブロック強制(このターン、そのクリーチャーはブロックする。)

  • 1種色:
  • 2種色:

この能力はあまり使わないが、クリーチャーにブロックを強制する色は赤と緑である。

ブロック強制(このターン、そのクリーチャーはブロックする。)

  • 1種色:緑
  • 2種色:赤

この効果はあまり使わないが、一番多いのは緑であり、ついで赤である。

色の協議会の会議で、どのように使ってきたかに基づく背景があるという指摘があり、振り返ってその主張が正しいことを確認したので変更した。

分類削除:土地「凍結」

土地「凍結」(対象の土地をタップする。その土地はコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。)

  • 1種色:赤

これを赤の「ちょっと土地除去」として実験している。

これは赤での実験で、最終的にうまく行かなかったので、取り除いた。

文章変更、小分類追加:カード・タイプ関連の利益

アーティファクト関連の利益

  • 1種色:青

青はアーティファクトが大好きで、そのため最もアーティファクトと相互作用する色である。白の相互作用はほとんどが装備品とのもので、赤はアーティファクトをリソースとして使うのが好きである。

エンチャント関連の利益

  • 1種色:白
  • 2種色:

白と緑は、最もエンチャントが好きな2色でもある。

アーティファクト関連の利益

  • 1種色:白、
  • 2種色:赤

白と青は文明の色であり、アーティファクトと非常に親和性が高い。赤は(白とともに)装備品や機体に関わったり、アーティファクトをリソースとして用いたりする(宝物・アーティファクト・トークンのようなものと相互作用する)ことが多い。

我々がしてきたことをよりよく反映させるためにこれを書き換えた。青はアーティファクトが好きなままだが、白や赤も時折そうなっている。

エンチャント関連の利益

  • 1種色:白、緑
  • 3種色:黒

白と緑は、最もエンチャントが好きな2色でもある。黒は、エンチャント・テーマやサブテーマがあるセットで参照することがある。

アーティファクト同様、我々がどう使っているかをよりよく反映させるために書き換えた。

プレインズウォーカー関連の利益

  • 1種色:白

白は、最もプレインズウォーカーと相互作用する色である。ライブラリーから探すことも墓地から戻すこともでき、その他ポジティブな相互作用を持つ。

これは新しい分類であり、2017年はまだ誰もしていなかったので飛ばしたのだ。

分類追加:その他の性質関連の利益

その他の性質関連の利益

伝説のパーマネント関連の利益

  • 1種色:白

白は、最も伝説のパーマネントと相互作用する色である。ライブラリーから探すことも墓地から戻すこともでき、その他ポジティブな相互作用を持つ。

統率者戦のプレイヤー数から、我々はもっと伝説のカードを作ることになり、伝説のパーマネントにさらに注目するようになり、白という1色が専念するには充分になった。

低マナ総量カード関連の利益

  • 1種色:白

白は、低マナ総量(マナ総量3以下)カードとのポジティブな相互作用が最も多い色である。ライブラリーから探すことも墓地から戻すこともでき、その他ポジティブな相互作用を持つ。

白はずっとこれをしてきているが、それについて2017年版では触れるのを忘れていた。

文章、状態変更:速攻

  • 1種色:赤
  • 2種色:黒
  • 3種色:緑

速攻は奇妙な状況である。赤は1種色である。黒は2種色だが、主にリミテッドのためである。緑は3種色だが、これは構築のためにデベロップが使ったものである。したがって、緑の速攻クリーチャーは数は多くないが、質が高い傾向にある。これは、デザインとデベロップが速攻を必要とする色が異なっていることから起こっている。両グループが満足するような妥協なのだ。

  • 1種色:赤
  • 2種色:黒、緑

速攻は、赤のクリーチャーが持つことが最も多い。緑を2番手に変更した。黒も厳密に言えば2種色だが緑よりも少ない。

緑の速攻クリーチャーを増やし続けていたので、やっていることを反映して、緑を2種色にすることにした。緑を増やして黒を少し減らしたが、3種色に格下げにするほどではない。

文章変更:「幻影」能力

「幻影」能力(このクリーチャーが呪文や能力の対象になったとき、これを生け贄に捧げる。)

  • 1種色:青

この能力は最初、黒のスピリットが持っていて「卑屈」と呼ばれていたが、やがて青に移行してイリュージョンにつけられた。

「幻影」能力(このクリーチャーが呪文や能力の対象になったとき、これを生け贄に捧げる。)

  • 1種色:青

この能力は最初、黒のスピリットが持っていて「卑屈」と呼ばれていたが、やがて青に移行してイリュージョンにつけられた。この能力はかつて呪文と能力を参照していたが、今は呪文だけを参照している。

「幻影」能力に反して作用する能力を取り除いたことを反映させようと考えた。クリーチャーに対処するために呪文を使う必要があるようにするためにそのほうがずっとよかったのだ。

文章変更:「衝動的」ドロー

これは赤でカードを引く第1の方法で、赤の、今すぐ実行したいという衝動的な性質を表している。/

これは赤でカードを引く第1の方法で、赤の、今すぐ実行したいという衝動的な性質を表している。次のあなたのターンの終了時まで、その呪文を唱えられるとすることもある。

ターン終了時を超えて残るようにすることがあることを加筆した。

文章、状態、ラベル変更:「カバル」能力

「カバル」能力(これでないクリーチャー1体が死亡するたび、このクリーチャーの上に+1/+1カウンター1個を置く。)

  • 1種色:黒
  • 2種色:

この能力は初めてこの能力を持ったクリーチャーである『アラビアンナイト』の《Khabál Ghoul》にちなんで「カバル」と呼ばれている。黒は死の色なので、これは長い間黒の能力だった。しかし、時折赤にも持たせるようになっている。

死亡による利益(これでないクリーチャー1体/あなたがコントロールしていてこれでないクリーチャー1体が死亡するたび、~)

  • 1種色:黒
  • 2種色:
  • 3種色:赤

黒は他のものが死亡することで誘発することが最も多い色であり、通例、他者の痛みから力を得るというフレイバーになっている。白はライフを得たりトークン・クリーチャーを生成したり、そのクリーチャーが手札など墓地以外に行くのを助けるのが通例である。赤はクリーチャー・トークンを生成したりダメージを与えたりすることが多い。

"Khabál"は、マジック最初の拡張セット『アラビアン・ナイト』のカードに由来しているので、そのスラングを使うのをやめた。この能力は白で使われることが増え、赤で使われることが減ったので、それを反映したいと考えたのだ。

文章、状態変更:土地破壊

  • 1種色:赤
  • 2種色:黒、緑
  • 3種色:白

この種の効果が以前よりもずっと減っているという事実が、この分類全体を歪めている。赤には土地破壊効果のほとんどがあり、黒と緑が続く。白は全体土地破壊をしたときにのみ土地を破壊するが、それは今も白のカラー・パイに属してはいるが、単純にあまりやらないことである。

  • 1種色:赤
  • 3種色:黒、緑

赤は、定期的に土地破壊をする唯一の色である。黒や緑にも可能だが、その頻度は非常に低い。今日(というかかなり以前から)の緑の土地破壊のほとんどは、「クリーチャーでないパーマネント1つを破壊する」ものである。

初期のマジックには大量の土地破壊があったので、我々はそれを3色に入れた。量を減らしたとき、1色だけで充分だとわかったのだ。2017年当時にはそうだったが、過去のやり方に囚われていたので、私は考え方を改めて今の使い方を反映させるように更新した。黒と緑に土地破壊を使えないわけではないが、使うのは控えめになっている。

分類追加:コストとしてのライフ喪失

コストとしてのライフ喪失

  • 1種色:黒
  • 3種色:白、青、赤、緑

黒は、ライフをコストとして使うことが最も頻繁な色である。すべての色でそうすることはでき、(『新たなるファイレクシア』など)まれな状況でそうすることがありうる。

コストとしての手札捨てを追加したの同様、ライフもコストに追加した。この記事を更新するたびに、前回忘れていたものを整え続けていきたいと思っている。

文章、ラベル変更:ライフ喪失

ライフ喪失

  • 1種色:黒

黒は単にプレイヤーのライフを失わせるだけで吸収はしないこともある。最近は《生命吸収》能力のほうが頻度が高くなっている(あるいは直接ダメージになっている)。これは、ダメージならプレインズウォーカーにも対処できるからである。

効果としてのライフ喪失

  • 1種色:黒

黒は単にプレイヤーのライフを失わせるだけで吸収はしないこともある。

これは、コストとしてのライフ喪失と区別するためだけの変更である。

状況変更:絆魂

  • 1種色:白
  • 2種色:黒

絆魂
  • 1種色:白、黒
色の協議会の会議で、黒には白と同じだけの絆魂がいると指摘されたので、それを反映するために変更した。

ラベル変更:《マロー》能力

  • 1種色:青、緑

  • 1種色:青
  • 2種色:緑
マロー》はいつでも私の心を和ませてくれるが、この能力そのものは時とともに緑の能力ではなくなってきている。

文章、ラベル変更:切削

切削(対象のプレイヤーは自分のライブラリーの一番上にあるカードN枚を自分の墓地に置く。)

  • 1種色:青
  • 2種色:黒

この能力は長年青だけに存在していたが、最近は黒にも認めるようになってきている。

切削 (自分/対象のプレイヤーは自分のライブラリーの一番上にあるカードN枚を自分の墓地に置く。)

  • 1種色:青
  • 2種色:黒

長年、この能力は青だけに存在していたが、何年も前に黒でもできるようにした。どちらの色も、コスト、効果の両方で自分のライブラリーを切削することがある。

この変更は、切削がスラングから実際のキーワードになったことを反映している。

文章、状態変更:プレインズウォーカー破壊

  • 1種色:黒
  • 2種色:緑

黒は、「クリーチャーやプレインズウォーカーのうち1つを破壊する」という形で頻繁にプレインズウォーカーを破壊する唯一の色である。緑はプレインズウォーカーを名指しするわけではないが(《ニッサの敗北》は例外)、「クリーチャーでないもの1つを破壊する」ことができる。赤が記載されていないのは、赤がプレインズウォーカーを除去するのは直接破壊するのではなくダメージによるからである。

  • 1種色:黒
  • 3種色:緑

黒は、「クリーチャーやプレインズウォーカーのうち1つを破壊する」という形で頻繁にプレインズウォーカーを破壊する唯一の色である。緑はプレインズウォーカーを名指しするわけではないが(《ニッサの敗北》は例外)、「クリーチャーでないもの1つを破壊する」ことができる。この能力を緑であまり使わなくなっているので、緑は今は3種色になっている。赤が記載されていないのは、赤がプレインズウォーカーを除去するのは直接破壊するのではなくダメージによるからである。

この変更は、緑の「クリーチャーでない対象のパーマネントを破壊する」頻度が大きく下がっていることを反映している。

文章、ラベル変更:ライブラリーの一番上にあるカード1枚をプレイする。マナ・コストは支払う

ライブラリーの一番上からコストを支払ってカードをプレイする

  • 1種色:青
  • 2種色:緑

この能力は大抵は自分のライブラリーの一番上を公開してプレイするようにするパーマネントが持つ。その後で自分のライブラリーの一番上から唱える。緑がこの能力を使う場合、大抵、プレイしてよいのは一部のパーマネントだけである。

自分のライブラリーの一番上にあるカードをプレイする、マナ・コストは支払う(自分のライブラリーの一番上にあるカード1枚を見てもよく、それが[条件]であるならプレイしてもよい。)

  • 2種色:白、青、黒、赤、緑

この効果はあまり使わないので、1種色をなしとした。どの色でもこれは可能だが、その色で筋が通る種類のカードをプレイしなければならない。青は、一番上にあるあらゆるカードを唱えられる唯一の色である。

これは、1種色が存在せず2種色がすべての色である唯一の能力かもしれない。これ以外に「誰でもできるが頻繁ではない」を表す方法が見つからなかったのだ。

分類追加:相手のライブラリーの一番上にあるカード1枚をプレイする

相手のライブラリーの一番上にあるカード1枚をプレイする

  • 1種色:青、黒
  • 2種色:赤

青と黒という隠れる2色は、対戦相手のデッキにある呪文を唱えることが最も多い色である。時折赤でもできることがあるが、時間制限を持たない青や黒と違い、短い時間に限られることが通例である。

これも、色の協議会の会議で指摘された追加である。2017年当時は、単純に、忘れていた。

文章変更:プロテクション

プロテクション

  • 1種色:白
  • 3種色:青、黒、赤、緑

プロテクションは常盤木(ほとんどのセットに存在する)メカニズムから落ちて落葉樹(必要なときに使うことができる)メカニズムとなったが、それでも時々登場する。主に白の能力だが、他の色でも存在でき、その場合には大抵その色が嫌うもの(敵対色や、緑から見たアーティファクトなど)へのプロテクションである。

プロテクション

  • 1種色:白
  • 3種色:青、黒、赤、緑

 プロテクションは落葉樹から常盤木に戻ったが、すべてのセットで登場しているわけではない。主に白の能力で、他の色では、通例その色が嫌うもの(敵対色、緑ではアーティファクト、など)へのプロテクションが存在しうる。

プロテクションは常磐木だった。その後、落葉樹になった。その後再び常盤木になったが、全セットに登場しているわけではない。おそらく、プロテクションは肩書に囚われたくないのだろう。

文章変更:果敢

果敢

  • 1種色:青
  • 2種色:赤
  • 3種色:白

この能力は最初、『タルキール覇王譚』のジェスカイのキーワードとして登場した。我々が注目していた、青と赤の隙間を埋める能力だった。『タルキール覇王譚』ブロック以外では白の威迫カードは存在したことがないが、いずれ作られるだろうと考えている。

果敢

  • 1種色:青
  • 2種色:赤
  • 3種色:白

この能力は最初、『タルキール覇王譚』のジェスカイのキーワードとして登場した。我々が注目していた、青と赤の隙間を埋める能力だった。『タルキール覇王譚』ブロック以外では白の威迫カードは存在したことがないが、いずれ作られるだろうと考えている。一時期この能力は常盤木だったが、今は(かろうじて)落葉樹になっている。この記事では落葉樹能力のほとんどは記していないが、これは常盤木だったことがあるので残してある。

通常、ほとんどの落葉樹メカニズムは掲載していないので、この分類を取り除くかどうか真剣に考えた。しかし最終的に、そのまま残して状況の変化について書くことにした。

分類削除:手札にあるカードを戦場に出す

手札にあるカードを戦場に出す

  • 1種色:緑

これはあまり使っていない効果だが、使うなら緑である。

もう使っていないので、これを取り除いた。

文章、状態変更:「リアニメイト」

  • 1種色:黒
  • 2種色:白、赤、緑
  • 3種色:青

黒は、死体を蘇らせることに最も長けている。戻すものに関して、実質的な制約はない。白は小型クリーチャーをリアニメイトすることが置く、マナ総量2未満が通例である。また、主に白のクリーチャー・タイプ(天使、人間など)をリアニメイトすることもある。赤にはフェニックスが存在する。緑は墓地から自力で戻ってくるクリーチャーがいる。黒や白は、一度に複数のクリーチャーをリアニメイトすることがある。青はまれに、墓地にあるクリーチャーのコピーを生成することがある。

  • 1種色:白、
  • 2種色:赤、緑

黒は、死体を蘇らせることに最も長けている。戻すものに関して、実質的な制約はない。白は小型のクリーチャーをリアニメイトすることが多く、マナ総量2以下に限られるのが通例だが、時折大型クリーチャーも戻せるようになりつつある。赤にはフェニックスが存在する。緑は墓地から自力で戻ってくるクリーチャーがいる。黒や白は、一度に複数のクリーチャーをリアニメイトすることがある。

大型クリーチャーを戻せるものも含む、白のリアニメイト効果を増やし始めている。2017年には、青で死んだクリーチャーをコピーできるかもしれないと書いたが、それは採用されなかったので、その記述は取り除いた。

分類追加:パーマネントの「リアニメイト」

パーマネントの「リアニメイト」(墓地にあるパーマネント・カード1枚を戦場に戻す。)

  • 1種色:白

白は、あらゆるパーマネント・タイプをリアニメイトできる唯一の色であり、「対象のパーマネント」をリアニメイトできる。また、「対象のアーティファクト」や「対象のエンチャント」「対象のプレインズウォーカー」をリアニメイトすることもできる。「対象の土地」をリアニメイトするという記載はないが、「対象のパーマネント」で土地を戻すこともできる。

これはこれまで使われていた能力ではないが、白が使えるようになりつつある能力である。

文章、状態変更:《再供給

  • 1種色:緑
  • 2種色:青

これは、自分の墓地にあるカードを自分のライブラリーに戻すものである。これは「生命のサイクル」というフレイバーで緑が行なうことがほとんどだが、時折青も行なうことがある。また、手札も一緒に切り混ぜ、その後でカードを引き直すこともある。

  • 1種色:、緑

これは、自分の墓地にあるカードを自分のライブラリーに戻すものである。緑はそれを「生命の輪」のフレイバーで行い、青は魔法的操作というフレイバーで行う。青は手札もライブラリーに入れて切り直し、その後でカードを引かせることがある。

青でも緑と同様にしていることを反映している。

文章、状況変更:墓地にあるカードを手札に戻す

墓地にある対象のアーティファクトを手札に戻す

  • 1種色:青
  • 2種色:白

青はアーティファクトと最も親和性が高い(親和だけに)。したがって、最もアーティファクトを戻す色である。ただし、白も可能である。装備品がテーマのセットであれば、白は装備品だけを戻すことがある。

墓地にある対象のソーサリーを手札に戻す

  • 1種色:赤
  • 2種色:青

インスタントを戻すことと同じだ。

墓地にある対象のアーティファクトを手札に戻す

  • 1種色:

ーティファクトを墓地から手札に戻す色はかつては青だったが、今はその効果は白のものである。

この効果を青ではなくし、白にすることに決めた。

墓地にある対象のソーサリーを手札に戻す

  • 1種色:青
  • 2種色:赤

インスタントを戻すことと同じだ。

これが逆になっていることは、会議で指摘された。

文章変更:移し替え

呪文の移し替え(単一の対象をとる対象の呪文の対象を変更する。)

  • 1種色:青、赤

呪文のコピーと同じことが呪文の移し替えでも起こっており、同じ解決策、つまり両方の色でできるようにすることにした。

呪文の移し替え(単一の対象をとる対象の呪文と/または能力の対象を変更する。)

  • 1種色:青、赤

呪文のコピーと同じことが呪文の移し替えでも起こっており、同じ解決策、つまり両方の色でできるようにすることにした。これらの効果で、能力も移し替えられるようにし始めた。

この能力の使い方を調整しているので、それを反映した。

文章、状態変更:徴税

  • 1種色:白

徴税カードとは、対戦相手が通常追加コストなしでできる行動をするために何らかのコストを支払わせるカードのことである。徴税カードはほとんどの場合クリーチャーやエンチャントだが、時折単発型呪文であることもありうる。

  • 1種色:白
  • 2種色:青

徴税カードとは、対戦相手が通常追加コストなしでできる行動をするために何らかのコストを支払わせるカードのことである。徴税カードはほとんどの場合クリーチャーやエンチャントだが、時折単発型呪文であることもありうる。青の徴税カードのほとんどは白に移行している(かつては青が1種色だった)が、青には徴税型呪文打ち消し(《マナ漏出》など)が残されている。

青に徴税型打ち消し呪文があることを忘れていたことを指摘された。

文章変更:「変化」

  • 1種色:青

単発型呪文による、そのターンの間の一時的な变化もあれば、オーラにより、より永続的なものもある。これは、そのクリーチャーの基本のパワーやタフネスを上書きする。この効果はかつて青と白の両方にあったが、青に集中させることにした。

  • 1種色:青

単発型呪文による、そのターンの間の一時的な变化もあれば、オーラにより、より永続的なものもある。これは、そのクリーチャーの基本のパワーやタフネスを上書きする。この効果はかつて青と白の両方にあったが、青に集中させることにした。青は、そのクリーチャーが現在していることを上書きして、「変化」したクリーチャーにする。青でしなくした唯一のものが、クリーチャーを破壊したり追放したりして、その後でそのクリーチャーのコントローラーにフレイバー的に変化を表すクリーチャー・トークンを与えることである。これは今、白の、クリーチャーを破壊/追放したことの埋め合わせを与えるというフレイバーの効果になっている。つまり、青の変化効果すべては、オーラか、呪文や起動型能力による制限された効果かのどちらかである。

この記事ですでに述べたとおり、クリーチャーを破壊してそのコントローラーにクリーチャー・トークンを渡すという青の変化を使わなくなっている。これは、今は白の効果である。

文章、状態、ラベル変更:「教示者」

インスタントやソーサリーの「教示者」

  • 1種色:青

教示者するとき、この呪文タイプ2種はまとめられ、青が探すことが多い。

土地の「教示者」

  • 1種色:緑
  • 3種色:白、青、黒、赤

緑は、もっとも密接に土地やマナと関わる色の1つであり、土地を教示者することの最高の色である。直接戦場に出すこともある。他の4色は、時折それぞれの基本土地タイプを教示者できることがある。

プレインズウォーカーの「教示者」

  • 1種色:白

この種のカードは1枚しか存在せず、それは白であった。

インスタントやソーサリーの「教示者」

  • 1種色:青
  • 2種色:赤

教示者するとき、この呪文タイプ2種はまとめられ、青が探すことが多い。時々、赤でも(通例、直接ダメージ呪文などの)インスタントやソーサリーを探せるこようにする。

「呪文関連」が青赤の一般的なアーキタイプになったので、赤にもこれをさせるようにし始めた。

土地の「教示者」

  • 1種色:緑
  • 3種色:白、青、黒、赤

緑は、もっとも密接に土地やマナと関わる色の1つであり、土地を教示者することの最高の色である。直接戦場に出すこともある。他の4色は、時折それぞれの基本土地タイプを教示者できることがある。白は、相手より土地が少ない時に追いつくために平地を教示者することが多くなっている。

予防的に、追いつく機能として白が平地を手に入れられるようにしているので、ここに書いておく。多くはないので、2種色か3種色かは難しい。

プレインズウォーカーの「教示者」

  • 1種色:白

白はプレインズウォーカーを参照することが最も多い色なので、プレインズウォーカーを教示者できる唯一の色である。

白に「プレインズウォーカー関連」の能力を増やし始めたので、これは新しい小分類である。

文章、ラベル変更:警戒

  • 1種色:白
  • 2種色:緑

白ではパワーがタフネス以下のクリーチャーにこれがあることが多く、パワーが3より大きいことは稀である。緑は、白との差別化のため、大型クリーチャーが持つことが多い。

  • 1種色:白
  • 2種色:青、

白ではパワーがタフネス以下のクリーチャーにこれがあることが多く、パワーが3より大きいことは稀である。緑は、白との差別化のため、大型クリーチャーが持つことが多い。最近、青で使えるクリーチャー能力を増やすため、青も警戒の2種色にした。どのような青のクリーチャーに警戒を持たせるべきか、検討中である。

これもまた、近年の大きな変更であり、印刷されたカード上ではまだ起こっていないことである。プレイデザインから色の協議会に、リミテッドで有用な青のクリーチャーを作るために警戒を追加して欲しいと言ってきたので、青を警戒の2種色にした。警戒を緑から取り除くことも検討したが、緑に必要性があると気がついたので、青と緑の両方を2種色にすることにした。様々な色でどのように差別化するかについて、今もなお検討中である。

文章、ラベル変更:「ホイーリング」

  • 1種色:青、

開発部内で、これは赤の能力であるべきかどうかという激論が交わされた。明らかに『アルファ版』の《Wheel of Fortune》に由来するものだが、赤が苦手であるはずの純粋なカード・アドバンテージである。現時点では、カラー・パイ上、赤と青に留まっている。

  • 1種色:赤

開発部内で、これは赤の能力であるべきかどうかという激論が交わされた。明らかに『アルファ版』の《Wheel of Fortune》に由来するものだが、赤が苦手であるはずの純粋なカード・アドバンテージである。現時点では、カラー・パイ上、赤に留まっている。

我々はこれを赤のものとしておいてもいい程度の少なさにすることに決めた。青は赤ほどこれを必要としないだろうと思われる。

新しい分類

以降は、新しく追加された分類である。

+1/+1カウンター(生成、参照)
  • 1種色:白、緑
  • 2種色:黒
  • 3種色:青、赤

どの色も+1/+1カウンターを自身に置けるが、白と緑は他のクリーチャーに置く効果も含む全体として最高である。

色の協議会の会議で、各人が各色の、私が2017年版の記事で売れていたものを列記してきた。+1/+1カウンターの生成や参照などの新しい分類の多くは、そのリストをもとにしている。

相手の墓地/追放領域にある呪文を唱える
  • 1種色:青、黒

この2色は、対戦相手のリソースをそのプレイヤーに向けて使うことが最も多い色である。青や黒は、あとで唱えるために、相手のカードを手札やライブラリーから追放することもある。

2017年当時私が気づいていなかった場所の1つが、対戦相手のリソースを用いることだった。

自分の墓地にある呪文を唱える
  • 1種色:黒
  • 2種色:青、赤
  • 3種色:白、緑

黒は墓地からカードを唱えることが最も多い色であるが、青や赤も、特にインスタントやソーサリーについて、時折そうすることがある。白と緑を3種色として書いたのは、周期的にフラッシュバックを使うからである。

これは、頻度を上げ始めた能力である。

インスタントやソーサリー誘発(あなたがインスタントやソーサリーである呪文を唱えるたび……。)
  • 1種色:青、赤

青と赤は、(クリーチャーでなく)呪文の比率が最も高い2色なので、それが唱えられることを参照する頻度が最も高くなっている。

「呪文関連」は一般的な青赤のドラフト・アーキタイプになり、この能力の出番も増えている。

パーマネントを生け贄に捧げる

アーティファクト1個を生け贄に捧げる。

  • 1種色:黒、赤

黒と赤は、アーティファクトを生け贄に捧げて効果を得ることが最も多い色である。

クリーチャー1体を生け贄に捧げる

  • 1種色:黒、赤

黒と赤は、クリーチャーを生け贄に捧げることが最も多い2色である。これはドラフトのアーキタイプになることがよくある。

エンチャント1個を生け贄に捧げる。

  • 1種色:赤、緑

赤と緑は、エンチャントを生け贄に捧げることが最も多い2色でもある。これは、エンチャントをテーマにしたセットでのみ使われる傾向にある。

土地1個を生け贄に捧げる

  • 1種色:赤

赤は土地を生け贄に捧げることが最も多い色である。

パーマネント1個を生け贄に捧げる

  • 1種色:赤
  • 2種色:黒

赤は単体ですべてを生け贄に捧げることができる唯一の色であり、あらゆるパーマネントを生け贄に捧げることが最も多い色である。我々は、黒がそれをする頻度を少し上げている。

もう1つ2017年版で忘れていたのが、ゲームの要素をリソースとして使うことだった。今回、どの色がどのパーマネント・タイプを生け贄に捧げるかを列記した。

宝物生成(「{T}, このアーティファクトを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つアーティファクト・トークン)
  • 1種色:赤
  • 2種色:黒、緑
  • 3種色:青

一時的マナの色なので、宝物生成の最高の色は赤である。黒と緑はどちらも宝物を生成できるが、黒は通例追加のコストを必要とする。緑は歴史的に、宝物生成カードは多くないが、間違いなくカラー・パイ上は緑の効果である。フレイバー上の理由から、海賊などで青が宝物を作ることがある。

これも含めるかどうか悩んだ、落葉樹なものである。しかしよく使っているので、載せることにした。
「責め苦」能力(プレイヤー1人は土地でないパーマネント1つを生け贄に捧げるか、3点のライフを支払うか、カード1枚を捨てる。)
  • 1種色:黒

対戦相手に何を支払うかの選択肢を与える能力はずっと存在している。この能力は黒で用いられている。

色の協議会の黒担当のコーリー/Coreyが、これを載せるように私に頼んできた。
護法(マナ支払い)
  • 1種色:白、青、緑

護法は新しい常盤木能力である。護法を持つものを対象にしたい対戦相手は、追加のコストを支払わなければならない。最もよく使われる護法がマナの支払いを求めるものであり、白、青、緑に存在する。白に存在しているのは最も防御的で徴税の色だからであり、対魔法防御のフレイバーを持つ青や緑ではこれまで呪禁を使っていたところで使われている。

護法(ライフ支払い)
  • 1種色:黒、赤

白、青、緑はマナを使う護法があり、一方黒と赤にはライフの支払いを求める護法が存在する。黒には、手札捨てを求める護法もある。

護法は、2017年以降に追加された、新しい常盤木能力である。主に2種類の使い方があるので、両方について解説した。

 今回のメカニズム的カラー・パイの変更点は以上となる。今回の更新に関して、色の協議会の諸君の協力に感謝したい。また4年ほど経って更新する時、これについて話し合うことになるだろう。

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