2020年3月23日
2年前、マジックの25周年記念でトリビア記事を書いた。その記事が大好評だったので、また新しいものを書こうと考えたのだ。前回はマジックの各年ごとに1問ずつと、追加で5問、合計30問のトリビア問題を出した。今回も30問出題するが、今回は私がリード、あるいは共同リードを務めたプロジェクト30個に関する問題にすることにした。
解答を記録しながら前半を読み、後半で発表する正解と照合してくれたまえ。
第1問 ― 『テンペスト』
以下の古典的あカードのうち、『テンペスト』で初登場したものはどれか。
- 《》
- 《》
- 《》
- 《》
第2問 ― 『Vanguard』
『Vanguard』のカードは、プレイヤーの初期ライフ総量や手札枚数を変更する。『Vanguard』のカードを1枚使った場合の、最大、最小の初期ライフ総量はいくらか。
- 38 ~ 12
- 35 ~ 15
- 32 ~ 16
- 30 ~ 17
第3問 ― 『Unglued』
以下の『Unguled』のカードのうちで、『アイスエイジ』と『ミラージュ』の両方に言及しているのはどれか。
- 《》
- 《》
- 《》
- 《》
第4問 ― 『ウルザズ・デスティニー』
以下の『ウルザズ・デスティニー』のカードのうち、サイクルの一部でないものはどれか。
- 《》
- 《》
- 《》
- 《》
第5問 ― 『オデッセイ』
以下の『オデッセイ』のインスタントのうち、最初はクリーチャー・カードのために描かれたアートを使っているものはどれか。
- 《》
- 《》
- 《》
- 《》
第6問 ― 『ミラディン』
以下のうち、『ミラディン』で初登場したのではないクリーチャー・タイプはどれか。
- ノーム
- 人間
- マイア
- ヴィダルケン
第7問 ― 『フィフス・ドーン』
以下のうち、『フィフス・ドーン』のデザイン・チームでの働きによってマジック開発部に雇われることになったのは誰か。
- アーロン・フォーサイス/Aaron Forsythe
- ビル・ローズ/Bill Rose
- エリック・ラウアー/Erik Lauer
- マーク・ゴットリーブ/Mark Gottlieb
第8問 ― 『Unhinged』
『Unhinged』には、印刷に到らなかったカードについて触れた隠しメッセージが存在する。以下の隠しメッセージにあるカードのうち、実際にこのセットでプレイテストされたカードはどれか。
- 〈Celery Stalker(セロリの忍び寄り)〉
- 〈Chump-Blocking Orphan(チャンプブロックする孤児)〉
- 〈Disrobing Scepter(脱衣の王笏)〉
- 〈Look at Me, I'm Accounts Receivable(ほら見てよ、僕売掛債権)〉
第9問 ― 『ラヴニカ:ギルドの都』
以下の『ラヴニカ:ギルドの都』に登場したギルド・メカニズムのうち、別のギルドのために作られたものはどれか。
- 発掘
- 召集
- 光輝
- 変成
第10問 ― 『未来予知』
『未来予知』に含まれていたミライシフト・カードは何枚か。
- 34枚
- 48枚
- 67枚
- 81枚
第11問 ― 『シャドウムーア』
以下のクリーチャー・タイプのうち、(単色カードで)『ローウィン』ブロックから色が変わらなかったものはどれか。
- エルフ
- フェアリー
- ゴブリン
- マーフォーク
第12問 ― 『イーブンタイド』
『イーブンタイド』のカード1枚に描かれている中で、最も多い混成マナ・シンボルの数は何個か。
- 5個
- 6個
- 9個
- 11個
第13問 ― 『ゼンディカー』
ゼンディカーはコーの出身次元だが、コーという種族が初登場したのは『ゼンディカー』ではない。以下のうち、初登場したセットはどれか。
- 『神河物語』
- 『ホームランド』
- 『テンペスト』
- 『時のらせん』
第14問 ― 『ミラディンの傷跡』
『ミラディンの傷跡』の249枚のカードのうち、ファイレクシアのすかしが入っている割合はどれだけか。
- 16% (40枚)
- 20% (50枚)
- 26% (65枚)
- 32% (80枚)
第15問 ― 『イニストラード』
『イニストラード』の両面カードは、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト製の他のトレーディングカードゲームに触発されたものである。そのゲームとは何か。
- 「デュエル・マスターズ」トレーディングカードゲーム
- 「GIジョー」トレーディングカードゲーム
- 「ハリーポッター」トレーディングカードゲーム
- 「スターウォーズ」トレーディングカードゲーム
第16問 ― 『闇の隆盛』
以下のうち、『闇の隆盛』のカードに存在しない固有色はどれか。
- 白青
- 黒赤
- 緑青
- 黒青赤
第17問 ― 『ギルド門侵犯』
以下のうち、『ギルド門侵犯』に存在しないのはどれか。
- アーティファクト
- 基本土地
- プレインズウォーカー
- ソーサリー
第18問 ― 『テーロス』
以下のうち、『テーロス』内の一番多くのカードで使われているメカニズムはどれか。
- 信心
- 英雄的
- 怪物化
- 占術
第19問 ― 『タルキール覇王譚』
『タルキール覇王譚』の各氏族は、龍のそれぞれ異なる部位に関連していた。以下のうち、ジェスカイと関連していた部位はどこか。
- 爪
- 目
- 鱗
- 翼
第20問 ― 『戦乱のゼンディカー』
『戦乱のゼンディカー』の土地のうち、『Zendikar Expeditions』版でも登場していた土地はいくつか。
- 0枚
- 2枚
- 5枚
- 10枚
第21問 ― 『カラデシュ』
以下のうち、『カラデシュ』で初登場したキーワード処理はどれか。
- 生成
- 死亡
- 追放
- 格闘
第22問 ― 『アモンケット』
以下のうち、『アモンケット』のパンチカードで存在しないものはどれか。
- -1/-1 カウンター
- 石材カウンター
- 督励マーカー
- 洪水カウンター
第23問 ― 『イクサラン』
以下のクリーチャー・タイプのうち、イクサラン次元の最初の提案に含まれていたのはどれか。
- 恐竜
- マーフォーク
- 海賊
- 吸血鬼
第24問 ― 『Unstable』
複数のバージョンが存在するカードは何種類あるか。(複数の要素を共有しているが、1つ以上の要素が変わっている異なったバージョンが存在しているカードのことである。)
- 8枚
- 10枚
- 12枚
- 13枚
第25問 ― 『ドミナリア』
以下のうち、『ドミナリア』で伝説のカードが一番少ないカード・タイプはどれか。
- アーティファクト
- エンチャント
- 土地
- ソーサリー
第26問 ― 『ラヴニカのギルド』
『ラヴニカのギルド』の各ギルド門それぞれについて、何種類のアートが存在しているか。
- 1種類
- 2種類
- 3種類
- 4種類
第27問 ― 『ラヴニカの献身』
以下のうち、『ラヴニカの献身』に1/1トークンが存在しないクリーチャー・タイプはどれか。
- ゴブリン
- 兵士
- スピリット
- 飛行機械
第28問 ― 『灯争大戦』
『灯争大戦』のプレインズウォーカーのほとんどには、その名前のついた呪文が1つ存在している(例:《》)。ゲートウォッチのメンバーには勝利サイクル(ゲートウォッチの最初の5人には、『破滅の刻』の敗北サイクルと同じようなソーサリーのサイクルがある)やプレインズウォーカー・デッキがあるので、彼らの名前のついた呪文は複数存在している。ゲートウォッチのメンバー以外で、英語でその名前が所有格でついた呪文が2種類あるプレインズウォーカーが1人だけいる。それは以下のうち誰か。(編訳注:問題文の訳を修正いたしました。)
- ドムリ・ラーデ
- ドビン・バーン
- ニコル・ボーラス
- ビビアン・リード
第29問 ― 『エルドレインの王権』
『エルドレインの王権』のカードの中で、食物というサブタイプを持つものは何枚か。
- 1枚
- 2枚
- 3枚
- 4枚
第30問 ― 『Unsanctioned』
以下のうち、〈Surgeon General Commander〉が好きだとはっきりしているものでないものはどれか。
- 拡張
- クリエイティブ的テンプレート化
- ふわふわした動物
- ティータイム
30問すべてに回答したら、ここをクリックして正解を確認したまえ。
第1問『テンペスト』の正解 ― b. 《》
《》の初出は『ビジョンズ』、《》は『ミラージュ』、《》は『ポータル』である。《》は「自軍全体への《》」としてデザインされた。トランプルは、さらなる魅力を加えるために追加されている。このカードはデザインのかなり初期にファイルに入り、そのまま残った。デベロップで{4}{G}{G}から{3}{G}{G}{G}に変更されたが、それ以外はデザインのままだったと記憶している。《》はその後、いくつかのマジックのセットや製品で印刷されている。
第2問『Vanguard』の正解 ― a. 38~12
どれも実際にあり得る数である。《》はライフ総量を18増やし、《》と《》は8減らす。《》はライフ総量を15増やし、《》と《》は5減らす。《》と《》はライフ総量を12増やし、《》、《》、《》は4減らす。そして、《》はライフ総量を10増やし、《》と《》は3減らす。
第3問『Unglued』の正解 ― a. 《》
《》はイヤリングをしている。一方は『アイスエイジ』の《》で、もう一方は『ミラージュ』の《》だ。それらが選ばれたのは、当時マジックに存在した中で最大(順に11/11と12/12)で、99/99の《》の大きさを際立たせるためであった。《》は『エクソダス』の《》のアートから削られたアートを使用している。《》のアートとフレイバーテキストは、『ミラージュ』の《》をネタにしたものである。《》のフレイバーテキストは、当時よく行なっていたフレイバーテキストのコンテストをネタにしたものである。
第4問『ウルザズ・デスティニー』の正解 ― d.《》
《》は(《》、《》との)3枚のクリーチャーの、特定のタイプのパーマネントがなければ生け贄に捧げなければならないというサイクルの一部であった。このサイクルは、土地以外で当時存在していたパーマネント・タイプすべてを参照していた。《》は(《》《》《》《》との)5枚の、特定のカード・タイプを始末し、そのプレイヤーの手札や墓地やライブラリーからそれと同名のカードをすべて探して取り除くことができるというサイクルの一部であった。《》は4枚の、2/2で他の4色それぞれに対するプロテクションを持つ白の天使というサイクルの一部であった。そのうち2枚(《》と《》)は『ウルザズ・サーガ』に、2枚(《》と《》)は『ウルザズ・デスティニー』に登場していた。《》は、開発部語で言う「場からサイクリング」というこのセットのメカニズムを使っているが、サイクルにはなっておらず、黒、緑、アーティファクトに存在している。(《》《》《》《》《》)
第5問『オデッセイ』の正解 ― a. 《》
これは、「Aven Smokereaver/エイヴンの煙奪い」という青の2/3で飛行とプロテクション(赤)を持つカードのために提出されたアートである。このエイヴンは赤の魔法の一撃で傷つけられてはいなかったが、オフィスの多くの人がそのほうがいいと感じたので、我々はこれを赤の直接火力に移すことにしたのだ。クリーチャーではなく魔法に注目されるようにするため、上下を逆にした。
第6問『ミラディン』の正解 ― a.ノーム
ノームというクリーチャー・タイプが初登場したのは、『レジェンド』の赤のクリーチャー・カード《》であった。その後、ノームはアーティファクト・クリーチャー・タイプになっていく。最初のアーティファクトのノームは『ミラージュ』の《》だったが、当時アーティファクト・クリーチャーはクリーチャー・タイプを持たなかった。ノームのクリーチャー・タイプを持つアーティファクトのノームで最初に印刷に到ったのは、『オデッセイ』の《》であった。(すべてのアーティファクト・クリーチャーがクリーチャー・タイプを持つように、これを作ることを強く推したうちの1人が私である。)
第7問『フィフス・ドーン』の正解 ― a. アーロン・フォーサイス/Aaron Forsythe
アーロンは、最初マジックのウェブサイト運営のために雇われた。『フィフス・ドーン』のデザイン・チームに入れたのは、マジックのデザイン・チームでの体験記を書くことができるようにするためだった。アーロンは占術や烈日のデザインなどの素晴らしい仕事をしたので、我々は最終的に彼を開発部で雇ったのだった。ビル・ローズ、エリック・ラウアー、マーク・ゴットリーブは直接開発部で雇われている。ただし、マーク・ゴットリーブは編集者としてだった。
第8問『Unhinged』の正解 ― c. Disrobing Scepter
私はThe Duelist誌上で「Extra Pulled」と題した「作られなかった」カードを紹介するユーモア記事を書いていた。そこで紹介したカードの中に、《》と同じように働くが対戦相手には手札を1枚捨てるのではなく服を1枚脱ぐという選択肢がある〈Disrobing Scepter(脱衣の王笏)〉というカードがあった。冗談として、私はこのカードを『Unglued』のブランド・チームのプレイテスト用ファイルに入れた。その後、これをボツにして、印刷できなかったカードの1枚として隠しメッセージに入れたのだ。その後、『Unhinged』のプレイテストにも、そのセットに入っているかのように入れて、その後天丼としてボツになった。その後、またボツになったと言明する隠しメッセージに採用したのだ。
〈Celery Stalker(セロリの忍び寄り)〉は作成されなかった銀枠セット『Unglued 2』の実際のカードだった。そのセットの主要テーマの1つが、戦闘ダメージを与えたときにプレイヤーに毒カウンターを置く、動く野菜だった。〈Chump-Blocking Orphan(チャンプブロックする孤児)〉や〈Look at Me, I'm Accounts Receivable(ほら見てよ、僕売掛債権)〉は、デザインで流行っていた冗談だ。
第9問『ラヴニカ:ギルドの都』の正解 ― b. 召集
召集はボロスのためにリチャード・ガーフィールド/Richard Garfieldが作ったものである。私はこのメカニズムが本当に気に入ったが、セレズニアのほうがもっとふさわしいと感じたので赤白から緑白に動かしたのだ。
第10問『未来予知』の正解 ― d. 81枚
『時のらせん』ブロックの各セットごとに、そのセットのテーマである過去、別の現在、未来を扱う、パック内の他のカードとは違うカード枠のカード群が入ったタイムシフト・シートが存在していた。『時のらせん』には本来のカード枠を使ったタイムシフト・カードが121枚あり、ブースターパックの1枠を占めていた。『次元の混乱』には別のカード枠を使ったタイムシフト・カードが45枚あり、ブースターパックの1枠を占めていた。『未来予知』には「未来」のカード枠を使った81枚のタイムシフト・カードが存在しており、前2セットとは違って特定の枠ではなく他のカードと混ざっていた。
第11問『シャドウムーア』の正解 ― b. フェアリー
フェアリーは『ローウィン』ブロックがメカニズム的に言及している部族の中で唯一『シャドウムーア』でも同じ色(青黒)であるクリーチャー・タイプである。(混成白青のフェアリーも数枚存在するが、それらはどれも青黒のフェアリー・デッキに入れることができる。)エルフは『ローウィン』ブロックでは黒緑で、『シャドウムーア』ブロックでは緑白に変わった。ゴブリンは『ローウィン』ブロックでは黒赤で、『シャドウムーア』ブロックでは赤緑に変わった。マーフォークは『ローウィン』ブロックでは白青で、『シャドウムーア』ブロックでは青黒に変わった。『シャドウムーア』には『ローウィン』の色の組み合わせの混成カードがそれぞれの部族に大量に存在したが、単色カードはすべてが今言った色の組み合わせになっている。
第12問『イーブンタイド』の正解 ― d. 11個
混成マナ・シンボル11個があるカードは、《》である。
第13問『ゼンディカー』の正解 ― c. 『テンペスト』
『テンペスト』の物語上、ラースはファイレクシア人がドミナリアを侵略するために作った人工次元である。他の次元からのクリーチャーがその意志に反してラースに入植させられており、その中に、ゼンディカーのコーもいた。他のラースの種族(ヴェク、ダル、サルタリー、サラカス、ダウスィー)の出身次元はまだ見つかっていない。
第14問『ミラディンの傷跡』の正解 ― a. 16%(40枚)
『ミラディンの傷跡』は、ファイレクシアの脅威に気がついて入るがまだ大問題にはなっていないミラディンへの再訪だった。その後、ファイレクシアの割合が50%になり、ミラディンの運命を賭けた戦いが起こる『ミラディン包囲戦』で自体は急変する。そしてファイレクシアの勝利後、『新たなるファイレクシア』ではファイレクシアの割合は90%に上ることになる。
第15問『イニストラード』の正解 ― a. 「デュエル・マスターズ」トレーディングカードゲーム
「デュエル・マスターズ」は、日本市場だけに向けてウィザーズが作ったトレーディングカードゲームである。「デュエル・マスターズ」はマジックよりもかなりメカニズム的限界を推し進める傾向にある。(銀枠セットを元にすることも何度もあった。)トム・ラピル/Tom LaPilleは『イニストラード』のデザイン・チームに入る直前に「デュエル・マスターズ」のセットを手掛けており、クールな狼男を作る方法を探していた我々に彼が提案したのが、「デュエル・マスターズ」で使われていた両面という技術だったのだ。最初私は懐疑的だったが、プレイテストを経て賛成に転じた。
第16問『闇の隆盛』の正解 ― d. 黒青赤
『闇の隆盛』には、白青の金色カード2枚(《》《》)、黒赤の金色カード2枚(《》《》)、青のフラッシュバック・コストを持つ緑のカード1枚(《》)が存在している。このセットには、3色カードや3色を使うことに最適化されたカードは存在しない。
第17問『ギルド門侵犯』の正解 ― b. 基本土地
基本土地の代わりに、『ギルド門侵犯』の各ブースターにはギルド門が入っていた。
第18問『テーロス』の正解 ― d. 占術
『テーロス』には占術カードが29枚(白3枚、青10枚、黒1枚、赤5枚、緑1枚、白青1枚、黒緑1枚、アーティファクト1枚、土地5枚)あり、加えてメカニズム的に占術を行なうことを参照するカードが1枚(赤)ある。英雄的を持つカードは18枚(白5枚、青3枚、黒2枚、赤3枚、緑3枚、白青1枚、赤白1枚)で、信心(白2枚、青2枚、黒5枚、赤2枚、緑4枚、土地1枚)と怪物化(白1枚、青2枚、黒2枚、赤4枚、緑4枚、赤緑1枚、緑白1枚、アーティファクト1枚)はそれぞれ16枚である。
第19問『タルキール覇王譚』の正解 ― b. 目
ジェスカイ(青赤白)は狡知の氏族で、龍の目である。アブザン(白黒緑)は忍耐の氏族で、龍の鱗である。スゥルタイ(黒緑青)は非情の氏族で、龍の牙である。マルドゥ(赤白黒)は迅速の氏族で、龍の翼である。ティムール(緑青赤)は獰猛の氏族で、龍の爪である。
第20問『戦乱のゼンディカー』の正解 ― c. 5枚
『戦乱のゼンディカー』には、『Zendikar Expedition』にも違うアートとカード枠で入っている2色土地が、《》《》《》《》《》の5枚存在する。
第21問『カラデシュ』の正解 ― a. 生成
『カラデシュ』は生成という表記が初登場したセットであった。死亡は『基本セット2012』、追放は『基本セット2010』、格闘は『イニストラード』が初出である。
第22問『アモンケット』の正解 ― d. 洪水カウンター
『アモンケット』のパンチカードには、「不朽」と「督励」のマーカーと、-1/-1と石材カウンターがあった。洪水カウンターを使うカードも1枚(《》)あったが、パンチカードにするほどの量ではなかったのだ。
第23問『イクサラン』の正解 ― d. 吸血鬼
ジェンナ・ヘランド/Jenna Hellandが最初にイクサランを提案したとき、吸血鬼の征服者がいるメソアメリカ風世界として売り込んだ。イクサランを計画に組み込んだとき、クリエイティブ・チームに2陣営の対立ではなく3陣営の対立にするように頼んだ。そして加えられたのが海賊である。恐竜は、世界を具体化する中で生まれた。その後、私はそれらに部族として焦点を当てることにした。マーフォークは、4つめの部族が必要だと気がついて加えられることになった。
第24問『Unstable』の正解 ― d. 13枚
4種類の絵があるコモンが4枚(《》《》《》《》)。フレイバーテキストだけが4種類あるコモンが1枚(《》)。すかしが5種類あるカードが1枚(《》)。カード名が4種類あるカードが1枚(《》《》《》《》)。ルール文章が各6種類あるカードが6枚(《》《》《》《》《》《》)。これらの合計で13枚である。
第25問『ドミナリア』の正解 ― c. 土地
『ドミナリア』には、伝説のアーティファクトが6枚(《》《》《》《》《》《》)、伝説のエンチャントが4枚(《》《》《》《》)、伝説のソーサリーが6枚(《》《》《》《》《》《》)があるが、伝説の土地は存在しない。
第26問『ラヴニカのギルド』の正解 ― b. 2種類
各ギルド門には、正面通路を描いたものと、隠された入り口を描いたものの2種類がそれぞれ存在する。
第27問『ラヴニカの献身』の正解 ― b. 兵士
《》はゴブリン・クリーチャー・トークンを生成する。《》《》、その他死後を持つクリーチャーはスピリット・クリーチャー・トークンを生成する。《》と(《》の)《》は飛行機械・クリーチャー・トークンを生成する。『ラヴニカの献身』には、兵士・クリーチャー・トークンを生成するカードは存在しない。ただし、『ラヴニカのギルド』には何枚も存在していた。
第28問 ― 『灯争大戦』の正解 - d. ビビアン・リード
ビビアンには《》と《》が存在する。
第29問『エルドレインの王権』の正解 ― b. 2枚
食物というサブタイプを持つアーティファクトは、《》と《》の2枚である。(食物はアーティファクト・タイプである。)
第30問『Unsanctioned』の正解 ― d. ティータイム
〈Surgeon General Commander〉のフレイバーテキストに、好きなものとして、拡張と、ふわふわした動物と、クリエイティブ的テンプレート化が挙げられている。ティータイムも好きかもしれないが、そう確信できる情報はない。
さて、それでは正解数を数えてみてくれたまえ。正解数が:
- 1~9問:マジックのトリビアについて学ぶことはまだまだある。
- 10~15問:なかなか注意力があるようだ。
- 16~20問:マジックのトリビアについての能力を見せ始めている。
- 21~24問:立派なものだ。マジック・トリビアの証書を進呈しよう。
- 25~27問:素晴らしい。感銘を受けた。
- 28~29問:マジック・トリビア・キチガイだ。
- 30問:感服するよ。
とてもクイズ的な
本日はここまで。これらのトリビアを楽しんでもらえたなら幸いである。いつもの通り、今日の記事についての諸君の感想を聞かせてほしい。メール、各ソーシャルメディア(Twitter、Tumblr、Instagram)で(英語で)聞かせてくれたまえ。
それではまた次回、人類の歴史を振り返るときにお会いしよう。
その日まで、あなたがさらに多くのトリビアを学べるように、マジックをたっぷりプレイしますように。
(Tr. YONEMURA "Pao" Kaoru)