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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

とことん!スタンダー道!ジェスカイ・コントロールで激闘に打ち勝つ(スタンダード)

岩SHOW

激しい戦い、どんとこい!Come on!!

 スタンダード、とことんやってるかい?この道を極めんと日々精進する皆を応援する「とことん!スタンダー道!」のお時間だ。皆はどんなデッキを使っているのかな?僕はこの3月中旬、「緑単上陸」をプレイしまくった……とことんプレイして、MTGアリーナでミシックランクに到達!最高位に到達するとひと段落という感じだね。緑単は破壊力と持久力を兼ね備えたビートダウンで、アドリブ次第で一見不利な状況も覆せる、奥の深いデッキだった。

 しかし人間、貪欲なもので……1つのデッキをやり込んで目標に達すると……なんだか別のデッキが使いたくなってくる。ビートダウン、攻めるデッキは遊びつくした感があるので……コントロールをプレイしたくなってくる。甘いものを食べ過ぎて、しょっぱいものが欲しくなるあの感覚と同じだ。緑単の対局となるコントロール……青と白を使うようなデッキが良いな。となると候補は……その2色に赤を足したジェスカイ仮名、少し前のスタンダード環境のコントロールと言えばこのカラーリングの印象が強い。では最新リストはどうなっているだろうか?今回は「ジェスカイ・コントロール」の最新リストをチェック!

OafMcNamara - 「ジェスカイ・コントロール」
Magic Online Standard League 5-0 / スタンダード (2026年3月22日)[MO] [ARENA]
4 《神聖なる泉
4 《蒸気孔
2 《聖なる鋳造所
4 《フラッドファームの境界
2 《リバーパイアーの境界
4 《サンビロウの境界
2 《行き届いた書庫
1 《湧霧の村
1 《コーリ山の僧院
1 《平地
1 《
-土地(26)-

2 《北風の守護者
-クリーチャー(2)-
4 《縫い目破り
4 《失せろ
2 《稲妻のらせん
1 《削剥
1 《炎魔法
2 《審判の日
1 《古代魔法「アルテマ」
4 《喝破
1 《呪文嵌め
2 《三歩先
4 《星間航路の助言
4 《食糧補充
2 《ジェスカイの啓示
-呪文(32)-
2 《無効
2 《ティシャーナの潮縛り
1 《炎魔法
1 《割に合わない一撃
2 《安らかなる眠り
1 《魂標ランタン
1 《真昼の決闘
1 《跳ねる春、ベーザ
1 《永遠曙光の伝令
1 《ジェスカイの啓示
1 《奔流川の記念碑
1 《司書、ワン・シー・トン
-サイドボード(15)-
Magic Online より引用)

 

 

 ゲームに勝利しよう、こちらを敗北させようと攻めてくる対戦相手に対してノーを突きつけ、その攻め手を捌き、こちらの敗北を回避するのがコントロールというアーキタイプの原則。その構成要素といえば……青系であれば、まずは打ち消し。対戦相手が何かしてきてもそれを未然に対処。《喝破》《呪文嵌め》《三歩先》……戦場に出ただけで何か仕事をするようなカードを狙い撃ちしたい。そして他の色によるクリーチャーなどのパーマネントへの除去。メインカラーの1つが白なので《縫い目破り》《失せろ》と軽い万能除去をしっかり備えて、《審判の日》など1枚で複数のカードと交換ができるものも。そして赤が足されているので《削剥》《稲妻のらせん》《炎魔法》とダメージ系の除去も搭載。様々な相手と状況に対応が可能だ。

 そしてそれらコントロール要素を支えるアドバンテージ源……ただ脅威に対処しているだけでは、息切れを起こしてしまうので、手札をリカバリーする手段がコントロールには不可欠。その点は青系なので抜かりがない、《食糧補充》と《星間航路の助言》で、カード1枚を2枚に増やせる上に複数の候補から選んで手札に加えられる!質と量、両方を取りにいくのが青の流儀だ。

 そして、コントロールデッキにおいて重要な最後のピース、フィニッシャー。対戦相手を勝利させないデッキであるが、そうやってだらだらといつまでもゲームを続けるつもりはない。対戦相手の鎮圧に成功したら、そのまま攻守をひっくり返して勝ちに行くのが理想的だ。どんなカードで勝利を狙うのかは非常に重要だが、小さいクリーチャーでちまちま殴るというよりは効果の大きいカード1枚でバシッと決めたいところ。その点ジェスカイであれば《ジェスカイの啓示》を使えるのは大きい。呪文やパーマネントへのバウンス・4点ダメージ・果敢を持ったモンク2体の生成・2枚ドロー・4点回復…これをまとめて行うインスタント、これ1枚でゲームの流れは完全に変わる!この7マナの呪文を安全に唱えるための下準備をするのがこのデッキが辿るストーリーだ。2連打が決まれば、それで即決着と相成るだろう。

 

 そんな「ジェスカイ・コントロール」の新たな形とも言えるのがこのリスト。2枚だけ採用されたクリーチャーに注目!《北風の守護者》!このドラゴンは5/5飛行とフィニッシャーを務められるスペックであり、かつ手札を補充するアドバンテージ源だ。そのカードの仕入れ先が独特で、ゲーム外からカードを手札に加えるという……初見ではなんのこっちゃとなるかもしれないが、これはつまり、スタンダードなどの構築フォーマットにおいては「サイドボードから手札にカードを加える」ことを意味している。本来第2ゲーム以降のゲーム間においてメインと入れ替えるカードとして用意されている15枚のサイドボード。このドラゴンはそこにアクセスし、理想のカードを提供してくれる!

 願いを叶える神聖な龍、その選択肢を増やすためにこのリストのサイドには1枚挿しが多めであり、プレイヤーのニーズにこたえるラインナップに仕上がっている。呪文を連打して戦う果敢系のアグロなどには《真昼の決闘》が効果を発揮する。墓地利用デッキには《安らかなる眠り》《魂標ランタン》を。ゲームを決めに行くときには《ジェスカイの啓示》を確保などなど、夢が膨らむ1枚……そんなサイドボードに控えるカードでインパクト抜群なのが《永遠曙光の伝令》!対戦相手がゲームに勝利できず、自分は敗北しなくなる……まさしくコントロールの精神がそのままクリーチャー化したような1枚だ。ライフが0以下になってマイナスになろうとも、ライブラリーのカードが枯渇してカードが引けなくとも、絶対に負けないッッ!緑単のようにクリーチャー除去の手段が限られるデッキに叩きつければ、これ1枚で勝負がつくこともあるだろう。こういうカードで耐えきった時にしか分泌されない脳内物質、あると思うなぁ。

 現在スタンダードは激しく攻めるデッキが主流となっている。それらのデッキを受け止めきることは簡単ではないが、コントロールデッキを諦めるべきかと問われると、決してそんなことはない!ゲームを重ねてリストを洗練させ、自らの手に馴染む形に仕上げる。そして不屈の精神を抱いて何度もトライ!困難こそが人とデッキを強くするのだ。そんなわけで攻めるデッキを使いこんだ後は、受けきるデッキをとことん極めようぜ!

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