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岩SHOWの「デイリー・デッキ」

ジェスカイ・ブリンク:クセ強なケイシーを使いこなせ!(モダン)
『マジック:ザ・ギャザリング | ミュータント タートルズ』はその原作に当たるコミック・アニメ・映画・ゲーム……あらゆる媒体で描かれた世界観と同じく、ミュータントで溢れている。しかしその一方で、同シリーズには魅力的な人間のキャラクターも溢れており、彼ら彼女らもしっかりとカード化されていることは見逃せない。シュレッダーを筆頭に、エイプリル、カライ、そして……タートルズと時に共闘する自警ヒーローであるケイシー・ジョーンズ!彼をカード化したものも赤のクリーチャーに見られる。
特に要注目はレアの《ヴィジランテ、ケイシー・ジョーンズ》!3マナ4/3という優れたスペック……のみに留まらず、戦場に出ると3枚ドロー!?爆発的なアドバンテージをもたらす驚異の1枚!なわけだが、そんな簡単に手札を増やすことを許してはもらえない。次の自分のアップキープに、手札を3枚捨てる……それもランダムに、という後から代償を要求されるデザインになっている。ただ引いた枚数に対して、失う手札も3枚。額面上損はしていない。運が良ければ強いカードがしっかり残るかもしれない……それに、何も捨てるのを待たずに使い切っても良いんだぜ?
というわけでクセのあるじゃじゃ馬系のカードだが、使いこなせばプレイヤーにとてつもない恩恵をもたらすこと間違いなしという《ヴィジランテ、ケイシー・ジョーンズ》、彼を使ったデッキが……今モダンでブームを巻き起こしている。そのリストをごらんいただこう!
| 4 《溢れかえる岸辺》 4 《乾燥台地》 3 《沸騰する小湖》 1 《神聖なる泉》 1 《蒸気孔》 1 《聖なる鋳造所》 1 《行き届いた書庫》 1 《轟音の滝》 1 《優雅な談話室》 1 《リバーパイアーの境界》 1 《サンビロウの境界》 2 《栄光の闘技場》 2 《冠雪の平地》 1 《冠雪の山》 -土地(24)- 4 《敏捷なこそ泥、ラガバン》 4 《溌剌の牧羊犬、フィリア》 4 《火の怒りのタイタン、フレージ》 3 《ヴィジランテ、ケイシー・ジョーンズ》 4 《量子の謎かけ屋》 4 《孤独》 -クリーチャー(23)- |
4 《電気放出》 2 《虹色の終焉》 1 《空の怒り》 4 《記憶への放逐》 2 《儚い存在》 -呪文(13)- |
1 《天界の粛清》 1 《否定の力》 2 《真昼の決闘》 2 《神秘の論争》 4 《黒曜石の焦がし口》 2 《大梟の小夜曲》 1 《外科的摘出》 2 《空の怒り》 -サイドボード(15)- |
モダンの「ジェスカイ(青赤白)ブリンク」!ブリンクとはパーマネントを追放し、それをまた戦場に戻すというアクションの相称。自身のカードに対してこれを行うカード……《溌剌の牧羊犬、フィリア》や《儚い存在》がこのデッキのキーカードだ。これらで自分のパーマネントをブリンクする……それにより戦場に出た時に誘発する能力を使いまわすというのがブリンク系デッキの狙い。このリストでは《火の怒りのタイタン、フレージ》を出し入れしてダメージをばら撒きつつ大回復、《孤独》でクリーチャー2体追放など、盤面に触れる動きが強力。
また、ブリンクで追放されたパーマネントは、先ほどまで戦場に出ていたものと関係がない新たなオブジェクトという扱いになる点に注目。《孤独》は想起コストで唱えると、すかさず生け贄なってしまうが、それを解決する前に《儚い存在》でブリンクすると、戦場に戻ってきた後そのまま居座ることに。ワープで唱えた《量子の謎かけ屋》をブリンクして戦場に残す動きもめちゃ強!というわけでこのブリンクの対象として、《ヴィジランテ、ケイシー・ジョーンズ》が注目されているのである。ゲーム終盤にいきなり3枚ドローが決まれば、それで決着がつくレベルのインパクト!ケイシーという荒馬を使いこなすには、ブリンクというアプローチがあったのだなぁ。
現行モダンで青いデッキの必須レベルのカードとなっている《記憶への放逐》。これは誘発型能力か無色の呪文を打ち消し、また複製という能力により唱える際にコピーを作ることができる。《オパールのモックス》などのアーティファクトを打ち消し、《ウルザの物語》などの誘発型能力を打ち消し、《難題の予見者》のようなエルドラージには本体も能力もまとめて対処……この便利な妨害カードは、このデッキではブリンクの代役カードでもある。クリーチャーらが戦場を離れたり生け贄に捧げられるという能力を打ち消し、戦場に留まらせる手段となるわけだ。
そして誘発型能力と言えばそう、ケイシーのアップキープの手札ランダム3枚ディスカード、これも《記憶への放逐》で消してしまえる!というわけで手札1枚の消費にはなるが、残したいカードを確保できる。クリーチャー1体と手札1枚を使って2枚手札が増えるのであれば文句はないだろう。対戦相手のデッキやゲーム展開によって妨害として用いる、あるいはケイシーらへの裏ワザとして用いるか。応用の利くカードはモダンという様々な相手がひしめく環境において本当に頼りになるぞ。
一見クセの強そうな《ヴィジランテ、ケイシー・ジョーンズ》だが、プレイヤーの工夫で美味しいところだけいただける恩恵に満ち溢れた1枚になる。様々なカードと組み合わせることで、そのポテンシャルを最大限引き出してあげるのがプレイヤーの務め!モダンをはじめ、各フォーマットでどんなデッキが組めるか、あれこれ考えてみよう!
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