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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

とことん!スタンダー道!話題の白単をとことん分析(スタンダード)

岩SHOW

Turtles, count it off!

 40年以上の歴史を誇るこれぞアメリカってなコンテンツ、「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」とのコラボセット『マジック:ザ・ギャザリング | ミュータント タートルズ』がリリースされ、SNS上でもみんな盛り上がっているのが伝わってくる。比喩表現抜きでタートルズで育った世代。もちろんノートに描いてましたとも、タートルズがもしマジックのカードになったら……という妄想を。30年ほど経ってまさかそれが現実のものになろうとは、人生は本当にわからないな。

 最近こういうことばっかり言ってる気がするが置いといて……とことんスタンダードを楽しみたいマジックプレイヤー達にお届けするデッキ紹介コラム「とことん!スタンダー道!」。今回はスタンダードでちょっと話題のあのリストを……

Uagli1 - 「白単アグロ」
Magic Online Standard Challenge 64 優勝 / スタンダード (2026年3月3日)[MO] [ARENA]
16 《平地
4 《放棄された気の寺
1 《魂石の聖域
-土地(21)-

4 《空飛ぶ友だち、モモ
3 《寓話の大立者
1 《農場の奇妙な動物たち
2 《養育するピクシー
2 《勝利の楽士
4 《大空の賢人
4 《光に導かれし者、ハリーヤ
3 《コスモグランドの頂点
4 《星原の番人
-クリーチャー(27)-
4 《縫い目破り
4 《失せろ
4 《バネ葉の太鼓
-呪文(12)-
4 《鳴り渡る龍哮の征服者
4 《安らかなる眠り
3 《幽霊による庇護
2 《没収の強行
2 《スペクタキュラー・スパイダーマン
-サイドボード(15)-
Magic Online より引用)

 

 

 Magic Online上のイベントで勝ち星を重ねている……白単色の新たなアーキタイプだ。単色デッキの友と言える存在《寓話の大立者》を採用している。1マナ1/1とスタートラインは平凡極まるが、マナを払えば段階を経てサイズアップ。最終的には対戦相手に対するプロテクションを持つ……色とカードタイプじゃなくてプレイヤーに対してのプロテクションってどういうこと?と思われるかもしれない。この特殊なプロテクションは、対戦相手のコントロールしている呪文や能力の対象にならず、対戦相手がコントロールしているクリーチャーにブロックされず、対戦相手のコントロールする発生源からのダメージを受けない……えげつないくらいの耐性を獲得するのだ。7/8というサイズでブロックされなくなるので、勝負は一瞬で片が付くだろう。

 ここまで育つことは稀ではあるが……ゲームがグダグダに長引けば、大立者が最終形態になる可能性が見えてくる。大量の白or緑マナを要求するため、白単か緑単、あるいはその2色のデッキでしか上手く運用は出来ない能力。白単であればこれを活かせる!

 というわけでシンプルなアグロデッキなのかというと、そうとも言い切れないリストだ。1マナクリーチャーは延べ10体採用されているが、それらで序盤からバチバチ殴っていく、というよりは着実に強い盤面を作っていく、落ち着きを持ったデッキでもある。《コスモグランドの頂点》での全体強化を狙っており、このカードは1ターンに2回呪文を唱えることでその能力が誘発する。1マナクリーチャーを多く採用しその中に《養育するピクシー》がいるため、この条件は満たしやすい。《光に導かれし者、ハリーヤ》でライフを得てドローすることも狙いやすい作りだ。《失せろ》などの除去で対戦相手の攻勢をしのぎつつ、着実に自分の盤面を強くしていく。勝負所で全軍突撃!そんな感じのデッキが好きなら、このリストは必ずやお気に召すことだろう。

 

 このリストの最大の特徴は《空飛ぶ友だち、モモ》を採用しているところ。この1マナクリーチャーは飛行を持つクリーチャーのコストを{1}軽減し、それによってデッキの回転率を上昇させている。このモモと最高の相性を誇るのが《大空の賢人》!飛行と絆魂を持ったこのモンクは、既に呪文を唱えているターンであればコピーが付いてくる。3マナで量スペックのクリーチャーを2体得られる、極上のコストパフォーマンス。これをモモがスムーズに行わせてくれるというわけだ。モモは飛行を持つクリーチャーが戦場に出るとサイズアップするため、賢人が2体出ることで自身も攻撃役としてしっかり機能する。

 この噛み合ったコンビネーションが白単色のこのデッキの安定感を支えている。カードである方の賢人をピクシーで戻して出し直すことも可能で、これらのムーブでジワリと、しかし確実に勝利への軍勢を築き上げるのだ。

 

 このデッキの安定感を支えるもう1枚のサポート役が《星原の番人》。《平地》か1マナ以下のクリーチャーを手札に加える能力を持ち、ワープであれば2マナで唱えられる。そのお手軽さで序盤の土地詰まりを防いだり、モモや《農場の奇妙な動物たち》など状況にマッチしたクリーチャーを手に入れて、柔軟に戦おうという寸法だ。番人自身も3/2飛行と戦力になるのがエラい。そして番人、そのワープコストもモモで軽減されるところを忘れちゃいけない。実質1マナで運用できる万能サーチ!さらに《バネ葉の太鼓》でこの番人をタップしてマナを加えた暁には、実質フリースペル!序盤は1マナのクリーチャーらが主体となるこのデッキで、バネ葉は展開力を大きく向上させる重要なマナ加速。見た目以上にずっと強い、歴史あるこのアーティファクト。未経験の人は一度お試しあれ!

 

 単色で組みやすいデッキがあるとスタンダードをプレイしやすくなって、とても良いことだ。『マジック:ザ・ギャザリング | ミュータント タートルズ』には他にも白に強くて楽しそうなカードがチラホラ。《黒服の男、エージェント・ビショップ》や《リーダーの素質》でクリーチャーを強化!アンコモンにもいい感じのクリーチャー除去《異次元への追放》があり、カードをこれから集めていく初心者にも嬉しいところだ。白単の可能性、タートルズで大いに広がったんじゃないかな?

 さて、今週末はどんなデッキで遊ぼうかな……京都に来れる人は、プレイヤーズコンベンションの会場に集合!ジャパンスタンダードカップは仕様が変更されて、合計3回開催される!貴重なプロモカードを手に入れて、よりハイなスタンダードライフを送ろうぜ!

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