- HOME
- >
- READING
- >
- 岩SHOWの「デイリー・デッキ」
- >
- 緑単アグロ、『霊気走破』に期待大!(スタンダード)
READING
岩SHOWの「デイリー・デッキ」
緑単アグロ、『霊気走破』に期待大!(スタンダード)
『霊気走破』はテーマがデスレース、元々機体に溢れた次元だったアヴィシュカー(旧カラデシュ)だけあって、機体カードが盛りだくさん!怒涛の新車ラッシュ、皆はどのマシンが気に入ったかな?
僕は《轟音の速百足》!3マナで搭乗できれば5/5トランプルとかなり効率の良い攻め手になってくれる。さらに他のクリーチャーや機体が戦場に出る際に、それに+1/+1カウンターを乗せるというオマケもついている。マナ総量4以上のものには3個も乗せるという、オーバーキル気味な破壊力がたまらない!新環境のスタートはこの百足のマシンで決めたいものだ。
さて《轟音の速百足》を使うならどんなデッキが良いだろうか?今現在スタンダードでは数は少ないが……「緑単アグロ」!ここ数年ずっと推し続け、渡来し続けているアーキタイプをここでも声高に叫ばせてもらおう。一時期はスタンダードで緑単が強い時代もあったが、ここ最近は中々……苦戦を強いられている。それでも諦めない、ハートの強いプレイヤーらがこのアーキタイプを使い続け、ネット上でもそのリストがなんとか確認できるという状況だ。今回はそんな魂の緑単色、ガツンと攻めるアグロデッキをご紹介ッ!
24 《森》
-土地(24)- 4 《ラノワールのエルフ》 4 《花ざかりの開花族》 4 《漁る軟泥》 4 《荒野無頼団の先駆者》 3 《ポルクラノスの再誕》 3 《土の勇者》 3 《原初の飢え、ガルタ》 -クリーチャー(25)- |
2 《脚当ての陣形》 3 《大ドルイドの魔除け》 3 《ガラクの蜂起》 3 《ビビアン・リード》 -呪文(11)- |
4 《怪物的出現》 3 《屑鉄撃ち》 3 《強情なベイロス》 1 《捕食者のウーズ》 2 《石の脳》 2 《タイヴァーの抵抗》 -サイドボード(15)- |
まず《森》、《森》オンリー24枚のマナベース!そうそう、こういうのでいいんだよ。そしてすかさず《ラノワールのエルフ》!スタンダードでも長きにわたって愛された、至高の1ターン目だ。そこから2ターン目に3マナの、3ターン目には2マナ×2というように動ければ、対戦相手を序盤から圧倒していける。『ファウンデーションズ』でラノワールを取り戻した今こそ、緑単の時代が来てもおかしくはない!《森》のみなので事故が起きにくく、《花ざかりの開花族》も強く運用できる。初心者からマニアまで楽しめる、良いアーキタイプだと思うんだよなぁ。
このデッキの主砲、最強戦力はいうまでもなく《原初の飢え、ガルタ》!究極のパワー/タフネスの持ち主、トランプルで全てを突き破り相手の本陣に雪崩れ込む、純粋暴力!この恐竜王は自身のコントロールしているクリーチャーのパワー分、不特定マナが軽減される。最大効率だと緑マナ2つで唱えられるため、可能な限り早いターンに叩きつけたい。
《森》が並んだ戦場での開花族、《荒野無頼団の先駆者》《ポルクラノスの再誕》と3マナパワー4勢の連打、そして《土の勇者》がそれを支える。勇者?これって白と緑とテキストに書いてあるけど、緑単で使っても良いカードなのか?良いんです!これは唱えるために支払われた緑マナ2つにつき、+1/+1カウンターが3個乗って戦場に出る。この緑マナばっかりのデッキであれば、4マナで7/7という愚直なまでのデカさが保証されている。マナに余裕があればXにさらに緑マナを注いで究極のボディを目指しても良い。これだけの布陣であればガルタ降臨も決して難易度の高いアクションではなくなるのだ。
ただクリーチャーを展開し続ける、それだけでゲームに勝てれば良いが、現実は甘くはない。クリーチャー除去で捌ききれぬように、こちらも途切れないラッシュで追い詰めていかなくては勝利は遠のいてしまう。なので《荒野無頼団の先駆者》のようにカードが引ける要素というのは大変に有難いものだ。
《ガラクの蜂起》もパワー4以上のクリーチャーで能力が誘発、ここから複数枚引ければ美味しい。全体にトランプルを付与する能力も地味に優秀だ。《土の勇者》《花ざかりの開花族》と単純サイズは最高クラスのものでも、これらはちっぽけなトークンでブロックされて簡単にいなされてしまう。そういった時間稼ぎを決して許さない、野生語りの剛腕で思いっきりぶち抜こう。
《ビビアン・リード》も懐かしのパワーカードだ。彼女はクリーチャーを補充する役目に追加して、エンチャントや飛行クリーチャーを破壊できる。現スタンダードに強力なそれらが蔓延っていることは皆も知っての通り。そういった鬱陶しい小細工は、ビビアンの矢で貫くべし。時期シーズンは多くの機体を眼にする可能性もあり、それも破壊できるビビアンはまたその地位を高めていくかもしれない。
「緑単アグロ」、捲土重来のシーズンがくるだろうか?『霊気走破』には《轟音の速百足》の他にも《アゴナサウルス・レックス》なる大物の姿も確認できる。5マナ8/8トランプル、なんかもうこれぐらいのサイズ感は普通になっているが改めてみるとヤバいスペックだ。サイクリングで捨ててドローが可能で、そうした時にはクリーチャーのサイズが二段階アップ+トランプルと破壊不能を付与という、強烈な副産物が。こんなカードが欲しかったのよ!という面々が集まりつつある。新シーズンは緑単でエンジン全開?今から練習しておこうか!
RANKING ランキング
NEWEST 最新の読み物
-
2025.1.31戦略記事
今週のCool Deck:モックス解禁、ウルザの帰還(モダン)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
2025.1.30開発秘話
『霊気走破』を走り切る その2|Making Magic -マジック開発秘話-
-
2025.1.30広報室
2025年1月30日号|週刊マジックニュース
-
2025.1.30戦略記事
とことん!スタンダー道!現環境最強格、ケイヤ(スタンダード)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
2025.1.29戦略記事
その謎の笛は何を呼ぶ……ディジュリドゥ・スティル(レガシー)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
-
2025.1.28戦略記事
緑単アグロ、『霊気走破』に期待大!(スタンダード)|岩SHOWの「デイリー・デッキ」
CATEGORY 読み物カテゴリー
戦略記事
コラム
読み物
BACK NUMBER 連載終了
- Beyond the Basics -上級者への道-
- Latest Developments -デベロップ最先端-
- ReConstructed -デッキ再構築-
- Daily Deck -今日のデッキ-
- Savor the Flavor
- 射場本正巳の「ブロールのススメ」
- 津村健志の「先取り!」スタンダード・アナライズ
- 浅原晃の「プレミアイベント三大チェックポイント!」
- ガフ提督の「ためになる」今日の1枚
- 射場本正巳の「統率者(2017年版)のススメ」
- かねこの!プロツアー食べ歩き!
- ロン・フォスターの統率者日記
- 射場本正巳の「統率者(2016年版)のススメ」
- マアヤのマジックほのぼの日記
- 金子と塚本の「勝てる!マジック」
- 射場本正巳の「統率者(2015年版)のススメ」
- 週刊連載インタビュー「あなたにとってマジックとは?」
- なかしゅー世界一周
- 中村修平の「デイリー・デッキ」
- 射場本正巳の「統率者(2014年版)のススメ」
- 中村修平の「ドラフトの定石!」
- 浅原晃の「プロツアー観戦ガイド」
- 鍛冶友浩の「プロツアー観戦ガイド」
- ウィザーズプレイネットワーク通信
- Formal Magic Quiz
- 週刊デッキ構築劇場
- 木曜マジック・バラエティ
- 鍛冶友浩の「デジタル・マジック通信」
- 鍛冶友浩の「今週のリプレイ!」
- 渡辺雄也の「リミテッドのススメ」
- 「明日から使える!」渡辺リミテッド・コンボ術
- 高橋優太の「このフォーマットを極めろ!」
- 高橋優太の「このデッキを使え!」
- 黒田正城の「エターナルへの招待」
- 三田村リミテッド研究室
- 新セットめった切り!
- シングルカードストラテジー
- プレインズウォーカーレビュー
- メカニズムレビュー
- その他記事