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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

とことん!スタンダー道!ドメインの後継は洞窟デッキ?(スタンダード)

岩SHOW

いきなりデッキリスト、キタキタキタァ!

TunnelGaan - 「版図ランプ」
Magic Online Standard Challenge トップ4 / スタンダード (2024年7月14日)[MO] [ARENA]
1 《耐え抜くもの、母聖樹》
4 《魂の洞窟》
3 《森》
1 《島》
4 《ジェトミアの庭》
1 《山》
3 《平地》
4 《スパーラの本部》
1 《沼》
4 《ジアトラの試練場》
-土地(26)-

3 《装飾庭園を踏み歩くもの》
1 《イモデーンの徴募兵》
4 《怒りの大天使》
3 《偉大なる統一者、アトラクサ》
-クリーチャー(11)-
2 《古のヤギ角》
4 《力線の束縛》
1 《洞窟探検》
4 《豆の木をのぼれ》
1 《長い別れ》
1 《中心核の瞥見》
4 《群れの渡り》
3 《間の悪い爆発》
3 《太陽降下》
-呪文(23)-
1 《軽蔑的な一撃》
2 《完成化した精神、ジェイス》
2 《痛烈な一撃》
3 《長い別れ》
2 《否認》
2 《安らかなる眠り》
2 《一時的封鎖》
1 《温厚な襞背》
-サイドボード(15)-
(Magic Online より引用)

 

 

 スタンダードプレイヤーにはお馴染みの「版図(ドメイン)ランプ」。ドメインこと版図能力を持つ《群れの渡り》《力線の束縛》を主軸とし、これらの強さを存分に引き出すために緑のランプ呪文を採用。マナ加速と同時に基本土地タイプを多く盤面に揃えて、対戦相手よりも高いマナ域のパワーカードを振り回す!5色のパワフルなコントロールで、常に各種トーナメントやランク戦などに君臨し続けた。プロツアー優勝も記憶に新しいこのドメインだが、この2024年7月末に転機を迎える。

 

 スタンダードのローテーションにより、4つのセットがこのフォーマットから退場となる。ドメインにとって大きいのは『ニューカペナの街角』が去ってしまうという点。このセットには3つの基本土地タイプを持つ、通称トライオームと呼ばれる5つの土地カードが収録されている。ドメインにとって序盤に《力線の束縛》を唱えて相手の攻めをしのげるかは重要な課題で、《スパーラの本部》《ジアトラの試練場》と2枚置くだけで束縛が唱えられるようになるのは非常に大きかった。またライブラリーから基本土地を直接戦場に出す《装飾庭園を踏み歩くもの》も重要パーツだ。3マナのマナ加速でありながら、土地が7枚以上になれば4/4警戒として攻守両方で大活躍。ドメインというデッキを支えた屋台骨的なセットが抜けることで、このアーキタイプは一体どうなってしまうのか。

 というわけでスタンダードを愛するプレイヤーが集い、スタンダードという道を共に歩んでいくためのコラム「とことん!スタンダー道!」。今週はローテーション後のデッキについて考えてみよう。まだこの原稿作成時点では『ブルームバロウ』のカードはほとんどまったく公開されていない。なのでドメインに加わるようなカードがあるかは不明だが……おそらくは今の形をアップデートして存続する、というのは困難だろう。だが、現行スタンダードにて一つのヒントになりそうなリストを発見!このデッキのコンセプトはローテーション後にも失われないもので、ドメインを始めマナを増やして戦うランプ系が好きな人には刺さるものになっているのではないかな!

Justin Caldwell - 「洞窟ランプ」
フライデー・ナイト・マジック 準優勝 / スタンダード (2024年7月5日)[MO] [ARENA]
1 《ジアトラの試練場》
1 《ジェトミアの庭》
4 《沈んだ城塞》
4 《忘れられた聖像》
4 《洞窟めいた大口》
1 《隠された中庭》
2 《隠された死滅都市》
2 《隠された生育場》
1 《捧げ物の穴》
2 《眠らずの小屋》
1 《見捨てられたぬかるみ、竹沼》
1 《耐え抜くもの、母聖樹》
2 《魂の洞窟》
2 《森》
-土地(28)-

4 《開花の亀》
1 《セラの模範》
3 《偉大なる統一者、アトラクサ》
2 《超巨大ヒル》
-クリーチャー(10)-
2 《喉首狙い》
2 《苦痛ある選定》
4 《壊滅的な落盤》
4 《洞窟探検》
4 《コズミュームの合流点》
4 《コウモリの群棲》
2 《忠義の徳目》
-呪文(22)-
1 《邪悪を打ち砕く》
1 《告別》
1 《超巨大ヒル》
2 《グリッサ・サンスレイヤー》
2 《痛烈な一撃》
3 《石術の連射》
1 《強情なベイロス》
3 《窃取》
1 《執念の徳目》
-サイドボード(15)-
(MTGTop8 より引用)

 

 

 ドメインではなく、メインテーマを洞窟にした「洞窟ランプ」!『イクサラン:失われし洞窟』のテーマである洞窟タイプの土地を多数採用。それらを盤面に並べるために踏み歩くものに代わって《洞窟探検》を用いる。手札からしか土地を出せないのでドロー次第によっては空ぶるリスクもあるが、このエンチャントを置いておけば今後タップ状態で出る土地が全てアンタップになるので、テンポを失わずに動いていけるのが有難い。その上これの能力で手札から出した土地が洞窟ならば4点ライフを獲得。序盤から攻めてくるデッキ相手にもこれで耐えて、大技で返していく。洞窟をライブラリーから戦場に出すのは《コズミュームの合流点》だ。最大で3枚の洞窟をサーチ、一気に高マナ域へと導き《偉大なる統一者、アトラクサ》などを唱えるのを助けてくれる。同時に洞窟をクリーチャー化させたり、エンチャント破壊も出来るので状況に合わせて最も盤面にインパクトを与えるモードを選択しよう。《洞窟探検》が出ているとこれで出す洞窟も皆アンタップ状態となるので《洞窟めいた大口》を持ってきてブロック役に、というムーブも可能だ。

 

 洞窟を参照するカードもまたこのデッキの主役だ。並んだクリーチャーは《壊滅的な落盤》で吹き飛ばす!洞窟の枚数分のダメージを与えるので、4マナで4点以上叩き込むマナ効率の良い全体除去になってくれるだろう。墓地のものも参照するので《開花の亀》で切削したり《隠された死滅都市》のように生け贄に捧げたものもカウントしてダメージを与えてくれるのが頼もしい。《コウモリの群棲》は洞窟から支払ったマナ1つにつき1体のコウモリが出てくる。3マナで1/1飛行が3体並べばマナ効率は抜群だ。また洞窟を戦場に出せばクリーチャーを強化、これでコウモリや他のクリーチャー、特に絆魂持ちをサイズアップさせることで序盤攻め込んできたデッキ相手に逆襲を図る。

 

 絆魂持ちといえば……《超巨大ヒル》!名前もビジュアルも最高なこのカード、使いたかったんだよなぁ。ここまで思い切った構成にすればこのヒルも3マナくらいで唱えられる。5/5絆魂持ちを《コズミュームの合流点》などのサポートからドドドッと展開し、悪夢のような戦場を作ってやろう!赤単相手にヒルから捲っていくゲーム展開、最高にマジックしていると感じられて健康に良いぞ。

 この洞窟デッキ、ドメインとは違ってデッキパーツのほとんど大半はローテーション後もスタンダードに残るものになっている。ということはもしかしたら、ランプ系デッキの今後は洞窟が主流になっていくのかも?どんな道を辿り、新環境のデッキが生まれていくのか。そのスタートダッシュは、実は現環境からすでに始まっている!そんなわけで残り時間少ない現環境で、次期環境への予習を済ませておこう!では今夜もスタンランク戦で君を待っているッ!

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