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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

アゾリウス・アーティファクト:高打点を弾き出す大事件!(スタンダード)

岩SHOW

 プロツアーの熱気にあてられて、さあマジックをしようと熱高まるプレイヤーが爆増しているであろう今日この頃。プレビュー段階では話題になっていなかった《血管切り裂き魔》が、パイオニアにてまさかの大活躍を見せるなど『カルロフ邸殺人事件』のカードは実際に使ってみないとその実力が分かりにくい、ミステリーがテーマのセットに相応しいラインナップになっているようだ。

 テンションが上がったなら、さあこのセットのカードでデッキを作って遊んでみよう!とりあえずスタンダードやってみようかなぁと、デッキを探索。すると実に興味深いリストを発見!

Hamuda - 「アゾリウス・アーティファクト」
Magic Online Standard Challenge 14位 / スタンダード (2024年2月24日)[MO] [ARENA]
4《アダーカー荒原
4《金属海の沿岸
2《さびれた浜
2《不穏な投錨地
2《皇国の地、永岩城
1《天上都市、大田原
2《ミレックス
3《平地
3《
-土地(23)-

4《ひよっこ捜査員
4《遠眼鏡のセイレーン
4《内なる空の管理人
4《ノーンの審問官
3《鋼の熾天使
-クリーチャー(19)-
3《薄暮薔薇の聖遺
2《失せろ
2《泥棒隼の事件
3《魅知子の真理の支配
4《生命ある象形
3《地底のスクーナー船
1《謎めいた外套
-呪文(18)-
3《痛烈な一撃
2《邪悪を打ち砕く
2《軽蔑的な一撃
2《大群退治
2《否認
2《ティシャーナの潮縛り
2《婚礼の発表
-サイドボード(15)-
Magic Online より引用)

 

 アゾリウス(白青)カラーのデッキ……これはスタンダードには大きく2つのタイプが存在している。一つはコントロール、もう一つはテンポ。このテンポにも細かく分けて2つ以上のバリエーションが……というところで、今回のリストはコントロールではないがテンポデッキとも少々異なる、言うなればアグロ寄りのデッキだ。

 アーティファクトを中心とした攻めるデッキであるこのリスト、注目の1枚は《泥棒隼の事件》!この新カードはプロツアーでも使用するデッキが登場していたね。1マナで手掛かりを生成する、それだけのエンチャントではあるが……アーティファクトを3つ以上コントロールしている状態でターン終了を迎えることが出来たら、解明完了となる。そうなれば起動型能力を得て、アーティファクト1つを4/4飛行のクリーチャーへと変貌させる。一気に高打点へと繋がり、ゲームを動かす強力なアクションだ。この解明条件を満たすには、事件自身で生成する手掛かりに加えてあと2つのアーティファクトが欲しい。それに事件で対象にする非クリーチャーのアーティファクトは多ければ多いほど可能性が拡がる……ということでアーティファクトと、そのタイプを持ったトークンをたっぷり含んだ「アゾリウス・アーティファクト」。構成要素をそれぞれ見ていこう。

回転

 手掛かりをはじめ、アーティファクトを並べるのが目的のデッキ……なので《内なる空の管理人》は採用して損はない1マナ域。アーティファクトやクリーチャーをタップして、サイズアップと占術で、滑らかに攻めていくアグロプランを支える。

 また事件以外にもアーティファクトをクリーチャー化させる手段として、《生命ある象形》を使用。ちょっとした置物も5/4のゴーレムへと変化させる、それだけでも強いがこの手のカードの弱点である「除去されるとアーティファクトとオーラの2つのパーマネントを損する」という弱点も、このオーラが墓地に置かれた際に発見が誘発することでしっかりカバーされている。また、事件でクリーチャー化したアーティファクトにこれを貼り付けることも可能だ(逆の手順ではできないが)。事件の能力ではアーティファクトは0/0になり、その上に+1/+1カウンターが4個乗る。ここにその素のサイズを5/4にするという修整が加わるので、9/8飛行という化け物が誕生することになる。こりゃまさしく必殺技だ!

 アーティファクトとエンチャントが多数入ったデッキの打点を跳ね上げるのであれば、《魅知子の真理の支配》も忘れちゃいけない。これらで巨大クリーチャーを作り上げてビートダウン!複雑なように見えるが、狙っていることはごくシンプルなデッキである。

 さて、肝心の並べなければいけないアーティファクトの数々。新カード《ひよっこ捜査員》はすっかりスタンダードでもお馴染みの1枚として定着。やっぱり1マナでパーマネントを2つ得られるカードは強いね。1/2と地味にタフネスが高いのも嬉しい。これでアーティファクトのカウントを稼ぎ、事件や管理人をしっかりとサポート。そして同じく白のクリーチャーで採用されているのが……これまた面白いチョイス、《ノーンの審問官》!戦場に出れば培養器を生成。これには+1/+1カウンターが2つ乗っている。《生命ある象形》や《泥棒隼の事件》の対象にする甲斐のある置物だ。これが複数体並ぶと、培養器がファイレクシアンに変身した時に乗るカウンターの数も増える。超強力な機械生命体を作り上げて一気に勝負を決めろ!

 《泥棒隼の事件》のようにいぶし銀系のシブいカードが含まれている『カルロフ邸殺人事件』。このセットに込められた謎はまだまだありそうだ。このセットの真相を解明するのは……君かもしれない!

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