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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

Michonne, Ruthless Survivor(統率者戦)

岩SHOW

 『ウォーキング・デッド』とマジックがコラボするなんて、そんなのアリかよ~(歓喜)。

 今年は好きなもの同士のコラボが続いてくれて非常にありがたい。いろいろ残念なこともあったけれど、2020年、良い年と思えるよ……ありがとうございます!

 というわけで、期間限定で販売される特別なカードセットである「Secret Lair」シリーズの最新商品「The Walking Dead」が現在予約受け付け中だ(リンク先は販売ページ:英語)。この機を逃すと手に入らない、超特別なカード。両方のファンなら買うしかないでしょう!

 この「Secret Lair」は今までのものと異なる。これまでの同シリーズのような既存のカードの絵違いというわけではなく、同作の登場人物や登場ゾンビを新規にカード化。デザインが所々で原作の雰囲気を漂わせていて、ファンならニヤリとくるイカすカードたちだ。アートもドラマのワンシーン切り取った写真かのようなリアルなもので文句なし!

 このセットに含まれるカードは、エターナル・フォーマットと統率者戦で使用可能とのこと。ということは……好きなキャラクターを統率者にしてデッキを組めるってことか! 熱いなぁ~アツすぎるよ。

 そんなわけで。今回は夢のコラボカードの中からこの1枚を統率者にしたデッキを考えてみたッ!

岩SHOW - 「統率者:Michonne, Ruthless Survivor」
統率者戦 (2020年10月)[MO] [ARENA]
1 《Michonne, Ruthless Survivor

-統率者(1)-

9 《
6 《
1 《Bayou
1 《新緑の地下墓地
1 《統率の塔
1 《森林の墓地
1 《花盛りの湿地
1 《育成泥炭地
1 《汚れた森
1 《黄昏のぬかるみ
1 《疾病の神殿
1 《ゴルガリの腐敗農場
1 《ラノワールの荒原
1 《邪悪な岩屋
1 《ボジューカの沼
1 《興隆する湿地帯
1 《興隆する木立
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ
1 《無限地帯

-土地(32)-

1 《屍肉喰らい
1 《墓所破り
1 《墓所這い
1 《ラゾテプの肉裂き
1 《ロッテスのトロール
1 《無情な死者
1 《アンデッドの占い師
1 《墓地を刈り取るもの
1 《死の男爵
1 《戦墓の巨人
1 《肉袋の匪賊
1 《異端の癒し手、リリアナ
1 《呪われた者の王
1 《アンデッドの王
1 《真夜中の死神
1 《残忍な騎士
1 《疫病吹き
1 《息せぬ群れ
1 《蠍の侍臣
1 《ゾンビ使い
1 《墓生まれの詩神
1 《リッチの騎士、ジョス・ヴェス
1 《目覚めし処刑者
1 《アンデッドの戦長
1 《復讐に燃えた死者
1 《死体の収穫者
1 《アスフォデルの灰色商人
1 《有毒グール
1 《墓地生まれの君主

-クリーチャー(29)-
1 《太陽の指輪
1 《秘儀の印鑑
1 《ゴルガリの印鑑
1 《反発のタリスマン
1 《ダークスティールの鋳塊
1 《悲劇的な過ち
1 《突然の衰微
1 《暗殺者の戦利品
1 《悪魔の教示者
1 《戦慄衆の侵略
1 《大群への給餌
1 《萎れ
1 《耕作
1 《木霊の手の内
1 《クローサの掌握
1 《化膿
1 《致命的なはしゃぎ回り
1 《終わり無き死者の列
1 《墓への呼び声
1 《床下から
1 《リリアナの支配
1 《総帥の召集
1 《戦争の犠牲
1 《ゾンビの黙示録
1 《同族の支配
1 《忌むべき者の軍団
1 《生 // 死
1 《戦慄の召喚
1 《闇の救済
1 《奈落の総ざらい
1 《頭蓋骨絞め
1 《稲妻のすね当て
1 《速足のブーツ
1 《最後の望み、リリアナ
1 《死が触れぬ者、リリアナ
1 《ゴルガリの女王、ヴラスカ
1 《死の権威、リリアナ
1 《戦慄衆の将軍、リリアナ

-呪文(38)-

 どのカードも作中における重要人物でありかつ人気の高いキャラクターをカード化しているので、誰を統率者にしようか迷ったが…初見のインパクトも相まって《Michonne, Ruthless Survivor》に決めた。

Michonne.png

 まず、「ウォーキング・デッド」の世界観のお話をしておこう。ある日突然、人間を人肉喰らうゾンビへと変貌させるウィルスが蔓延し文明は崩壊した。この世の終わりのような状況の中、それでも諦めずに感染を逃れて生き続ける人々がいた。彼らを取り巻く人間模様を描いた壮大なドラマ、それが「ウォーキング・デッド」。

 登場人物らの多くはよたよたと歩き彷徨うゾンビのことを「ウォーカー」と呼ぶ。そんなわけでこの「Secret Lair」でもウォーカーという名前が付いたゾンビ・トークンを用いる。「ミショーン(Michonne)」は初登場時、このウォーカーを2体鎖につないで連れていた。またイラストを見てもわかる通り、日本刀を装備しておりウォーカーどもをバッタバッタと斬りまくる! そのアクションシーンの爽快さに、ファンになった人は数知れず。

 このキャラクター設定を《Michonne, Ruthless Survivor》は忠実に再現している。戦場に出た時には2体のウォーカーを生成。5マナで実質7/7相当なので打点は高い。そして彼女が何かを装備している際には、彼女はブロックされなければならない。攻撃すれば相手のクリーチャーと戦闘を行うことになるというわけだ。そしてゾンビ2体以上とともに攻撃に参加すれば破壊不能を獲得。すなわち、ブロックしてきたクリーチャーを一方的に潰せるのだ。

 なかなかワクワクする能力を持ったクリーチャーにデザインされたミショーン、彼女を使うのであればやはりゾンビを発生させたデッキにしたい、と思い黒のゾンビ部族をテーマにしたデッキに緑のマナ加速とアーティファクト・エンチャントを破壊できるカードを足した構成で考えてみた。

 デッキとしてはとにかくゾンビを展開し、そしてそれらを強化して殴ることを信条にしている。僕自身、昔からゾンビに関するカードが大好きなので、それらの中から厳選したものを並べている、コレクションケース的な意味合いも大きいリストだ。

 統率者戦はどちらかといえばコンボを決めて勝つデッキの方が強いフォーマットだ。何せ対戦相手は3人もいるのだから、殴って勝つには3人相手に仕掛けなければならず、その労力は通常のゲームの単純な3倍よりも大変になるだろう。そんなことは百も承知だが……ウォーキング・デッドの登場人物と《ゾンビの黙示録》などを一緒に使えるデッキ、組みたいに決まってるよなぁ。

 そんな思いを優先したリストなので、このまま真似してボコボコにされても責任は持てない(笑)、個人的にはこういう「自分自身が使いたいと思うデッキ」を目指すのが統率者戦の楽しみ方だと考えている。ゾンビを並べて強化し、破壊不能になったミショーンとともに突撃させて敵陣を踏み潰したい。装備品に関する能力も考慮していろいろ入れるとスペースが足りなくなるので《稲妻のすね当て》《速足のブーツ》《頭蓋骨絞め》の便利装備3種盛りに留めている。《梅澤の十手》《殴打頭蓋》などを装備して相手のクリーチャーを討ち取っていくスタイルも誰かに試してみてほしいところ。

 デッキ解説というよりはただ「ウォーキング・デッド」とマジックのコラボを喜ぶだけの回になってしまったような気もするが、折角のお祭りなんだからこういうのもありでしょう。今回の「Secret Lair」には心から満足している。この調子でアレやコレなんかともコラボしてカード化して、皆の妄想を現実のものにする夢の企画として長く続いてほしいね。

 とりあえず、手元に「Secret Lair x The Walking Dead」の現物が届く日を楽しみに待つとしよう。本当に待ち遠しい!

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