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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

『テーロス還魂記』新カードでデッキ構築!その3:飢えたクロクサを手懐けろ(新スタンダード)

岩SHOW

 さあ『テーロス還魂記』の新カードでリリース前にデッキを構築しようという企画の最終回、今日のお題は前回にも予告した通り、今セットの神話レアの1つでありタイタン・サイクルの片方である《死の飢えのタイタン、クロクサ》だ。

 恵みをもたらすウーロとは対照的に、こちらは対戦相手への嫌がらせを前面に押し出したデザインであり、災厄そのものであると言われたタイタンらしさがあふれている。手札を捨てさせるその能力、活かすのであれば……これぐらいやんちゃな構築してみるか!?

岩SHOW - 「マルドゥ・ハンデス」
スタンダード (『ラヴニカのギルド』~『テーロス還魂記』)[MO]
6 《
5 《平地
1 《
4 《神無き祭殿
1 《静寂の神殿
4 《血の墓所
2 《悪意の神殿
2 《寓話の小道

-土地(25)-

4 《泥棒ネズミ
4 《ヤロクの沼潜み
4 《魅力的な王子
4 《死の飢えのタイタン、クロクサ
4 《残忍な騎士
4 《聖堂の鐘憑き
1 《悪ふざけの名人、ランクル
1 《高塔の憑依者

-クリーチャー(26)-
2 《回生+会稽
4 《予言された壊滅
3 《はぐれ影魔道士、ダブリエル

-呪文(9)-
2 《死より選ばれしティマレット
1 《エイスリオスの番犬、クノロス
1 《魂標ランタン
2 《強迫
2 《害悪な掌握
3 《払拭の光
3 《ケイヤの怒り
1 《太陽の宿敵、エルズペス

-サイドボード(15)-

 徹底的に手札を攻める「マルドゥ・ハンデス(手札破壊)」だッッ……赤いカードはクロクサだけなんだけども。

 クロクサは2マナで対戦相手に手札を捨てさせるソーサリー感覚で使用することになる。土地以外のカードが捨てられなければ3点ダメージとなかなかに鬱陶しい。これと一緒に、手札を捨てさせたり追放させる《泥棒ネズミ》《ヤロクの沼潜み》などを序盤から唱えていって、相手に思うような展開をさせない。《聖堂の鐘憑き》までつながれば、もう相手の手札は空に近いはず。

 そうなれば《はぐれ影魔道士、ダブリエル》がライフをギチギチと締め上げ始める。

 クロクサを脱出させて6/6で殴りながら「手札はない? じゃあ2点!」と苛烈な攻めを迫ることができれば……楽しいだろうなぁ。そんな思いを込めてみた。

 ベースとなっているのは、最近MTGアリーナでちょくちょく見かける白黒のハンデスデッキだ。手札破壊の色に白が足されているのは、ライフを回復も兼ねる《聖堂の鐘憑き》だけのためではない。《魅力的な王子》はネズミや沼潜み、鐘憑きらを戦場から追放し、そしてまた戻すことで手札を攻める能力をおかわりさせてくれるその名の通り魅力的なヤツだ。

 これ、実際にやられると見た目以上にいやらしく、ゲーム展開が毎ターンのドロー頼りになってしまうので苦しいものだ。これを徹底的に狙っていく。《回生+会稽》の《回生》もまた王子含むクリーチャーを使いまわしてとことん手札を削るためのカードである。クロクサを掘り起こして3点削っても良いね。

 さらに白を足したおかげで《予言された壊滅》が使えるのも見逃せないポイント。

 ただ手札を攻めているだけでは序盤に出されたクリーチャーで攻められてしまうが、これで同時に盤面も締め上げることで地獄を見せてやるのだ。こちらはハンデス役クリーチャーを生け贄に捧げて維持し、相手のパーマネントを可能な限り削いでいく。相手の生け贄がなくなったら能力が誘発、さらに追い打ちをかけるように手札を捨てさせるのだ。墓地に落ちたこれ自身や維持のために生け贄に捧げたクリーチャーなどをクロクサの脱出コストに充てて、さあ魂を喰らい尽くせ。

 え? クロクサを無理やり使わなくても、メインから《エイスリオスの番犬、クノロス》を採用して相手の脱出を防ぎながら戦う白黒にまとめた方が良いんじゃないかって? 多分それが正解だが、コラムを書く者としては時にこういった無謀な構築に挑まなければならないのだよ。まあ2色目を白にするのをやめて、赤黒2色でまとめるのも良いかもね。その際には《興行+叩打》を採用するのをオススメするよ。

 リストがまとまりきらなくて紹介するのを諦めてしまったが、青黒赤の3色にして《思考消去》《虚報活動》《欲深い衝動》なども絡めてハンデスするグリクシス型にするのも楽しいかもしれない。クロクサを生け贄に捧げる能力が誘発したところで《魔女のかまど》に放り込んでしまうという構築も……あぁ、アイディアは断片的に出るけども形にするのが難しい!

 皆にもこの一筋縄ではいかない暴れん坊を使いこなすデッキを考えてみてほしい。あ、《死の国からの脱出》を使うってのもあるのか。う~む、早くクロクサをプレイしてみたい!

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