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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

モダン強化週間:土地こそ最強の矛

岩SHOW

 モダン強化週間も大詰め、今日はモダンならではの土地にフィーチャーしたデッキを紹介しよう。特殊な挙動を見せる土地を用いて、いずれも圧倒的なパワーで相手を粉砕するデッキが揃っている。早速見ていこう!

Tim Rolik - 「トロン」
Star City Games Modern Open Cleveland 9位 / モダン (2019年4月6~7日)[MO]
5 《
4 《ウルザの塔
4 《ウルザの鉱山
4 《ウルザの魔力炉
1 《幽霊街
1 《ウギンの聖域
-土地(19)-

3 《ワームとぐろエンジン
1 《世界を壊すもの
2 《絶え間ない飢餓、ウラモグ
3 《歩行バリスタ
-クリーチャー(9)-
4 《古きものの活性
4 《彩色の宝球
4 《彩色の星
4 《探検の地図
3 《大祖始の遺産
4 《森の占術
3 《忘却石
4 《解放された者、カーン
2 《精霊龍、ウギン
-呪文(32)-
2 《難題の予見者
3 《スラーグ牙
2 《外科的摘出
4 《自然の要求
2 《次元の歪曲
2 《四肢切断
-サイドボード(15)-
Star City Games より引用)
 

 最初のデッキは通称「トロン」。《ウルザの塔》《ウルザの鉱山》《ウルザの魔力炉》が並ぶと、土地3枚から7マナ得ることができる。

 この暴力的なマナから無色のパワーカードを叩きつけて、相手をひねりつぶそうとするデッキだ。最速で3ターン目に《解放された者、カーン》が戦場に現れ、パーマネントや手札をドカドカ追放してそのままゲームエンドまで持っていける。

 このウルザ土地を揃えるためのカードが《古きものの活性》をはじめ大量に採用されており、3種揃えるコンボデッキ的な側面もあるが、《絶え間ない飢餓、ウラモグ》や《精霊龍、ウギン》《忘却石》といったカードで盤面を綺麗にするなどコントロールとしての側面も強い。

 ただコントロールと言ってもやること自体はシンプルで、とにかく相手が嫌がるパワーカードを唱えることに全力を注ぐデッキなのでやることはわかりやすく、初心者にもオススメできるデッキだ。

 同時に、モダンデビューを果たしたプレイヤーに洗礼を受けさせる登竜門的な存在でもある。粉々になりながら「あぁ、今自分はモダンをやっているんだな」と実感してほしいね(笑)。


Jay Trojan - 「タイタン・シフト」
グランプリ・ロサンゼルス2019 5位 / モダン (2019年3月2~3日)[MO]
6 《
2 《
4 《踏み鳴らされる地
3 《燃えがらの林間地
4 《樹木茂る山麓
2 《霧深い雨林
1 《新緑の地下墓地
1 《吹きさらしの荒野
4 《溶鉄の尖峰、ヴァラクート
-土地(27)-

4 《桜族の長老
2 《クルフィックスの狩猟者
4 《原始のタイタン
-クリーチャー(10)-
2 《召喚士の契約
2 《炎の斬りつけ
2 《稲妻
3 《遥か見
2 《探検
2 《カルニの心臓の探検
4 《明日への探索
2 《神々の憤怒
4 《風景の変容
-呪文(23)-
2 《不屈の追跡者
1 《再利用の賢者
2 《強情なベイロス
2 《大祖始の遺産
1 《墓掘りの檻
2 《減衰球
1 《古えの遺恨
1 《虚空の杯
1 《破壊的な享楽
1 《焙り焼き
1 《粉砕の嵐
-サイドボード(15)-
ChannelFireball より引用)
 

 続いては、よりコンボ色の強いデッキ「タイタン・シフト」。デッキ名は2枚のキーカード《原始のタイタン》と《風景の変容》から。

 これらのカードで戦場に並べるのは《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》と山タイプを持つ土地だ。

 山が5枚以上ある状態でさらに山が戦場に出ると、ヴァラクートは3点のダメージを好きなところに飛ばせる。《明日への探索》《遥か見》などで土地を伸ばしてタイタンを降臨させ、その能力でヴァラクートや山を持ってきて噴火させ、ライフと盤面の崩壊を狙う!

 また、土地が7枚ある状態で《風景の変容》を唱えて、土地をすべて生け贄に捧げてヴァラクートと山6枚を持ってくると、それらの山はすべて同時に6枚目として戦場に出るため、能力が6回誘発して18点飛ばせる。この二段構え、必殺技8枚体制で勝負する骨太なデッキだ。

 タイタンが6/6トランプルと普通に強いためヴァラクートを封じられても殴り勝てる、手札破壊や打ち消しで妨害されても土地を置いていけば適当に3点ダメージを飛ばし続けて勝つことができる、といった点がこのデッキの魅力。火力や《クルフィックスの狩猟者》などでクリーチャーで攻めるデッキに対してもある程度耐性がある点も頼りになるぞ。


Sam Lawrence - 「アミュレット・タイタン」
Star City Games Modern Open Cleveland 優勝 / モダン (2019年4月6~7日)[MO]
3 《
3 《植物の聖域
4 《シミックの成長室
3 《セレズニアの聖域
1 《ボロスの駐屯地
3 《トレイリア西部
4 《宝石鉱山
1 《魂の洞窟
1 《ボジューカの沼
1 《カビーラの交差路
1 《カルニの庭
1 《処刑者の要塞
1 《軍の要塞、サンホーム
1 《ヴェズーヴァ
-土地(28)-

4 《桜族の斥候
4 《迷える探求者、梓
4 《原始のタイタン
-クリーチャー(12)-
4 《召喚士の契約
1 《否定の契約
4 《精力の護符
4 《古きものの活性
3 《血清の幻視
2 《連合の秘宝
2 《集団意識
-呪文(20)-
1 《再利用の賢者
1 《不屈の追跡者
1 《カメレオンの巨像
1 《強情なベイロス
1 《女王スズメバチ
1 《否定の契約
3 《流刑への道
2 《否認
1 《天界の粛清
2 《仕組まれた爆薬
1 《幽霊街
-サイドボード(15)-
Star City Games より引用)
 

 最後に紹介するのは本日のデッキの中でも最も複雑な動きをする「アミュレット・タイタン」。このデッキもタイタンと名の付く通り《原始のタイタン》がキーカードで、もう1つのコンボパーツが《精力の護符》。

 これで本来ならタップ状態で戦場に出る土地をアンタップさせてマナを得るのが目的だ。その土地は《シミックの成長室》などのお帰りランドと呼ばれるサイクル。

 本来ならタップ状態で出て、かつ自身の土地を戻すというデメリットのためマナを得るには時間がかかるのだが、護符でタップインを帳消しにして2マナ得る→能力で自身を戻す→《桜族の斥候》か《迷える探求者、梓》で出し直してまたマナを得る、という動きを繰り返して、序盤から爆発的なマナを得てタイタンを繰り出す。

 タイタンの戦場に出た際の能力で《処刑者の要塞》と《ボロスの駐屯地》を持ってきて起動、タイタンに速攻を与えて攻撃→また能力が誘発し……と、とてつもない速度で盤面に土地を出して大暴れしようというデッキだ。《軍の要塞、サンホーム》でタイタンに二段攻撃を与えてワンショットまで持っていければベスト。

 タイタンを探すために《召喚士の契約》を用い、コンボパーツを無理やり通すために《否定の契約》まで採用している。この構成を活かすために採用されているのが第2の勝ち筋《集団意識》。

 これを出してから契約呪文を唱えると、対戦相手のコントロール下でそのコピーが発生する。ターンを返せば相手のアップキープに契約の能力でコスト支払いが要求される。色が合っていなかったりマナが足りない状態だと、そのままThe End! 攻撃が通らないタイプの相手にはこれで勝利を狙っていくのだ。

 

 これらはいずれも土地というメインでは妨害されにくいパーマネントを使うという利点を活かして暴れ回るのがコンセプト。ただ問題はサイド後で、モダン環境には《血染めの月》をはじめとして、特殊な土地に対する強烈なアンチカードがいくつか存在する。もちろん土地デッキ側もサイドに対策を用意してはいるが、メインのように楽々勝てるというわけにはいかないだろう。

 ただ、そういった土地対策に相手がサイドのスロットを割いていなかった場合……その時は思う存分、好き放題。モダンに存在するデッキすべてに対して有効なサイドボードを用意するのは不可能で、そういった隙を突いた時にこれらのデッキは上位へと躍り出ることだろう。賭けてみるだけの価値はあるよ!


グランプリ・横浜2019 実況生放送
日程放送日放送時間放送ページ
1日目4月20日(土)9:00~ニコニコ生放送Twitch
2日目4月21日(日)8:30~ニコニコ生放送
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