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戦略記事

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

グリクシス・コントロール(レガシー)

岩SHOW

 前回でも触れたように、レガシーにおいて《死儀礼のシャーマン》と《ギタクシア派の調査》が使用不可となり、多くのデッキがその姿を変えざるを得なくなった。

 リアルでは『基本セット2019』のプレリリースで沸いていたが、Magic Onlineではレガシー新環境で結果を残したデッキがプレイヤーを大いに盛り上げていた。姿形を変えて生き残りを図る「グリクシス・コントロール」をピックアップしてみよう。

knotvalley - 「グリクシス・コントロール」
Magic Online Competitive Legacy Constructed League 5勝0敗 / レガシー (2018年7月6日)[MO]
1 《
1 《
4 《Underground Sea
2 《Volcanic Island
2 《Badlands
4 《汚染された三角州
3 《沸騰する小湖
3 《血染めのぬかるみ
-土地(20)-

4 《悪意の大梟
4 《瞬唱の魔道士
2 《グルマグのアンコウ
-クリーチャー(10)-
4 《渦まく知識
4 《思案
3 《致命的な一押し
2 《稲妻
3 《トーラックへの賛歌
2 《対抗呪文
2 《悪魔の布告
3 《コラガンの命令
4 《意志の力
1 《最後の望み、リリアナ
2 《精神を刻む者、ジェイス
-呪文(30)-
2 《外科的摘出
3 《狼狽の嵐
2 《青霊破
3 《赤霊破
1 《致命的な一押し
2 《真髄の針
1 《悪魔の布告
1 《トーラックへの賛歌
-サイドボード(15)-
 

 もともとは《若き紅蓮術士》と《ギタクシア派の調査》&《陰謀団式療法》の手札破壊戦略が非常に強力で、そこに《死儀礼のシャーマン》も加わりマナ基盤を助けると同時にフィニッシャーも担っていたコントロールデッキがあった。

 死儀礼のサポートにより3色どころか4色でも問題なく運用できるので、《トレストの使者、レオヴォルド》や《コラガンの命令》などのパワーカードを遠慮なくぶち込んだ「4Cレオ」へと発展し、すっかりレガシーの顔となった。

 が、死儀礼なくして4色はなし。さすがに《Underground Sea》から繰り出せる1マナのマナ・クリーチャーは他になく、今一度青黒赤の3色・グリクシスへと戻ることを余儀なくされた。そしてかつて流行した「グリクシス・コントロール」のように紅蓮術士&ギタクシアエンジンも搭載はできない……その結果、死儀礼&レオヴォルドを抜いた「4Cレオ」のような構成のデッキとして、新たな道を踏み出すに至ったようだ。

 対戦相手がクリーチャーデッキなら除去で、コンボデッキなら打ち消しと手札破壊で、コントロールならアドバンテージ勝負で立ち向かう、レガシー環境のどんなデッキ相手にも満遍なく戦えるデッキとなっている。《死儀礼のシャーマン》は抜けてしまったが、それでも残ったクリーチャー陣は変わらず強力で、この攻撃的なコントロールデッキを支えている。

 《悪意の大梟》はとりあえず1枚ドロー付きで損することがないカードで、飛行と接死という高いディフェンス力でクリーチャーデッキの前に立ちはだかる。

 特に中型のエルドラージを連打するデッキなんかにとっては、この小さなフクロウが邪魔でしょうがない。その他のクリーチャーデッキもこれと貴重なクリーチャーを相討ちさせるのは馬鹿らしいので除去なりを使う必要があるが、その時点でもうカード・アドバンテージを稼げているので十分な仕事を果たしてくれている。コントロールする側にとって、相手の手札を攻めたり除去を構えるための時間を与えてくれる可能性のあるこのカードは、見た目以上に頼りになる存在なのだ。

 そして青が誇るスーパークリーチャー《瞬唱の魔道士》。

 これで《致命的な一押し》《稲妻》などを連打してクリーチャーを捌く、《思案》《渦まく知識》をおかわりして必要なカードを探しに行く、《トーラックへの賛歌》連発で手札をすっからかんに……などなど、とにかくできることが多彩。この能力の天敵とも言えた死儀礼がいなくなったことで、レガシーではよりのびのびと暴れ回ることだろう。

 これらのクリーチャーと相性が良いのが《コラガンの命令》だ。

 4つのどのモードをどう組み合わせても使い勝手は良いが、序盤に相討ちなどで使った大梟 or 瞬唱を墓地から拾うことができれば……アドバンテージは凄まじいものに。特に瞬唱回収からの命令フラッシュバックは、ちょっとした悪夢だ。多くのデッキが嫌がるこの組み合わせこそ、「グリクシス・コントロール」の肝だ。

 対戦相手に隙があれば《グルマグのアンコウ》を探査で高速召喚してさっさと殴り倒すのが一番。

 コントロールと言えども、ちんたら戦いたくはないデッキだからだ。《精神を刻む者、ジェイス》で蓋をするのも良い。

 いずれにせよ、《死儀礼のシャーマン》が抜けたことでよりこれらのカードにフィニッシュをゆだねることになっているので、その点は注意が必要だ。まだまだここから、さまざまな形に派生していくんじゃないかな。これまでに見ることがなかったカードもどんどんと活躍してくれたりなんかすると、レガシー好きとしては嬉しいなぁ。

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