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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

フレイアリーズの「グッとくる」マジック英雄譚 今日の1枚:龍語りのサルカン

浅原 晃
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 久しぶりに話が聞きたい? そうか、2014年の9月26日は『タルキール覇王譚』の発売日だったな。ストーリーは時を超えた物語。『時をかける少女』『ターミネーター』『君の名は。』などから見ても分かるように、時をテーマにした作品は人気も高い。タルキールの話もまたロマンにあふれ、そして、その後の物語にも大きな影響を与えたものだ。今日は主人公であるサルカン・ヴォルの話をするとしようか。タルキールに生まれ、ドラゴンを崇拝したプレインズウォーカーだ。

 サルカンはタルキールに戻る前は、ニコル・ボーラスに仕えていた。だが、彼はボーラスへの奉仕が無為であったことに気付き、タルキールへとある声に導かれるように戻っていく。それが、『タルキール覇王譚』の話だ。そのキャッチコピーは……、ん? 知ってる? ふむ、そうだな、「待ってられない、未来がある」……そうそう、最後のシーンがいいんだなこれが、ってそれは時かけっ!……コホン、「戦旗を掲げよ!」だ。ドラゴンが死滅した世界で5つの氏族の争いを描いたのだ。

 そこでサルカンはナーセットと運命的な出会いを果たす。ナーセットは彼を導いているのが、遥か昔、ボーラスに敗れて死んだウギンだと確信し、彼をウギンの墓へと導いたのだ。そして、過去へと戻る扉は開くのだが、サルカンに恨みを持つズルゴの襲撃によってナーセットは倒れてしまう。そこでサルカンは……ん? 知ってる? そうだな、「I'll be Back」っと言って燃え盛る扉の中へ……てそれはシュワちゃんだろっ!……コホン、そして、サルカンは1280年の過去、ウギンとボーラスの対決の時へと戻ったのだ。

 その世界でサルカンは龍となり空を飛翔する。そして、ウギンを助けるためにボーラスと戦うも、敗れてしまう。だが、死に瀕したウギンを救うことには成功したのだ。運命は再編され、ウギンが死ななかったことで、『タルキール覇王譚』の未来は変わり、龍の支配する『タルキール龍紀伝』へと繋がっていった。

 そして、サルカンはズルゴによって倒されたという未来が無くなったナーセットと出会った。だが、ナーセットとかつて出会ったいたという事実もまた失われていたのだ。それでも、彼らは運命的な出会いをし……ん? 有名なシーンだから知ってる? ふふふ、そうだろうそうだろう。そう、彼らは言ったのだ、「君の名は?」と……全全全違っ、いや、案外それっぽい、それっぽいけど!

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