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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:ウルザの殲滅破

浅原 晃

 今日は「日本の原子に火が灯った日」となっておる。1957年の今日、茨城県東海村の日本原子力研究所に設置された出力50kWのウォーターボイラー型炉1号(JRR-1)が、臨界実験に成功して日本最初の「原子の火」が灯ったのじゃな。

 原子力はうまく使えれば便利じゃが、時に大きな事故にも繋がってしまう力じゃ。ドミナリアで言えば、プレインズウォーカーの力くらいかのう。今回は伝説のソーサリー《ウルザの殲滅破》を紹介しつつ、強大な力との付き合い方も改めて考えてみるとするぞい。

 《ウルザの殲滅破》はウルザが内なるプレインズウォーカーの灯を覚醒させた瞬間を描いたものじゃ。前にこのコラムでフレイアリーズが語ったとは思うんじゃが、かつてウルザとミシュラによる兄弟戦争というものがあってな。最終決戦で機械化されたミシュラを見たウルザは激昂し、ゴーゴスの酒杯というアーティファクトの力を解放したのじゃ。その力で世界は崩壊、以後、ドミナリアは《氷河期》へと移るキッカケとなったのじゃ。そして、ウルザはこの時にプレインズウォーカーとして覚醒したのじゃな。

 そこから、ウルザはプレインズウォーカーの力をファイレクシア打倒のためへと使うのじゃが。大きな力は周りに与える影響も果てしなく、いろいろな事件が起きまくるのじゃな。何もかんもウルザのせい、そんな言われ方もしたものじゃ。

 しかし、それはウルザが悪いのか、それとも力が悪いのか、わしは改めて考えたいのじゃな。何せ、当時のプレインズウォーカーの力は強大だったからのう、世界もそれに振り回されてしまったのじゃ。

 強大な力は使い方次第。それは原子力も同様じゃ、人にとって過大なる力とどう付き合うか? 科学が発達したこれからの社会では必要なことじゃろうな。ふぉっふぉっふぉ、ウルザと付き合ってきたわしが言うんじゃから、間違いないぞい。え? 何もかんもウルザのせいだと思ってたって? ふぉっふぉっふぉ、思い込みはいかんぞい。わしが改めて考えた結論はじゃ……まあ、何もかんもウルザのせいじゃな。

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