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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:真髄の針

浅原 晃

 いたたたた、年を取ってくると体にガタが来ていかんのう。プレインズウォーカーと言えども、凝るもんは凝るんじゃな。そこで、今日はドミナリアの鍼灸院に来ておるのじゃ。8月9日は鍼(はり・8)や灸(きゅう・9)の日となっておるから、たまには体に手を入れておかんとのう。やはり、メンテナンスというのは機械だけでなく、人にとっても大事じゃからな。

 そうじゃのう、鍼を打っている間に、カードを紹介していこうかのう。今回はいろいろなものに効果覿面の針、《真髄の針》を紹介するぞい。

 《真髄の針》は『神河救済』で登場した1マナのアーティファクトじゃ。起動型能力を封じるというのは相手次第ではあるものの、軽いアーティファクトで先置きも可能じゃったから、いろいろなケースで重宝されたのじゃな。当時であっても、《梅澤の十手》や《曇り鏡のメロク》、《師範の占い独楽》、《桜族の長老》といったカード相手の対抗策として強力じゃった。

 《真髄の針》は戦場に出るに際してカード名を指定するからのう、カードを名を指定する段階までいくと対応しての行動ができなかったのじゃ。例えば、《桜族の長老》が相手にいて、《真髄の針》をこちらが戦場に出すとすると、相手にとっては《桜族の長老》の起動型能力を使わないと指定される、使うと他のカードを指定される、といった後出しが可能だったのじゃ。これがいろいろ複雑な盤面だと、相手が深読みして間違えてくれる部分もあったのじゃな。

 そして、後に登場したプレインズウォーカーに対しては最も刺さるカードと言ってもよいじゃろう。ふぉっふぉっふぉ、効果覿面の意味で〜に刺さるという言葉を使うのじゃが、これは針だけにまさに刺さるカードなのじゃな。

 起動型能力にも、健康にも気を使うのが長生きの秘訣じゃな。さて、わしの針治療はと、何か体が動かんのう、おや、全身に《真髄の針》が刺さっておるぞい、指定は右手、左手、右足、左足? 気持ち良く語ってたから、イラっと来て何となく刺してみた? これじゃ、封印され……って何でじゃ!

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