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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:甦る死滅都市、ホガーク

浅原 晃

 ハハハ、ガフ提督じゃ。おや? 笑い方が違う? 今日は記念日が多い日でのう、ハ(8)ハ(8)ハで「笑いの日」なのじゃ。他にも、二十四節気の1つである「立秋」や、「世界猫の日」、「タコの日」などなど、さまざまな記念日になっておるのじゃ。

 マジック的には? これもいろいろあるが、今回はパワーとタフネスに注目しつつ、旬のカード、モダン環境を賑わした伝説の8/8クリーチャーの《甦る死滅都市、ホガーク》を紹介していこうかのう。

 『モダンホライゾン』で加わった《甦る死滅都市、ホガーク》はモダン環境を一変させたクリーチャーじゃ。モダンやレガシーといった環境では墓地を使ったデッキがそもそも強力でのう、墓地は第二の手札と言われるくらいじゃし、むしろ、墓地があればあるほど強いのが常識なんじゃ。そういったデッキの新顔として加わり、瞬く間に主役となったのが、この《甦る死滅都市、ホガーク》じゃ。

 7マナで8/8トランプルなのじゃが、「召集」と「探査」という2つの能力を持っておって、実質0マナで召喚できるのじゃな。モダンでは2ターン目に出る姿が日常茶飯事のように目撃されておるんじゃ。さらに墓地からも唱えられるため、とりあえず墓地を肥やしておけば出せる状態になる上に、クリーチャーであることから《復讐蔦》との相性も最&高でな、これによって、「ホガーク・ヴァイン」という2ターン目には無茶苦茶な量のクリーチャーが並ぶ、世にも奇妙なデッキが生まれたのじゃ。

 ふぉっふぉっふぉ、とは言え、墓地というのはメタゲームに大きく左右されることでも知られておる。墓地が強いと墓地対策が増える、そして、墓地対策に弱いのが墓地依存デッキの宿命じゃ。墓地対策として有効な《虚空の力線》が先のミシックチャンピオンシップⅣでは一番人気でな、《甦る死滅都市、ホガーク》がトップ8を完全に制圧するとはならなかったのじゃな。まあ、これから先にどうなるかは分からんがのう。

 ともあれ、2ターン目に《甦る死滅都市、ホガーク》を出された時の対策は必須じゃろうな。わしから言えることはただひとつ、笑うんじゃ、わしの哲学はピンチの時こそ笑うんじゃぞい、ハハハ、ハハハ。

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