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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:稲妻

浅原 晃

 ゴロゴロゴロ……おっと、一雨来そうじゃ。気候の変動か、最近はゲリラ雷雨も多くなって来たようじゃな。もしかしたら、誰かの怨念が雷を呼んでいるのかもしれんのう……。そうじゃ、今日は「雷記念日」じゃな。

 その理由となった事件は、西暦930年の6月26日まで遡るのじゃ。長い間、日照りが続き、平安京の清涼殿では雨乞いが行われておった。その時、突如落雷によって、大納言の藤原清貫に《稲妻》が当たり、亡くなったのじゃな。大納言とはいえ所詮は人間、タフネスは3以下じゃろうから、ひとたまりも無く破壊されてしまったのじゃ。この《稲妻》は左遷され亡くなった菅原道真のたたりとされ、それによって、道真は雷の神として祀られることとなったのじゃ。

 ふぉっふぉっふぉ、察しの通り、今日、紹介するのは古来から伝わる最強の火力のひとつ《稲妻》じゃ。

 《稲妻》は最古から存在し、最高と言われる火力じゃ。1マナで3点のダメージ、シンプルにして最高の効率を持つカードじゃな。相手のクリーチャーを倒すもよし、バーンとしてプレイヤーに打ち込むもよしと、汎用性の塊のようなカードなのじゃ。この《稲妻》に魅せられて、赤使いになったという人は昔はとても多かったと聞くが、それも納得なのじゃな。カード名、効果、イラスト、すべてにおいてシンプルで魅力的なカードなのじゃ。

 今は《ショック》が基準の火力じゃから、スタンダードでの出番は無いじゃろうが、10年くらい前は1回復活したからのう、また、いつの日かスタンダードで見られることもあるかもしれんな。

 たたりで《稲妻》が落ちて来る話が怖い? ふぉっふぉっふぉ、たたりとは恐れるものに降ってくるものじゃよ、怖がらないが一番の対処法じゃ。わしが見本を見せようかのう、よしっ、ウルザとヨーグモスのバーカバーカ!……ほら、別に何も無いじゃろう。では、次! ウィザーズ日本の金子真実は……(たたりによって削除されました)。

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