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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:ウルザの激怒

浅原 晃

『ウルザは激怒した。必ず、かの邪智暴虐のヨーグモスを除かねばならぬと……』 かきかきと……我ながらいい出だしじゃ、ふぉっふぉっふぉ、小説家としてデヴューし、文豪ストレ○ドッグス入りを狙っておるガフ提督じゃ。今日は「走れメロス」、「人間失格」で有名な太宰治の誕生日なのじゃな。そこで、わしは彼の作品を《盗用》……ではなく参考にした上での完全オリジナル作品、「走れウルザ」を書いておるんじゃ。激怒と言えば、昔はメロスかウルザかと言われておったからのう。

 ふぉっふぉっふぉ、今日、紹介するカードは『モダンホライゾン』入りも果たした《ウルザの激怒》じゃ。

 《ウルザの激怒》は今のプレイヤーには強く見えないカードかもしれんのう。でも、当時の人からすれば憧れの1枚だったのじゃ。火力と言えば《ウルザの激怒》、そういう時代が確かにあったのじゃな。手に入れるために必死にトレードした人もおるじゃろう。そして、当時はそれに見合った能力を発揮してくれたものじゃ。

 打ち消されないのは希少能力じゃったし、キッカーで《物語の円》などの軽減を突き破ることができたしのう。《ウルザの激怒》は持っているだけで、すっげーとなったものじゃよ。スネ夫が自慢してくるレベルのカードじゃ。

 じゃが、『モダンホライゾン』ではアンコモンで収録とは、ちょっと寂しいがこれも時代かのう。わしもそうじゃが、当時を知るものは『インベイジョン』の《ウルザの激怒》には思い入れがあるじゃろう、思い出補正というやつじゃ。

 さて、小説の続きを書くとするかのう、「走れウルザ」のあらすじが知りたい? これが感動的な泣ける話なんじゃ……。

 ウルザがミシュラを人質に必ず帰ると約束して走るのじゃが、帰って来たウルザ、そして、ミシュラはお互いに一瞬だけ疑ったことを話して一発ずつ殴り合うのじゃ。そして、そのままプッツンした2人は兄弟戦争へと発展、世界は大混乱に巻き込まれウルザはレガシーウェポンをぶっぱなし、世界は氷河期へ……。ふぉっふぉっふぉ、小説大賞いけるじゃろう? ん? 全然ピンと来てないようじゃが?

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