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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:ヴィーアシーノの砂漠の狩人

浅原 晃

 今日は「砂漠化および干ばつと闘う国際デー」じゃ。土地の砂漠化は深刻な問題の1つじゃからのう。

 ん? 砂漠化の何がまずいかって? そりゃ、作物が育たなくなり、食料の確保が難しくなるじゃろ? 激しい気候の変動によって人が住める土地が減るじゃろ? それでもって、砂漠では凶悪な生物が襲って来るじゃろ?

 ん? 最後が分からない? ふぉっふぉっふぉ、ならば、砂漠化の怖さを教えるために、今日は《ヴィーアシーノの砂漠の狩人》を紹介しようかのう。

 《ヴィーアシーノの砂漠の狩人》はパワー4で速攻を持つ『ビジョンズ』のクリーチャーじゃ。《ボール・ライトニング》のような「歩く火力」シリーズの一員でな、《ボール・ライトニング》よりもパワーは下がったものの、ターン終了時に手札に戻るため繰り返し使えるのが特徴じゃ。3マナで4点は結構なダメージ量じゃから、継続的なダメージ源として使われたのじゃな。

 攻め一辺倒の尖った性能で守りには使えないのじゃが、相手がソーサリー主体の構成だった場合はこいつがバッチリ刺さったのじゃ。《神の怒り》などの除去をひらりとかわし、4点を刻む姿がよく見られたものじゃのう。

 そうなんじゃ、砂漠で油断しておるとこうした恐ろしい輩が襲ってくるのじゃよ。ちなみに、このコンセプトは《鐘突きのズルゴ》など、後に「疾駆」というキーワード能力に引き継がれておるぞい。

 ふぉっふぉっふぉ、まあ、マジックプレイヤーなら土地の大切さは嫌というほどに分かっておるじゃろうけどな。基本土地が《荒地》しかないマジックを想像したら、砂漠化の怖さも分かるじゃろうよ……それなら、エルドラージを使えばいい? 世界がエルドラージだらけになったら、そりゃ、《ヴィーアシーノの砂漠の狩人》どころじゃないぞい、砂漠化、ダメ、絶対じゃ。

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