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ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:ルーンの母

浅原 晃

 生命を育て生命を守る、今日は「母親大会記念日」じゃ。母は強しという言葉もあるように、子を守る時にとても大きな力を発揮するのが母親というものじゃな。ふぉっふぉっふぉ、知っている? そうじゃな、マジックにはあのクリーチャーがおったのう。今日は母は強しを体現しているカード、《ルーンの母》を紹介するぞい。

 《ルーンの母》は『ウルザズ・レガシー』で登場したクリーチャーじゃ。これが1マナのクリーチャーとしては破格の性能を持っておったのじゃな。

 まずは、プロテクションという能力を説明せねばいかんかのう? 簡単に言うと、プロテクションは指定された色やタイプなどからダメージを受けず、対象にもならず、ブロックもされないといった能力じゃな。《ルーンの母》は色指定じゃから、能力を使えば、実質的に色を持つカードに対しては無敵に近い存在になれるというわけじゃ。

 それが、1マナのクリーチャーをタップするだけで、好きな色のプロテクションが持てるのじゃから、強固な防御を2ターン目から築けてしまうと言うわけじゃ。2マナで相手を邪魔できる《スレイベンの守護者、サリア》などとはもはや母娘と言ってもいいくらいの相性の良さじゃのう。

 ただ、出したターンには召喚酔いがあるから、そこは弱点かもしれんのう。ただ、それを越えれば、除去耐性もあり、クリーチャー戦闘で無敵に近く、また、攻撃面でもブロックされないようにしてダメージを与えられるから贅沢は言えんじゃろう。ふぉっふぉっふぉ、こうなると、母は強しどころか守護神と言ってしまえるかもしれんのう。

 また、周りを守るのは当然として、自身も対象に取れるため、生存能力の高さも素晴らしいのう。各種オーラにも効果覿面じゃぞい、例えば《平和な心》を付けられたとしても、すぐに剥がせてしまうのじゃな。ふぉっふぉっふぉ、平和な心なのに駄目なのかって? 時には大事なものを守るために戦うこともあるのじゃよそれが母という……、何じゃ、いいこと言う時に偽物か?って目で見るのは何でじゃ!

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