ふむぅ、「ザ・フライ」は名作じゃのう……古典名作映画に外れなしじゃな。ふぉっふぉっふぉ、暇なんで映画を見ておったガフ提督じゃ。今日は６と４で虫（ムシ）の日じゃから、ハエと融合してしまった研究者の顛末を描いた「ザ・フライ」を観ておったのじゃ。

　そういえば、マジックでも同じような研究者がおったのう……今日、紹介するのは自らを研究材料とし、昆虫と融合した《秘密を掘り下げる者》とするぞい。

　《秘密を掘り下げる者》は昆虫と融合した狂気の科学者じゃ。その成果によって、スタンダードだけでなく、あらゆる環境に衝撃を与えたカードじゃな。１マナで１/１というサイズはただの《さまようもの》みたいなものじゃが、変身に成功して《昆虫の逸脱者》となれば、３/２飛行と最強のコストパフォーマンス生物が誕生するのじゃな。

　２ターン目からライフを削れる即効性はもちろん、他の呪文を構えながら出せる柔軟性で、見た目以上の強さを発揮したものじゃ。特にレガシーではベストパートナーと言える《渦まく知識》があるから、変身確率もグッと高まり、安定して殴りに行けるため一線級のデッキとして活躍したのじゃな。

　実験と知識の組み合わせじゃから、フレーバー的にも噛み合ったコンボと言えるのう。おっと、このクリーチャーのフレーバーテキストもわしは好きなんじゃな、実験動物が全部居なくなったから、俺でやるしかねぇ！ といったポジティブな心意気は人生の参考になると思うぞい。

　ふぉっふぉっふぉ、話は映画に戻るのじゃが、マジックの映画化の案を考えてみたぞい。その名も「ザ・ガフ」じゃ！ 20世紀フォックスの方々を呼んでプレゼンをさせてもらうとしようかのう……ドミナリアのある日、《ファイレクシアの戦闘バエ》と間違えて融合してしまったガフ提督だが、身体能力の高さを生かしてハエマンとして世界の悪をバッタバッタと、ハエなのにバッタバッタと倒し、そして、ついにはアベンジャーズにスカウト……おや？ 20世紀フォックスの方々は？ え、帰った？ あら、それはおハエーお帰りで……