フレイアリーズ！ ナイスショット！ エルフだけにゴルフがうまい！ なんちゃって！ ふぉっふぉっふぉ、わしのナイスギャグも飛び出したところじゃが、今日は「ゴルフ記念日」ということで、フレイアリーズを誘って、息抜きのゴルフに来ておるんじゃ。

　ゴルフはプロスポーツとしても、趣味としてもしっかり浸透しておるのう。それに交流目的で老若男女問わず遊ばれておるのも特徴じゃな。さて、わしも第１打といこうかのう、では「チャー、シュー、メーン」とな、おや、あさっての方向へ飛んだぞい？ ふぉっふぉっふぉ、これは、さすがにマリガン（打ち直し）じゃな。何？ マリガンはゴルフでも使うのかって？ ふぉっふぉっふぉ、マリガンは元々、ゴルフの用語なのじゃな。

　かつて、デビッド・マリガンさんという人がおってな、彼があまりにも第１打を打ち損じるため、１回は打ち直していいよという仲間内のルールが設けられたのじゃ。その名前を取って、打ち直しはマリガンと名付けられたのじゃ。そして、それを流用する形でカードゲームでも引き直しをマリガンと呼んでおるのじゃな。

　そうじゃ、マリガンと言えば面白いカードがあったのう……そうそう、これじゃこれじゃ、《血清の粉末》じゃな。

　《血清の粉末》はマリガンのデメリットを打ち消せるというユニークなカードじゃ。厳密にはマリガンとは違い初手は追放されてしまうのじゃが、特定のカードに依存したデッキや、《永遠の災い魔》といった追放がメリットになるようなケースで使われているようじゃのう。

　ふぉっふぉっふぉ、では、気を取り直して、第１打を打ち直させてもらおうかのう。では、「ワン、タン、メーン」とな、ナイスショ……おや？ 思いっきり引っ掛けてしまったぞい？ ん？ フレイアリーズを直撃？ ……ふぉっふぉっふぉ、見事に顔にボールがめり込んでおるのう……さて、これが本当のエルフボールとオチがついたところで、わしはドロンさせて……待て、フレイアリーズ、話せばわかる……