READING

読み物

ガフ提督の「ためになる」今日の1枚

今日の1枚:クラーク族の鉄工所

浅原 晃

「ボーイズビーアンビシャス! ボーイズビーアンビシャス! ボーイズゥゥビィィアンビシャァァァス!」 ふぉっふぉっふぉ、頭がトリップしたわけじゃないぞい、今日は「ボーイズビーアンビシャスデー」じゃから、わしから世界の若者へとメッセージを飛ばしておったのじゃ。カタカナでようわからん? では、「少年よ、大志を抱け」ならどうじゃ? 誰もが一度は聞いたことがある、有名な言葉じゃろう。

 1877年の今日、北海道大学農学部の基礎を築いたクラーク博士がアメリカへと帰国する際、見送りに来た少年たちに「Boys be Ambitous!(少年よ、大志を抱け)」という言葉を贈ったんじゃな。よって、今日は「ボーイズビーアンビシャスデー」なのじゃ。ということでじゃ、今日の1枚はゴブリンズビーアーティファクトな1枚、《クラーク族の鉄工所》を紹介していくぞい。

 《クラーク族の鉄工所》は『フィフス・ドーン』で登場した、強力なマナ加速能力を持つカードじゃ。使用法としては、低コストのアーティファクトを並べて、《クラーク族の鉄工所》を設置。能力で大量のマナを生み出して、何らかの悪さをするというムーブじゃな。当時のスタンダードでは《マイアの保育器》とのコンボが活躍しておったのう。こうしたデッキは《クラーク族の鉄工所》の英語名から「アイアンワークス」と呼ばれておるんじゃ。マナとアーティファクトの組み合わせは、悪さをする定番の組み合わせじゃが、このカードも例に漏れず、コンボデッキのエンジンとして活躍したんじゃな。

 そして今でも、《クラーク族の鉄工所》はモダン環境で活躍してお……なんじゃと? 1月25日付けで、《クラーク族の鉄工所》はモダンでは禁止となってしまっているようじゃな。ふむ、週末にはマジックフェスト・横浜2019もあるから、万が一間違えぬよう、マジック界の自称クラーク博士のわしが世の若者にメッセージを送らねばなるまい。……聞こえますか……若者よ…ガフ提督です…みなさんの心に直接話しかけています…えっ? そんなおっさん知らない?…ちょっと待…話を聞い…ボーイズ……ボーイズビーリッスンミー……ボーイズビーアンビシャァス……ボーイズビィィアンビシャァァァス!

  • この記事をシェアする

RANKING

NEWEST

CATEGORY

BACK NUMBER

サイト内検索