1848年1月24日、カリフォルニアの川で砂金が発見された。これは金脈の発見を意味していたのだが、それによって、世界中から一攫千金を狙った採掘者がカリフォルニアに殺到。これが、世に言うゴールドラッシュの始まりである。そして、1月24日はゴールドラッシュの日とも呼ばれるようになった。

　そして、時は流れ、現代でも一攫千金を狙うものが居た、そう、ガフ提督である。

　パチンコで大負けしたガフ提督は考える。何か一攫千金大逆転の可能性は無いものか？　と、その時、運命のように、ガフ提督の前にひらりと落ちたカード、それは《闘技場》だった。

　そのカードを見たとき、ガフ提督に悪魔的発想が舞い降りるっ……！ 天啓っ……！ そう、毎年言われている気もするが、今年こそは真のeスポーツ元年っ……！ 新しい金脈に群がる採掘者のように誰もが群がり始めた状態……！ そして、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社も巨額の資金と賞金を投じ、満を持して「MTGアリーナ」で参戦。今はネットに繋げればプロプレイヤーも配信を積極的にやり始めている状態、見るだけでも楽しめるコンテンツは伸びる……！ 今は英語だけだが、日本語化も予定されている……！ まさに、マジックゴールドラッシュ、その始まりっ……！

　「僥倖…僥倖…」 ガフ提督、天啓を受けすぐに動く。行動は早い、明日へ行動を保留する奴は100％成功しない。今日を頑張ったもののみに明日が来る……それが世の理。それをガフ提督は知っている。そして、ガフ提督、ナイン・タイタンズの１人である、ボウ・リヴァーの元へ急ぐ、なぜならボウ・リヴァーが釣った大間の《リバイアサン》が新年早々豊洲市場で3億3560万で売れたことを知っていた。圧倒的洞察力っ……！ 抜け目なしっ……！ ボウ・リヴァーから金を借り、急いで高性能パソコンを購入、デジタルという《闘技場》で勝ち抜き、このゴールドラッシュ、掘って掘って掘りまくるっ……！ 枯れるまでっ……！

　ざわ…ざわ…、が、駄目っ！ ガフ提督、間違ってMacを買ってしまう、Macはまだ非対応っ……！ 痛恨っ……！ 要注意！