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戦略記事

中村修平の「デイリー・デッキ」

中村修平の「デイリー・デッキ」:青黒コントロール(スタンダード)

中村修平の「デイリー・デッキ」:青黒コントロール(スタンダード)

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編集より:中村修平が日替わりで注目のデッキを1日1個紹介するミニコラムです。本コラムは英訳され、英語サイトから全世界に発信されています。

日本公式ウェブサイトでは、日本語の原文を(原則)週4日掲載いたします。


 デッキが大きく変貌を遂げたのは何も世界選手権のデッキだけではありません。

 おそらくチーム内4枚制限という縛りもあってでしょうが、ワールド・マジック・カップで多くの国が使用した青黒コントロールデッキにも、勝ち上がっている国のバージョンではこれまでのものとは違う変更が施されています。

 それは優勝国デンマークのトーマス・エネボルドセン/Thomas Enevoldsenが使用した青黒コントロールにはっきりと見えます。
 なんとメインデッキにはクリーチャーがゼロ、代わりに入っているのは4枚の《悪夢の織り手、アショク》。このアショクのみがデッキに入っている唯一の勝ち手段なのです。

 しかし何故にアショクに替わったのか、それはこのスタンダード環境にあるデッキを数え上げてみればわかります。
 アブザン、ジェスカイ、マルドゥ、スゥルタイ、緑系、赤単...、実はこれらのデッキのほとんどに共通するのが、クリーチャーをかなり多めに含んだ攻撃的なデッキであるということ。
 これらのデッキにとって《悪夢の織り手、アショク》は即急に対処しなければいけない脅威であり、なおかつ青黒コントロールにとって貴重な序盤のライフを守ってくれるカードでもあるのです。

 もしアショクを無視してくるのであれば?
 アショクのマイナス能力の解決前に《危険な櫃》を起動してみてください。きっとあなたの対戦相手は考えを改めてくれるでしょう。

Thomas Enevoldsen
ワールド・マジック・カップ2014 優勝 / チーム共同デッキ構築・スタンダード[MO] [ARENA]
5 《
4 《
4 《汚染された三角州
1 《進化する未開地
4 《陰鬱な僻地
4 《欺瞞の神殿
1 《華やかな宮殿
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ
3 《光輝の泉

-土地(27)-


-クリーチャー(0)-
2 《蔑み
4 《胆汁病
4 《解消
4 《英雄の破滅
2 《悲哀まみれ
1 《予言
4 《危険な櫃
1 《信者の沈黙
2 《ジェイスの創意
1 《霊気渦竜巻
4 《時を越えた探索
4 《悪夢の織り手、アショク

-呪文(33)-
2 《予知するスフィンクス
1 《真珠湖の古きもの
2 《思考囲い
3 《軽蔑的な一撃
2 《否認
2 《悲哀まみれ
1 《予言
1 《信者の沈黙
1 《霊気渦竜巻

-サイドボード(15)-

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