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戦略記事

中村修平の「デイリー・デッキ」

中村修平の「デイリー・デッキ」:アブザン・リアニメイト(スタンダード)

中村修平の「デイリー・デッキ」:アブザン・リアニメイト(スタンダード)

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編集より:中村修平が日替わりで注目のデッキを1日1個紹介するミニコラムです。本コラムは英訳され、英語サイトから全世界に発信されています。

日本公式ウェブサイトでは、日本語の原文を(原則)毎週火曜日~金曜日に掲載いたします。


 ジェスカイを出したのならアブザンも出さないわけにはいきません。
 というのはかなり個人的な嗜好が入ってますが、ちょうど紹介していないアブザン・デッキがあるのも事実。さらに、このデッキも従来デッキからのハイブリッド型ですし、ちょうど良い機会だと勝手ながらに決めてしまいました。
 今日のデッキはエドゥアルド・ドス・サントス・ヴィエイラ/Eduardo Dos Santos Vieiraがグランプリ・サンティアゴに持ち込み、優勝を果たしたアブザン・リアニメイトデッキです。

 アブザン(白黒緑)のリアニメイトデッキというのはジェスカイと同じく環境初期からあるアイディア。さらにさかのぼれば、『テーロス』ブロック構築まで起源をたどることができます。
 《エレボスの鞭》で釣り上げることに加えて、マナを伸ばすカードを充実させているのでそのまま大物を素出しもするというのがデッキコンセプト。

 それこそブロック構築のころは《忌まわしき首領》と《灰燼の乗り手》という大物然とした大物を釣り候補として用意していましたが、このデッキで採用されているのは黒緑「星座」デッキでも活躍している《破滅喚起の巨人》に《テーロスの魂》、《女王スズメバチ》。かなり軽めな構成で、ミッドレンジ・デッキと言っても差し支えありません。それにただ強い《エレボスの鞭》を差していると言った方が良いかも。

 しかし《テーロスの魂》。良いですね。
 生き残ってターンが返ってきたらほとんど勝ちが確定するというのは、一昔前の「タイタン」級。
 行弘のデッキでも触れましたが、本当にこのカードは見た目以上。使ってみるとその思いの外の強さに驚くこと請け合いです。
 ただのリミテッド番長ではありませんよ。

Eduardo Dos Santos Vieira
グランプリ・サンティアゴ2014 優勝 / スタンダード[MO] [ARENA]
4 《
1 《平地
4 《吹きさらしの荒野
4 《砂草原の城塞
4 《ラノワールの荒原
3 《疾病の神殿
2 《コイロスの洞窟
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ

-土地(23)-

2 《エルフの神秘家
4 《サテュロスの道探し
4 《森の女人像
4 《クルフィックスの狩猟者
4 《包囲サイ
1 《開花の幻霊
2 《破滅喚起の巨人
3 《テーロスの魂
3 《女王スズメバチ

-クリーチャー(27)-
2 《神々との融和
2 《払拭の光
3 《エレボスの鞭
3 《残忍な切断

-呪文(10)-
4 《羊毛鬣のライオン
1 《再利用の賢者
3 《思考囲い
1 《異端の輝き
1 《停止の場
3 《悲哀まみれ
1 《完全なる終わり
1 《エレボスの鞭

-サイドボード(15)-

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