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戦略記事

中村修平の「デイリー・デッキ」

中村修平の「デイリー・デッキ」:青黒コントロール(スタンダード)

中村修平の「デイリー・デッキ」:青黒コントロール(スタンダード)

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編集より:中村修平が日替わりで注目のデッキを1日1個紹介するミニコラムです。本コラムは英訳され、英語サイトから全世界に発信されています。

日本公式ウェブサイトでは、日本語の原文を(原則)毎週火曜日~金曜日に掲載いたします。


 日常ではほとんど使われませんがマジックでは頻出する言葉の1つに「メタゲーム」というものがあります。

 このメタゲーム、マジック世界での使用例をかなり乱暴に説明すると、

  • 今はみんながジャンケンでグーを出すトレンドだからパーを出す。

 え、チョキを出されたらどうするの?
 っていうかそんなことってあり得るのか?

 ええ、状況はかなり限定的ですがあり得るのです。
 今日紹介するデッキ、チャネル・パンテオンのプロ達がプロツアーで使用した青黒コントロールはまさにそんなデッキ。
 なぜこのデッキがメタゲーム的なデッキかと言うと、

  • 環境のデッキではジェスカイ・ウィンズとアブザン・ミッドレンジが強い
  • →プロツアーではその両方に強い緑信心系デッキが流行るだろう。

 この前提をもとにして、

  • じゃあ前の2つに加えて緑信心(グー)に強いデッキ(パー)を用意すれば、プロツアーは勝ち抜きやすいはず。

 そう、この青黒コントロールは緑信心系に滅法勝率が良いデッキなのです。

 彼らの成功は、もちろんプレイヤーとしてのスキルの高さが挙げられますが、このように正確にメタゲーム予想を的中させてきた所にもあるのです。

 では一方でこのデッキにとってのチョキとはなにかというと...
 それはサイドボードにこれでもかと積まれているカードが物語っていますね。

Owen Turtenwald
プロツアー『タルキール覇王譚』 / スタンダード[MO] [ARENA]
6 《
5 《
4 《汚染された三角州
1 《血染めのぬかるみ
1 《進化する未開地
4 《陰鬱な僻地
4 《欺瞞の神殿
1 《光輝の泉
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ

-土地(27)-

2 《真珠湖の古きもの

-クリーチャー(2)-
3 《思考囲い
4 《胆汁病
2 《軽蔑的な一撃
4 《解消
4 《英雄の破滅
4 《危険な櫃
3 《ジェイスの創意
2 《残忍な切断
1 《霊気渦竜巻
4 《時を越えた探索

-呪文(31)-
4 《ジョルベイの闇潜み
1 《思考囲い
3 《否認
2 《ファリカの療法
1 《軽蔑的な一撃
4 《悲哀まみれ

-サイドボード(15)-
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