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クロタカの統率者図書館

第60回:デッキ紹介《ノーマン・オズボーン》
読者の皆さん、こんにちは!統率者戦大好き、クロタカ(@clotaka1)です。
今回は『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スパイダーマン』に収録されているカードの中から統率者を1つピックアップして、デッキパワーレベル5〜6(統率者戦ブラケットでは3)向けにカスタマイズしたデッキを紹介していきます!
目次
統率者紹介
今回紹介するデッキの統率者は、《ノーマン・オズボーン》です!
《ノーマン・オズボーン》の特徴
《ノーマン・オズボーン》は以下の能力を持っています。
ノーマン・オズボーンはブロックされない。
ノーマン・オズボーンがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、これは謀議する。(カード1枚を引き、その後、カード1枚を捨てる。あなたが土地でないカードを捨てたなら、このクリーチャーの上に+1/+1カウンター1個を置く。)
{1}{U}{B}{R}:ノーマン・オズボーンを変身させる。起動はソーサリーとしてのみ行う。
《グリーンゴブリン》は以下の能力を持っています。
飛行、威迫
あなたがあなたの墓地から呪文を唱えるためのコストは{2}少なくなる。
ゴブリン・フォーミュラ ― あなたの墓地にあり土地でない各カードはそれぞれ大混乱を持つ。大混乱コストは、それのマナ・コストに等しい。(このターンにあなたがそのカードを捨てていたなら、墓地にあるそのカードを大混乱コストで唱えてもよい。タイミングのルールは適用される。)
《ノーマン・オズボーン》か《グリーンゴブリン》のどちらでも唱えることができる両面カードの統率者です。
《ノーマン・オズボーン》は戦闘ダメージを与えるたび謀議と《グリーンゴブリン》への変身能力を持ち、《グリーンゴブリン》は 「ゴブリン・フォーミュラ」で墓地のカードに大混乱を持たせることができます。
目指しているレベル
この記事では、こちらの統率者デッキパワーレベルでいうと5~6を目安に作っています。もっとカジュアルにしたい、もっとガチにしたいということであれば色々な改造ができると思いますので、ぜひご自身でも改造してみてください。
※現状の統率者戦ブラケット的には、ブラケット3:アップグレードを目安に作っています。(編注:10月21日発表の更新内容は反映されていません)
それではデッキリストをご紹介します。
デッキリスト
各カードの役割分類
除去(12)
- 《イフニルの魔神》
- 《嘶くカルノサウルス》
- 《モリアのバルログ》
- 《燃え盛るティラノサウルス》
- 《猛り狂うウォー・マンモス》
- 《サイクロンの裂け目》
- 《プリズマリの命令》
- 《朦朧への没入》
- 《混沌のねじれ》
- 《不敬者破り》
- 《悪逆な怒り》
- 《ガラクの目覚め》
ドロー(13)
- 《マーフォークの物あさり》
- 《オリジナル、アシエン・エメトセルク》
- 《モリアの死体あさり》
- 《川のケルピー》
- 《甦りし者、グリーンゴブリン》
- 《全知の調停者》
- 《遺跡掘削機》
- 《ディハーダの策謀》
- 《発想の奔出》
- 《死者の秘密》
- 《僻地の灯台》
- 《ガイアー岬の療養所》
- 《不穏な火道》
マナ加速(12)
- 《極楽の羽ばたき飛行機械》
- 《アルティメット・グリーンゴブリン》
- 《真面目な身代わり》
- 《太陽の指輪》
- 《旅人のガラクタ》
- 《ソウル・ストーン》
- 《秘儀の印鑑》
- 《ディミーアの印鑑》
- 《イゼットの印鑑》
- 《精霊信者の剣》
- 《忍耐の記念碑》
- 《サウロンの遺物》
サーチ(1)
クリーチャー強化(5)
クリーチャー・トークン生成(3)
各対戦相手にダメージを与えるorライフを失わせる(6)
- 《光り角の海賊》
- 《溶岩族の砲兵》
- 《空鮫の乗り手、ブラーリン》
- 《厳格な者、コンラッド卿》
- 《ゴブリンの影》
- 《信者の確信》
カードを捨てる(4)
速攻付与(1)
- 《憤怒》
墓地のカードを戦場に戻すor手札に戻すorプレイする(4)
- 《悪夢の達人、チェイナー》
- 《頂の修道士》
- 《シニスター・シックスにご用心!》
- 《世界のるつぼ》
ダメージ倍化(2)
クリーチャーコピー(2)
攻撃クリーチャー対策(1)
- 《プロパガンダ》
除去対策(1)
- 《英雄の公有地》
※土地のほとんどはマナを加える効果なので割愛しました。
統率者の選択理由
前回の「クロタカの統率者図書館」ではヒーローの《ピーター・パーカー》デッキを組んだので、今回はヴィランのデッキを組みたいと思い、《ノーマン・オズボーン》を選びました。
「ノーマン・オズボーン」デッキの良いところ
ここからはこのデッキの良いところを紹介していきます。
捨てたカードを再利用できる!
本来捨てたカードは墓地に置かれ、再度唱えることはできないのですが、《グリーンゴブリン》(《ノーマン・オズボーン》)がいればゴブリン・フォーミュラによって捨てたカードに「大混乱」を持たせて、再度唱えることができるようになります。さらに墓地から唱える呪文のコストが{2}マナ少なくなる、コスト軽減能力付き!
ただ肝心のカードを捨てるカードがないと、せっかくの能力が何も活かせません。そうはならないように、このデッキにはカードを捨てるカードを大量に採用しています。それではデッキに採用しているカードを捨てるカード達を分類別に紹介します!
- クリーチャー
- インスタント
- アーティファクト
- 土地
サイクリングを持つカード(または自身を捨てられるカード)はサイクリングでカードを引きつつ、カードを捨ててもいるので大混乱コストで唱えることができ、《グリーンゴブリン》とは特に相性抜群!
カードを捨てると色々良いことが起こる!
前述したようにこのデッキにはカードを捨てるカードを大量に採用しています。「それならカードを捨てるたびに何かしらのボーナスがあると、より楽しそう!」ということで、カードを捨てるたび何かが起こるカードを複数枚入れてみました。
- 捨てるたびダメージを飛ばす!
- 捨てるたび対戦相手のライフを失わせる!
- 捨てるたび対戦相手のクリーチャーを弱体化させる!
- 捨てるカードによって色々なボーナスがある《骨たかりの守銭奴》!
- 元から大混乱を持つカード!
墓地から呪文を唱えると色々良いことが起こる!
「大混乱」は墓地から呪文を唱えられるようになる能力なので、デッキ内にはそうした時に良いことが起こるカードを複数枚採用しています。それでは採用しているカードをいくつか紹介します!
- 墓地から唱えるとデーモン・クリーチャー・トークンを生成する《魔王の器》!
- 手札以外から呪文を唱えるたび3点ダメージ!
- 手札以外から呪文を唱えるたび各対戦相手に1点ダメージ!
- 墓地からクリーチャーが離れるたび各対戦相手に1点ダメージ!
- 墓地から呪文を唱えるたび1ドロー!
- 墓地からカードが離れるたび色々なボーナスがある《テヴァルの裁き》!
ピックアップカード
ここからはいくつかのカードをピックアップして紹介していきます。
《アスモラノマルディカダイスティナカルダカール》
名前が長過ぎることで有名なクリーチャー。カードを捨てていない限り唱えられないのですが、このデッキにはカードを捨てるカードを大量に入れてあるので、唱えられないという状況はほとんどありません。そして戦場に出たら《地獄料理書》をサーチしてくることができます。
《地獄料理書》は起動型能力のコストでカードを捨てることができ、《グリーンゴブリン》と相性◎。しかも食物・トークンまで付いてくる!

食物・トークンはそのまま食べてもいいですし、2つあれば《アスモラノマルディカダイスティナカルダカール》の除去能力として使うことも可能です!
《レトの墓の神秘家》
《レトの墓の神秘家》がいれば、手札にあるクリーチャー・カードが全部サイクリング持ちに!サイクリングで手札から捨てられるので、《グリーンゴブリン》がいれば、常に大混乱コストで唱えられます。
セットで 《イフニルの魔神》or《信者の確信》があるとかなり強力!
《宿敵、グリーンゴブリン》
グリーンゴブリンの別バージョンカード。こちらも《グリーンゴブリン》同様カードを捨てることとシナジーのある能力を持っています。もし土地でないカードを捨てたらゴブリン1体に+1/+1カウンター。《宿敵、グリーンゴブリン》に置いてもいいですし、統率者の《グリーンゴブリン》に置けば統率者ダメージの増加にも繋げられます。
そして土地カードを捨てたら宝物・トークンを1個生成。

捨てた土地を《世界のるつぼ》で墓地からプレイできたりすると最高ですね!
デッキの回し方で意識するポイント
ここからはデッキの回し方について確認していきましょう。
唱えたいカードは積極的に捨てる
《グリーンゴブリン》の能力で墓地から呪文を唱えるコストは{2}少なくなります。大混乱で墓地から唱えた方がお得になるので、《街の鍵》などのカードを捨てるカードがあるときは、唱えたいカードを積極的に捨てていきましょう。
もしカードを捨てて大混乱できなかったとしても、その後墓地から唱えたり、リアニメイトできるカードもあるので、全然問題ありません!
統率者は《グリーンゴブリン》を主軸で戦う
このデッキは《グリーンゴブリン》の「ゴブリン・フォーミュラ」を最大限活かせるように構築しています。なので第2面の《グリーンゴブリン》を主軸にして戦うのがおすすめです。第1面の《ノーマン・オズボーン》はマナ総量が2と軽いので、序盤は《ノーマン・オズボーン》として唱えて、4マナを払えるようになったら《グリーンゴブリン》に変身させる、というプランもいいですね!
勝ちパターン紹介
ここからはいよいよこのデッキの勝ちパターンについて紹介していきます。
カードを捨てて対戦相手に大ダメージを与える!
カードを捨てるたび各対戦相手にダメージを与える《光り角の海賊》、《溶岩族の砲兵》、《空鮫の乗り手、ブラーリン》。
これらと一緒に《極悪な二人組》がいれば、捨てるたび2点ダメージ!
さらに《焦熱の解放》もあると、捨てるたび6点ダメージ!
《グリーンゴブリン》を強化して統率者ダメージ!
《グリーンゴブリン》は飛行と威迫というブロックされづらい回避能力を2つ持っています。《マスタープランナー、ドクター・オクトパス》や《悪魔の抱擁》でパワーを強化して、統率者ダメージ21点を狙っていきましょう!
前述した《極悪な二人組》や《焦熱の解放》があると、2〜3回の攻撃で対戦相手を倒すことも可能です!
《シニスター・シックスにご用心!》からの速攻アタック!
墓地を肥やして、一気にクリーチャー6体をリアニメイトする勝ちパターンです。墓地に《憤怒》があれば、リアニメイトしたクリーチャーが速攻でアタックすることもできます!
《シニスター・シックスにご用心!》でこのデッキのベストシックスをリアニメイトして、対戦相手に特大のダメージを与えちゃいましょう!
今回の統率者戦デッキ紹介はこれでおしまいです。
それではまた、次回のコラムでお会いしましょう。お楽しみに!
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