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第45回:デッキ紹介《エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ》

クロタカ

 読者の皆さん、こんにちは!統率者戦大好きクロタカ(@clotaka1)です。

 先日、大人気ビデオゲームシリーズである「アサシン クリード」とのユニバースビヨンド・セット、マジック:ザ・ギャザリング『Assassin's Creed』が発売されましたね!

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 今回はそのマジック:ザ・ギャザリング『Assassin's Creed』の中から統率者を1体ピックアップして、デッキパワーレベル5〜6にカスタマイズしたデッキを紹介していきます!
 

目次


 

統率者紹介

 今回紹介するデッキの統率者は、《エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ》です!

 
エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ》の特徴

 《エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ》は以下の能力を持っています。

威迫
あなたが唱える暗殺者・呪文はフリーランニング{B}{B}を持つ。(あなたが暗殺者や統率者によってプレイヤーに戦闘ダメージを与えたターンの間、呪文をフリーランニング・コストで唱えてもよい。)
これがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーのライフ総量が10点以下なら、あなたは{W}{U}{B}{R}{G}を支払ってもよい。そうしたとき、そのプレイヤーはゲームに敗北する。

 例えば、暗殺者である《ラドンハゲードン》や《エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ》で戦闘ダメージを与えた場合、《アルタイル・イブン・ラ・アハド》などの暗殺者・呪文を{B}{B}だけで唱えることができます。

 

目指しているレベル

 この記事では、こちらの統率者デッキパワーレベルでいうと5~6を目安に作っています。もっとカジュアルにしたい、もっとガチにしたいということであれば色々な改造ができると思いますので、ぜひご自身でも改造してみてください。

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 それではデッキリストをご紹介します。


 

デッキリスト

「《エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ》」、製作者:クロタカ[MO] [ARENA]
1 《エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ
-統率者(1)-

1 《平地
1 《
4 《
1 《
1 《
1 《統率の塔
1 《英雄の公有地
1 《祖先の道
1 《真鍮の都
1 《閑静な中庭
1 《教団本部
1 《アブスターゴ・エンターテイメント社
1 《世界樹
1 《ザンダーの居室
1 《ゼイゴスのトライオーム
1 《湿った墓
1 《血の墓所
1 《草むした墓
1 《神無き祭殿
1 《汚染された三角州
1 《血染めのぬかるみ
1 《新緑の地下墓地
1 《湿地の干潟
1 《変遷の泉
1 《特別観覧室
1 《下生えの競技場
1 《勝者の大霊堂
1 《難破船の湿地
1 《憑依された峰
1 《死天狗茸の林間地
1 《砕かれた聖域
1 《天上都市、大田原
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ
1 《ロークスワイン城
1 《死の溜まる地、死蔵
-土地(38)-

1 《変わり身ののけ者
1 《エヴィー・フライ
1 《デズモンド・マイルズ
1 《アルバーズ・ミール
1 《バシム・イブン・イスハーク
1 《極楽の羽ばたき飛行機械
1 《微影のビルタズ
1 《ジェイコブ・フライ
1 《殺しの羽ペン、マリ
1 《領界渡り
1 《命狙いの逃亡者、エトラータ
1 《鷹持ち、カサンドラ
1 《レイラ・ハサン
1 《レイヴンロフトの冒険者
1 《ネクラタル
1 《名うての殺人鬼、虐殺少女
1 《秘密を知るもの、トスキ
1 《アヴリーン・ドゥ・グランプレ
1 《暗殺卿、ラムセス
1 《静める者、エトラータ
1 《アレクサンドリアのアヤ
1 《アルノ・ドリアン
1 《富裕な無法者、オリヴィア
1 《マルチェッサ女王
1 《シワのバエク
1 《エドワード・ケンウェイ
1 《血管切り裂き魔
1 《キャリダス・アサシン
1 《狼に祝福されし者、エイヴォル
1 《厳然たるスフィンクス
1 《スラクジムンダール
1 《限りないもの、モロフォン
-クリーチャー(32)-
1 《町への帰還
1 《失敬
1 《ピールの気紛れ
1 《矢来を上げよ
1 《タカの眼
1 《オーバーパワー攻撃
1 《ビューポイントのシンクロ
1 《同族の支配
1 《すべてが塵と化す
1 《暗殺者の戦利品
1 《悪意の熟達
1 《不敬者破り
1 《闇市の人脈
1 《秘密の溜まり場
1 《同族の発見
1 《玻璃翼の恩寵
1 《旅人のガラクタ
1 《秘儀の印鑑
1 《精霊信者の剣
1 《速足のブーツ
1 《威圧のタリスマン
1 《教団の正装
1 《滅消の杭
1 《彩色の灯籠
1 《ソニック・ドライバー
1 《レオニダスの槍
1 《不屈号
1 《エデンの剣、エクスカリバー
1 《ソリン・マルコフ
-呪文(29)-

 

各カードの役割分類

除去(11)
ドロー、ドロー調整(15)
マナ加速(12)
サーチ(1)
クリーチャー強化(9)
トークン生成(1)
ライフの半分を失わせる(2)
ライフを10点にする(2)
回避能力を持つ暗殺者or回避能力付与(3)
暗殺者シナジー(2)
ライフドレイン(2)
パーマネントを墓地から戦場or手札に戻す(3)
ライブラリーの一番上のカードを唱える(1)
追加戦闘フェイズ(1)
除去対策(2)

※土地のほとんどはマナを加える効果なので割愛しました。


 

統率者の選択理由

 今回はフリーランニングがしてみたくて、《エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ》を統率者にしました。伝説のクリーチャーでフリーランニングを持つ(与える)カードは《エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ》だけなので、ほぼ即決です。

 

クロタカ

固有色が5色でマジック:ザ・ギャザリング『Assassin's Creed』の新しい暗殺者を制限なく採用可能なところも、選択ポイントですね。

 
 

「エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ」デッキの良いところ

 ここからはこのデッキの良いところを紹介していきます。

フリーランニングが気持ちいい!

 《エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ》がいれば、暗殺者・呪文は全て{B}{B}で唱えることができます。あの《血管切り裂き魔》も実は暗殺者なので、たった2マナでキャスト可能!

 

 多相を持つ《限りないもの、モロフォン》もフリーランニングできちゃいます!

 

 とにかく{B}{B}が出せればいいので、多色の暗殺者(《エドワード・ケンウェイ》、《狼に祝福されし者、エイヴォル》、《スラクジムンダール》など)を唱える色マナを気にする必要もありません!

 

 早い段階で《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》を置けると最高ですね。

 

 そして、フリーランニングできるカードは暗殺者だけではありません!このデッキには《タカの眼》などの、独自でフリーランニングを持つカードも複数枚採用しています。

 

 {B}以外の色マナを要求する呪文もありますが、フリーランニングを唱えるときは好きな色のマナを加えられる《教団本部》などの土地が入っているので、色マナの支払いに困ることもあんまりないと思います!

 
意外と歴史的!

 このデッキ、もちろん暗殺者が(多相を含めて)29枚とかなり多めに入っているんですが、それを上回る42枚の歴史的なカードが入っています!ちょうどマジック:ザ・ギャザリング『Assassin's Creed』で歴史的シナジーを持つカードが複数枚登場したので、パパッと紹介していきます!

 
 
 
 
 
暗殺者=無法者!

 暗殺者であるということは、すなわち「無法者」でもある!ということで、無法者シナジーを持つカードも何枚かデッキに入れてあります。

 

 無法者が戦闘ダメージを与えるたび宝物生成!さらに暗殺者なのでフリーランニング付与にも対応!飛行、絆魂、全体強化、全部ありがたいですね。

 

 無法者限定のマナ加速&ドロー。フリーランニングする条件を満たせない状況で、多色の暗殺者を唱える際などに重宝します。これを置いてから暗殺者を唱えるようにすれば、手札切れの心配もいりません!

 

 無法者たちが墓地から戦場に帰ってくる!全除去をくらった返しに唱えられると最高ですね!切削で墓地を肥やせる《狼に祝福されし者、エイヴォル》も好相性!

 
 

ピックアップカード

 ここからはいくつかのカードをピックアップして紹介していきます。

命狙いの逃亡者、エトラータ
 

 暗殺者が戦闘ダメージを与えると、対戦相手のカードを偽装する新エトラータ。

 

①デッキ内に大量の暗殺者がいる
②暗殺者はブロックされづらい(《静める者、エトラータ》など)
ということで、意外とスゴイ勢いで謎の生物を量産できます。

 

 殴れる暗殺者がいないときは、《教団の正装》を謎のクリーチャーに装備して、強引にブロックされない暗殺者に仕立て上げることもできますよ!

 

 そして戦闘ダメージを与えるたび誘発する能力なので、二段攻撃を付与する《シワのバエク》は相性◎!

鷹持ち、カサンドラ
 

 戦場に出るだけで、《レオニダスの槍》をサーチして戦場に出せる!

 

 《レオニダスの槍》は、二段攻撃付与、「フォボス」トークン生成、ルーティング能力から、攻撃時にどれか1つを選べる伝説の装備品。

 

 《鷹持ち、カサンドラ》に伝説の装備品である《レオニダスの槍》を装備し、突撃(二段攻撃)を選択しつつ戦闘ダメージを与えたら、《鷹持ち、カサンドラ》の能力で2ドロー!《鷹持ち、カサンドラ》のドロー能力は伝説の装備品を装備さえしていればいいので、土地を加速させる《精霊信者の剣》でもOK!

 

 装備先に困ったら、とりあえず「フォボス」を呼んどきましょう!

エヴィー・フライ》&《ジェイコブ・フライ
 

 「◯◯との共闘」を持っているので、どちらかを出すと、もう片方をサーチすることができます。これだけで結構得した感がありますね。

 《エヴィー・フライ》の能力はルーティングとアンブロッカブルの付与。《ジェイコブ・フライ》は墓地の暗殺者かフリーランニングカードを再利用する能力を持っています。《エヴィー・フライ》で暗殺者を捨てつつ、アンブロッカブルを《ジェイコブ・フライ》を付与して、戦闘ダメージを与えると同時に墓地の暗殺者(コピー)を唱える、という動きができると理想的ですね。

 統率者の《エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ》も戦闘ダメージを与えないと意味がない能力を2つ持っているので、特に《エヴィー・フライ》のアンブロッカブル能力が役立ちます。

アヴリーン・ドゥ・グランプレ
 

 接死を持つクリーチャーを強化する、変装持ちの暗殺者。自身が接死持ちなので、戦闘ダメージを与えると3個の+1/+1カウンターを置くことができます。裏向きの状態から奇襲的に攻撃を仕掛けられるのが、暗殺者っぽくて良いですね。

 そしてこのデッキ内には《アヴリーン・ドゥ・グランプレ》以外に6枚の接死クリーチャーが存在します。

 

 《アヴリーン・ドゥ・グランプレ》と同じく変装持ちの《アルノ・ドリアン》は、暗殺者全体のパワーを+2強化が可能!

 

 《殺しの羽ペン、マリ》がいたら、暗殺者は全員接死持ちに!

 
 

デッキの回し方で意識するポイント

 ここからはデッキの回し方について確認していきましょう。

とにかく戦闘ダメージを与える

 このデッキは統率者の《エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ》を筆頭に、戦闘ダメージを与えることで、様々なボーナスが得られるように組んでいます(戦闘ダメージ誘発を持つクリーチャーは、《エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ》以外に14枚)。

 なので、とにかく戦闘ダメージを与えることを意識していきましょう。もし戦闘ダメージ与えられないと、《エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ》のフリーランニングもできず、デッキが良い感じに回らなくなってしまいます。

 デッキ内には回避能力を持つ暗殺者や、回避能力を付与するカードが複数枚入っているので、それらを駆使して継続的にダメージを与えていきましょう!

 
フリーランニングする暗殺者がいない問題

 《エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ》のフリーランニング付与能力はどんな暗殺者も{B}{B}だけで唱えられる非常に強力な能力なのですが、手札に暗殺者がいない場合は何も起こらないという問題を抱えています。せっかくフリーランニング・コストで唱えられるのに、手札に暗殺者がいないのはマジでもったいない!

 なので各種ドローカードを使って、しっかり暗殺者を引き込んでおきましょう!

 

 名誉暗殺者?の《領界渡り》の能力で、ライブラリートップ(ビューポイント)からフリーランニングすることもできますよ!

 
隙あらば対戦相手のライフを減らす

 《エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ》の戦闘ダメージを与えたとき能力は、対戦相手のライフが10点以下じゃないと効果を発揮しません。

 せっかくなら狙っていきたいので、頑張って対戦相手のライフを削りましょう。ライフをガッツリ削るなら、ライフを半分失わせる《微影のビルタズ》&《滅消の杭》が特に有効です。

 

 立ちはだかるブロッカーは、暗殺者お得意の暗殺術(除去)でどかしちゃいましょう!

 
 

勝ちパターン紹介

 ここからはいよいよこのデッキの勝ちパターンについて紹介していきます。

エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ》で暗殺!
 

 なかなか条件達成が難しい《エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ》の暗殺能力。しかし、この2枚があれば即暗殺条件を満たすことができます!

 

 そのプレイヤーの総ライフは10点になる!

 あとは《エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ》で戦闘ダメージを与えるだけ!{W}{U}{B}{R}{G}は、《彩色の灯籠》か《世界樹》でなんとかしましょう!

 
暗殺卿、ラムセス》で特殊勝利!
 

 《エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ》で対戦相手1人を敗北させても、(対戦相手が3人いる場合)まだ2人は残っています。そこで《暗殺卿、ラムセス》のお仕事タイム!

 もし《エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ》で敗北させた際に《暗殺卿、ラムセス》がいれば、そのままゲームに勝利することができます!他のプレイヤーのライフが40点あっても関係ありません!スゴイぜ暗殺卿!

エデンの剣、エクスカリバー》と二段攻撃!
 

 マナ総量12の激重ソード。戦場にある歴史的なカードのマナ総量の合計分、コストを軽減することが可能。前述している通り、デッキ内にはかなりの枚数の歴史的カードが仕込まれているので、案外軽いコストで唱えることができます。

 この《エデンの剣、エクスカリバー》を《エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ》に装備すれば、パワー13の威迫、警戒!二段攻撃を付与する《シワのバエク》or《レオニダスの槍》があると、統率者ダメージワンパンアサシンの完成!

 

 今回の統率者戦デッキ紹介はこれでおしまいです。

 次回は8月2日発売予定の新セット『ブルームバロウ』に収録される伝説カードや、統率者デッキに収録される伝説カードをいくつかピックアップして紹介する予定です。

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 それではまた次回、動物だらけの世界でお会いしましょう。お楽しみに!

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