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第21回:『神河:輝ける世界』統率者ピックアップ
読者の皆さん、こんにちは! 統率者戦大好きクロタカです。
最新セット『神河:輝ける世界』が、ついに2月18日に発売されましたね!
『神河物語』『神河謀叛』『神河救済』の3部作から約17年ぶりに神河次元を再訪する今回のセット。神河ブロックの頃から1,200年以上が経過した結果、次元はなんとサイバーパンク化。
サイバーパンク化していますが、当時の神河次元にいた侍や神々(スピリット)もしっかり存在しています。
『神河物語』ブロックが伝説テーマのセットだっただけあって、『神河:輝ける世界』にも多くの伝説カードが収録されています。
同時発売される統率者デッキ2種類も合わせると、統率者にできるカードは合計45枚!
今回はその中から特にオススメな7枚の統率者をピックアップして紹介していきたいと思います。
目次
《発展の暴君、ジン=ギタクシアス》
最初に紹介する統率者は新ファイレクシアにおける法務官の一人、《発展の暴君、ジン=ギタクシアス》です!
《発展の暴君、ジン=ギタクシアス》の特徴 その1
《発展の暴君、ジン=ギタクシアス》は以下の能力を持っています。
あなたがアーティファクトやインスタントやソーサリーである呪文を唱えるたび、その呪文をコピーする。あなたはそのコピーの新しい対象を選んでもよい。この能力は、毎ターン1回しか誘発しない。
アーティファクトorインスタントorソーサリーが実質2倍化!
毎ターン1回しかコピーできないという制限があるため、(アーティファクトの場合)せっかくならマナ・コストが重たくて強力なカードを唱えたいですね。
《練達の変成者》はアーティファクトを手札に戻せるので、(手札のアーティファクトのマナ・コストを踏み倒して出しつつ)一度プレイしたアーティファクトを再度唱え直すことができますよ!
瞬速を持っているアーティファクトなら、対戦相手のターン中に唱えて再びコピー能力を誘発可能!
コピーを増やせる《双晶の杖》まであったら、さらにスゴいことになりそう。
ソーサリーなら(ヘイト爆上がり必至ですが)追加ターン系やコントロール奪取系が強力ですね。
他には《ターシャズ・ヒディアス・ラフター》で大量ライブラリー破壊をしたり、《複製の技》でパーマネントコピー祭りをしたり、《アミナトゥの占い》2連発で呪文連打なんかも楽しそう!
《発展の暴君、ジン=ギタクシアス》でコピー可能な3種類のカードタイプの中では、対戦相手のターン中にも唱えられるインスタントが一番相性良さそうです。
対戦相手が3人いる場合、ターンが一周するまでに最大4回コピー可能!
墓地から唱えられるフラッシュバック、回顧、再活を持つインスタントは、まさに《発展の暴君、ジン=ギタクシアス》向きですね。
《明日からの引き寄せ》や《発明品の唸り》などのX呪文や、《運命のきずな》や《時を越えた探索》などの強力なインスタントを対戦相手の終了フェイズにブッパするだけでも十分強力!
クロタカ
インスタントやソーサリーをコピーするから、《大魔導師の名誉教授》や《フラクタルの理論家、ディーカ》などの魔技カードは良い相棒になってくれそうですね。
《発展の暴君、ジン=ギタクシアス》の特徴 その2
《発展の暴君、ジン=ギタクシアス》は以下の能力を持っています。
対戦相手がアーティファクトやインスタントやソーサリーである呪文を唱えるたび、その呪文を打ち消す。この能力は、毎ターン1回しか誘発しない。
対戦相手のアーティファクトの展開を抑制したり、インスタントやソーサリーを防いで除去耐性のように機能します。かなりの行動制限になるので、対戦相手からのヘイトが凄そう。
自分にはメリットを与え、対戦相手にデメリットを与える能力は、新ファイレクシア法務官の共通デザインですね。
《発展の暴君、ジン=ギタクシアス》と抜群に相性が良いカード
《ヴィダルケンの宇宙儀》
《ヴィダルケンの宇宙儀》があれば自分のターン以外にもアーティファクトやソーサリーなどの呪文を唱えられるようになり、コピー能力誘発回数を増やすことができます!
《ヴィダルケンの宇宙儀》だけでは物足りない場合は、ほぼ同じ能力を持つ《予期の力線》も入れちゃいましょう。
他にはアーティファクトに瞬速を付与する《蜃気楼のマイア》や、クリーチャーに瞬速を付与する《ザルファーの魔道士、テフェリー》も相性良さそうですね。
自分のターンと対戦相手のターン両方で呪文を唱えるにはマナが多く必要になるので、《魔力の篭手》や《かごの中の太陽》で超マナ加速したり、
《饗宴と飢餓の剣》で土地をアンタップしちゃいましょう!
「キミモカンセイカシテミナイカ?」 ―― ジン=ギタクシアス
《天才操縦士、コトリ》
次に紹介する統率者は統率者デッキ「準備を整えろ」に収録されている《天才操縦士、コトリ》です!
《天才操縦士、コトリ》の特徴 その1
《天才操縦士、コトリ》は自分がコントロールしている全ての機体に「搭乗2」を付与します。自身のパワーが2なので、実質すべての機体へ搭乗できるようになります。さすが天才操縦士!
《天才操縦士、コトリ》は搭乗3以上の機体と特に相性が良さそうですね。
搭乗3以上のオススメ機体カードピックアップ
《天才操縦士、コトリ》でデッキを組む=機体満載な構成になりそうなので、機体シナジー能力を持つ《上級建設官、スラム》、《巧射艦隊の操舵手》、《現実への係留》などは良い働きをしてくれると思います!
※クロタカの個人的ランキングです
機体がアーティファクト・クリーチャーになることに着目して、アーティファクト・クリーチャーシナジーカード(《研究泥棒》、《飛行機械の諜報網》、《破片撒きのスフィンクス》)を入れるのも良さそうですね。
機体をいっぱい並べても乗り手のクリーチャーがいないと本領を発揮できないので、パワー2以上のクリーチャー、特にそれらを複数体戦場に出せるカードは積極的に採用しましょう。
《乗り手の生まれ》や《神童の試作機》で生成される操縦士・トークンは機体の乗り手にピッタリですね。
なかなか機体の乗り手が用意できない時は、強引に機体をクリーチャー化しちゃいましょう!
《天才操縦士、コトリ》の特徴 その2
《天才操縦士、コトリ》は以下の能力を持っています。
あなたのターンの戦闘の開始時に、あなたがコントロールしているアーティファクト・クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは絆魂と警戒を得る。
アーティファクト・クリーチャー化した機体などに2つの能力を付与できます。
機体で攻撃した後は結構隙だらけになってしまうので、絆魂による回復と警戒による守備力向上はなかなかありがたいですね。
《天才操縦士、コトリ》と抜群に相性が良いカード
《開闢機関、勝利械》
4マナ8/8という脅威的なマナレシオを持ちながら、重すぎる搭乗コストにより、なかなか動き出しくれない《開闢機関、勝利械》。
そこに《天才操縦士、コトリ》が現れた瞬間、8/8絆魂、警戒の巨大クリーチャーへと変貌!
警戒により攻撃後もアンタップ状態なので、{1}, {T}のドロー能力も起動可能!
《天才操縦士、コトリ》とはストーリーでも機体とパイロットの関係だけあって、抜群の相性を誇ります。
《多用途の鍵》があればドロー能力を再度使えたり、ブロックされなくなったりと、さらに無茶苦茶できますよ!
クロタカ
機体が4体揃ったら《メカ巨神のコア》と合体させて、「メカ巨神」を爆誕させてみたいですね!
《梅澤悟》
次に紹介する統率者は「氷山勢団」のボス《梅澤悟》です!
《梅澤悟》の特徴
《梅澤悟》は以下の能力を持っています。
あなたが忍術能力を起動するたび、あなたのライブラリーの一番上にあるカード3枚を見る。そのうち1枚をあなたの手札に、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。この能力は、毎ターン1回しか誘発しない。
あなたの手札にあるすべてのクリーチャー・カードは忍術{2}{U}{B}を持つ。
(※忍術{2}{U}{B}とは、「{2}{U}{B}, あなたがコントロールしていてブロックされなかった攻撃クリーチャー1体を手札に戻す:あなたの手札にあるこのカードをタップ状態かつ攻撃している状態で戦場に出す。」です。)
手札のクリーチャーが{2}{U}{B}で戦場に出せるようになり、忍術を行うと《予期》と同じドロー能力が誘発するわけですね。
全てのクリーチャーが{2}{U}{B}で戦場に出せるので、マナ総量が重くて強力なクリーチャーは相性抜群!
忍術が成功したらブロックされずにプレイヤーへ戦闘ダメージを与えられるため、プレイヤーへ戦闘ダメージを与えると能力が誘発するクリーチャーたちも大活躍間違いなし! ということで、戦闘ダメージ誘発を持つオススメカードをピックアップします!
クロタカ
特に《スフィンクスの大使》は(オンライン対戦にはちょっと不向きですが)強さと楽しさを兼ね備えたイチ押しカードです!
戦闘ダメージ誘発と言ったらやはり忍者クリーチャーは外せません!
中でも{2}{U}{B}より軽い忍術コストを持つ忍者(《裕福な盗人》、《深き刻の忍者》、《巧妙な潜入者》など)は、《予期》能力の早期誘発に貢献してくれます。
忍術を確実に成功されるためには、ブロックされづらいクリーチャーや(《変わり身ののけ者》、《ジンジャーブルート》、《冥界の裏切り者》など)、
回避能力を付与するカード(《旅立った甲板員》、《海の神、タッサ》、《死の溜まる地、死蔵》など)が欠かせません。
忍術を起動するとクリーチャーが手札へ戻る特性を利用して、戦場に出た時能力を持つクリーチャーや(《悪意の大梟》、《天上の調査員》など)、出来事を持つクリーチャー(《厚かましい借り手》など)を使い回すのもかなり強そう。
他には《トレイリアの大魔導師、バリン》や《夜まといのヴェラ》なども良い働きをしてくれると思います!
《梅澤悟》と抜群に相性が良いカード
《つむじ風のならず者》
《つむじ風のならず者》の良いところは以下の通りです。
(1)回避能力を持つ飛行機械・トークンを2体も生成できる
(2)ブロックされなくする能力で確実に忍術を起動できる
(3)《つむじ風のならず者》を忍術のコストとして手札に戻したら、再度出し直して飛行機械・トークンを生成できる
忍術コストを軽減できる《銀毛の達人》がいたら、1ターンの内に忍術を連発できちゃうかも!
クロタカ
久しぶりに梅澤の名を持つ伝説クリーチャーが登場したので、歴代の梅澤関連カードを採用して梅澤フレイバーデッキを組んでみるのも楽しそうですね。
《貪る混沌、碑出告》
次に紹介する統率者は神河次元最強の鬼《貪る混沌、碑出告》です!
《貪る混沌、碑出告》の特徴 その1
《貪る混沌、碑出告》は{B}とクリーチャー1体を生け贄に捧げることで、占術2を行うことができます。
能動的にクリーチャーを死亡させることができるので、死亡誘発を持つカード(《ズーラポートの殺し屋》、《病的な日和見主義者》、《エレボスの指図》など)とは相性が良いですね。
生け贄に捧げるクリーチャーは以下のようなタイプがオススメです。
クリーチャー・トークン生成
死亡誘発でクリーチャー・トークン生成
《ウラモグの手先》、《鍛冶で鍛えられしアナックス》、《頭蓋ふるい》など
何度も蘇るクリーチャー
頑強 or 不死
《朽ちゆくゴブリン》、《残忍なレッドキャップ》、《不浄なる者、ミケウス》など
《貪る混沌、碑出告》の特徴 その2
《貪る混沌、碑出告》は以下の能力を持っています。
{2}{R},{T}:あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を追放する。このターン、あなたはそのカードをプレイしてもよい。あなたがこれにより土地でないカード1枚を追放したとき、クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち1つを対象とする。貪る混沌、碑出告はそれに追放されたカードのマナ総量に等しい点数のダメージを与える。
赤が得意とする通称「衝動的ドロー」と直接火力を合わせた能力ですね。特徴その1の占術2能力である程度ライブラリートップを調整できます。
もし《ドラコの末裔》などのマナ総量の大きいカードを追放できたら、一気に大ダメージを与えられますよ!
マナ総量の大きいカードを追放して大ダメージを与えれるのも強いんですが、せっかくならプレイもしたい。そんな時はマナ総量が大きくて、かつコスト軽減可能なカード(《死滅都市の悪鬼》、《マイコシンスのゴーレム》、《金属製の巨像》など)をデッキに入れておきましょう!
追放領域からプレイするという点に着目すると、《秘本に縛られし者、プロスパー》、《暴走魔法のソーサラー》、《不死身、スクイー》などともシナジーがありますね。
《貪る混沌、碑出告》と抜群に相性が良いカード
《千年霊薬》
{T}を含むコストのある起動型能力を持つ統率者戦の定番カード。もちろん《貪る混沌、碑出告》とも相性抜群!
何度も能力を起動してアドバンテージを得ていきましょう!
「まだまだアンタップ手段が物足りない」と思ったら、以下のカードの採用も検討してみてはいかがでしょうか。
能力でダメージを与えるのは《貪る混沌、碑出告》自身なので、感染を付与すれば毒殺だってできちゃいます!
クロタカ
《貪る混沌、碑出告》に興味が湧いた方は、歴代の「碑出告」カードもチェックしてみてはいかがでしょうか?(ほとんどシナジーはありません)
《折れ刃のちし郎》
次に紹介する統率者は統率者デッキ「解き放たれた強化」に収録されている《折れ刃のちし郎》です!
《折れ刃のちし郎》の特徴 その1
《折れ刃のちし郎》は以下の能力を持っています。
オーラや装備品のうち1つがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、威迫を持つ赤の2/2のスピリット・クリーチャー・トークン1体を生成する。
「オーラや装備品を大量に入れてトークンをいっぱい生成しよう!」ということですね。
ここからはオーラ主体と装備品主体の構成別にオススメカードを紹介していきます。
オーラ主体
オーラはマナ・コストが軽く通称キャントリップを持つカードが多くあるので(《豊かな成長》、《ケンリスの変身》、《強力のルーン》など)、1ターンの内に複数回唱えることもできます。
また、墓地から唱えられたり戦場へ復活するオーラも(《脱出速度》、《怨恨》、《ドラゴンの息》など)《折れ刃のちし郎》と相性が良いですね。
《ギトゥの火炎噴射》なら唱える→手札に戻す→唱える…の繰り返しで、マナがあるだけトークンを生成することができますよ!
戦場にトークン生成倍化カード(《似通った生命》、《倍増の季節》など)があったらスゴい数になりそう。
オーラがデッキにいっぱい入っているなら、オーラ・シナジーを持つカード(《炎の番人、ヴァルダーク》、《角のドルイド》、《落とし子の守り手》など)も大活躍すること間違いなし!
オーラはエンチャントなので、エンチャント・シナジーを持つカード(《アルゴスの女魔術師》、《聖域の織り手》、《万神殿の伝令》など)もやっぱり好相性!
装備品主体
『神河:輝ける世界』で新しく登場した「換装」を持つカードは(《兎電池》、《蜥蜴丸》、《狛犬の戦鎧》など)、クリーチャーでありつつ装備品なので、戦場に出たら確定でスピリット・トークンが付いてきます。
手札に戻せる《刃のブーメラン》や《殴打頭蓋》などの装備品を使えば、何度もスピリット・トークンを生成できそうですね。
エンチャントやアーティファクトが大量に並ぶなら、《神々の兜》や《イラクサ嚢胞》はかなりの修整値が期待できます。
装備品主体の構成にする場合は、装備品シナジーカード(《カズールの徴収者》、《ゴブリンの武器職人、トッゴ》、《山賊の頭、伍堂》など)も多めに採用していきたいですね。
《折れ刃のちし郎》の特徴 その2
《折れ刃のちし郎》は以下の能力を持っています。
あなたの終了ステップの開始時に、あなたがコントロールしていて改善されている各クリーチャーの上にそれぞれ+1/+1カウンター1個を置く。(装備品やあなたがコントロールしているオーラがついているかカウンターが置かれているクリーチャーは改善されている。)
特徴その1のトークン生成能力を誘発させるために出したオーラや装備品が付いたクリーチャーを強化することができますね。
それではこの能力と相性の良いカードをジャンル別に紹介していきます。
カウンターを追加で置く
《硬化した鱗》、《空想小僧、ピール》、《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス》など
+1/+1カウンターを置く
カウンターが置かれた状態で戦場に出るクリーチャー
《古霊招来》、《ピーマの改革派、リシュカー》、《カロニアのハイドラ》など
増殖
改善シナジー
《流星の信奉者、ゴロゴロ》、《西の樹の木霊》、《轟く雷獣》など
《折れ刃のちし郎》と抜群に相性が良いカード
《血鍛冶の戦斧》
《血鍛冶の戦斧》は装備しているクリーチャーが戦闘ダメージを与えると、《血鍛冶の戦斧》のコピー・トークンを生成できるちょっと変わった能力を持つ装備品です。
もし装備しているクリーチャーが戦闘ダメージを与え続ければ、《血鍛冶の戦斧》のコピー・トークンが大量に生成される=《折れ刃のちし郎》の能力でスピリット・トークンもついでに大量生成!
装備コストを無視してつけられる《武器庫の自動機械》なら、《血鍛冶の戦斧》のコピートークンもまとめて装備可能!
最後は《悪忌の戦闘部隊》で追加の戦闘フェイズを得て、戦場を《血鍛冶の戦斧》とスピリット・トークンで埋め尽くしちゃいましょう!
クロタカ
改善デッキ……なにやら楽しそうな匂いがプンプンしますね!
《暁冠の日向》
次に紹介する統率者は《暁冠の日向》です!
《暁冠の日向》の特徴 その1
《暁冠の日向》は以下の能力を持っています。
あなたが呪文を唱えるためのコストは、対象1つにつき{1}少なくなる。
《運命的不在》などの対象を取る呪文を唱える際、コストを軽減できる能力ですね。
対象を取った数だけコストが軽減されるので、《マグマ・オパス》などの複数の対象を取れる呪文なら、わずか{U}{R}で唱えられることも!
ということでここからは《暁冠の日向》と相性の良い複数対象を取れる呪文を、ジャンル別にピックアップして紹介します。
火力
アーティファクト破壊
クリーチャー除去 or パーマネントを手札に戻す
(何かを対象として)トークン生成
(何かを対象として)ドロー
《崇高な天啓》、《驚異への入り口》、《発展 // 発破》など
明滅
クロタカ
複数対象を取る呪文は大体マナ・コストに{X}を含むインスタントやソーサリーなので、《マナ形成のヘルカイト》、《雷の指揮者、ザファイ》、《機械医学的召喚》などのカードも相性良さそうですね。
《暁冠の日向》の特徴 その2
《暁冠の日向》は以下の能力を持っています。
対戦相手が呪文を唱えるためのコストは、対象1つにつき{1}多くなる。
特徴その1のコスト軽減能力と対になっていますね。能力的には除去耐性のように機能します。
対戦相手が自分のクリーチャーを対象にオーラなどをつける際にもコストが増えるため、特定のデッキからは結構ヘイトが高そうです。
除去耐性として物足りないと思うときは、《不確定な船乗り》や《ウィングド・ブーツ》でさらに要求コストを上げちゃいましょう!
(《アウグスティン四世大判事》も相性良いんですが、ヘイトがぶち上がるのでご利用は計画的に)
《暁冠の日向》と抜群に相性が良いカード
《集団強制》
コスト軽減して唱えたい呪文ランキング第1位の《集団強制》をピックアップ!(クロタカの個人的ランキングです)
使えるマナ次第では、対戦相手がコントロールしているクリーチャーとプレインズウォーカーを全員ゲットできちゃうかも!
《戦場の秘術師》と《暁冠の日向》両方が戦場にいたら、{U}{U}{U}{U}だけですべてのクリーチャーのコントロールを奪うことも可能です!
とどめを刺すタイミングになったら、《暁冠の日向》をコピーできるカード(《千の顔の逆嶋》、《騙り者、逆嶋》、《灯の分身》など)を出して、超コスト軽減した特大の《弾ける力》で対戦相手を焼き尽くしましょう!
クロタカ
《暁冠の日向》はアートの神秘的な美しさと能力の強さも相まって、かなり人気の統率者になるんじゃないかと予想しています。
《生命起源の御神体》
次に紹介する統率者は《生命起源の御神体》です!
《生命起源の御神体》の特徴 その1
《生命起源の御神体》は{W}{U}{B}{R}{G}と{T}で自分の墓地にあるエンチャント1枚を戦場に戻すことができます。
生け贄に捧げて墓地に落とせるエンチャント(《沈黙のオーラ》、《エルズペス、死に打ち勝つ》、《キオーラ、海神を打ち倒す》など)は特に相性が良いですね。
もしコストの重たいエンチャント(《全知》、《圧倒的輝き》、《サンドワームの収斂》など)を釣り上げることができたら、効果は絶大!
《生命起源の御神体》の特徴 その2
《生命起源の御神体》は以下の能力を持っています。
生命起源の御神体か、これでもトークンでもない祭殿1つがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、無色の1/1の祭殿・クリーチャー・エンチャント・トークン1体を生成する。
「祭殿カードをいっぱい入れて祭殿デッキを組んでくれ!」ってことですね。
ほとんどの祭殿カードは自分がコントロールしている祭殿の数によって効果が増す能力を持っています。なので祭殿・トークンが出るほどにアドバンテージを得ることができますよ。
それでは今まで登場した歴代の祭殿カードを見ていきましょう。
『神河物語』のサイクル
『基本セット2021』のサイクル
『神河:輝ける世界』のサイクル
クロタカ
祭殿の能力をコピーできる《調和の織り手》は、祭殿デッキにピッタリですね!
祭殿カードがなかなか揃わない時は、エンチャントサーチや(《真の木立ち》、《牧歌的な教示者》、《結界師ズアー》など)
伝説のカードを探すことができるカード(《ウェザーライトの艦長、シッセイ》、《栄光の探索》、《サリアの槍騎兵》など)で直接ライブラリーから持ってきましょう。
祭殿・トークンをもっと出したいなら、《生命起源の御神体》を何度も戦場に出せる明滅カードや(《深海住まいのタッサ》、《テレポーテーション・サークル》、《運命を変える者、アミナトゥ》など)
祭殿・トークンを増やせる居住持ちのカード(《兵士の育成》、《セレズニアの声、トロスターニ》、《世界魂の歌》など)がオススメです!
祭殿・トークンがいっぱい戦場に出る=エンチャントが多く戦場に並ぶので、エンチャント・シナジーを持つカード(《開花の幻霊》、《太陽の恵みの執政官》、《神聖なる憑依》)も相性良さそうですね。
《生命起源の御神体》と抜群に相性が良いカード
《万物の聖域》
祭殿デッキの切り札的存在、それがこの《万物の聖域》です。
祭殿がなかなか揃わない問題も、ライブラリーと墓地から祭殿をサーチする能力で万事解決。1枚サーチでは物足りない場合は《逆説のもや》や《副陽のスフィンクス》でアップキープを追加しちゃいましょう!
そして《万物の聖域》があると祭殿の能力が2回誘発するようになります! 「祭殿を6つ以上コントロールしている間」という条件付きではありますが、《生命起源の御神体》で祭殿・トークンを生成できるから結構楽に達成できると思います。
《石の牙の聖域》のドレイン能力が2回誘発したらそのままゲームに勝てちゃいそうですね!
クロタカ
ちなみに全17枚の祭殿が揃うと以下のようになります(《万物の聖域》の追加誘発は含んでいません)。
(アップキープの開始時)
- ライフを34点得る
- 17枚ドロー
- 対戦相手1人はカードを17枚捨てる
- クリーチャー or プレインズウォーカー or プレイヤー1人に17点ダメージ
- 無色の1/1のスピリット・クリーチャー・トークンを17体生成
(戦闘前メインフェイズ開始時)
- 17枚ドロー(任意)、その後1枚捨てる
- 各対戦相手から17点ドレイン
- 好きな色1色のマナ17点を加える
(起動型能力)
- {W}:で対象のクリーチャー1体をタップ
- {1},土地カード1枚か祭殿カード1枚を捨てる:クリーチャー or プレインズウォーカー1体に17点ダメージ
(終了ステップの開始時)
- {1}を支払うと、無色の1/1のスピリット・クリーチャー・トークンを17体生成
- {1}を支払うと、プレイヤー1人は17枚切削
- {1}を支払うと、タフネス17以下のクリーチャー1体を破壊
- {1}を支払うと、プレイヤー or プレインズウォーカー1つに17点ダメージ
- {1}を支払うと、祭殿1つに+1/+1カウンター17個を置く
《梅澤悟》サンプルデッキ紹介
ピックアップしたオススメ統率者の中から、今回は《梅澤悟》の統率者デッキを紹介します!
目指しているレベル
この記事では、こちらの統率者デッキパワーレベルでいうと5~6を目安に作っています。もっとカジュアルにしたい、もっとガチにしたいということであれば色々な改造ができると思いますので、ぜひご自身でも改造してみてください。
それではデッキリストをご紹介します。
デッキリスト
各カードの役割分類
除去(13)
- 《トレイリアの大魔導師、バリン》
- 《厚かましい借り手》
- 《喉笛切り》
- 《害悪の機械巨人》
- 《隕石ゴーレム》
- 《残虐の執政官》
- 《絶え間ない飢餓、ウラモグ》
- 《同族の支配》
- 《サイクロンの裂け目》
- 《ハグラの噛み殺し》
- 《幕切れ》
- 《梅澤の十手》
- 《天上都市、大田原》
ドロー(10)
マナ加速(14)
- 《極楽の羽ばたき飛行機械》
- 《裕福な盗人》
- 《不気味な雇われ人》
- 《真面目な身代わり》
- 《太陽の指輪》
- 《旅人のガラクタ》
- 《ディミーアの印鑑》
- 《威圧のタリスマン》
- 《思考の器》
- 《探査の短剣》
- 《秘儀の印鑑》
- 《スカイクレイブの秘宝》
- 《ディミーアの魔鍵》
- 《家庭と故郷の剣》
サーチ(2)
クリーチャー・トークン生成(3)
忍術コスト軽減(1)
- 《銀毛の達人》
回避能力付与(3)
速攻付与(2)
ブロックされないorされづらいクリーチャー(6)
単体で強いクリーチャー(2)
- 《荒廃鋼の巨像》
- 《約束された終末、エムラクール》
対戦相手のカードをプレイor戦場に出す(4)
墓地からクリーチャーを戦場に戻すor手札に戻す(3)
- 《鬼の下僕、墨目》
- 《アガディームの覚醒》
- 《見捨てられたぬかるみ、竹沼》
パーマネントのコントロールを得る(1)
- 《裏切りの工作員》
クリーチャーコピー(2)
クリーチャー化する土地(2)
墓地対策(2)
攻撃クリーチャー対策(2)
土地対策(1)
- 《リシャーダの港》
※土地のほとんどはマナを加える効果なので割愛しました。
デッキコンセプト
本物の忍者と忍者に憧れるファッティで対戦相手を殴り倒そう!
勝ちパターン紹介
(1) 忍術からの《荒廃鋼の巨像》で毒殺ワンパン!
(2) 《虎の影、百合子》で重量級カード(《約束された終末、エムラクール》など)をめくって大量ライフルーズ!
(3) 対戦相手のクリーチャーを拝借するカード(《鬼の下僕、墨目》、《スフィンクスの大使》、《虚無の王》、《裏切りの工作員》など)を使って、他力本願勝利!
今回の『神河:輝ける世界』統率者ピックアップはこれでおしまいです。
次回は『神河:輝ける世界』か統率者デッキに収録されている伝説カードのデッキを紹介する予定です。それではまた、次回のコラムでお会いしましょう。お楽しみに!
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