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クロタカの統率者図書館
第14回:『フォーゴトン・レルム探訪』統率者ピックアップ
読者の皆さん、こんにちは! 統率者戦連載担当のクロタカです。
ついに明日は「ダンジョンズ&ドラゴンズ」とのクロスオーバーセット『フォーゴトン・レルム探訪』の発売日ですね!
『フォーゴトン・レルム探訪』は「ダンジョンズ&ドラゴンズ」で登場したさまざまなキャラクターやモンスターがカード化されており、伝説のクリーチャーは30枚収録されています。
さらに今回は統率者デッキも4種類同時発売されるので、それらを合わせると統率者にできるカードは42枚にもなります!
今回はメインセットおよび統率者デッキの中から、特にオススメな8枚の統率者をピックアップして紹介していきたいと思います。
目次
- 「ギルドの重鎮、ザナサー」
- 「秘本に縛られし者、プロスパー」
- 「アイスウィンド・デイルのウルフガル」
- 「モンスター見聞家、ヴォーロ」
- 「隠道のセフリス」
- 「希望の焚きつけ屋、ゲイリア」
- 「敬愛されるレンジャー、ミンスク」
- 「ティアマト」
- 「隠道のセフリス」サンプルデッキ紹介
《ギルドの重鎮、ザナサー》
最初に紹介する統率者はウォーターディープのギャングボス《ギルドの重鎮、ザナサー》です!
《ギルドの重鎮、ザナサー》の特徴
《ギルドの重鎮、ザナサー》は以下の能力を持っています。
あなたのアップキープの開始時に、対戦相手1人を対象とする。ターン終了時まで、そのプレイヤーは呪文を唱えることができず、あなたはいつでもそのプレイヤーのライブラリーの一番上にあるカード1枚を見てもよく、あなたはそのプレイヤーのライブラリーの一番上にあるカード1枚をプレイしてもよく、あなたがこれにより呪文を唱えるためにあなたはマナを望む色のマナであるかのように支払ってもよい。
クロタカ
対戦相手のライブラリーの一番上のカードをプレイできるようになる、いかにもギャングらしくて悪そうな能力ですね。
《タラスク》などの強力なカードをプレイできると最高に気持ちよくなれそうです。
対象に取った対戦相手はターン終了時まで呪文を唱えられなくなるので、一度能力さえ解決してしまえばインスタントドロー呪文でライブラリーの一番上のカードを変更!なんていう妨害を心配する必要もありません。
統率者戦では通常対戦相手が3人いるので、そこから良い感じのカードがデッキに入ってそうな1人を選ぶことになります。
とはいえいざ選んでみたら全然お目当てではないカードがライブラリーの一番上にあるなんて事態が発生することがあります(土地はもういらない状態で土地がめくれる等)。そうなってしまうとせっかくの《ギルドの重鎮、ザナサー》の能力が無駄になってしまいます。
そんな事態を未然に防ぐために《洞察のランタン》や《皺だらけの密告者》でライブラリーの一番上のカードを事前にチェックしておきましょう!
そうすれば《ギルドの重鎮、ザナサー》の能力で常に一番狙い目の対戦相手を対象に選ぶことができますよ。
どの対戦相手もライブラリーの一番上のカードが微妙だったら、《写本裁断機》、《グール呼びの鈴》、《ヴァントレスのガーゴイル》などで切削しちゃいましょう。
ここまですればどこかに狙い目のカードが見つかるんじゃないかと思います。
もし戦場に狙い目のカードがある場合は、《座礁》、《道迷い》、《乗り上げ》などでパーマネントを対戦相手のライブラリーの一番上に戻してしまうという手もありますよ。
対戦相手が良い感じの呪文を唱えてきた時は《記憶の欠落》や《緻密》でそっとライブラリーの一番上に戻してあげて、次の自分のターンにおいしく使わせてもらいましょう!
《ギルドの重鎮、ザナサー》と抜群に相性が良いカード
《副陽のスフィンクス》
《副陽のスフィンクス》は以下の能力を持っています。
あなたの戦闘後メイン・フェイズの開始時に、あなたはこのフェイズの後に追加の開始フェイズを得る。(開始フェイズは、アンタップとアップキープとドローの各ステップからなる。)
《副陽のスフィンクス》がいると追加のアップキープ・ステップを得ることができるので、《ギルドの重鎮、ザナサー》の能力も1ターンに2度誘発します!
さらに追加のアップキープを得たい時は、《副陽のスフィンクス》と似た効果を持つ《逆説のもや》がオススメですよ。
せっかく対戦相手2人のカードをプレイできるようになっても、マナがないと呪文をプレイできないので、《墓所の怪異》、《スランの発電機》、《彩色の宇宙儀》などでしっかりマナ加速しておきましょう!
それでもマナが足りない時は、《堕ちた忍び》でマナ・コストを支払わずにプレイするという手もありますよ!
最終的には対戦相手から強力なカードを拝借して、完全他力本願勝利を目指しましょう!
クロタカ
《ギルドの重鎮、ザナサー》は対戦相手のカードをどんどんプレイしていくタイプの統率者なので、正直ヘイトは結構高いと思います。
それでもこのキモかわいい見た目の効果でちょっとだけ寛容になってくれるかも?
あんまり1人を集中狙いせずに、上手いことヘイトバランスをコントロールしていきましょう!
《秘本に縛られし者、プロスパー》
次に紹介する統率者は統率者デッキ「次元の門」に収録されている《秘本に縛られし者、プロスパー》です!
《秘本に縛られし者、プロスパー》の特徴 その1
《秘本に縛られし者、プロスパー》は以下の能力を持っています。
秘奥義 ー あなたの終了ステップの開始時に、あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を追放する。次のあなたのターン終了時まで、あなたはそのカードをプレイしてもよい。
クロタカ
カードアドバンテージが得られるナイスな能力ですね。
能力のフレイバー・ワードもめっちゃ良い!
自分の終了ステップに追放されるので、インスタントや《ドラコリッチ、エボンデス》などの瞬速を持つカードは特に相性が良さそうです。
《秘本に縛られし者、プロスパー》の特徴 その2
《秘本に縛られし者、プロスパー》は、先ほどのものに加えて以下の能力も持っています。
契約の恩恵 ー あなたが追放領域にあるカードをプレイするたび、宝物・トークン1つを生成する。
「秘奥義」によりカードを追放してプレイできるので、2つの能力がシナジーを形成しています。
「契約の恩恵」は追放領域からカードをプレイすれば必ず誘発します。「秘奥義」により追放したカードかどうかは関係ありません。なので例えば《再鍛の刃、ラエリア》、《ジェスカの意志》、《前哨地の包囲》などで追放したカードをプレイしても、しっかり恩恵として宝物を生成してくれます。
《地獄送り》、《作戦盗用》、《豪華の王、ゴンティ》などで対戦相手のカードを追放して唱えてもOK。
特に追放領域からマナ・コストを支払わずに唱えられる続唱カードは相性抜群!(《瀝青破》、《隕石の鎚鉾》、《オーロラのフェニックス》など)
追放領域から呪文を唱えると続唱を与える《暴走魔法のソーサラー》がいるとさらにすごいことになりそうですね!
ざっくざく宝物が生成できるので、《厚顔の無法者、マグダ》、《アカデミーの整備士》》、《黄金架のドラゴン》などの宝物シナジーのあるカードとも相性が良さそうです。
宝物が貯まってきたら、《熱病の疑惑》、《魂火の噴火》、《力の頂点》などの豪快な呪文に繋げていきたいですね!
クロタカ
ちなみに《秘本に縛られし者、プロスパー》を含む統率者デッキの看板統率者たち(《隠道のセフリス》、《希望の焚きつけ屋、ゲイリア》、《古き者どもの激怒、ヴロンディス》)は同じ冒険者パーティの仲間です。
《秘本に縛られし者、プロスパー》と抜群に相性が良いカード
《ゾーン》
《ゾーン》は宝物を1つ以上生成する際に、追加でもう1つ宝物を生成する能力を持つクリーチャー。《秘本に縛られし者、プロスパー》の「契約の恩恵」と合わせれば、追放領域からカードをプレイするたびに宝物が2個も生成できるんです!マナが増えるので、追放領域から呪文を連発できちゃうかも!
せっかくなら宝物を生成できる《敏捷なこそ泥、ラガバン》、《不気味な雇われ人》、《富の享楽》などとも組み合わせてみたいですね。
最終的には大量の宝物から《ヤヤの焼身猛火》、《瀉血》、《霰炎の責め苦》などの強力な呪文を唱えて勝利を目指しましょう!
クロタカ
《秘本に縛られし者、プロスパー》は固有色が黒赤でありながら、衝動的ドローや宝物によるマナ加速もできる、かなり珍しいタイプの統率者です。
「カードアドバンテージで対戦相手に差をつけたい!」という方には特にオススメですよ。
《アイスウィンド・デイルのウルフガル》
次に紹介する統率者は、統率者デッキ「ドラゴンの怒り」に収録されている《アイスウィンド・デイルのウルフガル》です!
《アイスウィンド・デイルのウルフガル》の特徴 その1
《アイスウィンド・デイルのウルフガル》は以下の能力を持っています。
会戦(このクリーチャーが攻撃するたび、ターン終了時まで、これはこの戦闘であなたが攻撃した対戦相手1人につきそれぞれ+1/+1の修整を受ける。)
例えば、会戦持ち含む3体のクリーチャーで対戦相手3人を攻撃した場合、会戦を持つクリーチャーは+3/+3の修整を受けます。
飛行などの回避能力を持つクリーチャーや、複数体トークンを生成するカードがあると、能力を最大限活用できそうですね。なお、プレインズウォーカーは対戦相手にカウントされないので注意しましょう。
《アイスウィンド・デイルのウルフガル》の特徴 その2
《アイスウィンド・デイルのウルフガル》はさらに以下の能力を持っています。
あなたがコントロールしているクリーチャーの攻撃によりあなたがコントロールしているパーマネントの誘発型能力1つが誘発するなら、その能力は追加でもう1回誘発する。
特徴その1で紹介した「会戦」も攻撃時に誘発する能力なので、《アイスウィンド・デイルのウルフガル》で攻撃した場合「会戦」が2回誘発します。
クロタカ
一気に10/10まで強化されて対戦相手に強烈な統率者ダメージを与えられそうですね!
この攻撃時誘発型能力が追加誘発する能力を持つカードは《アイスウィンド・デイルのウルフガル》が初で、相性の良いカードも多く存在します。ということでここからはそんな相性の良いカード達を役割分類別に紹介していきます。
トークン生成
《ブリキ通りの重鎮、クレンコ》、《ケッシグの檻破り》、《ヴァレロンの有印剣》など
クリーチャー強化
《カロニアのハイドラ》、《花咲く泥獣》、《草分けるアイベックス》など
除去
《業火のタイタン》、《巨大猿、コグラ》、《領事の旗艦、スカイソブリン》など
マナ加速
《風雲船長ラネリー》、《総将軍ラーダ》、《無双の古きもの、クラウス》など
滅殺
《真実の解体者、コジレック》、《無限に廻るもの、ウラモグ》、《エルドラージの徴兵》など
クロタカ
戦場に出た時と攻撃時に使嗾できる《復讐の祖霊》もかなり楽しそうですね!
これらの紹介したクリーチャーはすべて攻撃時に能力が誘発するので、《稲妻のすね当て》、《ヤヴィマヤの火》、《青銅血のパーフォロス》などの速攻付与カードと相性抜群ですよ!
《アイスウィンド・デイルのウルフガル》と抜群に相性が良いカード
《原初の嵐、エターリ》
追加誘発した時に一番楽しいカードということで《原初の嵐、エターリ》をピックアップしました。
《アイスウィンド・デイルのウルフガル》のいる状態で《原初の嵐、エターリ》が攻撃すれば、各プレイヤーのライブラリーの一番上から2枚を追放して、それらのマナ・コストを支払うことなく唱えることができるんです! めくれ方次第では、圧倒的アドバンテージ差でそのまま勝てちゃうかも!
最終的には《連続突撃》、《ヘルカイトの突撃者》、《アクームの怒り、モラウグ》などで追加の戦闘フェイズを加えたり、
《獣使いの昇天》、《カル・シスマの恐怖、殺し爪》、《狂戦士たちの猛攻》などでクリーチャーを強化して、
対戦相手に大ダメージを与えていきましょう!
クロタカ
《アイスウィンド・デイルのウルフガル》は相性の良いカードも多く、かなり拡張性の高い統率者です。
攻撃時誘発を持つカードを見つけたら、ぜひ《アイスウィンド・デイルのウルフガル》と組み合わせてみてください!
《モンスター見聞家、ヴォーロ》
次に紹介する統率者は「フォーゴトン・レルム」世界の有名な大旅行家であり著述家《モンスター見聞家、ヴォーロ》です!
《モンスター見聞家、ヴォーロ》の特徴
《モンスター見聞家、ヴォーロ》は以下の能力を持っています。
あなたが、あなたがコントロールしているクリーチャーやあなたの墓地にあるクリーチャー・カードと共通のクリーチャー・タイプを持たないクリーチャー・呪文を唱えるたび、その呪文をコピーする。(クリーチャー・呪文のコピーはトークンになる。)
クロタカ
一風変わった条件ではありますが、クリーチャー・呪文のコピーを作り出す能力は強力ですね。
《モンスター見聞家、ヴォーロ》は部族デッキの逆を行くような、クリーチャー・タイプが異なるクリーチャー満載なデッキの構築を推奨しています。
《モンスター見聞家、ヴォーロ》自身が人間・ウィザードなので、これらのクリーチャー・タイプの呪文はコピーされません。また、伝説のクリーチャーも同時に2体残れないのであまりオススメできません。
上記前提を踏まえれば、デッキ構築段階で《モンスター見聞家、ヴォーロ》の能力を活かせるようなクリーチャー選択を行うことが可能です。特にタコなど(《眩惑する水底種》など)のマイナー部族は被りづらくてポイント高めですね。
逆にエルフなどの人気部族は優秀なカードが多くあり、どれを採用するかかなり悩んじゃいますね。そこで、ここからはクリーチャー・タイプの異なるオススメクリーチャーたちを役割分類別に紹介します!
除去
《クァーサルの礫投げ》、《映し身人形》、《頂点のアルティサウルス》など
トークン生成
《若葉のドライアド》、《女王スズメバチ》、《マイアの戦闘球》など
クリーチャー強化
《暗悪鬼のしもべ》、《終末の祟りの先陣》、《孔蹄のビヒモス》など
マナ加速
ドロー
《氷牙のコアトル》、《熟考漂い》、《天来のスフィンクス》など
ファッティ
《コジレックの職工》、《動じない大ワーム》、《古き石の偶像》など
《モンスター見聞家、ヴォーロ》と抜群に相性が良いカード
《双子唱者、アドリックスとネヴ》
《双子唱者、アドリックスとネヴ》は護法{2}を持ち、トークンが2倍生成できるようになるナイスクリーチャーです。《モンスター見聞家、ヴォーロ》と一緒に使えば、クリーチャー・呪文を唱えるたびにオリジナルとトークンを合わせて毎回3体のクリーチャーを戦場に出すことができます!
《双子唱者、アドリックスとネヴ》と同様の能力を持つ《似通った生命》や《倍増の季節》と組み合わせれば、さらに凄いことになりますよ!
最終的には《化膿獣》をいっぱい出して、対戦相手を毒殺しちゃましょう!
2021年7月24日編注:《モンスター見聞家、ヴォーロ》の能力はパーマネント・呪文のコピーであり、そのコピーは戦場に出るとトークンとして扱われるのですが、これはルール上「トークンを生成する」というイベントには該当しません。よって《双子唱者、アドリックスとネヴ》《似通った生命》《倍増の季節》等の能力はこの際には適用されませんでした。ルール上誤った表記を行ってしまい、大変申し訳ございませんでした。
クロタカ
《モンスター見聞家、ヴォーロ》デッキを組んでいると、珍しい部族にときめきを感じるようになっていきます。
「こいつこの部族だったのか!」という新たな発見もあったりして、かなり楽しくデッキ構築できると思いますよ!
《隠道のセフリス》
次に紹介する統率者は統率者デッキ「死のダンジョン」に収録されている《隠道のセフリス》です!
《隠道のセフリス》の特徴 その1
《隠道のセフリス》は以下の能力を持っています。
1枚以上のクリーチャー・カードがいずこかからあなたの墓地に置かれるたび、ダンジョン探索をする。この能力は毎ターン1回しか誘発しない。(ダンジョン探索をするとは、最初の部屋へ入るか、次の部屋へ進むことである。)
例えば自分のクリーチャーが戦闘などで死亡すると、各種ダンジョン(「狂える魔道士の迷宮」、「ファンデルヴァーの失われた鉱山」、「魂を喰らう墓」)のどれかの部屋へ入るか、すでにダンジョン内にいる場合は次の部屋へ進むことができます。
※ルール上、クリーチャー・トークンはクリーチャー・カードではないので注意しましょう
戦場に出てすぐ死亡する《疫病造り師》や、想起を持つ《叫び大口》などは相性が良さそうですね。
また対戦相手のターン中にクリーチャー・カードを捨てられる、通称ルーター能力を持つカードや(《マーフォークの物あさり》、《偏執的な縫い師》、《ガイアー岬の療養所》など)、
サイクリングを持つクリーチャー・カード(《秘法の管理者》、《イフニルの魔神》、《遺跡の天使》など)も相性が良いですね。
《隠道のセフリス》の特徴 その2
《隠道のセフリス》は以下の能力を持っています。
クリエイト・アンデッド ー あなたがダンジョンを踏破するたび、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とする。それを戦場に戻す。
特徴その1の能力でダンジョン探索ができるので、2つの能力がシナジーを形成しています。
クロタカ
こういうボーナスがあるとダンジョン探索がより楽しくなりますね!
「魂を喰らう墓」の「土牢」ルートを進めば最速3回のダンジョン探索でダンジョンを踏破することができます。ただし「魂を喰らう墓」の「土牢」ルートはデメリットも大きいのであまりオススメではありません。
一番のオススメダンジョンは4回のダンジョン探索で踏破することができ、カードアドバンテージも得ることができる「ファンデルヴァーの失われた鉱山」です。ダンジョン探索する際は基本「ファンデルヴァーの失われた鉱山」を選択し、対戦相手のライフを詰めたり、最速踏破を目指す時だけ「魂を喰らう墓」を選択するのが無難だと思います。
ダンジョン踏破を複数回狙うなら、《隠道のセフリス》以外のダンジョン探索カード(《無私のパラディン、ナダール》、《真夜中の道照らし》、《入念な調査》など)も多めに採用した方が良さそうです。
また、《隠道のセフリス》の特徴その1の能力を活かして、《組み直しの骸骨》などの墓地から戻ってこれるクリーチャーと、死亡したクリーチャーを戦場に戻す《光明の繁殖蛾》、クリーチャーを生け贄に捧げられる《スランの医師、ヨーグモス》などを組み合わせると、自分の次のターンまでにダンジョン踏破できそうですね!
クロタカ
クリーチャーが何度も戦場に出るので、《光輝のソーラー》がいればさらに倍速でダンジョンを進むことができますよ!
《隠道のセフリス》と抜群に相性が良いカード
《オリークの伝承魔道士》
《オリークの伝承魔道士》はタップ起動型能力でライブラリーからクリーチャー・カードを1枚サーチして墓地に置く能力を持つクリーチャーです。《隠道のセフリス》と組み合わせれば、能力を起動するたびにダンジョン探索ができちゃいます!
特に対戦相手のターン中にも能力を起動できる点が優秀です。対戦相手のターン中に能力を起動してダンジョンを踏破すれば、インスタントタイミングで墓地から強力なクリーチャーを復活させられますよ!
《隠道のセフリス》は他にもクリーチャー・カードをサーチして墓地に置けるカード全般と相性が良いですね。(《墓破りのラミア》、《死体の鑑定人》、《生き埋め》など)
最終的には《大修道士、エリシュ・ノーン》、《セラの使者》、《希望の天使アヴァシン》などの強力なクリーチャーを「クリエイト・アンデッド」して、対戦相手を殴り倒しましょう!
クロタカ
《隠道のセフリス》は「とにかくダンジョン探索したい!」という方にめっちゃオススメの統率者です。
ダンジョン探索しまくって、目指せダンジョン・マスター!
《希望の焚きつけ屋、ゲイリア》
次に紹介する統率者は「勇敢なるオーラ」に収録されている《希望の焚きつけ屋、ゲイリア》です!
《希望の焚きつけ屋、ゲイリア》の特徴
《希望の焚きつけ屋、ゲイリア》は以下の能力を持っています。
あなたはいつでもあなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を見てもよい。
あなたはあなたのライブラリーの一番上にありオーラや装備品である呪文を唱えてもよい。あなたがこれにより装備品・呪文を唱えたとき、それは「この装備品が戦場に出たとき、あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。これをそれにつける。」を得る。
クロタカ
実質手札が1枚増えるような能力なので、デッキ構築次第ではものすごい量のオーラや装備品をつけられそうですね。
《希望の焚きつけ屋、ゲイリア》の能力を最大限活かすなら、デッキ内に大量のオーラや装備品を入れたいですね。
装備品をライブラリーから唱えた場合装備コストを無視してつけられるので、《巨像の鎚》、《ベルト・オヴ・ジャイアント・ストレングス》、《カルドラの完成体》などの装備コストの重たいカードは特に相性が良さそうです。
もしライブラリーの一番上のカードがオーラや装備品ではなかったら、《師範の占い独楽》、《水晶球》、《予見者のランタン》などでライブラリーの一番上のカードを変更しちゃいましょう!
オーラや装備品が墓地に行ってしまった場合、《ヘリオッドの高潔の聖堂》、《アカデミーの廃墟》、《有毒の蘇生》などで戻せば、即ライブラリーから唱え直すことができますよ!
クロタカ
オーラや装備品が一掃された後の逆転カードとして、《古き者のまとい身》にはかなり期待しています。
デッキをオーラ満載にして《収穫の手、サイシス》、《コーの精霊の踊り手》、《女魔術師の存在》などを採用したり、
装備品満載にして《純鋼の聖騎士》、《上級建設官、スラム》、《ヴィダルケンの大魔道士》などを採用してみるのも楽しそうですね。
オーラが手札に溜まってきたら《ホーリィ・アヴェンジャー》でまとめて付けちゃいましょう!
二段攻撃が付与されるので、攻撃さえ通れば《著大化》や《エルドラージの徴兵》などの重量級オーラでもマナ・コストを支払わずに2枚ともつけることができますよ!
《希望の焚きつけ屋、ゲイリア》と抜群に相性が良いカード
《模範となる者、ダニサ・キャパシェン》
《模範となる者、ダニサ・キャパシェン》はオーラや装備品である呪文を唱えるコストを{1}軽減できるクリーチャーです。
《液態化》や《神託者の眼識》などの占術カードと組み合わせれば、ライブラリーの一番上のオーラや装備品を連打できちゃうかも!
また《イロアスの英雄》、《鋳造所の検査官》、《星原の神秘家》なども《模範となる者、ダニサ・キャパシェン》と同じ用途で使うことができますよ。
オーラを連打して《ピレアス号の艦長、シオーナ》、《アジャニに選ばれし者》、《空位の玉座の印章》などでトークン大量生成!なんてのも楽しそうですね。
最終的には《天使の運命》や《アージェンタムの鎧》などの強力なオーラ&装備品を《希望の焚きつけ屋、ゲイリア》に付けつつ、《戦闘の神、ハルヴァール》で二段攻撃を付与して、統率者ダメージによる勝利を狙っていきましょう!
クロタカ
《希望の焚きつけ屋、ゲイリア》は僕を含む「オーラ&装備品大好き!」な方々にめっちゃオススメの統率者です。
オーラ&装備品をつけまくって最強のスーパーゲイリアを作り上げましょう!
《敬愛されるレンジャー、ミンスク》
次に紹介する統率者はバルダーズゲートの英雄《敬愛されるレンジャー、ミンスク》です!
《敬愛されるレンジャー、ミンスク》の特徴 その1
《敬愛されるレンジャー、ミンスク》は以下の能力を持っています。
敬愛されるレンジャー、ミンスクが戦場に出たとき、「ブー」という名前でトランプルと速攻を持つ赤の1/1の伝説のハムスター・クリーチャー・トークン1体を生成する。
クロタカ
「ブー」は《敬愛されるレンジャー、ミンスク》の相棒のジャイアント・スペース・ハムスターです。
もう可愛すぎてピックアップせずにはいられませんでした!
サイズは1/1と最弱クラスなので、何かしらのカードで強化してあげたいですね。
《敬愛されるレンジャー、ミンスク》の特徴 その2
《敬愛されるレンジャー、ミンスク》は以下の能力を持っています。
{X}:あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは基本のパワーとタフネスがX/Xになり、それの他のクリーチャー・タイプに加えて巨人になる。起動はソーサリーとしてのみ行う。
クロタカ
これで「ブー」を強化できますね!
ありがとうミンスク!
マナを注ぎ込んだ分だけクリーチャーを強化できるので、《ミラーリの目覚め》、《マナの反射》、《ニクス咲きの古きもの》などのマナ加速はとても相性が良さそうです。
クリーチャーのパワーを一気に上げられるので、《傷頭のアーニ》、《熊爪のトゥーヤ》、《瓦礫帯の暴動者》などとの組み合わせも楽しそうですね!
パワーを上げてからさらに《歓楽の神、ゼナゴス》で強化すれば、超絶パワーの《敬愛されるレンジャー、ミンスク》でワンパンも夢ではありません!
《野生の心、セルヴァラ》がいれば、パワーを上げた後さらに膨大なマナを生み出すことができますよ!
また、クリーチャー・タイプが巨人になることに着目して、《王国まといの巨人》、《雷雲のシャーマン》、《国境地帯のビヒモス》などを一緒に使ってみるの良さそうですね。
《敬愛されるレンジャー、ミンスク》と抜群に相性が良いカード
《黎明起こし、ザーダ》
《黎明起こし、ザーダ》は以下の能力を持っています。
あなたがマナ能力でない能力を起動するためのコストは{2}少なくなる。この効果は、そのコストに含まれるマナの点数を1点未満に減らせない。
例えば「ブー」を《敬愛されるレンジャー、ミンスク》の能力で3/3にしようとした場合は通常{3}必要ですが、《黎明起こし、ザーダ》がいれば{1}でいいんです!
1/1のクリーチャー・トークンが大量に並んでいる状態でそれらを{1}だけで3/3にできたら、かなりのインパクトがありそうですね!
そこに巨人を強化する《暁の君主》がいれば、1/1のクリーチャーも{1}だけで5/5のトランプル持ちファッティクリーチャーに変身します!
最終的には「ブー」や《敬愛されるレンジャー、ミンスク》を10/10以上の巨人に成長させて、対戦相手を圧倒しましょう!
クロタカ
《敬愛されるレンジャー、ミンスク》はハムスター好きな方に是非使ってほしい統率者です。
日本全国の皆さんに「ブー」の可愛さを見せつけてあげましょう!
《ティアマト》
次に紹介する統率者はクロマティック・ドラゴン(色彩竜)の女王、《ティアマト》です!
《ティアマト》の特徴
《ティアマト》は以下の能力を持っています。
ティアマトが戦場に出たとき、あなたがこれを唱えていたなら、あなたのライブラリーから「ティアマト」という名前でない異なる名前のドラゴン・カード最大5枚を探し、公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。
クロタカ
ドラゴン満載なデッキにすれば、一気に手札をドラゴンまみれにできますね!
ドラゴンはマナ・コストが重たいクリーチャーが多いので、《龍王の召使い》、《ドラゴン語りのシャーマン》、《ウルザの保育器》などでコストを軽減したり、
《巨大なるカーリア》、《大渦の大天使》、《エルフの笛吹き》などでマナ・コストを無視して戦場に出しましょう!
ドラゴンならなんでもサーチできるので、《ドラゴンの女王、ラスリス》、《ウトヴァラのヘルカイト》、《始祖ドラゴン》などの強力なドラゴンを探してもいいですし、
セットのフレイバーを重視して、「フォーゴトン・レルム」出身の《霜の暴君、アイシングデス》、《砂漠滅ぼし、イムリス》、《星山脈の業火》などを探すのもいいんじゃないでしょうか。
《ティアマト》と抜群に相性が良いカード
《全知》
《全知》は手札にあるカードをマナ・コストを支払うことなく唱えられるようになる豪快なエンチャントです。《ティアマト》と組み合わせればサーチしてきたドラゴンをすべて唱えることができますよ!
さらにそこから《ドラゴンの嵐》に繋げられると最高ですね!
それでも物足りなければ《永遠の聖域》で《ティアマト》を手札に戻して、もう1回ドラゴンフィーバーしちゃいましょう!
《全知》はマナ・コストが重いので、《年老いた骨齧り》、《黄金架のドラゴン》、《凶暴な熱口》などでドラゴニックマナブーストしてから唱えたいですね!
「それでも《全知》が重たい」と思う時は、《騙し討ち》で投げつけちゃうという手もありますよ!
最終的には《命運の核心》でドラゴン・クリーチャー以外を一掃しつつ、
《世界を溶かすもの、アタルカ》や《ヴェリュス山の恐怖》で二段攻撃を付与して強烈なドラゴンアタックをぶちかましましょう!
クロタカ
《ティアマト》は「とにかくドラゴンをいっぱい出したい!」という方にめちゃくちゃオススメの統率者です。
戦場をドラゴンまみれにして全てを支配しちゃいましょう!
《隠道のセフリス》サンプルデッキ紹介
『フォーゴトン・レルム探訪』のオススメ統率者の中から、今回は《隠道のセフリス》の統率者デッキを紹介します!
目指しているレベル
この記事では、こちらの統率者デッキパワーレベルでいうと5~6を目安に作っています。もっとカジュアルにしたい、もっとガチにしたいということであれば色々な改造ができると思いますので、ぜひご自身でも改造してみてください。
それではデッキリストをご紹介します。
デッキリスト
各カードの役割分類
除去(12)
- 《疫病造り師》
- 《イフニルの魔神》
- 《叫び大口》
- 《孤独》
- 《遺跡の天使》
- 《勇敢な挑戦》
- 《質素な命令》
- 《命取りのうぬぼれ》
- 《カビーラの叩き伏せ》
- 《サイクロンの裂け目》
- 《ハグラの噛み殺し》
- 《イムーヴァブル・ロッド》
ドロー、ドロー調整(11)
- 《マーフォークの物あさり》
- 《偏執的な縫い師》
- 《機知の勇者》
- 《秘法の管理者》
- 《熟考漂い》
- 《ウスーンのスフィンクス》
- 《残虐の執政官》
- 《海門修復》
- 《明日からの引き寄せ》
- 《入念な調査》
- 《ガイアー岬の療養所》
マナ加速(11)
- 《極楽の羽ばたき飛行機械》
- 《つややかな雄鹿》
- 《真面目な身代わり》
- 《太陽の指輪》
- 《旅人のガラクタ》
- 《アゾリウスの印鑑》
- 《オルゾフの印鑑》
- 《ディミーアの印鑑》
- 《秘儀の印鑑》
- 《ダンジョンの地図》
- 《スカイクレイブの秘宝》
サーチ(3)
- 《オリークの伝承魔道士》
- 《死体の鑑定人》
- 《生き埋め》
ダンジョン探索(5)
- 《勝利した冒険者》
- 《無私のパラディン、ナダール》
- 《ウンドゥル族のバローウィン》
- 《真夜中の道照らし》
- 《光輝のソーラー》
クリーチャー強化(3)
- 《大修道士、エリシュ・ノーン》
- 《アクローマの意志》
- 《真実の確信》
墓地からクリーチャーorパーマネントを戦場に戻す(3)
墓地から戦場に戻せるクリーチャー(4)
- 《血に染まりし勇者》
- 《恐血鬼》
- 《組み直しの骸骨》
- 《ネル・トースの災い魔》
死亡したクリーチャーを戦場に戻す(2)
- 《光明の繁殖蛾》
- 《不浄なる者、ミケウス》
クリーチャー生け贄手段(5)
- 《スカルポートの商人》
- 《悲哀の徘徊者》
- 《スランの医師、ヨーグモス》
- 《ファイレクシアの塔》
- 《高級市場》
クリーチャー明滅(1)
- 《家庭と故郷の剣》
単体で強いクリーチャー(2)
トークン生成(1)
- 《エメリアの呼び声》
各対戦相手ライフドレイン(2)
- 《アスフォデルの灰色商人》
- 《夜の星、黒瘴》
クリーチャーコピー(1)
- 《玻璃池のミミック》
墓地対策(2)
除去対策(1)
- 《稲妻のすね当て》
※土地のほとんどはマナを生む効果なので割愛しました。
デッキコンセプト
ダンジョン探索を繰り返して《隠道のセフリス》の「クリエイト・アンデッド」で強力なクリーチャーを戦場に復活させまくるのがデッキコンセプトです。
現在の構成に至った経緯
「『フォーゴトン・レルム探訪』に来たからにはとにかくダンジョン探索したい!」と思い、ダンジョン探索ができてダンジョン踏破ボーナスも強力な《隠道のセフリス》デッキを組むことにしました。
当初は《回廊のガーゴイル》、《ディスプレイサー・ビースト》、《奇抜な弟子》などの戦場に出た時の能力でダンジョン探索できるクリーチャーを《テレポーテーション・サークル》などで明滅したり、
《ユアンティの呪われし者》、《フライ》、《ダンジョンの入口》などのダンジョン探索カードマシマシの構成にしていたのですが、
それだと思ったよりダンジョン探索できませんでした。
そこで《隠道のセフリス》の能力を最大限活かせるように《悲哀の徘徊者》などの生け贄手段や、《恐血鬼》などの墓地から戻ってこれるクリーチャーを採用して現在のデッキが完成しました。
現在のデッキ構成だと自分と対戦相手3人のターン中にクリーチャーを生け贄に捧げたり、手札からクリーチャーを捨てたりして、次の自分のターンが戻ってくるまでの間にダンジョン踏破することもできますよ。
勝ちパターン紹介
《隠道のセフリス》の「クリエイト・アンデッド」で《残虐の執政官》、《三重合身のタイタン》、《約束された終末、エムラクール》などの強力なクリーチャーを墓地から復活させ、
《アクローマの意志》や《真実の確信》で二段攻撃を付与して対戦相手を殴り倒しましょう!
もしくは《夜の星、黒瘴》や《アスフォデルの灰色商人》を何度も戦場と墓地を行き来させ、対戦相手のライフをドレインし尽くすのもいいですね!
今回の『フォーゴトン・レルム探訪』統率者ピックアップはこれでおしまいです。
クロタカ
『フォーゴトン・レルム探訪』には他にも《ドリッズト・ドゥアーデン》、《古き者どもの激怒、ヴロンディス》、《ひとつ目の暴君、カラジカール》などの楽しい統率者がいっぱいいるので、是非色んなデッキを組んでみてください!
次回は『フォーゴトン・レルム探訪』か統率者デッキに収録されている伝説のクリーチャーのデッキを紹介する予定です。
それではまた、次回のコラムでお会いしましょう。お楽しみに!
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