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第2回:デッキ紹介《離れられない二匹、リンとセリ》

クロタカ

 読者の皆さん、こんにちは!

 先日発売された最新セット『基本セット2021』のカードをデッキに入れて、統率者戦を楽しんでいますでしょうか?

 今回は『基本セット2021』に収録されている伝説のクリーチャーの統率者デッキを紹介していきたいと思います。

今回の統率者紹介

 今回紹介するデッキの統率者は、『基本セット2021』のボックス購入特典で配布された《離れられない二匹、リンとセリ》です!

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離れられない二匹、リンとセリ》の特徴 その1

 《離れられない二匹、リンとセリ》が戦場にいる状態で犬・呪文を唱えると1/1の猫クリーチャートークンを1体生成できます。

 また、猫・呪文を唱えると1/1の犬クリーチャートークンを1体生成することができます。

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 デッキ内に犬猫クリーチャーを多く採用してそれらを複数回唱えれば、たちまち戦場を犬猫まみれにすることができます!

離れられない二匹、リンとセリ》の特徴 その2

 《離れられない二匹、リンとセリ》は{R}{G}{W}を支払いタップすることで、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人に、犬の数だけダメージを与えて、猫の数だけライフを回復することができます。

 犬猫が多ければ多いほど効果が高まるので、特徴その1の犬猫トークンを生成する能力とシナジーを形成しています。

 《離れられない二匹、リンとセリ》自身が犬と猫のクリーチャータイプを持つので、最低でも1点ダメージ&1点ライフ回復できるところが優秀です。

目指しているレベル

 前回も書きましたが、この記事では、こちらの統率者デッキパワーレベルでいうと5~6を目安に作っています。もっとカジュアルにしたい、もっとガチにしたいということであれば色々な改造ができると思いますので、ぜひご自身でも改造してみてください。

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 それではデッキリストをご紹介します。

デッキリスト

「離れられない二匹、リンとセリ」 製作者:クロタカ[MO] [ARENA]
1 《離れられない二匹、リンとセリ
-統率者(1)-

7 《平地
6 《
3 《
1 《寺院の庭
1 《梢の眺望
1 《聖なる鋳造所
1 《踏み鳴らされる地
1 《燃えがらの林間地
1 《吹きさらしの荒野
1 《樹木茂る山麓
1 《乾燥台地
1 《寓話の小道
1 《ジャングルの祭殿
1 《統率の塔
1 《樹木茂る砦
1 《岩だらけの大草原
1 《豪勢な大通り
1 《無限地帯
1 《祖先の道
1 《ケッシグの狼の地
1 《クローサの境界
1 《ガヴォニーの居住区
1 《鳥獣保護区
1 《眷者の居留地
1 《イス卿の迷路
-土地(38)-

1 《無私の救助犬
1 《典雅な襲撃者
1 《オレスコスの探険者
1 《群れを導くもの
1 《クァーサルの群れ魔道士
1 《白たてがみのライオン
1 《オレスコスの王、ブリマーズ
1 《猫の君主
1 《孤児護り、カヒーラ
1 《ウェザーライトの決闘者、ミリー
1 《忍び寄るレオニン
1 《托鉢する者
1 《葉状地のフェリダー
1 《グリセルブランドの猟犬
1 《黄金のたてがみのジャザル
1 《レオニンの戦導者
1 《忠実な相棒、モーウー
1 《タージ=ナールの剣鍛冶
1 《ティムールの剣歯虎
1 《世界の咆哮、アラーボ
1 《寓話の守り手
1 《秘儀を運ぶもの、パコ
1 《クァーサルの礫投げ
1 《やんちゃな犬
1 《威厳あるカラカル
1 《フェリダーの君主
1 《有徳の刃鍛冶、ナザーン
-クリーチャー(27)-
1 《魔力の墓所
1 《太陽の指輪
1 《秘儀の印鑑
1 《セレズニアの印鑑
1 《ボロスの印鑑
1 《グルールの印鑑
1 《鋭い感覚
1 《土地税
1 《遥か見
1 《不屈の自然
1 《森の知恵
1 《遺棄の風
1 《獣使いの昇天
1 《外身の交換
1 《耕作
1 《ヤヴィマヤの火
1 《蛇の陰影
1 《調和
1 《前哨地の包囲
1 《似通った生命
1 《息詰まる徴税
1 《白の太陽の頂点
1 《聖戦士の進軍
1 《倍増の季節
1 《野生語りの帰還
1 《巫師の天啓
1 《火山の捧げ物
1 《質素な命令
1 《焦熱の解放
1 《タイタンの根本原理
1 《バジリスクの首輪
1 《精霊信者の剣
1 《火と氷の剣
1 《ナザーンの槌
-呪文(35)-

各カードの役割分類

除去(9)
ドロー、ドロー調整(11)
マナ加速(11)
サーチ(4)
クリーチャー強化(15)
(分類外の)犬or猫クリーチャー(10)
クリーチャーを手札に戻す(2)
トークン倍化(2)
除去対策(2)
戦闘ダメージ軽減(1)

※土地のほとんどはマナを生む効果なので割愛しました。

デッキコンセプト

 《離れられない二匹、リンとセリ》が戦場にいる状態で犬or猫クリーチャーを唱えまくり戦場をワンニャンまみれにして、引っかいたり(!?)、噛み付いたり(!?)、殴ったりして勝利することを目指しています。

現在の構成に至った経緯

 《離れられない二匹、リンとセリ》は情報が公開されたと同時に、そのかわいさとフレイバーの素晴らしさに惚れてデッキを組むことを決めました。

クロタカ

犬と猫が仲良しって、ほんわかして良いですよね。

 《離れられない二匹、リンとセリ》の能力を最大限に活用するために、犬or猫クリーチャーを大量に採用しています(合計27枚)。

 デッキ内に27枚入っているクリーチャーカードは全て犬or猫クリーチャーです。

※クリーチャータイプの猟犬は犬に変更されました

 なお、多相クリーチャーは《離れられない二匹、リンとセリ》と相性が良いのですが、見た目が犬猫ではないので不採用としました。

クロタカ

せっかくの犬猫デッキなので、クリーチャータイプも純粋な犬猫のみにしたいという個人的なこだわりポイントです。

 犬猫クリーチャーが大量に並ぶので、犬猫を強化する通称ロード能力を持つクリーチャーを多めに採用。(《群れを導くもの》、《孤児護り、カヒーラ》など)

 さらに《離れられない二匹、リンとセリ》の起動型能力と相性が良いカードを採用して、犬猫満載な《離れられない二匹、リンとセリ》デッキが完成しました。

クロタカ

相性が良いカードについては後ほどご紹介します。

離れられない二匹、リンとセリ》デッキの良いところ

ワンニャンパラダイスが作れる!

 《離れられない二匹、リンとセリ》デッキを作るからには、いっぱい犬猫クリーチャーを戦場に並べたいですよね!

 このデッキに入っている全てのクリーチャー(合計27枚)は、もれなく犬or猫なので、《離れられない二匹、リンとセリ》の能力でポンポン犬猫トークンを生成することができます!

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 さらに《似通った生命》か《倍増の季節》が戦場にあれば、倍の犬猫トークンを生成することができます!

 これはもうワンニャンパラダイスまっしぐらですね!

クロタカ

倍増の季節》は8月7日発売の『ダブルマスターズ』に収録されています。
ボックストッパーでは新イラスト拡張アートになっているので、ぜひともゲットしたいです!

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かわいい&カッコいい犬猫クリーチャーがいっぱい使える!

 犬猫クリーチャーはかわいかったり、カッコ良かったりその見た目が素晴らしいですよね!

 このデッキは犬猫クリーチャーが満載なので、そんなかわいい&カッコいい犬猫クリーチャーをいっぱい使うことができます!

 それではかわいい&カッコいい犬猫クリーチャーの代表カードをご紹介します。

かわいい犬部門:《やんちゃな犬

 やんちゃ感が表情とゴロンポーズから伝わってきて、なんともかわいいワンちゃんです。

 やんちゃだからついつい物を壊してしまう。そんなフレーバーが能力でも表現されていてナイスです。

かわいい猫部門:《猫の君主

 ロード能力を持つお上品でかわいい猫ちゃんです。

 おそらく貴族のマダムに飼われているんだろうなと勝手に想像しています。

 《猫の君主》も《やんちゃな犬》同様アーティファクトとエンチャントを破壊する能力を持っているので、おそらくやんちゃなんでしょうね。

カッコいい犬部門:《忠実な相棒、モーウー

 プレインズウォーカーのジアン・ヤングーの相棒。

 めっちゃムキムキで頼もしいワンちゃんです。

 ぜひとも《鳥獣保護区》や《ガヴォニーの居住区》でさらにムキムキにしたいですね。

カッコいい猫部門:《オレスコスの王、ブリマーズ

 この部門は候補が多くてすごく迷いました。

 その中でも猫界きってのイケメンと言えばやっぱり《オレスコスの王、ブリマーズ》様でしょう。

 カッコ良くて、お強い! もう惚れ惚れしちゃいます。

クロタカ

かわいかったり、カッコ良かったり、《離れられない二匹、リンとセリ》デッキはカードを見ているだけで楽しめるのがグッドですね。

新セットが発売されるたびにバージョンアップできる

 今後新セットが発売されるたびに、数種類の犬猫クリーチャーが増えると予想されます。

クロタカ

早速、近日発売予定の『Jumpstart』にも新しい犬クリーチャーが収録されています。

jumpstart_product.png

 今まで猫クリーチャーはコンスタントに数を増やしてきましたが、『基本セット2021』で新たに犬のクリーチャータイプが制定されたことで、これから犬クリーチャーもどんどん数を増やしていくんじゃないかなと思っています。

 そうなれば新セットが発売されるたびに《離れられない二匹、リンとセリ》デッキの採用候補が増えるので、飽きずに長く楽しむことができると思います。

クロタカ

離れられない二匹、リンとセリ》デッキはとても拡張性が高いデッキだと思っています。

※拡張性が高い…後から追加しやすい、変更しやすいという意味合いです

ピックアップカード

ティムールの剣歯虎

 《ティムールの剣歯虎》は自分がコントロールしているクリーチャーを手札に戻せる、このデッキのキーカードです。

 《離れられない二匹、リンとセリ》は手札に犬猫クリーチャーがいる時は、それを唱えて犬猫トークンを生成することができます。

 しかし、手札に犬猫クリーチャーがいなくなったら、その後は犬猫トークンを生成できなくなってしまいます。

 そんな時に《ティムールの剣歯虎》で戦場にいる犬猫クリーチャーを手札に戻して再度唱えれば、《離れられない二匹、リンとセリ》で再び犬猫トークンを生成できるようになります!

 この際、戦場に出た時に能力を誘発する(通称ETB能力)クリーチャーを手札に戻して唱えれば、再度ETB能力を誘発させることもできちゃいます!(《クァーサルの礫投げ》、《威厳あるカラカル》、《有徳の刃鍛冶、ナザーン》など)

 《白たてがみのライオン》も《ティムールの剣歯虎》と同じような用途で使うことができます。

 《白たてがみのライオン》は戦場に出た時に自分がコントロールしているクリーチャー1体を手札に戻すことができます。

 この能力で自身を手札に戻すことができるので、マナがあるだけ《白たてがみのライオン》を唱え続ければ、唱えた数だけ犬トークンを生成することができます。

クロタカ

さらに戦場に《聖戦士の進軍》があれば、《白たてがみのライオン》を唱えた数だけ自分がコントロールしているクリーチャーに+1/+1カウンターを置くことができます!

鋭い感覚》、《蛇の陰影

 《鋭い感覚》と《蛇の陰影》は、エンチャントしているクリーチャーが対戦相手にダメージを与えると1枚ドローできるオーラです。

 このオーラを《離れられない二匹、リンとセリ》につけて、起動型能力を使って対戦相手にダメージを与えれば、毎ターンドローすることができるようになります!

 《蛇の陰影》は族霊鎧で除去耐性も付与してくれるので、とてもありがたいです。

 二段攻撃を持つ《典雅な襲撃者》や《グリセルブランドの猟犬》に付ければ、戦闘ダメージを2回与えて2枚ドローするプチテクニックにも使えます。

クロタカ

鋭い感覚》のアートには昔から人気の猫クリーチャー「ミリー」が描かれています。ギャグ漫画っぽい表情が普段のアートとギャップがあって良いですね。
このデッキにも入っている《ウェザーライトの決闘者、ミリー》のアートでは、ちゃんとカッコいいポーズを決めています。

バジリスクの首輪

 《バジリスクの首輪》は装備しているクリーチャーに接死と絆魂を付与する装備品です。

 これを《離れられない二匹、リンとセリ》に装備して起動型能力でダメージを与えれば、通称「接死ティムコンボ」でどんなクリーチャーでも破壊することができます!

※破壊不能などのクリーチャーは破壊できません

クロタカ

バジリスクの首輪》のアートにはドアップでワンちゃんが描かれています。犬デッキの専用装備感が出ていてナイスですね。

 《バジリスクの首輪》は《タージ=ナールの剣鍛冶》などでサーチしてこれるので、結構決めやすいコンボです。

 なお、「接死ティムコンボ」を決めると対戦相手の統率者を含むどんなクリーチャーも破壊できるようになるので、かなりヘイトが上がります。

※ヘイト…プレイヤーが狙っている/プレイヤーから狙われている度合いを表す用語です

 「接死ティムコンボ」を使い過ぎると対戦相手から集中攻撃を受けたりするので、状況を見ながら慎重にプレイしたいところです。

デッキの回し方で意識するポイント

離れられない二匹、リンとセリ》を戦場に出してから犬猫クリーチャーを唱える

 なるべく犬猫クリーチャーを多く戦場に並べたいので、まずは《離れられない二匹、リンとセリ》を戦場に出しましょう。

 《離れられない二匹、リンとセリ》が戦場にいる状態で犬猫クリーチャーを唱えれば、追加で犬or猫トークンを生成できるので、犬猫クリーチャーの数を増やすことができます。

 このデッキには《魔力の墓所》などの通称マナアーティファクトや、《遥か見》などの土地加速カードを多く採用しているので、早ければ2〜3ターン目に《離れられない二匹、リンとセリ》をプレイすることができます。

クロタカ

魔力の墓所》は《倍増の季節》と同じく『ダブルマスターズ』に収録されています。
このデッキには他にも何枚か『ダブルマスターズ』に収録されているカードを採用しています。
『ダブルマスターズ』は統率者戦で有用なカードが多く収録されているので、これから統率者戦を始めようとしている方にとてもオススメのセットだと思っています。

///
離れられない二匹、リンとセリ》の起動型能力は慎重に使う

 《離れられない二匹、リンとセリ》の起動型能力は犬クリーチャーを多くコントロールしていると、かなりのダメージを与えることができるのでとても強力です。

 ただ強力がゆえにヘイトも上がりがちです。

(例えば《離れられない二匹、リンとセリ》と他に4体の犬がいれば5点のダメージを与えられるので、大抵の統率者を含むクリーチャーを破壊することができます)

 ヘイトが上がった結果、対戦相手から集中攻撃を受けて不利な状況になる場合は、あえて起動型能力を使わないのも一つの手です。

 そもそも起動型能力の{R}{G}{W},{T}というコストは軽過ぎるわけではないので、呪文をプレイした後だと起動コストのマナが残っていなかったりします。

 そんな時は《離れられない二匹、リンとセリ》で攻撃しちゃいましょう。

 攻撃すればタップ状態になるので起動型能力が起動できなくなります。そうすることでヘイトを下げることができるかもしれません。

犬猫クリーチャーで積極的に攻撃する

 対戦相手のライフを減らして、最後のとどめは《離れられない二匹、リンとセリ》の起動型能力でダメージを与えて勝利するのが、このデッキの王道プランです。

 《離れられない二匹、リンとセリ》の起動型能力以外にダメージを与える手段は戦闘ダメージしかないので、犬猫クリーチャーで積極的に攻撃していきましょう。

 このデッキには速攻を付与する《ヤヴィマヤの火》や、

 攻撃クリーチャーを強化する《世界の咆哮、アラーボ》、

 クリーチャーを強化する装備品《精霊信者の剣》、《ナザーンの槌》、《火と氷の剣》を採用しているので、

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 攻撃を仕掛けやすくなっています。

 苦手な飛行クリーチャーからの守りについては、《葉状地のフェリダー》でタップしたり、《イス卿の迷路》で戦闘ダメージを軽減したり、《忍び寄るレオニン》で攻撃を躊躇させて防げるようにしています。

クロタカ

このデッキには到達クリーチャーが1体(《クァーサルの礫投げ》)しか入っていないので(飛行クリーチャーは0)、まず飛行クリーチャーの攻撃を防ぐことができません。
なので飛行クリーチャーを多用してくるデッキに対しては、マークを強めにしていきましょう。

勝ちパターン紹介

ワンニャンを強化してオーバーラン!

 大量に並べたワンニャンたちで一斉攻撃して対戦相手を殴り倒す勝ちパターンです。

 《獣使いの昇天》は探索カウンターが7個以上置かれていると、自分がコントロールしているすべてのクリーチャーに+5/+5修整を付与するエンチャントです。

 このデッキはクリーチャーが大量に並ぶので、7体以上のクリーチャーで攻撃するという探索条件を割と簡単に達成することができます。

 もし戦場に《倍増の季節》があれば、《獣使いの昇天》のカウンターも倍置かれるので、4体の攻撃で探索条件を達成可能です。

 《タイタンの根本原理》は自分がコントロールしている全てのクリーチャーに+5/+5修整と先制攻撃、トランプル、絆魂を付与する豪快なオーバーランカードです。

クロタカ

獣使いの昇天》と《タイタンの根本原理》のアートには猫部族が描かれています。
猫デッキ専用の必殺技みたいで、このデッキにピッタリですね。

 《黄金のたてがみのジャザル》は攻撃クリーチャーの数だけ、自分がコントロールしているすべての攻撃クリーチャーに+X/+X修整を付与することができます。

 大量のワンニャンたちで攻撃している時にこの能力を起動すれば、驚異的なダメージを与えられます!

 また、《野生語りの帰還》は本家オーバーラン《踏み荒らし》同様、自分がコントロールしているすべてのクリーチャーに+3/+3修整を与えて大ダメージを叩き出せます。

クロタカ

これらオーバーラン系のカードを唱える前に《白の太陽の頂点》で猫トークンを大量に生成しておけば、さらに圧倒的なオーバーランを仕掛けることができます!

焦熱の解放》でスーパーリンセリビーム!

 《焦熱の解放》は自分がコントロールしている発生源が与えるダメージが3倍になる豪快なエンチャントです。

 《焦熱の解放》が戦場にある状態で《離れられない二匹、リンとセリ》の起動型能力を起動すると、犬の数×3の大ダメージを与えることができます。

 例えば《離れられない二匹、リンとセリ》と他に犬4体をコントロールしていれば、5の3倍で15点ものダメージを与えられます!

クロタカ

思わず「スーパーリンセリビーム!」と叫びたくなります!

 《焦熱の解放》は戦闘ダメージも3倍になるので、ワンニャンたちでオーバーランする時にも活躍するナイスフィニッシュカードです。

フェリダーの君主》で勝利!

 《フェリダーの君主》は自分のアップキープの開始時にライフが40点以上あると、そのままゲームに勝利できてしまうすごい能力を持った猫です。

 このデッキには《離れられない二匹、リンとセリ》を含めてライフを回復できるカードを多く採用しているので(《威厳あるカラカル》、《巫師の天啓》、《バジリスクの首輪》など)、《フェリダーの君主》の勝利条件を達成しやすくなっています。

クロタカ

犬猫クリーチャーは武闘派が多いので、《フェリダーの君主》のような変化球を出すと、対戦相手の意表を突いて驚かすことができると思います。


 今回の統率者戦デッキ紹介はこれでおしまいです。

 今後また新しいデッキやオススメカードを紹介していく予定です。

 それではまた、次回のコラムでお会いしましょう。お楽しみに!

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