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- ルール文書 -マジック基本セット2014 よくある質問集
マジック基本セット2014 よくある質問集
マット・タバック/Matt Tabak編、ローリー・チアーズ/Laurie Cheers、カーステン・ハージー/Carsten Haese、エリ・シフリン/Eli Shiffrin、ゾイ・ステフェンソン/Zoe Stephenson、ジス・ファン・オーメン/Thijs van Ommen協力
最終更新 2013年6月5日
よくある質問集は、マジック: ザ・ギャザリングの新しいセットのカードに関連する明確化や裁定を集めたものである。その目的は、新カードにおける新メカニズムや他カードとの関連によって必然的に発生する勘違いや混乱を明確にし、より楽しくプレイしてもらうことにある。今後のセットの発売に伴い、マジックのルールが改定され、ここでの情報が古いものになってしまう可能性がある。探している疑問が見つからない場合、Wizards.com/CustomerServiceにご連絡を。
このよくある質問集は2つの章に分かれており、それぞれが別の目的を持っている。
第1章(一般注釈)は、セット内の新しいメカニズムや概念について説明している。
第2章(カード別注釈)では、このセットのそれぞれのカードについて想定されるプレイヤーからの質問の中で、最も重要だったり一般的だったり不明瞭なものへの回答を記載している。カード別注釈の章に出ているカードについては、参照のために完全なルール・テキストを含んでいる。ただし、全てのカードが列記されているわけではない。
一般注釈
製品情報
「基本セット2014」は249枚のカードからなる(コモン101枚、アンコモン60枚、レア53枚、神話レア15枚、および基本土地20枚)。
プレリリース・イベント:2013年7月13日~14日
発売記念ウィークエンド:2013年7月19日~21日
ゲームデー:2013年8月10日~11日
基本セット2014は、その公式発売日から認定構築イベントで使用することができる。その発売日とは、2013年7月19日(金)である。その時点で、スタンダード・フォーマットで使用可能なカード・セットは以下の通りである。イニストラード、闇の隆盛、アヴァシンの帰還、基本セット2013、ラヴニカへの回帰、ギルド門侵犯、ドラゴンの迷路、基本セット2014。
Wizards.com/MagicFormatsから、全てのフォーマットと使用可能なカード・セットの一覧を確認できる。
Wizards.com/Locatorを用いて、お近くのイベントや店舗を検索できる。
再録テーマ:スリヴァー
基本セット2014では、スリヴァーのクリーチャー・タイプを持つクリーチャーが再録される。好評なこれらのクリーチャーは、あなたのコントロールしている他のスリヴァーと能力やパワー、タフネスのボーナスを共有することができる。
《風乗りスリヴァー》
- 以前のセットからのスリヴァーとは異なり、本セットのスリヴァーはあなたがコントロールするスリヴァー・クリーチャーにのみ影響する。これらはあなたの対戦相手のスリヴァーにはボーナスを付与しない。(以前のスリヴァーカードには変更はない。)
- あなたのコントロールするスリヴァーのクリーチャー・タイプを変更し、スリヴァーではなくなった場合、それは自分の能力の影響を受けなくなる。その能力はあなたのコントロールする他のスリヴァー・クリーチャーには引き続き影響する。
- スリヴァーが付与する能力およびパワー、タフネスの強化は累積する。しかし、飛行など2つ以上同時に持っていても追加の恩恵がない能力もある。
サイクル:大魔術師の杖
このセットにはアーティファクトのサイクルが存在する。それらはそれぞれ各色に属し、その属する色の魔法を唱えたり、その属する色の基本土地を戦場に出すことでライフを得ることができる。
- これらの各アーティファクトは、適切な基本土地タイプをチェックする。たとえば、《太陽の大魔術師の杖》の能力は、平地という名前を持つ土地だけではなく、平地というサブタイプを持つ土地があなたの戦場に出た場合に誘発する。
- ほとんどの基本でない土地は、たとえ色マナを生み出したとしても、基本土地タイプは持たない。たとえば、《アゾリウスのギルド門》は平地でもなければ島でもない。それがあなたのコントロール下で戦場に出ても、《太陽の大魔術師の杖》の能力は誘発しない。
- あなたが特定の色のカードのコピーを唱えた場合、対応する杖の能力が誘発する。しかし、あなたがそのコピーを唱えずにスタック上にある呪文をコピーした場合、誘発はしない。
再録カード・タイプ:プレインズウォーカー
プレインズウォーカーは、君の隣りでともに戦う強力な味方である。「プレインズウォーカーの唯一性ルール」(下記別項目を参照)を除いて、今回の発売においては、プレインズウォーカーのルールに変更は無い。
[0]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上から10枚のカードを自分の墓地に置く。
[-7]:望む数のプレイヤーを対象とする。それらのプレイヤーはそれぞれカードを20枚引く。
- プレインズウォーカーはパーマネントである。それはソーサリーを唱えられる時のみ唱えることができる。プレインズウォーカー呪文を解決するとき、それはあなたのコントロール下で戦場に出る。
- プレインズウォーカーはクリーチャーではない。クリーチャーに影響を与える呪文や能力の影響を受けない。
- プレインズウォーカーは忠誠度を持つ。プレインズウォーカーは、カードの右下に書かれた数値の数の忠誠カウンターが置かれた状態で戦場に出る。その能力を起動することにより、忠誠カウンターが増減することがある。プレインズウォーカーにダメージが与えられる場合、そこからそのダメージに等しい数の忠誠カウンターが取り除かれる。プレインズウォーカーの上に忠誠カウンターがなくなったら、それは状況起因処理でオーナーの墓地に置かれる。
- プレインズウォーカーはそれぞれ、「忠誠度能力」と呼ばれるいくつかの起動型能力を持っている。あなたがコントロールするプレインズウォーカーの能力は、あなたがソーサリーを唱えられる時で、かつそのターン中にそのプレインズウォーカーの忠誠度能力のいずれも起動していない場合にのみ起動できる。
- プレインズウォーカーの忠誠度能力を起動するためのコストは、数字が中に書かれている矢印で示されている。プラスの数字(「+1」等)が書かれている上向きの矢印は、その数の忠誠カウンターを置くことを意味する(「このプレインズウォーカーの上に忠誠カウンターを1個置く。」等)。マイナスの数字(「-7」等)が書かれている下向きの矢印は、その数の忠誠カウンターを取り除くことを意味する(「このプレインズウォーカーの上から忠誠カウンターを7個取り除く。」等)。ゼロ(「0」)と書かれたシンボルは、忠誠カウンターの増減を行わないことを意味する。(「このプレインズウォーカーの上に忠誠カウンターを0個置く。」)。
- コストが0の忠誠度能力を起動しても、そのプレインズウォーカーに置かれた忠誠カウンターの数は変わらない。
- マイナスの忠誠度コストを持つプレインズウォーカー能力は、少なくともその数の忠誠カウンターがそのプレインズウォーカーに置かれていないかぎり起動できない。
- プレインズウォーカーでは攻撃できない(プレインズウォーカーがクリーチャーになる効果が適用されている場合を除く)。しかし、それは攻撃を受けることがある。攻撃クリーチャーは、いずれかの対戦相手か、そのプレイヤーがコントロールするいずれかのプレインズウォーカーを攻撃することができる。これは攻撃クリーチャーの指定時に宣言する。
- 自分のプレインズウォーカーが攻撃されている場合、あなたはそれを通常通りブロックできる。
- プレインズウォーカーを攻撃しているクリーチャーがブロックされなかった場合、その戦闘ダメージはそのプレインズウォーカーに与えられる。プレインズウォーカーにダメージが与えられる場合、そこからそのダメージに等しい数の忠誠カウンターが取り除かれる。
- あなたがコントロールする発生源が戦闘ダメージ以外のダメージをいずれかの対戦相手に与える場合、代わりにあなたはその発生源からのダメージをその対戦相手がコントロールするいずれかのプレインズウォーカーに与えることができる。たとえば、あなたはプレインズウォーカーを《ショック》の対象にすることはできないが、対戦相手を《ショック》の対象にし、その《ショック》の解決の際に、《ショック》からの2点のダメージをその対戦相手がコントロールするプレインズウォーカーのうち1人に与えることができる。(このダメージを、プレイヤーとプレインズウォーカーとの間、あるいは複数のプレインズウォーカー間で分割することはできない。)《ショック》によりプレインズウォーカーにダメージを与えた場合、そこから忠誠カウンターが2個取り除かれる。
ルール変更:「プレインズウォーカーの唯一性ルール」
これまでは、戦場に出ている2体以上のプレインズウォーカーが共通のサブタイプ(「ジェイス」等)を持つ場合、それらはすべて状況起因処理でオーナーの墓地に置かれていた。このルールが変更される。新しいルールは以下のようになる:
704.5j 1人のプレイヤーが同じプレインズウォーカー・タイプを持つプレインズウォーカーを2体以上コントロールしている場合、そのプレイヤーはその中から1体を選び、残りをすべてオーナーの墓地に置く。これは「プレインズウォーカーの唯一性ルール」と呼ばれる。
ルール変更:「レジェンド・ルール」
「基本セット2014」には伝説のパーマネントは存在しないが、このセットと共に「レジェンド・ルール」も変更される。以前のルールでは、同じ名前の伝説のパーマネントが2つ以上同時に戦場に出ていた場合、それらをすべて状況起因処理でオーナーの墓地に置いていた。このルールは以下のように変更される:
704.5k 1人のプレイヤーが同じ名前を持つ伝説のパーマネントを2つ以上コントロールしている場合、そのプレイヤーはその中から1つを選び、残りをすべてオーナーの墓地に置く。これは「レジェンド・ルール」と呼ばれる。
新キーワード:破壊不能
破壊不能はすでに存在する能力を新たにキーワード化したものである。
{Tap}:あなたのマナ・プールに、好きな色1色のマナ1点を加える。
- ほとんどの場合、破壊不能がキーワード化することによる機能上の変更は無い。2つだけ例外がある:
- これまでは、パーマネントが呪文もしくは能力(《死への抵抗》など)の解決によってパーマネントが破壊されないようになった後に全ての能力を失っても、それは破壊されないままであった。それは「破壊されない」が能力ではなく、単にそのパーマネントがそういう性質を持つだけだったからである。今回、パーマネントは「破壊不能」という能力を得ることとなるので、能力を失う場合には他の能力と共にこの能力も失うこととなる。
- これまでは、パーマネントのグループが呪文もしくは能力(あなたのコントロールするクリーチャーが《根生まれの防衛》の影響を受けた場合など)の解決によって破壊されないようになった場合、呪文もしくは能力が解決した後にそのグループに加わったり戦場に出たパーマネントも破壊されないようになっていた。これは、パーマネントを「破壊されない」とする効果がそれらのパーマネントの特性を変えていないためである。今後は、呪文もしくは能力が解決した後に戦場に出た、もしくはあなたのコントロール下に入ったパーマネントは、破壊不能を得ることはない。なぜならそのパーマネントはそれを得る適切な時期にあなたのコントロール下になかったからである。
カード別注釈
アカデミーの略奪者がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたはカードを1枚捨ててもよい。そうした場合、カードを1枚引く。
- この能力は《アカデミーの略奪者》がいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたびに1回誘発する。ダメージの点数は問わない。
《漁る軟泥》
- この能力の解決時点で対象カードが不適正な対象になっていた場合、この能力は打ち消され、その効果は一切発生しない。《漁る軟泥》の上にカウンターは置かれず、あなたはライフを得ることもない。
- エンチャントが戦場に出るまで、この能力は誘発しない。たとえば、猫・トークンにエンチャントする目的で、適正な対象が無い状態でエンチャント(クリーチャー)を持つオーラを唱えることができないことを意味する。ただし、《アジャニに選ばれし者》自体はオーラの適正な対象となる。
- あなたが対戦相手または対戦相手がコントロールするパーマネントを対象にオーラを唱えた場合、それが戦場に出た時には、あなたがそのオーラをコントロールしていることとなる。《アジャニに選ばれし者》の能力は誘発する。
- そのトークンに適正にエンチャントできる場合のみ、あなたはオーラをトークンにつけてもよい。たとえば、戦場に出たエンチャントが「エンチャント(土地)」を持つオーラであった場合、それは移動しない。
- 誘発した能力が解決した時点でオーラとトークンがどちらも戦場にある場合のみ、あなたはオーラを猫・トークンにつけてもよい。能力が解決される前にオーラが戦場を離れた場合、それをトークンにつけることができない。能力が解決される前にトークンが戦場を離れた場合、オーラは移動しない。
《石角の詠唱者》
- 複数の警戒や絆魂能力があっても意味はない。通常は《石角の詠唱者》の能力を1ターンの間に2回以上起動しても意味はない。
あなたが唱える飛行を持つクリーチャー呪文は、それを唱えるためのコストが{1}少なくなる。
- 飛行を持たないクリーチャー呪文は、たとえ戦場に出て飛行を持つことになっても、それを唱えるためのコストは少なくならない。たとえば、あなたが《風乗りスリヴァー》をコントロールしている場合、他のスリヴァー呪文は戦場に出れば飛行を得ることができるが、それらの呪文を唱えるためのコストが{1}少なくなることはない。
- この能力は、飛行を持つクリーチャー呪文に必要な色マナの数を減らすことはできない。
《潮縛りの魔道士》
- あなたが《潮縛りの魔道士》が戦場に出た後からその能力が解決される前にそのコントロールを失った場合、対象としたクリーチャーはタップ状態になる。しかし、それはその他の効果の影響を受けず、そのコントローラーの次のアンタップ・ステップでは通常通りアンタップする。
- 他のプレイヤーが《潮縛りの魔道士》のコントロールを得た場合、アンタップさせない能力の影響を受けていたクリーチャーは、影響を受けなくなる。その後で《潮縛りの魔道士》のコントロールをもう一度得ても、やはり影響を受けない。
- 《潮縛りの魔道士》のコントローラーが、アンタップできなくなっているクリーチャーのコントロールを得た場合も、《潮縛りの魔道士》のコントローラーが変わらない限り、そのクリーチャーはアンタップしないままである。
- その能力は、すでにタップ状態のクリーチャーも対象にできる。その能力の解決時に対象としたクリーチャーがタップされている場合、そのクリーチャーはタップ状態のままとなり、そのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
《運命の扉》
あなたがそのタイプの呪文を1つ唱えるたび、運命の扉の上に蓄積カウンターを1個置く。
あなたがコントロールするそのタイプのクリーチャーは、運命の扉の上の蓄積カウンター1個につき+1/+1の修整を受ける。
- 人間やスリヴァーといったクリーチャー・タイプは、クリーチャーのタイプ行の横線の後に書かれている。アーティファクトはクリーチャー・タイプではない。ゴブリン・戦士のように、クリーチャーによっては2つ以上のクリーチャータイプを持つものもある。そのようなクリーチャーは、選ばれたクリーチャー・タイプがゴブリンまたは戦士であった場合、《運命の扉》の恩恵を受けることができる。
- あなたが選んだタイプのクリーチャー呪文を1つ唱えた場合、そのクリーチャーが戦場に出る前に《運命の扉》の上に蓄積カウンターを1個置く。そのクリーチャーはパワーとタフネスが強化された状態で戦場に出る。
《大型化》
- 対象となったクリーチャーが攻撃していて、防御プレイヤーがそれをブロックできるクリーチャーをコントロールしている場合、防御プレイヤーはブロック・クリーチャー指定ステップに、少なくとも1体のブロック・クリーチャーをそのクリーチャーに割り振らなければならない。
《影生まれの悪魔》
影生まれの悪魔が戦場に出たとき、デーモンでないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。
あなたのアップキープの開始時に、あなたの墓地にあるクリーチャー・カードが6枚未満の場合、クリーチャーを1体生け贄に捧げる。
- 《影生まれの悪魔》の戦場に出たときに誘発する能力は強制である。あなたが唯一のデーモンでないクリーチャーをコントロールしている場合、あなたはそれを対象として選ばなければならない。
- 最後の能力は、能力の誘発時にあなたの墓地にあるクリーチャー・カードが6枚未満かどうかをチェックする。6枚以上ある場合、能力は誘発しない。能力はその解決時点で再度チェックする。その時点で6枚以上ある場合、その能力は何もしない。
《影生まれの使徒》
{B},影生まれの使徒という名前のクリーチャーを6体生け贄に捧げる:あなたのライブラリーからデーモン・クリーチャー・カードを1枚探し、それを戦場に出す。その後あなたのライブラリーを切り直す。
- 《影生まれの使徒》の1つ目の能力は、あなたが「4枚制限」ルールだけを無視することを可能とする。フォーマットでの使用可否を無視できるわけではない。
- 6体のクリーチャーを生け贄に捧げて、この能力を起動する。その能力を起動するのに対応して、生け贄に捧げたいずれかの《影生まれの使徒》の能力を起動させることはできない。
- 必ずしも能力を起動した《影生まれの使徒》を生け贄に捧げる必要はない。他の6体の《影生まれの使徒》でも構わない。
飛行を持つクリーチャーが1体攻撃するたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。
- 飛行を持つクリーチャーを誰がコントロールしているのかや、そのクリーチャーがどのプレイヤーまたはプレインズウォーカーを攻撃するかは関係ない。
- 《風読みのスフィンクス》の能力は、それ自身が攻撃した場合も誘発する。
- 《風読みのスフィンクス》の能力が誘発するには、そのクリーチャーが攻撃クリーチャーとして指定された時点で飛行を持っている必要がある。たとえば、《訓練されたコンドル》(飛行と「訓練されたコンドルが攻撃するたび、あなたがコントロールする他のクリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで飛行を得る。」の能力を持つクリーチャー)および別の飛行を持たないクリーチャーが攻撃する場合、能力は1回のみ誘発する。
《家畜化》
あなたはエンチャントされているクリーチャーをコントロールする。
あなたの終了ステップの開始時に、エンチャントされているクリーチャーのパワーが4以上である場合、家畜化を生け贄に捧げる。
- 《家畜化》の誘発型能力は、エンチャントされたクリーチャーのパワーがあなたの終了ステップ開始時点で4以上かどうかをチェックする。そうでない場合、能力は一切誘発しない。能力はその解決時点で再度チェックする。その時点でクリーチャーのパワーが4以上でない場合、その能力は何もせず、《家畜化》も生け贄に捧げられない。
- 《家畜化》はパワーが4以上のクリーチャーを対象とし、エンチャントすることができる。エンチャントされたクリーチャーのパワーは、この誘発型能力が誘発時と解決時にのみチェックされる。
《雷の一撃》
- 《雷の一撃》は、先制攻撃または二段攻撃をすでに持つものも含め、どのクリーチャーでも対象とすることができる。(そのようなクリーチャーに影響した場合、単に+2/+0の修整を与えるだけとなる。)
- 先制攻撃を持たないクリーチャーが、先制攻撃の戦闘ダメージ・ステップにダメージを与えるよりも後で先制攻撃を得た場合にも、通常の戦闘ダメージ・ステップに戦闘ダメージを与えることを妨げることはない。それは通常通り、2回目の戦闘ダメージ・ステップでダメージを割り振って与えることができる。
《カロニアの大牙獣》
#訂正# カードには「カロニアのだいがじゅう」とふりがながあるが、通常「カロニアのおおきばじゅう」である。
カロニアのハイドラは+1/+1カウンターが4個置かれた状態で戦場に出る。
カロニアのハイドラが攻撃するたび、あなたがコントロールする各クリーチャーの上に置かれている+1/+1カウンターの数を2倍にする。
- クリーチャーの上に置かれた+1/+1カウンターの数を2倍にするには、クリーチャーの上に置かれている+1/+1カウンターの数を数え、それと同じ数のカウンターを置く。カウンターに影響する効果(《屍体屋の脅威》の能力によって生成されたものなど)によって、そのクリーチャーの上に最終的に置かれるカウンターの数が変更される場合もある。
《変わり谷》
{1}:ターン終了時まで、変わり谷はすべてのクリーチャー・タイプを持つ2/2のクリーチャーになる。これは土地でもある。
- 《変わり谷》がクリーチャーとなったが、そのコントローラーの最も近いターンの開始時からそのプレイヤーのコントロール下にいたのでない場合、その土地は攻撃できず、それをタップして起動する1つ目の能力も起動できない。
- クリーチャー・タイプの例としてはスリヴァー、ゴブリン、兵士などがある。クリーチャー・タイプは、クリーチャーのタイプ行の横棒の後に書かれている。
《ガラクの大軍》
あなたのライブラリーの一番上のカードを公開したままプレイする。
あなたのライブラリーの一番上のカードがクリーチャー・カードである場合、あなたはそれを唱えてもよい。(これはあなたがそのクリーチャー・カードを唱えることができるときにのみ行なえる。その呪文のコストは支払う必要がある。)
- 《ガラクの大軍》は通常、ライブラリーの一番上のカードがクリーチャー・カードであり、あなたのメイン・フェイズ中であり、スタックが空である場合は、それを唱えさせてくれる。そのクリーチャー・カードが瞬速を持っていた場合、たとえ対戦相手のターン中であっても、あなたはそれをインスタント・カードのように唱えることができる。
- あなたはその呪文の追加コストを含めた全コストを支払う必要がある。また、代替コストを支払うこともできる。
- あなたがあなたのライブラリーの一番上のカードを公開したままプレイしている状態で複数枚のカードを引く場合、カードを引く前に1枚ずつそのカードを公開する。
- あなたのライブラリーの一番上のカードは、あなたの手札にあるわけではない。よって、それを待機させたり、サイクリングしたり、捨てたり、その起動型能力を起動したりすることはできない。
- ライブラリーの一番上のカードが、呪文を唱えたり能力を起動したりする手順中に変わる場合、新たな一番上のカードは、呪文を唱えたり能力を起動したりする手順が終わるまで公開されない。
[0]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上から10枚のカードを自分の墓地に置く。
[-7]:望む数のプレイヤーを対象とする。それらのプレイヤーはそれぞれカードを20枚引く。
- 《記憶の熟達者、ジェイス》の1つ目の能力であなた自身を対象にした場合、まずカードを引き、その後にあなたのライブラリーの一番上のカードををあなたの墓地に置く。
- あなたが《記憶の熟達者、ジェイス》の1つ目の能力を起動した後、その解決時点でそのプレイヤーが不適正な対象になっていた場合、その能力は打ち消され、その効果は一切発生しない。よってカードを引くことはできない。
- 《記憶の熟達者、ジェイス》の3つ目の能力により、自分のライブラリーに残っているよりも多くのカードを引くことになったプレイヤーは、状況起因処理でゲームに敗北する。この能力によりすべてのプレイヤーがそのような事態になったら、ゲームは引き分けになる。
《鬼斬の聖騎士》
絆魂(このクリーチャーがダメージを与える場合、さらにあなたはその点数分のライフを得る。)
鬼斬の聖騎士は、あなたの対戦相手がコントロールする黒や赤の呪文の対象にならない。
《吸血鬼の大将軍》
- 《吸血鬼の大将軍》の能力を起動することで、それのための「再生の盾」が生成される。次にそのクリーチャーがそのターンで破壊される場合、再生の盾が代わりに消費される。これはそのクリーチャーが致死ダメージを与えられたか、あるいは接死を持つダメージの発生源にダメージを与えられたか、もしくは「破壊する」とある呪文または能力の影響を受けた場合にのみ効果がある。そのクリーチャーが墓地に置かれる(そのタフネスを0に減らす、または生け贄に捧げるなど)効果はそれを破壊するわけではないため、再生はそれを防ぐことはできない。再生の盾が使用されなかった場合、それはターンの終了と共に消滅する。
- 再生の盾を機能させるには、《吸血鬼の大将軍》が破壊される前に生成されなければならない。これは通常、その能力をブロック・クリーチャー指定ステップか、そのクリーチャーを破壊する呪文または能力に対応してに起動させることを意味する。
- エンチャントされたクリーチャーが同じ戦闘ダメージ・ステップ中に致死ダメージを受けた時と同時に接死を持つ発生源によるダメージが与えられた場合、1つの再生の盾でそれらをすべて防ぐことができる。
《凶暴な召喚》
このターン、あなたは次に唱えるクリーチャー・カードを、それが瞬速を持っているかのように唱えてもよい。その呪文は打ち消されない。そのクリーチャーは+1/+1カウンターが追加で1個置かれた状態で戦場に出る。
- あなたは、《凶暴な召喚》が解決した時にクリーチャー・カードを選ぶわけではない。それはあなたがそのターン中に唱える次のクリーチャー・カードに適用される。あなたが通常クリーチャー呪文を唱えるタイミングでそれを唱えたり、あなたの手札から以外の領域から唱えた場合でも同様である。
- 《凶暴な召喚》を続けて複数回唱えた場合、それはあなたが次に唱えるクリーチャー・カードに適用される。そのクリーチャーは、その唱えた数だけの+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に出る。
- 《凶暴な召喚》や関連するクリーチャー呪文を打ち消す呪文を唱えることは可能である。それは呪文を打ち消さないが、それが持つ追加的な効果は発生する。
《炬火の炎》
- ダメージの割り振りは、あなたが《炬火の炎》を唱えた時点で行うのであり、解決される時点ではない。対象にはそれぞれ少なくとも1点のダメージを割り振らなければならない。(つまり、呪文がスタックに乗った時点で、対象1つに3点のダメージを与えるか、対象1つに2点のダメージを与えもう1つの対象に1点のダメージを与えるか、3つの対象にそれぞれ1点のダメージを与えるかを選ぶことになる。)
- 《炬火の炎》でプレイヤー1人とそのプレイヤーがコントロールするプレインズウォーカーの両方にダメージを与えることはできない。
《巨森のハイドラ》
巨森のハイドラが死亡したとき、あなたは巨森のハイドラの上に置かれていた+1/+1カウンターの総数に等しい数の+1/+1カウンターを、あなたがコントロールする望む数のクリーチャーの上にあなたの好きなように割り振って置いてもよい。
- 《巨森のハイドラ》が死亡することで誘発される能力は、いずれのクリーチャーも対象としない。たとえば、あなたはカウンターをプロテクション(緑)を持つクリーチャーの上に置くことを選択できる。
- あなたは能力の解決時にカウンターの割り振りを選択する。
- 稀に、《巨森のハイドラ》の上にそのタフネスが0以下となるだけの-1/-1カウンターが置かれる場合が考えられる。この場合にも、その能力は-1/-1カウンターが置かれる前に《巨森のハイドラ》の上に置かれていた+1/+1カウンターと等しい数の+1/+1カウンターを割り振ることとなる。たとえば、《巨森のハイドラ》の上に+1/+1カウンターが2個、-1/-1カウンターが3個置かれている場合、+1/+1カウンター2個が割り振られる。
《クローン》
- 《クローン》の能力は選ばれたクリーチャーを対象としない。
- 《クローン》はコピー元のクリーチャーに書かれていることをそのままコピーするが、それ以上のことはない(詳しくは後述するが、クリーチャーが別の何かをコピーしていたり、トークンである場合を除く)。そのクリーチャーがタップ状態であるかアンタップ状態であるか、その上にカウンターが置かれているかどうか、オーラがつけられているかどうか、およびパワー、タフネス、タイプ、色などを変化させるコピー効果でない効果をコピーしない。
- 選ばれたクリーチャーのマナ・コストに{X}が含まれていた場合(《巨森のハイドラ》など)、Xは0である。
- 選ばれたクリーチャーが他の何かをコピーしている場合(たとえば、選ばれたクリーチャーが別の《クローン》である場合など)、あなたの《クローン》は選ばれたクリーチャーがコピーしているものとして戦場に出る。
- 選ばれたクリーチャーがトークンである場合、《クローン》はそのトークンを戦場に出した効果が記す元の特性をコピーする。トークンをコピーしていたとしても、《クローン》はトークンではない。
- コピーされたクリーチャーの戦場に出たときに誘発する能力は、《クローン》が戦場に出るときにも誘発する。選ばれたクリーチャーが持つ「[このクリーチャー]が戦場に出る際」あるいは「[このクリーチャー]は~の状態で戦場に出る」能力も機能する。
- 何らかの理由によって《クローン》が他のクリーチャーと同時に戦場に出る場合、《クローン》はそのクリーチャーのコピーにはなれない。あなたはすでに戦場に出ているクリーチャーしか選べない。
- あなたは何もコピーしないことを選んでもよい。その場合、《クローン》は0/0の多相の戦士・クリーチャーとして戦場に出るため、おそらく即座に墓地に置かれることになる。
《紅蓮術士の篭手》
- 《紅蓮術士の篭手》はダメージの発生源や受け手を変更しない。
- 発生源からのダメージがすべて軽減された場合(《無視》によってなど)、または発生源が0のダメージを与えた場合、発生源はダメージを与えていないため《紅蓮術士の篭手》の効果は適用されない。
- 複数のプレイヤー、またはパーマネントに同時にダメージが与えられる場合、それぞれに与えられるダメージは2点増加する。
[0]:あなたのライブラリーの一番上のカードを追放する。このターン、あなたはそれをプレイしてもよい。
[-7]:あなたのライブラリーの一番上から10枚のカードを追放する。これにより追放されたインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を選び、それを3回コピーする。あなたはそれらのコピーを、マナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
- この1つ目の能力の起動させるには、あなたはプレイヤーを対象として選はなければならないが、クリーチャーを対象に選ぶ必要はない。
- たとえダメージが軽減されたとしても、1つ目の能力の対象となったクリーチャーではブロックできない。
- 2つ目の能力によって追放されたカードは、表向きに追放される。それをプレイすることは、そのカードをプレイすることに関する通常のルールに従う。コストを支払わなければならないし、該当するタイミングのルールを守らなければならない。たとえば、それがクリーチャー・カードである場合、あなたはそれをあなたのメイン・フェイズ中で、スタックが空である時にしか唱えられない。
- 2つ目の能力を使って土地カードを追放した場合、あなたは土地プレイが残っている場合のみそれをプレイしてもよい。通常、これはあなたがそのターン中にまだ土地をプレイしなかった場合にのみ土地をプレイできることを意味する。
- 3つ目の能力の中で「これにより追放された」とは、その能力が解決したことにより追放されたカードのことを意味する。2つ目の能力や以前の3つ目の能力によって追放されたカードは含まない。
- 3つめの能力が解決されるとき、あなたは追放されたカードのコピーを作成し、追放領域から唱える。コピーのうち唱えるのは、0から3つまでいくつでもよい。カード自体は唱えられない。それは追放されたままとなる。
- 3つめの能力によるコピーを唱える際には、(ソーサリーといった)カード・タイプに基づくタイミングの制限は適用されない。「[この呪文]は戦闘中にのみ唱えられる」などの他の制限は適用される。
- あなたは「マナ・コストを支払うことなく」コピーをプレイしているため、コピーの代替コストを支払うことはできない。キッカー・コストのような追加コストを支払うことはできる。コピーに強制の追加コストがある場合、それを払わなければならない。
- コピーされたカードのマナ・コストに{X}が含まれる場合、そのコピーを唱える際にその値として0を選ばなければならない。
《敬虔な祈り》
《獣の代言者》
- 終了ステップの開始時に、あなたがビースト・クリーチャーをコントロールしていない場合、この能力はスタックから取り除かれ、何の効果もない。
[-3]:あなたは、あなたの手札にある緑のクリーチャー・カードを1枚戦場に出してもよい。
[-7]:あなたは「あなたがクリーチャー呪文を1つ唱えるたび、あなたのライブラリーからクリーチャー・カードを1枚探してもよい。そうしたなら、それを戦場に出し、その後あなたのライブラリーを切り直す。」を持つ紋章を得る。
- 2つ目の能力の解決時に、戦場に出す緑のカードをあなたが選ぶことになる。
- ガラクの紋章を得ている場合、あなたが探すクリーチャー・カードは唱えたクリーチャー呪文が解決する前に戦場に出される。戦場に出されたクリーチャー・カードは唱えられていないため、紋章の能力は再誘発しない。
《幻影の鎧》
エンチャントされているクリーチャーは+4/+4の修整を受ける。
エンチャントされているクリーチャーが呪文や能力の対象になったとき、幻影の鎧を生け贄に捧げる。
《原始の報奨》
あなたがクリーチャーでない呪文を1つ唱えるたび、あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それの上に+1/+1カウンターを3個置く。
土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは3点のライフを得る。
- 最後の能力は、あなたが土地をプレイする、もしくは何らかの理由(《荒野への突入》の能力など)により土地があなたのコントロール下で戦場に出た場合に誘発する。
《減縮》
- 《減縮》の解決時に戦場にいるクリーチャーのみが影響を受ける。
《工匠の呪詛》
あなたのアップキープの開始時に、エンチャントされている装備品がクリーチャーにつけられている場合、そのクリーチャーを破壊する。
- エンチャントされている装備品がクリーチャーにつけられているどうかのチェックは、あなたのアップキープ開始時に行われる。つけられていない場合、能力は誘発しない。つけられている場合、能力はその解決時点で再度チェックする。その時点でエンチャントされている装備品がクリーチャーにつけられていない場合、その能力は何もしない。
- この能力は、エンチャントされている装備品またはエンチャントされている装備品がつけられているクリーチャーのコントローラーのアップキープ開始時ではなく、《工匠の呪詛》のコントローラーのアップキープ開始時に誘発する。
- プレイヤーは《工匠の呪詛》がクリーチャーを破壊するのを防ぐために、装備品の装備コストを支払ってその装備を外すことはできない。
- 稀に、能力の解決時点でエンチャントされている装備品がつけられているクリーチャーが、能力誘発時につけられていたクリーチャーと異なる場合がある。その場合、能力が解決した時点で装備がつけられているクリーチャーが破壊される。
《荒廃唱え》
- 《荒廃唱え》の能力は、それを誘発させたエンチャント呪文よりも先に解決される。
- 《荒廃唱え》の能力が誘発したときにあなたがクリーチャーをコントロールしている唯一のプレイヤーであった場合、あなたは1体を対象としなければならない。ただし、あなたはそれが-2/-2の修整を受けることを選ばなくてもよい。
《荒野への突入》
- あなたがこれにより土地をを戦場に出した場合、それは土地のプレイとしては扱わない。あなたは自分のメイン・フェイズ中に、そのまま土地をプレイすることができる。
- それが土地カードでなかった場合、もしくはあなたがそれを戦場に出さないことを選んだ場合、それはライブラリーの一番上に残る。ほとんどの場合、それをあなたのドロー・ステップ中に引くことになる。
《古術師》
- インスタント呪文またはソーサリー呪文によって《古術師》が戦場に出た場合、あなたはそのカードを対象として選び、自分の手札に戻してもよい。
《古樹の誓い》
- 戦場に出たエンチャントが同時にクリーチャーでもあった場合、あなたはそれを《古樹の誓い》の能力の対象としてもよい。
《ゴブリンの外交官》
- そのクリーチャーがどのプレイヤーまたはプレインズウォーカーを攻撃するかは、各クリーチャーのコントローラーが決める。
- この能力の解決した後に戦場に出たクリーチャー(またはクリーチャーとなった非クリーチャー・パーマネント)も、この能力の影響を受け、可能なら攻撃しなければならない。
- そのクリーチャーのコントローラーの攻撃クリーチャー指定ステップの時点で、そのクリーチャーがタップ状態であるか、そのクリーチャーが「攻撃できない」という呪文や能力の影響を受けているか、あるいはそのターンの間続けてそのプレイヤーのコントロール下にない(そして速攻も持たない)場合、そのクリーチャーでは攻撃しない。クリーチャーが攻撃するために何らかのコストが必要な場合、そのコストの支払いが強制されることはないので、やはりクリーチャーでは攻撃しなくてもよい。
サイクロプスの暴君ではパワーが2以下のクリーチャーをブロックできない。
《祭壇の刈り取り》
カードを2枚引く。
- この呪文を唱えるためには、ちょうど1体のクリーチャーを生け贄に捧げる必要がある。クリーチャーを生け贄に捧げずにこの呪文を唱えることはできず、また2体以上のクリーチャーを生け贄に捧げることもできない。
- プレイヤーが対応できるのは、それが唱え終わり、コストの支払いが終わった後である。つまり、生け贄に捧げられるクリーチャーをその前に破壊することでこの呪文を唱えられないようにすることはできない。
- あなたがコントロールする人間・クリーチャーと同時に《ザスリッドの屍術師》が死亡した場合、その能力はそれぞれについて誘発する。
《執拗な死者》
- {1}{B}を支払うかどうかは、この能力の解決時に決定する。それを支払わないことを選択した場合、その後に再度機会を得ることはない。
- 別のプレイヤーがオーナーである《執拗な死者》のコントロールをあなたが得た状態でその《執拗な死者》が死亡した場合、あなたがその誘発型能力をコントロールすることとなる。しかし、あなたが{1}{B}を支払うことを選択した場合、それはそのオーナーのコントロール下で戦場に戻る。
《茨投スリヴァー》
- あなたが《茨投スリヴァー》を複数コントロールしている状態であなたがコントロールするスリヴァーが攻撃した場合、各能力はそれぞれ個別に誘発する。
《霜の壁》
霜の壁がクリーチャーを1体ブロックするたび、そのブロックされたクリーチャーはそれのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
- 《霜の壁》の誘発型能力はクリーチャーを追跡するが、それのコントローラーは追跡しない。そのクリーチャーのコントローラーの次のアンタップ・ステップが来る前にコントローラーが変わった場合、新しいコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
《霜のブレス》
- 《霜のブレス》の影響を受けたクリーチャーのコントローラーの次のアンタップ・ステップが来る前にコントローラーが変わった場合、新しいコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
- 《霜のブレス》はタップ状態のクリーチャーも対象にできる。《霜のブレス》の解決時に対象としたクリーチャーがタップされている場合、そのクリーチャーはタップ状態のままとなり、そのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
《収差スリヴァー》
- 戦闘中に《収差スリヴァー》が戦場を離れた場合、そのターン中にあなたのコントロール下で出て攻撃クリーチャーとなっているスリヴァー・クリーチャーは速攻を失うが、そのまま攻撃クリーチャーであり続ける。
《消耗品の弾幕》
- ダメージを与えるのは《消耗品の弾幕》であり、生け贄に捧げられたクリーチャーではない。また、そのクリーチャーが接死または絆魂を持っていたとしても、追加的な恩恵はない。
- 対象の選択はコストの支払い前となるため、能力の対象となるクリーチャーを選択した後にそのクリーチャーを生け贄に捧げることも可能である。能力は解決しようとする時点で打ち消され、ダメージは発生しない。
《神聖なる好意》
神聖なる好意が戦場に出たとき、あなたは3点のライフを得る。エンチャントされているクリーチャーは+1/+3の修整を受ける。
《新緑の安息所》
新緑の安息所が戦場に出たとき、あなたは2点のライフを得る。
あなたがマナを引き出す目的でエンチャントされている土地をタップするたび、それのコントローラーのマナ・プールに好きな色1色のマナ1点を加える(その土地が生み出すマナに追加される)。
#訂正# カードには「あなたが」と書かれているが、土地をタップするのがこのオーラのコントローラーでなくても誘発する。
《シヴの抱擁》
エンチャントされているクリーチャーは、+2/+2の修整を受けるとともに飛行を持つ。
{R}:エンチャントされているクリーチャーはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
- 《シヴの抱擁》のコントローラーのみが、その最後の能力を起動できる。それはエンチャントされているクリーチャーをコントロールしているプレイヤーとは異なっている場合もある。
- この起動型能力が解決される時点で《シヴの抱擁》がエンチャントしているクリーチャーが+1/+0の修整を得る。それはその能力が起動された時点で《シヴの抱擁》がエンチャントしていたクリーチャーとは異なる場合もある。
- この起動型能力が解決される時点で《シヴの抱擁》が戦場にない場合、それが戦場を離れた時にエンチャントしていたクリーチャーが+1/+0の修整を得る。
ジェイスの精神追いが戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは、自分のライブラリーの一番上から5枚のカードを自分の墓地に置く。あなたはその中にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
- あなたがこれによりインスタント呪文やソーサリー呪文を唱える場合、それは《ジェイスの精神追い》の能力が解決している間に行われる。それを唱えないことを選択した(または唱えられない)場合、その後にそれを唱える機会を得ることはない。
- 「その中にある」とは墓地に置かれているすべてのカードではなく、墓地に置かれた5枚のカードを意味する。
- これによりインスタント・カードかソーサリー・カードを唱えるとき、カードのタイプに基づくタイミングの制限は無視する。それ以外の、「[このカード]は戦闘中にのみ唱えられる」などの制限は適用される。
- あなたがカードを「それのマナ・コストを支払うことなく」カードを唱えた場合、あなたは超過コストのような代替コストを支払うことはできない。キッカー・コストのような追加コストを支払うことはできる。そのカードに強制の追加コストがある場合、それを払わなければならない。
- カードのマナ・コストに{X}が含まれる場合、その値は0になる。
- それら5枚のカードが墓地ではなく追放といった公開領域に置かれた場合(《安らかなる眠り》の能力によってなど)、あなたはその領域からインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を唱えることができる。
《地鳴りの踏みつけ》
- そのターン、《地鳴りの踏みつけ》が解決した後に飛行を失ったクリーチャーや戦場に出た飛行を持たないクリーチャーを含め、飛行を持たないクリーチャーでは一切ブロックできない。
《弱者狩り》
- あなたがコントロールするクリーチャーとあなたがコントロールしていないクリーチャーの両方を対象として選ばない限り、《弱者狩り》を唱えることはできない。
- 《弱者狩り》の解決時点で対象の片方が不適正な対象となっていた場合、どちらのクリーチャーもダメージを与えも受けもしない。
- 《弱者狩り》の解決時点であなたのコントロールするクリーチャーが不適正な対象となっていた場合、その上に+1/+1カウンターは置かない。そのクリーチャーが適正な対象であるが、あなたのコントロールしていないクリーチャーが不適正な対象であった場合、あなたのコントロールするクリーチャーの上に+1/+1カウンターを置く。
《呪文破》
- 代替コストや追加コスト、コストの増加や減少は点数で見たマナ・コストに影響しない。
- 対象となる呪文の点数で見たマナ・コストに{X}が含まれていた場合、《呪文破》のマナ・コストを決定する際にそのXに選ばれた値を当てはめる。たとえば、あなたがそのXの値が7である《溶岩噴火》(マナ・コストが{X}{R}{R}の呪文)を打ち消したい場合、あなたは《呪文破》のXの値に9を選び、{9}{U}を支払う。
《ストリオン共鳴体》
- 《ストリオン共鳴体》は、誘発しそれがスタック上にある誘発型能力を対象とする。
- このコピーの発生源は、元となる能力の発生源と同じである。
- その誘発型能力がモードを持つものであった場合(「以下のN個から1つを選ぶ――」の類の記述がある場合)、そのモードもコピーされ、変更することはできない。
- その誘発型能力が複数の対象に対してダメージを分配したり、カウンターを配分したりする(例えば《ボガーダンのヘルカイト》の能力など)場合、その対象の数と配分を変更することはできない。新たな対象を選ぶ場合、同じ数の対象を選ばなければならない。
- 誘発型能力が解決されたときに行われる選択は、それがコピーされたときには行われていない。その選択は、コピーの解決時に行われる。誘発型能力がコストを支払うことを要求する(たとえば、ラヴニカへの回帰ブロックの強請能力など)場合、あなたはそのコピーの分のコストも支払う。
- その誘発型能力が2つ目の能力と関連している場合、コピーされた誘発型能力も2つ目の能力と関連を持つ。2つ目の能力が「追放されたカード」を参照する場合、それは誘発型能力およびそのコピーによって追放されたすべてのカードを参照する。たとえば、《排他の儀式》の戦場に出たときに誘発する能力がコピーされて2つの土地でないパーマネントが追放された場合、プレイヤーはその追放されたいずれかのカードと同じ名前を持つ呪文を唱えることはできなくなる。
- 関連する能力についてのいくつかのケースでは、その能力が「追放されたカード」に関する情報を必要とするものもある。そうした場合、その能力は複数の回答を得ることとなる。これらの回答が可変の数を決定するのに使用される場合、その合計が使用される。たとえば、《精鋭秘儀術師》の戦場に出たときに誘発する能力がコピーされ、2つのカードが追放されたとする。《精鋭秘儀術師》の別の能力の起動コストは、2つのカードの点数で見たマナ・コストの合計である。その能力が解決される際、あなたは両方のカードのコピーを生成し、その中から0か1、または2つのコピーを好きな順番で唱えることができる。
《精鋭秘儀術師》
{X},{Tap}:その追放されたカードをコピーする。あなたはそのコピーを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。Xはその追放されたカードの点数で見たマナ・コストに等しい。
- 《精鋭秘儀術師》の能力の起動コストにあるXの値をあなたが選ぶわけではない。それはその追放されたインスタント・カードの点数で見たマナ・コストによって決められる。
- コピーは追放領域で生成され、そこから唱えられる。「[このカード]は戦闘中にのみ唱えられる」などの制限は適用される。
- 超過コストなどの代替コストを支払うことはできない。キッカー・コストのような追加コストを支払うことはできる。その呪文に強制の追加コストがある場合、それを払わなければならない。
- コピーされたカードのマナ・コストに{X}が含まれる場合、そのコピーを唱える際にその値として0を選ばなければならない。その{X}と《精鋭秘儀術師》の能力の起動コストにある{X}を混同しないこと。
- 分割カードを追放した場合、{X}は両半分の点数で見たマナ・コストの合計となる。ただし、コピーを唱える際には、そのいずれかの半分を選んで唱えなければならない。コピーを生成するたびに、別の半分を選んでコピーしてもよい。
- 《精鋭秘儀術師》が戦場を離れた場合、それ以降は追放されたカードをコピーすることはできなくなる。《精鋭秘儀術師》が再び戦場に戻った場合、あなたの手札から別のインスタント・カードを追放することができるが、その《精鋭秘儀術師》は最初に追放したカードとは何の関係もない別のパーマネントとなる。
《精神灼き》
対戦相手1人が白か青の、インスタント呪文かソーサリー呪文を1つ唱えるたび、精神灼きはそのプレイヤーに2点のダメージを与える。
- 《精神灼き》の能力は、対戦相手が白か青または両方のインスタント呪文かソーサリー呪文を1つ唱えるたびに誘発する。呪文が白であり青である場合、《精神灼き》の能力は1度しか誘発しない。
- 対戦相手が白か青のインスタント呪文またはソーサリー呪文をコピーして唱えた場合も(そのコピーされた呪文を直接スタック上に置くのとは対照的に)、この能力は誘発する。
《星霜の守護者》
クリーチャー1体があなたかあなたがコントロールするプレインズウォーカーを攻撃したとき、星霜の守護者が防衛を持っている場合、これは防衛を失いトランプルを得る。
- 《星霜の守護者》の誘発型能力の効果は、ターンが終わってもそのまま残る。それは永続的に防衛を失い、トランプルを得る。
- 《星霜の守護者》が一度防衛を失うと、クリーチャー1体があなたかあなたがコントロールするプレインズウォーカーを攻撃しても、(何らかの方法でそれが再び防衛を得ない限り)その誘発型能力は誘発しない。
《精霊への挑戦》
- あなたは《精霊への挑戦》の解決時に色1色を選ぶ。色が選ばれた後は、プレイヤーがそれに対応しようとしても手遅れである。
- 《精霊への挑戦》の解決時にあなたがコントロールしている白のクリーチャーのみがプロテクション能力を得る。その後にあなたがコントロールを得た白のクリーチャーは能力を得ない。
《急かし》
カードを1枚引く。
- あなたは、《急かし》が解決した時点で、ソーサリー・カードを選ぶわけではない。それはあなたがそのターン中に唱える次のソーサリー・カードに適用される。あなたが通常ソーサリー呪文を唱えるタイミングでそれを唱えたり、あなたの手札から以外の領域から唱えた場合でも同様である。
- 《急かし》を続けて2つ唱えた場合、それは両方ともあなたが次に唱えるソーサリー・カードに適用される。
- ソーサリー・カードのコピーを唱えても《急かし》の効果を「消費」しない。なぜならコピーはカードではないからである。
《センギアの吸血鬼》
このターン、センギアの吸血鬼によってダメージを与えられたクリーチャーが1体死亡するたび、センギアの吸血鬼の上に+1/+1カウンターを1個置く。
- クリーチャーが死亡するたびに、《センギアの吸血鬼》がそのターンの間にそのクリーチャーにダメージを与えていたかどうかをチェックする。ダメージを与えていた場合、《センギアの吸血鬼》の能力が誘発する。そのクリーチャーを誰がコントロールしていたか、そしてそのクリーチャーがどの墓地に置かれたかは考慮しない。
《先制スリヴァー》
- あなたがコントロールする他のスリヴァー・クリーチャーが先制攻撃によるダメージを与えた後に、通常の戦闘ダメージを与える前に《先制スリヴァー》が戦場を離れた場合、それらのスリヴァーは通常の戦闘ダメージを与えられない(他に二段攻撃を持つ理由がない限り)。
《漸増爆弾》
{Tap},漸増爆弾を生け贄に捧げる:点数で見たマナ・コストが漸増爆弾の上に置かれていた蓄積カウンターの総数に等しい土地でない各パーマネントを破壊する。
- パーマネントの点数で見たマナ・コストは、マナ・コスト欄(カードの右上)に書かれているマナ・シンボルによって算出される。点数で見たマナ・コストは、マナ・コストの色を無視した総点数と同じである。例えば、マナ・コストが{3}{U}{U}の場合、そのカードの点数でみたマナ・コストは5となる。
- パーマネントのマナ・コストに{X}が含まれていた場合、Xは0とする。
- 土地でないパーマネントの右上にマナ・シンボルが記載されていない場合(たとえば何もコピーしていないトークンなど)、それの点数で見たマナ・コストは0である。
- 何かをコピーしているトークンは、そのパーマネントの点数で見たマナ・コストを持つ。
- 《漸増爆弾》が生け贄に捧げられた時にその上に置かれた蓄積カウンターは、破壊される土地でないパーマネントを決定するのに使用される。
- 《漸増爆弾》の2つ目の能力は、《漸増爆弾》の上に置かれた蓄積カウンターの数と同じ点数で見たマナ・コストを持つ土地でないパーマネントのみを破壊する。誰がそれをコントロールしているかは関係ない。
- 《漸増爆弾》の上に蓄積カウンターが0個置かれた状態で《漸増爆弾》の2つ目の能力を起動した場合、それは点数で見たマナ・コストが0の土地でないパーマネントをそれぞれ破壊する。
《壮大な鯨》
壮大な鯨が攻撃するたび、防御プレイヤーがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。あなたはそれを、壮大な鯨が戦場を離れるまで追放してもよい。(そのクリーチャーはオーナーのコントロール下で戦場に戻る。)
- 《壮大な鯨》の誘発型能力は、攻撃クリーチャー指定ステップ中のブロック・クリーチャーが宣言される前に誘発し、解決する。
- 《壮大な鯨》の能力は、持続期間を持つ領域変更という、《忘却の輪》といった過去のカードを思い起こさせる新たな種類の能力を発生させる。ただし、《忘却の輪》とは異なり、《壮大な鯨》のようなカードは、能力の解決時にクリーチャーを追放する効果と《壮大な鯨》が戦場を離れた直後に追放されたカードを戦場に戻す効果という2つの単発的効果を引き起こす単一の能力を持つ。
- 《壮大な鯨》の誘発した能力が解決される前にそれが戦場を離れた場合、対象となったクリーチャーは追放されない。
- 追放されたクリーチャーにつけられているオーラは、そのオーナーの墓地に置かれる。追放されたクリーチャーにつけられている装備品は、つけられていない状態になって戦場に残る。追放されたクリーチャーの上に置かれているカウンターは消滅する。
- クリーチャー・トークンが追放された場合、それは消滅する。それは戦場には戻らない。
- 《壮大な鯨》が戦場を離れた直後に、 追放されたクリーチャーは戦場に戻る。この2つのイベントの間は、状況起因処理も含めて何も起こらない。この2体のクリーチャーが同時に戦場に存在することはない。たとえば、戻されるクリーチャーが《クローン》であった場合、それは《壮大な鯨》のコピーとして戦場に戻ることはできない。
- 多人数戦では、《壮大な鯨》のオーナーがゲームから離れた場合、追放されたクリーチャーは戦場に戻る。カードを戻す単発的効果はスタックに置かれる能力ではないため、それはスタック上にある離れたプレイヤーの呪文や能力と共に消滅はしない。
《大食のワーム》
- 《大食のワーム》の能力はターン中に得たライフをチェックするものであり、ターン開始時のあなたのライフの総量と比較してどうなったかをチェックするわけではない。たとえば、ターン開始時のあなたのライフが10点で、ターン中に6点のライフを得て、その後に6点のライフを失った場合、《大食のワーム》は+1/+1カウンターが6個置かれた状態で戦場に出る。
- 双頭巨人戦では、たとえチームのライフ総量が増加することになったとしても、チームメイトが得たライフはカウントされない。
《ただれたイモリ》
- あなたが《泥沼煎じの魔女》という名前を持つクリーチャーをコントロールしているかどうかのチェックは、誘発された能力が解決される時にのみに行われる。
《堕落》
- 何点のダメージを与えるかは、《堕落》の解決時にあなたがコントロールしている沼の総数を数えて決定する。
- 《堕落》は、あなたのコントロールする沼という名前を持つ土地だけではなく、沼というサブタイプを持つすべての土地を数える。
《血の儀式文》
- 《血の儀式文》はマナ能力ではなく、スタックを使用する。プレイヤーはそれに対応して呪文を唱えたり、能力を起動したりできる。
- 《血の儀式文》の解決時点でそのクリーチャーが不適正な対象になっていた場合、《血の儀式文》は打ち消され、その効果は一切発生しない。あなたのマナ・プールにマナは加わらない。
《チャンドラの憤慨》
- 《チャンドラの憤慨》はクリーチャーのみを対象とする。ダメージを与えられるプレイヤーは、《チャンドラの憤慨》の解決時に対象となるクリーチャーをコントロールしているプレイヤーである。
- 《チャンドラの憤慨》の解決時点でそのクリーチャーが不適正な対象になっていた場合、それは打ち消され、その効果は一切発生しない。したがって、ダメージが与えられることはない。
《沈黙》
- 《沈黙》は、あなたが《沈黙》を唱える前に対戦相手が唱えた呪文には影響しない。(つまり、遡って《取り消し》のように使うことhない。)また《沈黙》は、あなたが《沈黙》を唱えた後、《沈黙》が解決する前に対戦相手が呪文を唱えることを阻止しない。
- 《沈黙》は、あなたの対戦相手が呪文を唱えることを阻止するだけである。対戦相手は、手札にあるカードの能力(サイクリングなど)を含む能力を起動することができる。誘発型能力は通常通り機能し、土地をプレイすることなどもできる。
《集い》
- プレイヤーが何点のライフを得るかは、《集い》の解決時に戦場に出ているクリーチャーの総数を数えて決定する。
《剣の熾天使》
剣の熾天使に与えられるすべての戦闘ダメージを軽減する。
- 《剣の熾天使》がトランプルを持つクリーチャーをブロックした場合、そのクリーチャーのコントローラーは《剣の熾天使》に3点のダメージを割り振らなければならない(《剣の熾天使》が他のクリーチャーをブロックしておらず、ダメージを負っておらず、何もそのタフネスを変えていない場合)。残りは防御プレイヤーまたはプレインズウォーカーに割り振ることができる。
《テューンの大天使》
絆魂(このクリーチャーがダメージを与える場合、さらにあなたはその点数分のライフを得る。)
あなたがライフを得るたび、あなたがコントロールする各クリーチャーの上に+1/+1カウンターをそれぞれ1個置く。
- この能力は、《魂癒し人》によるライフ1点であろうが《不死の霊薬》によるライフ5点であろうが、ライフを得るイベントのたびに1度だけ誘発する。
- 絆魂を持つクリーチャー1体が戦闘ダメージを与えることは、単一のライフを得るイベントである。たとえば、絆魂を持つ2体のクリーチャーが同時に戦闘ダメージを与えた場合、《テューンの大天使》の能力は2度誘発する。しかし、絆魂を持つクリーチャー1体が複数のクリーチャーやプレイヤー、プレインズウォーカーに同時にダメージを与えた場合(それがトランプルを持っていた、もしくは2体以上のクリーチャーにブロックされた場合など)、この能力は1度しか誘発しない。
- 双頭巨人戦では、チームのライフ総量が増加していても、チームメイトがライフを得たことによってはこの能力は誘発しない。
《天界のほとばしり》
- 《天界のほとばしり》はプレイヤーのみを対象とする。クリーチャーは対象としない。呪禁やプロテクション(白)を持つクリーチャーをこの方法で生け贄に捧げる事ができる。
- プレイヤーがブロック・クリーチャーを生け贄に捧げた場合、それがブロックしていた攻撃クリーチャーはブロックされたままとなる。攻撃クリーチャーがトランプルを持っているか、別のクリーチャーによってブロックされているのでないかぎり、それは戦闘ダメージを与えることも割り振ることもない。
- クリーチャーは戦闘ステップの終了時まで、攻撃クリーチャーまたはブロック・クリーチャーであり続ける。《天界のほとばしり》を戦闘中、戦闘ダメージが与えられた後に唱えることは可能である。(具体的には、戦闘ダメージ・ステップ中または戦闘終了ステップ時)その場合、戦闘ダメージ・ステップで破壊されなかった攻撃クリーチャーやブロック・クリーチャーのみを生け贄に捧げられる。
《天使の協定》
- 《天使の協定》の能力はターン中に得たライフをチェックするものであり、ターン開始時のあなたのライフの総量と比較してどうなったかをチェックするわけではない。たとえば、ターン開始時のあなたのライフが10点で、ターン中に6点のライフを得て、その後に6点のライフを失った場合、能力は誘発する。
- 終了ステップの開始時に、あなたがライフを4点以上得ていない場合、能力は誘発しない。終了ステップ中にあなたがライフを得ても、能力は誘発しない。
- 双頭巨人戦では、チームのライフ総量が増加していても、チームメイトが得たライフはカウントされない。
《トロール皮》
エンチャントされているクリーチャーは、+2/+2の修整を受けるとともに「{1}{G}:このクリーチャーを再生する。」を持つ。(このターン、次にこのクリーチャーが破壊される場合、破壊されない。代わりに、それをタップし、それに与えられているダメージをすべて取り除き、それを戦闘から取り除く。)
- エンチャントされたクリーチャーに与えられた能力を起動することで、それのための「再生の盾」が生成される。次にそのクリーチャーがそのターンで破壊される場合、再生の盾が代わりに消費される。これはそのクリーチャーが致死ダメージを与えられたか、あるいは接死を持つダメージの発生源にダメージを与えられたか、もしくは「破壊する」とある呪文または能力の影響を受けた場合にのみ効果がある。そのクリーチャーが墓地に置かれる(そのタフネスを0に減らす、または生け贄に捧げるなど)効果は、それを破壊するわけではないため、再生はそれを防ぐことはできない。再生の盾が使用されなかった場合、それはターンの終了と共に消滅する。
- 再生の盾を機能させるには、それがエンチャントされたクリーチャーが破壊される前に生成されなければならない。これは通常、その能力をブロック・クリーチャー指定ステップか、そのクリーチャーを破壊する呪文または能力に対応してに起動させることを意味する。
- エンチャントされたクリーチャーが同じ戦闘ダメージ・ステップ中に致死ダメージを受けた時と同時に接死を持つ発生源によるダメージが与えられた場合、1つの再生の盾でそれらをすべて防ぐことができる。
- 《トロール皮》は、その再生の盾を生成する能力を起動する時にはクリーチャーにつけられている必要があるが、その後はたとえ《トロール皮》がそのクリーチャーにつけられていなくなった場合でも、再生の盾は生成されて効果を持ったまま残る。
《泥沼煎じの魔女》
- この能力を起動する際に、何のカードを探しているのかを宣言する必要はない。
- この起動型能力の解決時に、カードを1枚だけ戦場に置く。
《泥沼病》
エンチャントされているクリーチャーは、あなたがコントロールする沼1つにつき-1/-1の修整を受ける。
- 《泥沼病》の能力は、あなたのコントロールする沼という名前を持つ土地だけではなく、沼というサブタイプを持つすべての土地をすべて数える。
- この能力は、エンチャントされているクリーチャーのコントローラーではなく、《泥沼病》のコントローラーがコントロールしている沼の数を数える(それが別のプレイヤーである場合)。
- その効果は固定されておらず、あなたがコントロールする沼の数に応じて変化する。
《肉潰しの巨人》
- 適正な対象が存在しない場合、能力はスタックから取り除かれる。タフネスが2以下のクリーチャーがあなたがコントロールしているもの以外に存在しない場合、あなたはそれを対象として選ばなければならない。しかし、それを破壊しないことを選んでもよい。
- 能力の解決時点で対象としたクリーチャーのタフネスが3以上となっていた場合、能力は打ち消され、そのクリーチャーは破壊されない。
《反逆の行動》
- 《反逆の行動》は、アンタップ状態のものやあなたがすでにコントロールしているものも含め、どのクリーチャーでも対象とすることができる。
- いずれかのクリーチャーのコントロールを得たとしても、それについているオーラや装備品のコントロールは得られない。
- あなたが伝説のクリーチャーをコントロールしていて、同じ名前を持つ伝説のクリーチャーをコントロールを得た場合、あなたはその中から戦場に残す1つを選び、残りはすべてオーナーの墓地に置く。
《秘本掃き》
- 対象としたプレイヤーのライブラリーにあるカードが5枚より少ない場合、そのプレイヤーはそのライブラリーにあるすべてのカードを墓地に置く。
《憑依された板金鎧》
{0}:憑依された板金鎧はターン終了時まで、装備品ではない4/4のスピリット・アーティファクト・クリーチャーになる。この能力は、あなたがクリーチャーをコントロールしていないときにのみ起動できる。
装備{4}({4}:あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、これをつける。装備はソーサリーとしてのみ行う。)
- このクリーチャー化能力を起動させるには、あなたがクリーチャーをコントロールしていないことが必要であるが、この能力に対応して何らかの方法によりあなたがクリーチャーのコントロールを得たとしても、その解決を妨げることはない。
- 別の《憑依された板金鎧》の1つめの能力を起動したことに対応して《憑依された板金鎧》の1つ目の能力を起動させ、ターン終了まで両方ともクリーチャーとすることも可能である。
- 装備品でない状態で《憑依された板金鎧》の装備能力を起動することは可能だが、その能力は何の効果を持たない。《憑依された板金鎧》はいずれのクリーチャーにもつかない。
《不快な再誕》
《不死の霊薬》
- 《不死の霊薬》の能力の起動コストを支払った時点で、それが戦場を離れるわけではない。アンタップすることができれば、この能力自身に対応してその能力を複数回起動できる。
- 能力が解決される際、《不死の霊薬》がまだ戦場に残っている場合は、それを戦場からオーナーのライブラリーに加えて切り直す。
- 別のプレイヤーの《不死の霊薬》のコントロールを得て起動した場合、《不死の霊薬》をオーナーのライブラリーに加えて切り直し、あなたの墓地はあなたのライブラリーに加えて切り直す。影響されたライブラリーをそれぞれ切り直したのはあなたであるとみなされる(時間節約のために各プレイヤーが自分のライブラリーを切り直した場合であっても)。
- 《不死の霊薬》が能力の解決時にあなたの墓地にある場合、あなたは墓地をすべてライブラリーに加えて切り直すことになるため、いずれにしろ《不死の霊薬》もライブラリーに加えて切り直される。その時点で《不死の霊薬》が別のプレイヤーの墓地(そのプレイヤーがオーナーであったものをあなたがコントロールしていたときなど)を含む他の領域にある場合、それはその場所に残り、あなたはあなたの墓地のみをライブラリーに加えて切り直す。
《不滅》
エンチャントされているパーマネントは破壊不能を持つ。(「破壊する」と書かれた効果では、そのパーマネントは破壊されない。破壊不能を持つクリーチャーはダメージによって破壊されない。)
- エンチャントされているクリーチャーが致死ダメージを受けた場合、そのクリーチャーは破壊されないが、クリーチャーはそのダメージを負う。同じターンの間に、《不滅》がそのクリーチャーをエンチャントしていなくなった場合、そのクリーチャーは破壊不能を失い、破壊される。
《古きものの目覚め》
エンチャントされている山は速攻を持つ赤の7/7の巨人・クリーチャーである。それは土地でもある。
- 《古きものの目覚め》は、山という名前を持つ土地だけではなく、山というサブタイプを持つすべての土地にエンチャントできる。
- エンチャントされている山がその他にもカード・タイプやサブタイプを持っていた場合は、それも残る。それをタップすることで、あなたのマナ・プールに{R}を加えることもできる。それは土地またはクリーチャーに影響を与えるものの影響を受ける。
- これは戦場に出たクリーチャーとしては扱われない。山はすでに戦場におり、そのタイプを変化させただけである。
- エンチャントされている山が何らかの理由により山でなくなった場合、《古きものの目覚め》は状況起因処理によってそのオーナーの墓地に置かれる。
- エンチャントされている山のコピーは赤の7/7の巨人・クリーチャーにはならない。たとえば、基本土地の《山》に《古きものの目覚め》がエンチャントされている場合、そのクリーチャーのコピーは単に基本土地の《山》となる。
《不気味な帰還》
- このターンに戦場からいずれかの墓地に置かれた、いずれかのプレイヤーの墓地にあるクリーチャー・カードから1枚を選ぶことができる。捨てられたカードなど、他のいずれかの領域から墓地に置かれたクリーチャー・カードは対象として選ぶことはできない。
- 打ち消されたクリーチャー呪文は戦場に出ていないため、《不気味な帰還》の対象として選ぶことはできない。
《閉所恐怖症》
閉所恐怖症が戦場に出たとき、エンチャントされているクリーチャーをタップする。
エンチャントされているクリーチャーは、それのコントローラーのアンタップ・ステップにアンタップしない。
- エンチャントされているクリーチャーは、《反逆の行動》などの他の方法によってアンタップすることは可能である。
《胞子塚》
《放逐する僧侶》
- 《放逐する僧侶》の能力は、持続期間を持つ領域変更という、《忘却の輪》といった過去のカードを思い起こさせる新たな種類の能力を発生させる。ただし、《忘却の輪》とは異なり、《放逐する僧侶》のようなカードは、能力の解決時にクリーチャーを追放する効果と《放逐する僧侶》が戦場を離れた直後に追放されたカードを戦場に戻す効果という2つの単発的効果を引き起こす単一の能力を持つ。
- 《放逐する僧侶》の戦場に出たときに誘発する能力が解決される前にそれが戦場を離れた場合、対象となったクリーチャーは追放されない。
- 追放されたクリーチャーにつけられているオーラは、そのオーナーの墓地に置かれる。追放されたクリーチャーにつけられている装備品は、つけられていない状態になって戦場に残る。追放されたクリーチャーの上に置かれているカウンターは消滅する。
- クリーチャー・トークンが追放された場合、それは消滅する。それは戦場には戻らない。
*《放逐する僧侶》が戦場を離れた直後に、 追放されたクリーチャーは戦場に戻る。この2つのイベントの間は、状況起因処理も含めて何も起こらない。この2体のクリーチャーが同時に戦場に存在することはない。たとえば、戻されるクリーチャーが《クローン》であった場合、それは《放逐する僧侶》のコピーとして戦場に戻ることはできない。
- 多人数戦では、《放逐する僧侶》のオーナーがゲームから離れた場合、追放されたクリーチャーは戦場に戻る。カードを戻す単発的効果はスタックに置かれる能力ではないため、それはスタック上にある離れたプレイヤーの呪文や能力と共に消滅はしない。
《補強》
《骨鎌スリヴァー》
- あなたがコントロールする他のスリヴァー・クリーチャーが先制攻撃によるダメージを与えた後、通常の戦闘ダメージを与える前に《骨鎌スリヴァー》が戦場を離れた場合、それらのスリヴァーは通常の戦闘ダメージを与えられない(他に二段攻撃を持っていない限り)。
《巻物泥棒》
- この能力は《巻物泥棒》がいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたびに1回誘発する。ダメージの点数は問わない。
- この能力は強制である。解決したとき、あなたはカードを1枚引かなければならない。
《真面目な捧げ物》
《魔女跡追い》
対戦相手1人があなたのターンに青か黒の呪文を1つ唱えるたび、魔女跡追いの上に+1/+1カウンターを1個置く。
- カウンターは、対戦相手が唱えた呪文が解決する前に《魔女跡追い》の上に置かれる。
- 対戦相手があなたのターン中に青か黒のカードをコピーして唱えた場合(そのコピーされた呪文を直接スタック上に置くのとは対照的に)も、その能力は誘発する。コピーを生成する効果については、「唱える」という単語を確認すること。
《斑の猪》
- 攻撃またはブロックしている《斑の猪》をブロック・クリーチャー指定ステップに生け贄に捧げた場合、それは戦闘ダメージを与えない。戦闘ダメージ・ステップまで待って、《斑の猪》が致死ダメージを受けた場合、生け贄として捧げられる機会より前に破壊される。
マーフォークのスパイがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーは自分の手札からカードを1枚無作為に選んで公開する。
- 島渡りは、カード名が島である土地だけでなく、島という土地タイプを持つ土地にも有効である。
- この2つ目の能力は、《マーフォークのスパイ》がいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたびに1回誘発する。ダメージの点数は問わない。
- 2つ目の能力の解決後、公開されたカードはオーナーの手札で公開されなくなる。
- 次に《マーフォークのスパイ》が同じプレイヤーに戦闘ダメージを与えた場合、無作為に選んで公開されるカードは、以前と同じである場合もあれば、違う場合もある。
《水の召使い》
{U}:水の召使いはターン終了時まで-1/+1の修整を受ける。
- 《水の召使い》の2つ目の能力は、それによって 《水の召使い》のパワーが0以下になってしまうことになっても起動できる。《水の召使い》のパワーが0以下の場合、それ以降の修整を行う場合または別のクリーチャー(《激浪の刻み獣》など)のパワーをそれと同じにさせる場合を除き、それは0として扱われる。
《無視》
- 《無視》は何も対象としない。たとえば、あなたは呪禁を持つ発生源を選択することもできる。《無視》が解決される時点で、ダメージの発生源を選ぶ。
- 選んだ発生源がパーマネント呪文である場合、そのパーマネントがそのターンの間に与えるダメージもすべて軽減される。
《無法の槌角》
- 《無法の槌角》は、あなたが《獣の代言者》という名前のクリーチャーをコントロールしていても攻撃することができる。強制されることがないだけである。
- 《無法の槌角》は、あなたが《獣の代言者》という名前を持つクリーチャーをコントロールしているかどうかのチェックは、攻撃クリーチャー指定ステップの時点で行われる。その時点で《獣の代言者》をコントロールしていない場合、《無法の槌角》は可能なら攻撃する。
- そのクリーチャーのコントローラーの攻撃クリーチャー指定ステップの時点で、《無法の槌角》がタップ状態であるか、そのクリーチャーが「攻撃できない」という呪文や能力の影響を受けているか、あるいはそのターンの開始時から続けてそのプレイヤーのコントロール下にない(そして速攻も持たない)場合、そのクリーチャーでは攻撃しない。《無法の槌角》が攻撃するために何らかのコストが必要な場合、そのコストの支払いを強制されることはないので、《無法の槌角》で攻撃しなくてもよい。
《夢魔》
夢魔のパワーとタフネスは、それぞれあなたがコントロールする沼の総数に等しい。
- 《夢魔》のパワーとタフネスを決める能力は、戦場だけでなくすべての領域で機能する。
- 《夢魔》の能力は、あなたのコントロールする沼という名前を持つ土地だけではなく、沼というサブタイプを持つすべての土地をすべて数える。
[-3]:クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで飛行と二段攻撃を得る。
[-8]:白の2/2の猫・クリーチャー・トークンをX体戦場に出す。Xはあなたのライフの総量に等しい。
- あなたは対象を取らずに1つ目の能力を起動できる。その場合でも、その能力を起動したとき、《群れの統率者アジャニ》に忠誠カウンターを1個置くことになる。
- 戦場に出す猫・トークンの数は、3つ目の能力が解決されるときのあなたのライフの総量に等しい。
《燃え立つ大地》
- マナを引き出す目的で土地をタップするするとは、起動コストとして{T}を含む土地のマナ能力を起動させることである。
- この能力は、基本でない土地がマナを引き出す目的でタップされるたびに誘発する。それらの各能力はスタックに置かれ、別個に解決される。
- プレイヤーが呪文を唱える間や能力を起動する段階で基本でない土地がマナを引き出す目的でタップされた場合、《燃え立つ大地》の能力はその回数分だけ誘発し、そして待つ。プレイヤーが呪文を唱え終わるか能力が起動された後に、《燃え立つ大地》の誘発型能力は、スタックにあるそれらの上に置かれる。《燃え立つ大地》の能力が、最初に解決される。
- その一方で、プレイヤーはマナを引き出す目的で基本でない土地をタップし、《燃え立つ大地》の誘発された能力をスタックに置き、その後能力に対応してそのマナでインスタント呪文を唱えたり能力を起動したりすることもできる。その場合、インスタント呪文や起動された能力が先に解決する。
《野生の勘》
カードを2枚引く。
- カードを捨てるというのは追加コストであるため、手札に他のカードがない場合、《野生の勘》を唱えることはできない。
《野生の跳ね返り》
- 《野生の跳ね返り》は、対象を取るものに限らず、そのコントローラーがコントロールするあらゆるインスタントやソーサリー呪文を対象に(そしてコピー)できる。それのコントローラーが誰かは問わない。
- 《野生の跳ね返り》が解決されるとき、それは呪文のコピーを作成する。コピーをコントロールするのはあなたである。元の呪文のコントローラーは、引き続きその呪文をコントロールする。コピーはスタック上に生成されるため、「唱え」られることはない。よって、呪文を唱えたことによって誘発する能力は誘発しない。その後コピーは、プレイヤーが呪文を唱えたり能力を起動したりする機会を得た後、通常の呪文と同じように解決される。コピーは元の呪文より先に解決される。
- コピーは、あなたが新しい対象を選ばないかぎり、コピー元の呪文と同一の対象を持つ。新しい対象を選ぶ場合、その対象のうちの一部あるいは全部を変更しても良いし、しなくても良い。対象のうちの1つでも新たに適正なものを選べなければ、変更されないままになる(もとの対象が不適正であってもそのまま残る)。
- 《野生の跳ね返り》がコピーする元の呪文がモードを持つものであった場合(「以下のN個から1つを選ぶ――」の類の記述がある場合)、コピーは同じモードを持つ。異なるモードは選べない。
- 元の呪文に(《溶岩噴火》のように)唱える時点で決定されるXが含まれていた場合、コピーは同じXの値を持つ。
- コピーのための追加コストを支払うことを選ぶことはできない。ただし、元の呪文に、支払われた追加コストに基づく効果があった場合、コピーにも同じコストが払われていたかのようにその効果もコピーされる。たとえば、《投げ飛ばし》を唱えるために3/3クリーチャーを生け贄に捧げていた場合、これを《野生の跳ね返り》でコピーしたとしたら、生成された《投げ飛ばし》のコピーはその対象に3点のダメージを与える。
- そのコピーが「あなた」に影響を及ぼす場合、それは元の呪文のコントローラーではなく、そのコピーのコントローラーに影響を及ぼす。同様に、そのコピーが「対戦相手」に影響を及ぼす場合、元の呪文のコントローラーの対戦相手ではなく、コピーのコントローラーの対戦相手に影響を及ぼす。
《闇の好意》
闇の好意が戦場に出たとき、あなたは1点のライフを失う。
エンチャントされているクリーチャーは+3/+1の修整を受ける。
[-3]:クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+X/+X、または-X/-Xの修整を受ける。Xはあなたがコントロールする沼の総数に等しい。
[-6]:あなたは「あなたがコントロールする沼は『{Tap}:あなたのマナ・プールに{B}{B}{B}{B}を加える。』を持つ。」の紋章を得る。
- 《闇の領域のリリアナ》のそれぞれの能力は、沼という名前を持つ土地だけではなく、沼というサブタイプを持つすべての土地(または土地カード)を参照する。
- 《闇の領域のリリアナ》の1つ目の能力は、あなたのライブラリーに沼がなくても(あるいは沼を探したくなくても)起動できる。あなたは依然としてライブラリーを探して切り直す。
- 《闇の領域のリリアナ》の2つ目の能力を起動した時点では、あなたは対象とするクリーチャーを選択するだけである。そのクリーチャーが+X/+Xの修整を受けるか-X/-Xの修整を受けるかは、能力の解決時に選ぶ。Xの値はこの能力の解決時点であなたがコントロールしている沼の総数によって決定される。
- 《闇の領域のリリアナ》の紋章は、あなたがコントロールする沼が持つ他のいかなる能力も取り除かない。
《勇気の道》
あなたがコントロールする1体以上のクリーチャーが攻撃するたび、あなたは攻撃クリーチャーの総数に等しい点数のライフを得る。
- ゲーム開始時のあなたのライフの総量とは、ゲームを始めた時のライフの総量である。プレイしているフォーマットや、あなたの開始時のライフ総量に影響する事項(たとえば、初期ライフの点数を変更するヴァンガードなど)に留意すること。
- ほとんどのゲームでは、開始時のライフの総量は20点である。統率者戦では、開始時のライフの総量は40点である。双頭巨人戦では、《勇気の道》はあなたのチームのライフの総量を、ゲーム開始時のチームのライフの総量(30点)と比較する。
- 《勇気の道》の誘発型能力は、攻撃クリーチャーが指定された後で1回だけ誘発する。たとえば、あなたが5体のクリーチャーで攻撃した場合、あなたは単一のライフ獲得イベントとして5点のライフを獲得する。
- 攻撃クリーチャー指定ステップの後にクリーチャーが戦場に出た場合、あなたはそのクリーチャーを攻撃クリーチャーとして指定しなかったため、 《勇気の道》の能力は誘発しない。しかし、《勇気の道》の能力が解決される前にそれが戦場に出た場合、それは獲得できるライフ点数を算出するのにカウントされる。
《溶鉄の誕生》
- あなたがコイン投げに勝った場合、《溶鉄の誕生》はスタックから直接オーナーの手札に戻る。よって墓地に置かれることはない。
《陽動の達人》
- この能力は、ブロック・クリーチャーが指定される前に解決し、そのクリーチャーはタップ状態となる。
- 双頭巨人戦では、防御チームのプレイヤーがコントロールするクリーチャー1体を対象として選択することができる。
- 統率者戦を含むその他の多人数戦では、たとえあなたの他の攻撃クリーチャーが別のプレイヤーを攻撃していても、《陽動の達人》が攻撃している防御プレイヤーがコントロールするクリーチャーのみを対象として選択することができる。
《夜翼の影》
{1}{B}:夜翼の影はターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。
#訂正# カードには「よつばさのかげ」とふりがながあるが、通常「よるつばさのかげ」である。
《夜の群れの雄叫び》
- 戦場に置かれる狼の枚数は、《夜の群れの雄叫び》が解決したときにあなたがコントロールしている森の数に基づく。
- 《夜の群れの雄叫び》は、あなたのコントロールする森という名前を持つ土地だけではなく、森というサブタイプを持つすべての土地を数える。
《リリアナの肉裂き》
リリアナの肉裂きがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーはカードを1枚捨て、あなたは黒の2/2のゾンビ・クリーチャー・トークンを1体タップ状態で戦場に出す。
- 誘発された能力が解決した時にそのプレイヤーの手札にカードが無い場合でも、あなたは依然としてゾンビ・トークンを戦場に出す。
《林間隠れの斥候》
#訂正# カードには「りんかんがくれのせっこう」とふりがながあるが、通常「りんかんかくれのせっこう」である。
《ルートワラ》
- 《ルートワラ》の能力があるプレイヤーによって起動され、そのターンの間に別のプレイヤーがそのコントロールを得た場合、2人目のプレイヤーはそのターンの間にこの能力を起動することはできない。
《若き紅蓮術士》
- あなたが唱えたインスタント呪文またはソーサリー呪文の対象を選んだ後、それが解決する前にあなたはエレメンタル・トークンを戦場に出す。
ヴァルカスの災い魔か他のドラゴンが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。その戦場に出たクリーチャーは、それにX点のダメージを与える。Xはあなたがコントロールするドラゴンの総数に等しい。
{R}:ヴァルカスの災い魔はターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。
- 戦場に出たドラゴンが与えるダメージは、この能力が解決される時にあなたがコントロールしているドラゴンの数に基づく。
マジック:ザ・ギャザリング、マジック、ラヴニカ、イニストラード、闇の隆盛、アヴァシンの帰還、ラヴニカへの回帰、ギルド門侵犯、ドラゴンの迷路はアメリカおよびその他の国においてWizards of the Coast LLCの商標です。©2013 Wizards.